やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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アルスDQさんとのコラボです。

第1部勢と第6部勢が再び石の海に挑みます。


第4章ー1 アルスDQさんとのコラボ 「はるのんとはちまんくんのストーン・オーシャン」
はちまんくんと八幡の融合


side異世界 比企谷八幡

 

清々しい朝、いつもの通り俺は陽乃と登校していた。

我ながら陽乃と登校していると本当に話題が尽きない。

そんないつもの朝だと思っていた…。

 

八幡「ん?何だアレは…」

 

歩道のど真ん中に落ちていた物…。奇妙なのは誰も気付いていないこと。見えていないのだろうか?

 

陽乃「八幡?どうしたの?」

 

八幡「いや、なぁ陽乃…あそこに何か落ちていないか?」

 

陽乃は目を皿のようにして俺が指さす所を見る。

 

陽乃「何も無いけど?」

 

俺にははっきり見える妙な物……いや、誤魔化すのは止めよう。ハッキリ言ってしまえば人のミイラのような…胴体みたいな物だった。

奇妙な物を見たらSPW財団まで…。

そんなキャッチフレーズを聞いたがあるのを頭の中でよぎったが、あまりにもオカルトじみていて信じる気にはならなかった。だから油断していた。

 

八幡「そんなことは無いだろ?ほら、ここにハッキリと……」

 

俺が気持ち悪いと思いながらもそれに手をかけたとき…

 

バチバチィ!

 

電気が走ったような感覚の後に、ミイラのような物は俺の中に入ってくる。

 

八幡「な、何だ…うわあぁぁぁぁぁ!」

 

陽乃「な、何!?八幡どうしたの!?ねぇ!」

 

頭の中に誰かの記憶が入り込んでくる!

 

??「俺は人間を辞めるぞ!ジョジョォー!」

 

??「ディオ…君が言うように僕と君は二人で一つ…奇妙な友情を感じるよ…」

 

何だ…この記憶は…

 

陽乃「今度はさっきみたいにはいかないよ!ウリャリャリャリャリャ!」

 

俺に刀を向けて素早い突きを突いてくる陽乃。

 

八幡(おー…怖い怖い)

 

それを余裕の表情で意地悪い顔をしながらも、されどその心は殺意をたぎらせ、幽霊みたいな物を操作する俺。

 

幽霊?「無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」

 

なんで?何で今くらいの陽乃と中学時代の俺が殺し合いみたいな事をやっているんだ?同い年だよな?

殺し合いは俺の勝利で終わり、陽乃を徹底的に痛め付けた俺は…仲間のリーゼントに頼んでその体を治療させる。リーゼントも幽霊持ちだ。

小町と一色いろは。後の連中はよくわからない。

そんな中、気を失っている陽乃を抱き抱え、俺は自分の幽霊で陽乃の額に付いている肉の芽と呼ばれる洗脳の物を抜く。

肉の芽から別の触手が伸びて俺に刺さろうとするが、超能力のような物でガードしている俺に触れた瞬間、煙となる。

そして、肉の芽を抜き去り、超能力でそれを消滅させる。

 

場面は切り替わり、刑務所のような場所。そこには悲惨な光景が広がっていた。右腕が無くなっている一色、膝から下が無くなっていた陽乃、右肩から先が消滅している知らない女性。何より酷かったのは…

 

小町「ごめんね、お兄ちゃん…。やられちゃったよ…。頑張ったんだけどね…小町はここまでみたい…」

 

小学生の時の小町。

でも、何だこの映像は…両腕と右足の爪先が欠損して今にも死にそうになっている小町…こんな場面は俺は知らない!

