自我を手に入れた少女達の翼   作:わんたんめん

37 / 56
第35話 進撃、アイアンボトム・サウンド!!

「第1艦隊、帰還しました。」

 

司令室に戦果の報告をしにアリスがアイオワ達を伴って入室する。

 

「お疲れ様。どうでしたか?アリスの目から見て、彼女たちは?」

「そうですね。立ち回りや敵の艦載機に対する対処は演習の成果が出ていました。しかし、少々詰めが甘かったりする点もありましたね。」

 

ふむふむ、と頷く素ぶりをヒイロが見せる。その間、アイオワ達は不安気な顔をしていた。

 

「ありがとう。お疲れ様。初めての実戦で疲れただろうから、間宮さんのところに行って何か食べてくるといいよ。」

 

アイオワ達に向き直り、笑顔で伝えた言葉に驚きの表情をあげる吹雪達、

 

「な・・・何もないんですか!?」

「え、はい。そうですけど?」

 

吹雪から詰め寄られたのが予想外だったのか戸惑いの表情をあげるヒイロ、

 

「・・・もしかして、お、怒られたいんですか?皆さん、まさかのマゾヒスト・・・?」

 

困り顔のヒイロの勘違いに揃って顔を赤くする吹雪達、四人にさらに詰め寄られてヒイロは椅子の背もたれにもたれかかる

 

「そ、そうじゃないわよ!!ただ、私たちの失態について何か言うことはないのか、ってことなの!!」

 

叢雲にそこまで言われてヒイロは納得した顔をする。

 

「ああ、なるほど。それについては何もいいません。貴方がたはちゃんと生きて帰って来てくれました。それだけで私にとっては十分です。」

 

ヒイロが笑顔で言った言葉に吹雪達は言葉を失う。反面、アリスは少し反省したような表情を見せる。

 

「確かに・・せっかく生き延びたのにその場で説教のまがいのことは無粋でしたね。漣ちゃん、申し訳ないです。」

「え!?あ、いや、漣がミスをやらかしたのは事実だし・・!!」

 

漣がおどおどしながら、謝っているアリスに気にしていないというと身振り手振りで伝える。

 

「あの、提督は怒ったりしないんですか?」

 

五月雨の確認するような質問にヒイロは笑いながら答えた。

 

「怒ったりしませんよ。ミスは誰にでも、どんな時にでも、どのような場所でも起こすものでしょう。それは戦場でも、過言ではないです。だから、皆さんにはその場をどう切り抜けるかを最優先にしてほしいんです。反省はその状況を切り抜けてからでも構いませんし、任務に至っては二の次で構いません。ダメだと判断したらすぐさま退却しても私は気には留めませんよ。」

 

ヒイロがさも当たり前のように言った言葉に吹雪達だけでなく、アイオワとイントレピッドも驚愕の表情をあげた。

 

「貴方がたには自分の感情に従って欲しいんです。貴方がたは『艦娘』という生まれた瞬間から戦う運命を課せられた存在ではあるかもしれません。それでも、君たちにはそれ以外は意志や感情を持った『人間』と変わりはありません。だから、もう一度言いますが、自分の感情のままに戦ってください。君たちにはその権利があるはずです。」

 

執務室に沈黙が走る。ヒイロは喋りすぎたかな・・・と、気恥ずかしい思いをしながら、視線を書類に逃げるように移す。

 

「・・・アンタも一応、出撃したりするんだよね?」

「え、ええ、頻度はそう高くないとは思いますけど。」

 

叢雲にそう尋ねられ、とりあえず答えたヒイロ、

 

「なら、アンタもしっかり自分の感情に従いなさいよ。アンタは私達の提督であると同時に、一人の『人間』なんだからね。」

 

叢雲にそう言われると、ヒイロは軽く表情を緩めた。

 

「そう、ですね。その忠告、しっかりと覚えておきます。」

 

その言葉を聞き届けた吹雪達は表情を朗らかにした。

 

「それじゃあ、私達は間宮さんのところに行ってくるわ。あ、アイオワさん、あとで反省会みたいなの、やらない?」

「Sure!!いつでもOKよ。」

 

