やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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マイマミビーチの戦い

sideロバート・E・O・スピードワゴン

 

フロリダ州マイアミビーチ

ロックマウントでの戦いの後、僕たちは何事もなくフロリダに到着した。

時は夕方。道中、大統領から連絡を受けた僕達は財団が手配したホテルマイマミグランドビーチにチェックインをし、今は自由時間だ。

大統領の話だと夜には手配していた増援が到着するとの事で、GDstに潜入するのは明日になると聞いている。

と言ってもGDstにプッチはいないようだし、目的はスタンドのディスクとディオの骨の回収、それと出来ればウェザーさん、F・Fさん、この世界のアナスイさんの勧誘なので僕達は待機だ。

潜入するのはDIOを体に宿す八幡くん、過去にGDstに服役していた空条先生、エルメェスさん、アナスイさん(現役で服役中)。そして前のストーンオーシャンで突入したことがあるエリナさんと波紋の戦士の川崎さん。

僕の世界から来たメンバーの中で、僕だけが潜入メンバーから外された。

理由は納得できても悔しい物は悔しい。

 

SPW「僕は…何のために付いてきたんだろう。これじゃあ百年前と同じじゃあないか…。僕は余り役にたっていない…。せいぜいデラウェアで一人倒したくらいだ」

 

今日のアレッシーとの戦いでは僕は役に立てたとは思っていない。八幡…DIOは助かったと言ってくれたけど、あれは前世であるスピードワゴンのお陰だし、僕がいなくても八幡だけでもアレッシーは倒していただろうと僕は思う。

 

SPW「ハァ……」

 

陽乃「あれ、スピードワゴンくん?どうしたの?落ち込んでいるみたいだけど?」

 

SPW「陽乃さん…」

 

陽乃さんが僕に話しかけてきた。

見ると向こうには同じく波打ち際ではしゃぐ彩加くんと小町ちゃんがいる。水着でもないのに海水をかけあって楽しそうにしていた。まだ肌寒いんだから風邪引くよ?エリナさんがいれば問題ないけど。よく八幡が「いろはがいるから仮病が使えないんだよ!」とぼやいているもんね。

 

陽乃「ああ、あの二人が羨ましいの?スピードワゴンくんは彼女がいるの?」

 

SPW「僕にはいないかな?好きな人もいないし。前世でも僕は生涯独身だったしね」

 

陽乃「だったら、スピードワゴンくんも好きな人を見つけて幸せにならなきゃ!」

 

SPW「どうだろうね?僕はやっぱりエリナさんが理想の女性だったんだと思う。前世ではよく若い頃のジョセフにからかわれていたよ。頭がキレるジョセフの事だから、僕の胸の内を見透かされていたのかもね」

 

陽乃「憧れていた人の奥さんが理想の人かぁ…スピードワゴンくんもいばらの道を歩むねぇ。いっそすっぱり諦めた方が楽よ?」

 

そうできれば前世も今も楽だったかもね。

 

SPW「それが簡単に出来ていれば楽なんだけどね?でも、僕が落ち込んでいたのはそんなことじゃあないんだよ」

 

陽乃「ありゃりゃ。恋のお悩みじゃなかったんだ。冗談はともかくとして、ホントにどうしたの?」

 

陽乃さんは笑顔を消して心配そうに僕を見る。

 

SPW「僕って八幡の力になれてるのかな……って。八幡は優しいから少しの事でもありがとうって言ってくれるけど、僕自身が納得できてないんだ。今回の旅だってほとんどみんなが敵を倒してる。今回の旅だけじゃあない。百年前だって…八十年前だって…僕自身はあまり役に立てなかった……それが悔しいんだ」

 

スピードワゴンは悔やんでいた。ジョースターさんやジョセフの足を引っ張ってばかりだったんじゃあないかって…。

 

陽乃「う~ん……私的にはスピードワゴンくんってDIOの助けにかなりなってると思うんだけど?八幡を通して言ってたもの。『戸塚には前世も今もかなり世話になっている』って。多分、スピードワゴンくんが納得していないだけで、実際は結構助けになっているとおもうわよ?」

 

陽乃さんはそう言ってくれるけど、やっぱり僕は納得できていない。

 

陽乃「う~ん……根が深いわね~…。本人がいないところで下される評価は本当の評価だと私は思うんだけどなぁ……あれ?あの車……猛スピードで小町ちゃん達に向かっているような…」

 

見ると確かに!こんなにだだっ広い砂浜で人に気付かないなんてあり得ない!あれは敵だ!