 

??『急げ……SPW財団に連絡を取れ…世界が終わる前に……』

 

八幡「お前は………誰だ……この記憶は……お前の記憶か………」

 

??『俺は……比企……いや、DIO……DIOだ』

 

八幡「急げ…とは?どういう…事だ」

 

DIO『アメリカのフロリダ州、GDstでこれから起きる事だ…さっきお前が見た映像は俺が自分の平行世界で四年前に体験し、実際に起こったこと…。同じ戦いが、これから起きる。このままだと…世界は終わる』

 

陽乃「八幡?どうしたの?誰と話してるの?しっかりして!八幡!」

 

陽乃が俺に呼び掛けるが、俺はそれどころじゃない。

段々と意識が遠退く。

 

DIO『生き残るのは…この世の真実だけだ…真実から出た真の行動は……決して滅びはしない……果たして、お前は…お前の本物は、滅びずにいることができるかな?この先にあるのはシンプルな、たったひとつの思想だけだ…理屈なんて何の役にも立たない、たったひとつだけのルール!『勝利して守り抜く』!滅びたくなければ、守り抜いて見せろ!この世界の比企谷八幡!』

 

薄れ行く意識の中、俺の中に入り込んだ自称DIOの声が響いた。この声は……俺の声?

 

 

side一色いろは(ジョジョ世界)

 

ヴァレンタイン「どジャアァ~ン!」

 

海浜幕張。わたしたちは消えてしまったハチ君の魂の欠片を追ってこの平行世界にやって来た。

知っているけれど知らない街。何度か経験があるけれど、この世界の幕張にもやはりSPW財団日本支部の本社ビルはない。だけど、わたしたちが出会い、思い出を作ってきたいくつかの場所も中途半端に存在する。

わたしたちがジョースター家と再会し、ハチ君が歴代ジョジョ達と…そしてわたしと激闘を繰り広げたホテルロイヤルオークラ…。

東京ワンニャンショーでストレイキャットのカマクラちゃんやホルス神のペットショップちゃんと出会った幕張メッセ。

ツェペリさんの転生である川崎さんや、シーザーさんの転生である大志くん、スージーの転生である京華ちゃんと再会した千葉マリンスタジアム…。

この幕張はどこを見渡してもハチ君やジョースター家の思い出がつまっている。例えわたし達の世界じゃあなくても…

 

徐倫「閣下……ありがとうございました」

 

ヴァレンタイン「構わない。八幡君は私にとっても大切な友人だ。彼の帰還は我が祖国の吉であるかという事とは別に、私個人として望んでいる事だ。むしろ、君達を平行世界に送り出すことしか出来ない私を許して欲しい」

 

閣下は感情を圧し殺すかのように無表情で言う。

 

エルメェス「閣下……失礼を承知で言わせて貰うぜ…ハッチを運命に晒しておきながら…」

 

徐倫「止めろエルメェス。閣下だって辛かったんだ。閣下は大統領として、個人の事を置いてでも国や世界の事を考えなくちゃあならない」

 

アナスイ「徐倫……」

 

ヴァレンタイン「感謝する。空条徐倫……八幡君を必ず助け出してくれ。私はジョセフ・ジョースター卿、空条承太郎会長、東方仗助代表、ジョルノ・ジョバァーナ代表もそれぞれの世界へ送らねばならない。これで失礼させてもらおう」

 

わたしは一歩踏み出して閣下の前に出る。

 

いろは「閣下。他のみんなを…よろしくお願いいたします。みんなも必ずハチ君の魂を持ち帰ってくれるとわたしは信じていますから…」

 

ヴァレンタイン「頼む。八幡君を救える鍵は真に八幡君と強い絆で結ばれた比企谷小町くん、静・ジョースター副代表、東方仗助代表、雪ノ下陽乃くん……そしてエリナ・ジョースターの転生である一色いろはくん…君達にかかっている」

 

いろは「わかっています。ありがとうございました」

 

ヴァレンタイン「オペレーション、リゲイン・ジェムスーン・ザ・ワールド……その成功を祈る。奇しくもこの世界は、あのオペレーション・クリスタル・クルセイダーズがなされた時代だ。作戦の失敗はこの世界が…宇宙レベルで終わる事を意味する。急いだ方が良いだろう」

 

クリスタル・クルセイダーズの時代。

わたしは隣に立つ空条先生…いえ、徐倫を見る。

クリスタル・クルセイダーズ…プッチの天国計画を止める為に結成された今のアーシスの前身組織…。アメリカのフロリダにあるGDst重警備刑務所に収監された徐倫と、記憶とスタンドを奪われた承太郎を助けに行ったあの戦いが起きた時代…。4年が経った今でも、夢に出てくる辛く、何度も死にそうになったあれが…。

