1000の眠歌   作:源 腐卵

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こんばんワイドショー

前回風間外科に潜入した鬼門達が出くわしたのはアトミックコーポレーション時期社長冴島参志郎だった。

しかし、参志郎は圧倒的人間で鬼門、安斎は恐怖に慄いた。参志郎とはいったい…

そして、安斎の言った事の意味とはついに明かさせる安斎の過去

どうなる第11話


安斎の過去

風間外科に行ってから3日が過ぎた。

 

安斎は意識を失い仲間の近藤さんに迎えに来てもらい何とかよかったものの…それから事務所には顔を出していない。

 

一方で、弍崎は毎日のように質問責めもううんざいだ。

今日も言ってきている。

 

「兄貴ってあんちゃんのこと好きなんすか?」

……

「兄貴なんであんなのことしたんすか?」

……

「兄貴に彼女出来るのは俺も嬉しいっすよ?でも〜あれでしょ人間は選ばないと〜言うても刑事すよ?大変すよ?」

……

「ねぇ?ねぇ〜?」

 

うるさい、うるさい、うるさい。

自分でもなんであんなことしたのか分かっていないのに人に説明出来るわけがない。

 

「状況が状況だったからだ。」

 

「結構流されやすいんすね〜もしかして俺来なかったら最後まで…なんて?エヘヘへ」

 

「気持ち悪いぞ」

 

「まー急に抱きしめられたあんちゃんも顔出し憎いのかもしれないしね〜もしかしたらあんちゃんもその気かもしれないし!」

 

ソファーに腰掛けコーヒーで口を濁す。

こいつは人絶対好きな人とか言ったらみんなに言いふらすタイプ。クラスに一人はいる奴なのだろう。

 

大体、弍崎はどうしてこんなに肩入れしてくるのかも不思議に思うが大体の検討は着く。

安斎を少し狙っていたのだろうだから、鬼門に突っかかったのだ。

 

頼むから辞めてくれ。

 

ガチャーーーー

不意に扉が開く。

 

「あのー前日は迷惑をお掛けしてもし訳ありませんでした。」

 

あれ?

以外にも普通に入ってきた安斎に戸惑いを隠せない二人

 

「あんちゃん大丈夫だったの?てか兄貴との…」

 

言わせてせてなるものかと弍崎の口を高速で閉じる。

 

「いいか…言ったら殺すからか…」

 

「あれ…あにき目が本気っすね…」

 

「何なんですか二人して風間外科では急に体調が悪くなってしまい二人にご迷惑を掛けましたよね?本当に不甲斐なく申し訳ありません。」

 

いやいや何でもないよと二人は戸惑いながら答え安斎を座らせる。

 

聞きたいのはもう決まってるあの時に言っていた『あいつが私の家族を』ことだった。

 

「なぁお前過去に何があったんだ?」

 

「え?どうしたんですか急に?」

 

「あ〜あんちゃん記憶レベル下がったんだね〜こりゃ大変だわ」

 

「どういう言うことですか?」

 

人間は出来事や物事を記憶するために脳を使う。

しかし、一定状態の錯乱、強打、興奮などにより記憶が飛ぶ事がある。錯乱や興奮で記憶が飛ぶことは人間よくあるが限度を超えれば話が難しくなる。

安斎の場合参志郎を見かける前から意識を失うまで2時間の事全てを忘れているため脳に相当なダメージをおっている事になるのだ。

それを弍崎は記憶レベルと言っている。

 

思いたぜないとなると質問をぶつけていくしかない。

参志郎に会ったこと、子供と遊んでいたこと、鬼門が助けたこと、一つ一つ潰して行くしかない。

 

ちなみに抱きしめたことは言ってない。

言うわけがなかろう。

 

「もういいや、お前家族殺されたのか?」

 

「はい?何でそれを知ってるんですか!」

 

「お前が言ってたんだよ」

 

「兄貴の腕の中で…ぐはっ!」

 

鬼門のグーパンが鼻に直撃する。

 

「痛いじゃないっすかあんちゃんにはあんなにあに…ぐはっ!」

 

鬼門のグーパンが鼻に直撃する。

 

「何なんですか二人とも!」

 

「お前が話さないからだろ?江渡さんに言われてた追ってる人物が参志郎だったとは驚きだけどな。」

 

「話が掴めないんですけど私の家族は確かに殺されてしまいましたけど何故参志郎さん…え?もしかしてそうなんですか!?」

 

急にあつくなり前かがみで鬼門を見つめてくる。

鬼門は視線を逸らさずにはいられない。

 

「意識レベルアップ…ぐはっ!」

 

「そうかどうかはまだ分からない。だから教えろ協力はするから」

 

安斎は深いため息を一回付き首を縦に降った。

ついに明かさせる安斎の過去に鬼門、弍崎は冷静に聞く努力をする。

 

「私の母は元々ジャーナリストで父は刑事でした。父が事件を追い母が世に伝えるそんな2人を私は見て私も憧れていました。しかし、私が小学生になった時に父と母は私を置いて消えてしまったんです。」

 

「マジかよ」

 

「それから私は親戚の家をたらい回しにされ汚い人間達をいっぱい見るようになって再確認したんです。両親は本当に心が綺麗な人達だったんだって。だから、ずっと探し続けて高校生になった時でした。手紙が来たんです。手紙には今までのことを謝る内容と現金そして、ここではない土地で一緒に暮らそうと…日にちと場所が…」

 

安斎は淡々と喋んっているが少し辛いのかどんどん言葉に詰まっていく。

 

「私は当然行きました…でも、そこには打たれた冷たくなった母と瀕死の父がいました。その時に見たんです…両親の血で真っ赤になったコートを着た男が去っていくのを…」

 

「おい」

 

「兄貴もしかして…」

 

「その後搬送されましたが両親は亡くなりました。だから私は両親の敵を取るために刑事になってそんな時江渡さんから声をかけられました。江渡さんと父は同期で仲が良かったらしいのでその関係で鬼門さんあなたとコンビを組むことになったんです。」

 

話終わり肩の力を下ろす。

 

「兄貴!もしかしたらあんちゃんの敵って兄貴の」

 

「有り得るだろな。ちょっとつながった。」

 

「そうなんですか?!」

 

「あーもしかしたら全ての黒幕って参志郎かもな…」

 

組織的な動きその黒幕は参志郎なのか。

 

確かめる必要があるな。

 

 

 

 

 

 

 

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