 

SPW「ホール・シンクス!」

 

小町ちゃん達は気が付いていない!僕は二人をダメージが無いように加減をしながら球で二人を弾き飛ばす。

 

戸塚「なに?!」

 

小町「痛いっ……て、暴走車ぁ!?スピードワゴンさんは助けてくれたの!?」

 

弾き飛ばされた二人は悲鳴をあげながらも現状に気がついたみたいだ。すると今度はこっちに向けて車が突進してくる!

 

SPW「陽乃さん!僕が引き付けるから逃げて!」

 

僕は陽乃さんを突き飛ばす!そして、一か八かでラケットを暴走車に突き当てた。

 

SPW「うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

車を捉える事は成功できた…だけど、勢いを消すことは出来ずに僕ははねられる。

 

戸塚「スピードワゴンさん!」

 

小町「スピードワゴンさん!今行くよ!」

 

ダメだ!これは多分、運命の車輪(ホイール・オブ・フォーチューン)

ズダダダダダダダ!

 

小町&戸塚「うわぁぁぁぁぁぁ!」

 

ホイール・オブ・フォーチューンはラケットで回転させられながらも弾丸のように発射されたガソリンを撒き散らし、二人がダメージを受ける。

これでは無差別攻撃だ!却って危ない!

僕は痛む体に鞭を打ってホイール・オブ・フォーチューンを上に上げ、スマッシュを打って海に叩き込む。石で水を切るように車はバウンドして海に沈む。

倒せたか?いや、まだだろう。

スタンド使いの戦いがこんなにあっさり終わるとは思えない。

 

SPW「今の内に逃げて……三人とも……」

 

僕は今にも倒れそうになる体を根性で無理矢理たたせる。体はガタガタだ…だけど、まだ戦える!

 

陽乃「スピードワゴンくん……左腕が……」

 

ああ、折れてるね。曲がってはいけない方向に完全に向いているよ。だけどね……

 

SPW「今の僕には腕どころか 両足だって失ってもいい覚悟がある!そして恐怖や痛みに耐える精神力がある!八幡が君達を本物だと言うように、僕にとってだって君達は本物なんだ!本物の為ならば僕だって命を賭ける覚悟はある!それが……それがロバート・E・O・スピードワゴン……いや、戸塚彩加なんだぁ!」

 

僕は浮かび上がってきたホイール・オブ・フォーチューンに黄金の回転エネルギーを叩き込む!

ギュルギュルギュルギュル!

黄金の回転エネルギーをもってしてもあの強化された車の突進を押さえ込むのがやっとだ…。だけど時間は稼げる!三人を逃がす時間を!

ホイール・オブ・フォーチューンはクワガタのような刃をバンパーから出現させた。黄金の回転エネルギーが勢いを失った時、僕はあの刃の餌食になるだろう。

ひかれたダメージは体全体に…特に左腕と足にきていて僕は逃げる事は叶わない。

 

陽乃「うりゃあ!」

 

陽乃さんはアヌビス神で突き出た刃を切り落とす。

陽乃さん…波紋を……!

 

陽乃「八幡に教わって練習してたのよ。まだまだ覚えたてで水の上を走るのが精一杯だけど。小町ちゃん!アレの準備をお願い!」

 

小町「アイアイサー!サンシャイン・ルビー!」

 

陽乃さんは水の上を走って小町ちゃんの元に戻る。

 

陽乃「スピードワゴンくん!その勇気を尊敬するわ!だけどね……友達の為に犠牲になるなんてそんな覚悟は認めない!そんなことをされても私は嬉しくない!コオオオオオォォォォ…同調して!小町ちゃん!」

 

小町「うん!向こう側が海だから、遠慮なく全開で行くよ!ルビーレーザー!10本まとめていっけぇぇぇ!ワッセローイ!」

 

シュウウゥゥゥゥ…

 

指先を揃えて発射されたルビーレーザー。

さしものホイール・オブ・フォーチューンもルビーレーザーの高温には耐えられない。タイヤ周りを中心に車が穴だらけになる。

 

陽乃「勢いがなくなった!今よ!」

 

SPW「ホール……シンクス!」

 

僕はもう一度黄金の回転エネルギーをやるために人型から鉄球を出す。だけど、それが出来るほどもつかな…体の方が…いや、持たせるんだ!

僕が球にラケットを当てる。すると、隣から別のラケットが重ねられる。

 

戸塚「僕も手伝うよ。スピード・ワゴンさん!二人でやれば黄金の回転エネルギーは出来る!スピード・ワゴンさんは一人じゃないんだ!命を簡単に捨てないで!八幡の力になりたいのは僕だって同じだよ!DIOだって僕にとっては本物なんだ!だから、僕にだって戦う理由はある!そうでしょ!?戸塚彩加!」

 

SPW「彩加……そうだね…助かるよ」

 

戸塚「うん!」

 

僕達は球に回転力を込める。

 

SPW「黄金の……」

 

戸塚「回転……」

 

W戸塚「「ダブルエネルギー!」」

 

ギュオーーーン!