(第2章参照)

 

いろは「わかりました。ハチ君の魂を回収し、可能ならばこの世界のオーバーヘブンを止めてみせます」

 

ヴァレンタイン「そこまでする必要はないのだがね?」

 

いろは「いえ、ハチ君ならば絶対にそうします。一条承一郎(GIOGIO先生の「ジョジョの奇妙な冒険ー五人目のDIOの息子ー」より参戦した第2章のもう一人の主人公)がそうしたように…」

 

ヴァレンタイン「………そうだな。この世界の私にも連絡は入れてある。自分の世界の事だ。力になるよう連絡をしておこう。では健闘を祈る。どジャアァン!」

 

アメリカの国旗に包まれ、アメリカ大統領ファニー・ヴァレンタイン閣下は元の世界に帰っていった。

マチちゃんやジョジョちゃん、仗助、ハルさんをそれぞれの世界に送るために…。

 

ここは…基本世界に近く、だけど確実に基本世界と違う場所。

わたし達にとっては過去の世界。そして……鬼門となる時代。

わたし、陽乃さん、マチちゃんが死にかけ、ハチ君が何度もDIOの元部下達に狙われた時代。だけど、わたしたちの世界はまだ良い方だ。世界を守れたんだから。

本当の基本世界ではプッチを止められず、世界が一巡をして滅びた。それが真の基本世界なのだから。

 

わたしはわたしの魂の中にある、ハチ君の魂の欠片に集中する。この世界に飛んできたハチ君の魂の欠片と惹かれ合い、わたしたちを導いてくれるはずだ。空条先生…いえ、徐倫も同じように集中する。鍵はわたしたち幼なじみとハルさん、そして歴代ジョジョ達にある。

 

戸塚「八幡…どこにいるの?僕はまた救えなかった…前世のスピードワゴンの時のように…助けてあげたかった…力になるって誓ったのに!今度こそ…今度こそ力になるんだ!」

 

沙希「あたしもだよ。予言を知っておきながら、ジョジョを…比企谷を救えなかった…うっかりツェペリ…略してウッペリか…」

 

いろは「スピードワゴンもツェペリさんも止めて下さい!みんなは…みんなは悪くないじゃあないですか!悪いのは柱の一族を狂わせたアンチ知的生命体のスタンドじゃあないですか!全てはウルフスが悪いんです!」

 

何で…何でこうなるの?あの憎かったディオだって…神によって操られた運命の手駒だった。ジョナサンとディオが融合してハチ君となった今でも…。

 

仗助『神がいるなら教えてくれよ!なんでいつまでも八幡は前世の事で苦しまなくちゃあならないんだよ!いつまで罪を償わなくちゃならないんだ!バカ野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

 

ハチ君の魂が千葉村で聖なる遺体となって消えとき、号泣しながら叫んだ仗助の言葉。本当にそう思う。ハチ君はいつまで運命の歯車に囚われなければならないのだろう。

また涙が溢れそうになったとき、魂の共鳴があった。

見つけた!ハチ君の魂の欠片が近くにある!

 

徐倫「イーハ!」

 

いろは「徐倫も見つけたんですね?ハチ君の魂を…」

 

徐倫「………何の因果だろうね。ハッチの魂の欠片があるのは…」

 

いろは「わたし達の世界ではSPW財団の日本支部がある場所……あそこが病院だなんて……みなさん。行きますよ?ハチ君を助けに…」

 

戸塚「僕はいつも傍観だった…なにも出来なかった…なにもしてやれなかった…。でも、今度は…今度だけは…僕は…ジョースターさんや八幡の足手まといになるためについてきたんじゃあない!絶対に助けるよ!八幡!」

 

沙希「人間讃歌は「勇気」の讃歌。人間のすばらしさは勇気のすばらしさ。厳しい北風は気骨あるしたたかなバイキングを生んだ。今度はあたしの番だ…あたしの勇気がバイキングとなって比企谷を救うんだ…」