叢雲を先頭にアイオワ達は執務室から出て行った。

部屋に残されたのはヒイロとアリスと秘書艦である神通だけであった。

 

「やれやれ、一本取られてしまいました。」

「ブーメランを突きつけられてしまいましたね。」

 

表情を柔らかくしながら談笑するアリスとヒイロ。その様子を神通は静かに見つめていた。

 

(提督は、何より私達、艦娘の命を大事にしてくれている。吹雪さんに少し聞いた話だと、最初の秘書艦を選ぶ時、兵器だと言った五月雨さんを軽く諌めたそうだけど・・。)

 

「あの、提督。少し聞いてもいいですか?」

「ん?どうかしましたか?神通さん。」

「提督やアリスさんはこの戦争について、どう思ってますか?」

「・・・中々、唐突に言いますね。」

「ごめんなさい。提督のその命に関する持論を聞いて、少し気になってしまいまして。」

 

神通がヒイロ達がMSだったころの戦争の話を聞いたとき、正直に言って驚きを隠せなかった。

なぜなら、同じ人間なのに、宇宙に住んでいるか、地球に住んでいるかの些細な違いで戦争を起こしていたからだ。

 

「んー、正直に言って、まだわからないというのが正直な感想です。」

「と、言いますと?」

「深海棲艦はそもそも目的がわからない。何を持って人類に仇を成そうとするのか。かといって日本は現状、深海棲艦を押しとどめるのに精一杯でそれ以外に何もすることができない。」

「私も同意見です。現状はこの戦争がどう傾くのか、分かりません。」

「そう、ですか。」

「質問に応えられなくてごめんね。」

「いえ、いいんです。」

 

「それじゃあ、私もこれで。執務も程々にしてくださいよ。ヒイロ。」

 

アリスが執務室を出て行き、執務室にはペンを走らせる音しか聞こえなくなった。

 

「さて、私達も執務を手早く終わらせて、間宮さんの料理を頂くとしましょうか。」

「はい。提督。」

 

ヒイロと神通は宣言通りに執務を手早く済まし、間宮さんのところへ向かった。

 

翌日、ヒイロが起床し、執務室に立ちいると、大淀が執務室の中にちょうど入ってきているのが目に入った。

 

「あ、提督。大本営より、命令が下りました。」

「・・・内容は?」

 

ヒイロは気だるい顔をしながら執務室の席に着いた。内容は大方戦場に引っ張りだされるものだろうと予想がついていた。

 

「内容は、やはり提督達への作戦参加命令のようです。」

 

予想通りの命令にため息を吐くヒイロ、またか・・・と思いながらも大淀に続きを求めた。

 

「はい。・・・・っ!?これは・・。」

「ど、どうかしましたか?」

 

大淀が驚いた表情で固まっているのが気になり思わず声をかけるヒイロ。大淀は厳しい表情を浮かべ、電文の内容を伝える。

 

「あ、アイアンボトム・サウンドの攻略作戦への参加・・・です。」

「アイアンボトム・サウンド・・・?鉄底海峡という意味ですか?」

「ソロモン諸島のサボ島とガダルカナル島の間に存在する海峡のことです。あそこは一度は攻略が完了した海域なんですが・・。」

 

大淀はそこまで言うとそこから先は恐ろしいと言った表情を上げながら続きを述べた。

 

「実はその後深海棲艦に占領されてしまい、大本営は再び攻略作戦を発令し、部隊を送りこみました。しかしーー」

「しかし・・・?」

 

大淀は一度唾を飲み込むような音を喉から鳴らし、冷や汗を流しながら言った。

 

「部隊の大半が消息不明・・。かろうじて生き残った艦娘も顔を恐怖に染めながら、こう言ったようです。・・。」

「化け物がいる。一瞬、視界が光に包まれたと思ったらみんないなくなっていた、と。」

「化け物・・・ですか。」

「以降、大本営もしばらくはそこの海域の攻略を渋っていました。ですが、こうして攻略作戦を発令したと言うことは、本腰を入れ始めたと言うことでしょう。」

「これは・・・また大変な戦いになりそうです。」

 