回転エネルギーはそのままに、二人分のスマッシュの打撃力が加わり、その威力がホイール・オブ・フォーチューンに直撃する。

 

ズィーズィー「ギャアアアアアアアアアアア!」

 

さしものホイール・オブ・フォーチューンも二人分の力を込めた黄金の回転エネルギーには耐えられず、車を貫き、沈んでいった。

 

SPW「ハァ……ハァ……やった……僕一人の力じゃあないけれど……僕だって…やれたんだ…八…ま…ん…」

 

僕はそこで力尽き、倒れた……。

 

小町「スピードワゴンさん!」

 

陽乃「スピードワゴンくん!」

 

戸塚「彩加ぁ!」

 

僕を心配する声が聞こえる。大丈夫だよ……。命には別状ない…。ただ、ちょっと体力を消耗しすぎただけだ…。

それに今は…この何とも言えない心地よい満足感に身を任せていたい…。

 

SPW「僕にも芽生えたかな……黄金の精神……が…」

 

陽乃「もしもし!八幡っ!?大至急でいろはちゃんをビーチまで連れてきて!敵の襲撃を受けてスピードワゴンくんが倒したんだけど、代わりにすごい重傷を負っちゃったの!」

 

陽乃さんがエリナさんを呼ぶ電話をしているところで、僕の意識は……

 

戸塚「彩加ぁ!しっかりして!彩加ぁ!」

 

途切れた……。

 

 

sideDIO

 

陽乃『もしもし!八幡っ!?大至急でいろはちゃんをビーチまで連れてきて!敵の襲撃を受けてスピードワゴンくんが倒したんだけど、代わりにすごい重傷を負っちゃったの!』

 

何だと!?戸塚が!?

戸塚に重傷を負わせるなんて許せん!相手は誰だ!

 

八幡「DIOがめっちゃ怒ってるよ!?気持ちは分かるから落ち着け!命に別状は!?」

 

陽乃『ない……あっ!?気を失っちゃった!詳しくは後で話すから!早くいろはちゃんを連れてきて!』

 

無事でいてくれ戸塚!

八幡は急いで電話を切ると、いろはの部屋に駆け込んだ!

 

八幡「一色!大変だ!スピードワゴンが敵に襲われてヤバイ………え゛……?」

 

いろは「えっ……!?キャアアアアアアアアアアア!」

 

ベタな…着替え中に突入するなんて…。それになにいろはの下着姿を見てるんだテメェ!それを見ていいのは俺だけだ!例え異世界の俺が相手でも許せん!

 

八幡「す、済まん!」

 

いろは「必死なのはわかりますけどノックくらいはしてくださいよー!うう……ハチ君以外に見られた…」

 

中からいろはがすすり泣きする声が聞こえる。なにいろはを泣かしてんだテメェ!

ってそれどころじゃあないだろ!

 

八幡「悪かった!後でDIOに体を明け渡してなでなでしてやるから!イチャイチャするのを許可してやるから!とにかく早く着替えて来てくれ!スピードワゴンが危ないんだ!」

 

そうだ!早く出てきてくれ!そして八幡、なに勝手な約束してるんだ!めちゃ楽しみじゃあないか!

 

いろは「戸塚先輩が……急いで着替えます!一分で支度します!」

 

ラピュタかよ!

宣言通りいろはは一分で支度して出てきた。ラフなサマードレス1つで出てきた限り、本気で急いで出てきた感じだ。そんな姿は家だけでしかしている所を見たことがない。

 

八幡「いや、流石にその格好は……」

 

いろは「戸塚先輩の……スピードワゴンさんの命がかかってるんです!格好なんか気にしていられません!場所はどこですか!?急ぐんですよォォォー!」

 

ダダダダダっ!

普段の鍛練の成果の賜物か、いろはは下級波紋の戦士並の猛ダッシュで廊下を駆け抜けて行く。

 

八幡「ビ、ビーチだ!ってはやっ!まっ、待ってくれぇ!一色ぃぃぃぃぃ!」

 

八幡もいろはを追って廊下を駆け抜ける。屋内公共施設でのマナーを完全に逸脱しているが、今は緊急事態だ!途中で騒ぎを聞いてきた徐倫達に声をかけられるがそれどころじゃあない!

ビーチに到着……というよりは、ビーチとホテルが隣接してるからすぐなのだが、現場に到着すると酷い重傷を負った戸塚が倒れていた!

 

八幡「スピードワゴン!」

 

いろは「これは酷い……あんなに強い戸塚先輩がこうまでなるなんて…」

 

左腕はパッと見でわかるくらいバッキリと骨折しているし、他にも足とかの腫れが酷い。足も骨折しているな?

