「あ、あれは、戦闘・・ですか!?」
「そう考えるのが普通だろう!!」
ヒイロ達がいる島からおよそ数キロ、そこで二つの勢力が戦っていた。
否、もはや戦いと呼べるものではなかった。弱い者をいたぶり、逃げ惑う様子を見て楽しむ、一種の見せしめ。
全体的に黒い印象を覚える20近くの部隊がボロボロの6人ほどの艦娘と思われる部隊を追っていた。
「あれが、艦娘と深海棲艦・・!?」
「怨念、というのは納得が行くな・・。奴らからは、憎悪しか感じない・・!!」
「なんだよ・・あれ・・!?許さねえ・・許さねえぞ、深海棲艦!!」
「待てよガロード!!闇雲に突っ込んだら救えるもんも救えねぇぞ!!」
怒りに身を任せて突入しようとするガロードをハイネが取り押さえる。
「ガロード、気持ちは分かる。だが、ここで無闇に戦闘に介入すれば、混戦は必至だ。それに、こちらの優位性も失うことになる。そうだな、ヒイロ?」
「・・・現状、相手はこちらに気づいている様子は見受けられません。ですが、工夫もせずに攻撃しても、刹那の言う通り、こちらの有利を棒にふることになります。」
「じゃあ、どうすんだよ・・!!」
ヒイロは一間置いて、自分が咄嗟に考えた作戦を伝える。
「了解した。そのミッションプランで行こう。」
「ヒイロ、行けるの?」
「大丈夫です。私が造られたコンセプトは強襲離脱がメインですから。」
そういうと、ヒイロは今なお、生きようと戦っている艦娘らに目を向け、声をあげる。
「皆さん、行きますよ!!」
「「了解!!」」
ブースターを蒸し、再びに戦火に身を投じた。
近くに砲弾が着弾する。至近弾だろう。さっきからそればかり、運がいい、というより、
(遊ばれてんだろうな・・。)
いつもの遠征から帰ってくれば、そこに待っていたのは多数の深海棲艦が自分達の鎮守府を占拠していた。
咄嗟にお荷物になるであろう資材を投げ捨てて、今まで逃げてきたが、他の5人も含め、既に疲労は限界を超えている、燃料も補給をろくにしてないため、すっからかんにに等しい。
「天龍ちゃん・・前に島が・・・。」
「はっ、こんな状況でなきゃ、ありがたかったんだがな・・。」
後ろを見ると、自分達を見て、笑っている深海棲艦の顔が見えたが、怒りを沸かす気力もない。
「あ・・・流れ星・・?」
隊の一人がそんなことをいい、空を見ると、6つの流れ星が見えた。
その流れ星は
最期にいいものが観れたな、そんな風に思っていると、不自然だ。そんなことが頭に浮かぶ。理由を探していると。
「・・・流れ星は上に上がるものだったっけ・・?」
「っ・・!?そうりゃあそうだ!!じゃあ、アレはなんだよ・・!?」
「なんでも・・いいのです・・・。」
「
電と呼ばれた少女は流れ星を虚ろな目で見る。
「もしあれが本当に流れ星なら・・聞いて、欲しいのです・・!!」
「お願いなのです!!みんなを、助けてぇぇぇぇぇ!!!!」
叫んだ。ありったけの声で叫んだ。本当は心の中では分かっている。あれは、流れ星ではないと、これはただの気休めだと、だがそれは、本当に流れ星となるだろう。
それは、
『任務了解。これよりそちらの部隊を援護します!伏せて!!』
彼女の願いが叶うからだ。
流れ星から突如として放たれた山吹色の閃光は今まで自分達に攻撃してきた深海棲艦を飲み込み、大爆発を起こした。
爆風と閃光に必至に堪え、目を開くと、目の前に二人の女性がいた。
「動けるか?悪いが、まだ敵は残っている。今うちに退避するぞ。」
「ヒイロ!!後は頼むぞ!!」
言われるがままに、空を飛ぶ二人の女性について行く。一瞬、後ろに目をやると、自分達と深海棲艦の間に立ちはだかる人達がいた。
その人達は光る棒のようなものを構え、瞬く間に残った深海棲艦を倒していった。
「す・・すげぇ・・。」
「ヒイロのバスターライフルが想像以上に刺さったか。」
「あ、あの!!」
電は飛んでいる一人の女性、アムロと刹那に声をかける。
「なんだ?」
「あ、ありがとうございました!!」
精一杯の感謝のの気持ちを込めた礼をアムロと刹那は笑顔で答える。
「少し、恥ずかしいな。」
「だが、悪い気持ちはしないだろう?貴方も。」
「まぁ、そうだな。・・・刹那、島に戻ったら、持ってきて貰いたいものがあるだが、構わないか?」
「問題ないが、何を持ってくるんだ?」
「そうだな・・薄い緑色に修復の二文字が書かれたバケツだ。」
「・・・なんだ、それは?」
刹那の素直な感想にアムロはまぁ、仕方がないか、というような顔を浮かべた。
最近お気に入りが10件超えてとてもびっくりしています。
こんな駄文しか書けない自分ですが、これからも読んでいただけるとと幸いです!!
不明な点などがありましたら、遠慮なく聞いてください。できる限りお答えします。