ヒイロが達観しながら外を眺めていると、大淀はまだ続きがあったことに気づき、読み上げる。

 

「それと、今回の作戦は横須賀鎮守府と呉鎮守府、そして、我々、佐世保鎮守府の合同艦隊で作戦を遂行するとも書いてあります。」

「横須賀鎮守府の部隊も・・・?それだと無碍にはできませんね・・。しょうがない・・。」

 

ヒイロはため息を吐きながら、大淀に全艦娘を講堂に集めてほしいと伝え、執務室を後にした。

 

鎮守府にかけられた放送により、鎮守府内の艦娘達は続々と講堂に集まっていた。その中にアムロ達も例外ではなかった。

 

「全員を集めさせたということは、大方、また大規模作戦の発令か。」

「ま、前よりはマシだろ。一ヶ月経ってるしな。」

「ハイネ達がいた横須賀鎮守府の話?聞かせてよ。」

 

ハイネの横にいた『瑞鶴』が興味津々な様子で聞くとハイネは人差し指指一本立たせて、

 

「大規模な作戦が終わった後の一週間後にまた大規模作戦。どう思う?」

「うわっ・・キツ・・。」

 

ハイネの言葉に瑞鶴は若干引き気味の表情をあげる。

 

「アムロさん達は両方の作戦に出られたんですか?」

「ああ、一つ目の作戦はまだどうにかなったが、二つ目の作戦はかなり危ない戦況だったな。」

 

今度はアムロの隣にいた『翔鶴』がアムロに尋ねるとアムロから返ってきた返答に心配そうな表情をした。

 

「だ、大丈夫だったんですか?」

「大丈夫ではなかったら、今この場に私の姿はないだろう。」

 

「ったく、まだ朝メシも食ってないっうのに。朝っぱらから、なんなんだよ。」

「それはガロードの自業自得ではないのか?それにこれで何度目だ。朝は早く起きて入ればやれることも多くなるはずだと何回か言った気がするのだが。」

 

朝食を取れなかったらしいガロードが不機嫌な様子のようだ。一緒に講堂に入ってきた刹那がそれを諌めている。

 

「ご、ごもっとも・・だな。・・・はぁ・・・。」

 

刹那の言葉にぐうの音もでなくなるガロード、同時に腹の虫も鳴る。

見かねた刹那がとりあえず伝えた。

 

「まぁ、この集会が終わった後でも遅くはないと思うが・・。間宮がまだ作っているだろう。」

「・・・ま、別に構わねぇけどよ。」

 

そんな会話をしているガロードと刹那の会話に一人の人影が入り込んだ。セミショートの髪を団子状にし、そこからツインテールを下ろしている艦娘、『満潮』はガロードの前に立つと無言で何かを手渡してきた。

 

「ん?おお?満潮、どうしたんだ?これ?」

 

ガロードの視界に映り込んで来たのは一つのパンだ。ガロードがこのパンの出所を聞くと、満潮はそっぽを向きながら、

 

「ふ、ふん。たまたま後で食べようと思っていたけど、いらなくなったからあげるわ。」

「お、おう。サンキューな。」

 

有無を言わさないような雰囲気の満潮にガロードが戸惑いながらパンを受け取ろうとした時、刹那が言い放った。

 

「満潮、そういえばふと、思ったのだが。今日の朝食の時、余分にパンを受け取ってなかったか?まさかとは思うが、ガロードに手渡す「そ、そんなわけないわよ!!この馬鹿!!」

 

刹那の言葉をさえぎり、顔を真っ赤にさせた満潮は照れ隠しだと言わんばかりのスピードでガロードの口にパンを突っ込んだ。そして、そのまま走り去ってしまった。

満潮が走り去った後、口の中でモゴモゴさせていたパンを飲み込んだガロードはただ一言、呟いた。

 

「・・・なんだったんだ?今の。」

「・・・わからない。」

 

刹那も困惑気味でガロードのつぶやきに答えた。

 