 

アナスイ「八幡…君はあの腐った瞳を忌避していた。だけどそれがいいんだ。君が腐っていると言っていたあの瞳が…あの瞳でもっと見つめてほしい。あの瞳で…もっと君に…」

 

エルメェス「借りは返すよハッチ。叫び声を上げろ。たっぷりと「助け」を呼ぶんだ…スポーツマックスとは違って聞いてもらえるのはゴキブリとドブネズミどもじゃあねぇ!てめえはどぶの中から這い上がらなくちゃあなんねぇんだ。オメェが次にあげるべきは苦しみや悲しみの悲鳴じゃあない!どうせあげるなら嬉しい悲鳴を上げてみろォォ!オメェはボッチなんかじゃあねぇぞ!ハッチぃ!」

 

徐倫「ホワイトスネイクに近づくためなら何だってやるぞ…ドブ水だってすすってやるし誰よりも強くなる…もちろんあたしは星を見るわ…父に会うまで…星の光を見ていたい。

多分、この世界のあたしがこれから言う、かつてはあたしが言った言葉を、もう一度言うわ。

あんたの魂に近づくためなら何だってやるぞ…ドブ水だってすすってやるし誰よりも強くなる…もちろんあたしは世界の原石を見るわ…ハッチに会うまで…みんなで磨いた原石が…宝石となった輝きを見ていたい」

 

みんながそれぞれの決意を口にする。

 

いろは「わたくしはいったいどんな事態が起こっているのかわかりません…だって…想像をこえていて 泣けばいいのか叫べばいいのかそれとも気を失えばいいのかわからないのですもの…

かつてジョナサンが死ぬときにわたしが…エリナ・ジョースターが口にした嘆きの悲鳴。だけど、今のわたしは嘆くだけの弱かったエリナ・ジョースターじゃあありません。わたしには力がある…例え何度這いつくばっても…何度泥水をすすって血を流しても…わたしはあなたを求める…本物を…取り返すんです!」

 

わたし達は頷き、ハチ君の魂の欠片がいるあの病院へと向かった。四年前に経験した、あの石の海(ストーン・オーシャン)に今度はハチ君なしで挑む。怖くないわけじゃあない。でも、覚悟はできている。

覚悟とは犠牲の精神じゃあない。暗闇の荒野の中に一筋の道を切り開く事。

それを…ハチ君に見せる為に…。

 

 

side比企谷八幡

 

精神の世界

向かい合う俺とDIOと名乗る幽霊…スタンドというらしいザ・ワールド。

 

八幡「陽乃や小町、それに一色が死にそうに…あんな目に遭ったのが俺達の運命?」

 

DIO『いや?俺達の本来のあるべき形である基本世界では俺達がその戦いに加わる事はない。こちらから何もしなければ、ドンパチすることはない。この世界は何故か陽乃さんと同い年になっていたり、雪ノ下と幼なじみになっていたり…俺にとってのジョースター家やいろはみたいな関係になっていること、後はまあ細かい違いはあれど、この世界は大体基本世界だ』

 

八幡「大体同じなのか細かいところまで違うのかハッキリしろよ」

 

DIO『ブラボー・オー・ブラボー!ナイスツッコミだ』

 

八幡「ふざけているのか?」

 

DIO『わたくし、オオマジですわ。少なくとも話している内容は』

 

オッケー。ふざけてなんていない。大真面目に舐めてんだな、こいつは。偽名まで名乗って。このDIOが別の世界での俺だと言うのがよくわかった。

何せ……自分の中で聞く自分の声がわからない奴はいないだろ?

 

八幡「ふざけてはいないが、舐めてるだろ。比企谷八幡」

 

DIO『グレート。よくわかったな。俺の事も、舐めてることも。けど、ややこしいから前世の名前のDIOと俺を呼べ』

 

DIOはここで本当に真面目な顔になる。ザ・ワールドの表情は分かりにくいが、雰囲気だけは伝わってくる。

 

DIO『オーバーヘブン……このザ・ワールドを巡る戦いは放っておいたら間違いなく世界は一巡し、お前の本物は消えてなくなる。雪ノ下も、小町も、材木座とその嫁も…俺にとってのいろはであるお前の陽乃さんも…』

 

八幡「なら、どうすれば良い…」

 

DIO『幸い、事が起こる前に俺とお前が出会った。お前も、少しはドンパチをする力があるんだろ?そこに俺の力を貸してやる。このザ・ワールドとハーミット・パープル…そして波紋の力をな』

 

八幡「ザ・ジェムスーンじゃないのか?」

 

DIO『ザ・ジェムスーンはザ・ワールドとハーミット・パープルを融合させた俺の技術だ。8年の時間をかけて二つのスタンドを同時に使えるようにした俺だけの技術。お前ではザ・ジェムスーンを使うようになるのは無理無理無理無理!これから戦いの場にぶっつけ本番でやろうとしても無駄無駄無駄無駄ぁ!モンキーなんだよぉ!』

 

八幡「何か腹立つな!その掛け声!」

 

DIO『そして時は動き出す』

 

ゴン!

 

思わず拳骨を落とした俺は悪くないはずだ。

 

DIO『良いツッコミだ。俺』

 

俺が拒否したいわ!真面目なのかふざけているのかハッキリしろよ!この邪悪の化身!

 

DIO『お前がやるんだ。比企谷八幡。俺はあくまでも精神の欠片。今はこうして話せているが、俺はもう間もなく眠りに就く…必要な時にまた話しかけろ…』

 

勝手な事ばかり…。まだ聞きたいことは山ほどあるんだよ!おいっ!消えるな!

 

DIO『………また、会おう。比企谷八幡…今度こそ、そして時は動き出す……』

 

世界が歪み、そして俺は目を覚ました…。

 

 

ー病室ー

 

八幡「知らない病室だ」

 

人生三度目のこの言葉。

 

陽乃「八幡!目を覚ましたんだね!」

 

陽乃が俺に抱きついて来た。

小町や雪乃、材木座、戸塚達もいる。

 

陽乃「あれ?八幡?八幡の首の後ろにこんな星形の痣があったっけ?それに耳の三つ並んでいる黒子も…」

 

小町「あれ?ホントだ。こんなのお兄ちゃんにはなかったよね?」

 

何だって!?そんなもの、俺にはなかったはずだ!

 

DIO『俺の魂の影響だな。ジョースター家の特徴とディオの特徴が体に出てきてるんだ』

 

起きてるじゃねぇか…

 

DIO『これから眠るんだよォォォー!good-bye!はちまぁぁぁん!』

 

野郎…DIO

 

奴に対して沸々と怒りが込み上げて来ているその時…

 

戸塚「何か騒がしいね?どうしたんだろ?」

 

戸塚が言うように、外からガヤガヤと争う音がする。

 

看護師「困ります!」

 

???「どいて!僕たちは急いでいるんだ!」

 

あれ?戸塚の声が外からも聞こえる。

バァン!

勢いよく扉が開かれ、中に飛び込んで来たのは…

 

首筋に俺に新しく出来た星形の痣と同じ痣を持つ勝ち気な瞳をした女。

ドレッドヘアーの女。

青髪のロン毛の男。

 

そこまでは知らない集団だ。良くはないが、そこまでは良い。

残った後の3人が問題だ。

 

確か1つ年下の川崎さん。

一色いろは。

そして……何故か二人いる戸塚…。

 

いろは「ハチ君……ハチ君がいる!」

 

乱入してきた一色は俺に飛び付いてきた。一色の首筋にも星形の痣がある……何で?ハチマンわかんない?

 

←To be continued




最初の世界は俺ガイル二次で定評のあるアルスDQさんとのコラボです。
たたの読者の頃から楽しませて貰っていた作品とコラボが出来て光栄です!
アルスさんに無理を言って、ジョジョの世界観もねじ込ませて頂きました。
原作の世界から解き放たれてDIO(八幡)がはっちゃけている気もしますが、気にしない気にしない♪

それでは次回もよろしくお願いいたします!

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