「ガロード、何かありました?満潮さん、顔を真っ赤にして走っていってましたけど・・。」

 

一部始終を見ていたらしいフェネクスが尋ねたが変わらず、わからないの一点張りで通すしかなかったガロードであった。

とりあえずガロードの解答を聞いたフェネクスは軽くあたりを見回すと床に突っ伏しているキラが目に入る。ちょうど空いている席も付近にあったため、近くによることにした。

 

「キラさーん?何してるんですか?」

 

フェネクスがそう問いかけると、キラは疲れた表情でフェネクスを見あげた。

額には汗が流れていた。

 

「し、島風ちゃんとかけっこしてたんだけど・・。じ、自分の体力の無さを思い知ったよ・・。運動、定期的にしなくちゃ・・。」

 

時節はおよそ七月の初旬。そろそろ本格的に夏が始まる季節である。どうやらキラにはこの快晴での運動は堪えたらしい。

 

フェネクスはとりあえずちょうど講堂に入ってきたアリスに声をかけ、肩を借りることでキラを席につかせた。

 

しばらくすると講堂のステージにヒイロが上がって来た。それと同時に自然と艦娘達の声が止んだ。ふと気になったハイネがアムロに質問をする。

 

「そういえばヒイロって提督用の服、着ねぇんだな。あの白い軍服。一応あるんだろ?」

「大淀曰く、本人が着たがらないようだ。堅苦しいのは嫌いだと言っていたそうだ。」

 

艦娘達が立ち上がると同時に敬礼をする。一応、アムロ達も同じように敬礼をした。キラは満身創痍といった感じだったため、アリスが立たせなかった。

ヒイロは軽く敬礼を返すと艦娘達に座るように指示を促す。

 

「まずは朝早くから集まってもらってごめんなさい。まだご飯とか食べていない人もいそうなので、手短に済ませますね。」

 

艦娘達が座ったことを見届けたヒイロはまず早朝からの集会について謝罪を行った。

 

「早速本題に入らせてもらいますと、ここの鎮守府にアイアンボトム・サウンドへの攻略作戦への参加の指令が下りました。」

 

艦娘達の間でどよめきが起こる。ヒイロはその付近の戦いについては調べていなかったが、艦娘達の反応から余程大変な海域であったことは察することができた。

 

「本作戦では、横須賀、呉、そして、ここ佐世保の3鎮守府の合同で攻略することとなっています。ほかの鎮守府の艦娘と協力して、作戦海域内の深海棲艦を撃退、および撃破してください。」

「・・・3つの鎮守府合同の作戦、これはかなり激しい戦闘が予想できるな・・・。」

 

ヒイロの作戦の説明からアムロが作戦の激しさを予想した。

 

「それと、これは大淀さんから聞いた話ですが、この海域には『化け物』がいるとの噂話がありました。」

「化け物、か。いやに抽象的だ・・。」

 

刹那は化け物という言葉に対し苦い顔をした。

 

「所詮噂話だと思っている方も多いと思います。ですが、過去、この海域の攻略作戦を行った際、多数の艦娘が消息不明となっています。信憑性は高いと考えて間違いはないでしょう。各員はこのことを留意しつつ、本作戦に臨んでください。」

 

ヒイロの思ったとおり、噂話だと思っていたのが大半だったのか強張った表情に変わっていた。

 

「それでは、本作戦に出撃する艦娘を発表します。編成は連合艦隊で行くにあたって、旗艦は経験が豊富な長門さん、よろしくお願いします。」

「ああ、任された。その任務、必ず成功させるさ。」

 

長門の言葉にヒイロは頷きながら編成の続きを述べた。

 

「続いて、アイオワさん、および比叡さん、金剛さん、よろしくお願いします。」

「Meの出番ね!!任せて!!」

「わ、私ですか・・気合い!!入れて!!頑張ります!!」

「イエス!!ワタシの力、見せてあげるネー!!」

 

アイオワはサムズアップで答え、比叡は自分に発破をかけるように、金剛はヒイロにアピールするように答えた。

 

「そして、赤城さん、イントレピッドさん。艦隊の航空支援をよろしくお願いします。」

「一航戦、赤城、承りました。」

「わかったわ。任せて!!」

 

赤城は敬礼をしながら、イントレピッドは頷きながら答えた。

 

「続いて、第二艦隊。旗艦は北上さん、次いで大井さん、よろしくお願いします。48門の魚雷、その真髄、相手に叩き込んじゃってください。」

「しょうがないなー。頑張ろっか。大井っち。」

「はい!!北上さん!!頑張りましょう!!」

 

北上はあっけらかんとした態度で頷く。反面、大井は興奮気味、多分北上と一緒に出れることが嬉しいのだろう。

 

「古鷹さん。よろしくお願いします。いつも言っている重巡の力、今こそ見せる時です。」

「み、みんなの前で言わないでくださいー!!」

「おおっ、シャッターチャンス!!」

「と、撮らないでよ青葉ーー!!」

 

恥ずかしいがっている古鷹の顔を思わず手にもっていたカメラで激写する青葉。

その様子を微笑みながら見ているヒイロは編成の続きを述べる。

 

「最後に神通さんと島風ちゃん、それに深雪ちゃん。お願いします。」

「が、頑張ります。」

「はーい、頑張りまーす。」

「マジで!?やった!!」

 

緊張、平然、驚きといった三者三様の反応を見せる。ヒイロは深雪が確認するような視線を向けていたため、とりあえず、頷いておいた。

 

「それと、指令で私やアムロさん達も出撃することになっています。そのためしばらく鎮守府全体の指揮権を陸奥さん、貴方に一時的に譲渡します。」

「私?わかったわ。確認するけど、私だけなの?」

「いえ、補佐に加賀さんを回すつもりですが、よろしいですか?」

 

ヒイロが加賀に確認の目線を向ける。加賀は無表情で頷いた。

 

「分かりました。それで?どういったことをすればいいの?」

「内容としては、普段通りの遠征と警戒用の艦隊を定期的にだして頂ければ結構です。」

 

ヒイロの説明に陸奥と加賀は理解を示し、首を縦に振った。

それを見たヒイロは再び講堂全体に目を向ける。

 

「それじゃあ、連合艦隊の皆さんは2時間後まで出撃準備を整えて下さい。解散!!」

 

ヒイロが解散の声をあげると艦娘達は『了解!!』と敬礼をし、それぞれが為すべきことをしに講堂から出ていった。

 

ヒイロが壇上から降りるとアムロが待っていた。

 

「皆さん・・。どうかしました?」

「いや、化け物という単語が気になったんだが、何かもっと情報はないのかと思ってな。」

「すみません。私もそれに関してはさっぱりで・・。大淀さんも詳しくは知らないと・・。」」

「そうか・・。ならいいんだ。しかし、ほとんど情報のない状態で行動するのは危険だ。それは分かっているな?」

「ええ、分かっています。できれば私達の手に負える範囲で頼みたいですが・・。」

「そればかりはどうしようもあるまい。」

 

そして、2時間後、ヒイロ達を伴った佐世保鎮守府の艦隊は横須賀、呉の艦隊とのランデブーポイントへと向けて出発した。

 

「各員に通達します。」

 

ヒイロが突然、話し始めたことに驚き、艦隊の視線がヒイロに集中する。

 

「無理はしないように。生きることを最優先とし、皆で鎮守府に戻ってきましょう。」

 

その言葉に艦隊の皆が同調の意志を示す。その様子を感慨深い様子でヒイロは見た。

 

「頑張っても無理なものは無理ですしね。」

「おい!?それ最後に言うことかよ!?」

 

ヒイロの最後に言った言葉にハイネがツッコミ、艦隊の間で笑いが起こった。

 

 

 




突然入る劇場版編ですが、今回も楽しんで頂ければ幸いです^_^
・・・劇場版見なきゃ(小声)
作者はまだ劇場版見てないです(泣)気づいてたら上演期間が終わってたんや・・・。オリジナル要素が入ってるのはそのためだったりする。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。