内臓系に異常がきたしていても不思議じゃあないっ!

 

八幡「一色!」

 

いろは「わかっています!エメラルド・ヒーリング!」

 

パァァァァァ…。

戸塚の体が輝き、高熱で魘されていた戸塚の荒かった呼吸が静かな寝息に変わる。

 

DIO『戸塚…なんて無茶を……』

 

陽乃「DIO。起きているなら聞いてちょうだい。スピードワゴンくんは悩んでいたの。自分が本当に役に立っているのかって」

 

DIO『何だって!?』

 

役に立っているどころじゃあない!前世にしても今にしても戸塚の、そしてスピードワゴンの存在はジョナサンや俺の支えになっていた!戦闘だけが支えじゃあない!ただ側にいてくれる親友がいる…。それに、戦闘だってこの旅でかなりの力になってくれたじゃあないか!

 

八幡「……とDIOは言ってるぞ。陽乃」

 

陽乃「だったら、ちゃんとその事をスピードワゴンくんに伝えてあげて。しっかりと口に出して。同じ八幡の事だからわかるけど、どうせ照れ臭くなって言葉にしないんでしょ?捻デレも大概にしないと大切な物をいつか失うわよ?」

 

ごもっともだ…。いろはの誕生日の事で戸塚に注意されたんだっけな。なのに、その戸塚自身にも俺は日頃の感謝の言葉を口にしてなかったな。

 

八幡「…だそうだ。俺としても耳が痛いな…」

 

小町「いろはお姉ちゃんやスピードワゴンさんだけじゃないよ?DIOゴミぃちゃん!空条先生とかエルメェスさんとか、沙希さんとかそっちの小町や陽乃お姉ちゃんとかにもそういうの忘れてるでしょ!まったく…どっちのお兄ちゃんもホント、ゴミぃちゃんなんだから!」

 

ぐふっ!世界が変わっても小町のゴミぃちゃんはホントにダメージが入る。

 

八幡「俺も巻き添えでダメージ入ってるんだが?」

 

それは済まん……としか言いようがない。なんだこのつるし上げは……。

 

いろは「ホントですよ!レクイエムの事だって誰にも相談しないで一人で突っ走ってこんなことになっちゃって…めぐり先輩の力が無ければハチ君は死んでたかも知れないんですからね!これが終わって無事にハチ君が元に戻れたら、みんなに感謝するべきです!ちゃんと口にして!皆さん、見届けてくれますか!?わたし達の世界で約束を守れるか!」

 

おい……約束はしてないんだが?そもそもしゃべれないんだが?

 

八幡「良いなそれ。とばっちり受けたし、それは約束をしてもらわんと困る」

 

陽乃「DIO、覚悟なさい。その場面はキッチリみせてもらうから」

 

やれやれだぜ…。俺の世界まで監視に来るとか、こいつらお節介過ぎるだろ。

 

八幡「やれやれだぜはこっちの台詞だ!」

 

………反論出来ん。

それはともかく…

 

DIO『八幡。体、貸してくれ』

 

八幡『ん?まぁ、良いが』

 

俺は八幡から体を借りると…。

 

DIO「いつもありがとな。戸塚」

 

静かに眠る戸塚の頭を撫でた。アーシスのみんなに言えることだが、こいつとは疎遠にならずに生涯の付き合いをしていきたい。

 

SPW「うーん……八幡……。僕は…頑張ったよ…」

 

ああ、本当にお前は自慢の親友だ。それだけは間違いなく言えるよ……。

俺は戸塚の体をお姫様抱っこして、ホテルに戻った。

後は頼むぜ?弥七。

 

 

side弥七

 

チラッと八幡先輩がこっちを見たのがわかった。わたしの存在に気が付いていると言うことは、あれはDIOの方の八幡先輩ですね?

わたしも大概ですけど、あの人も化け物ですね。

さて……。

わたしは沈んだ車から引き上げたズィーズィーとかいう男を水中から首根っこを掴んで海上に出す。

 

ああ、ルビーレーザーと二人の戸塚先輩の攻撃で足の一部が欠損しているし、他の部分も骨折とかしています。まぁ、この人の自業自得です。死ななかっただけましだと思って貰いましょう。

手加減とかしている余裕は無さそうでしたからね。

それにしてもルビーレーザーは確かに怖いですね。音速までは何とか見えても「光速」なんて見えません。

 

ズィーズィー「うう…せめて雪ノ下陽乃だけでも倒して『勝った!はるのんとはちまんくん!完!』をやりたかった」

 

弥七「誰がやらせますか!そんなこと!」

 

ぐしゃっ!

わたしの膝蹴りがズィーズィーの股間を捉える。なんか聞こえてはならない音が聞こえた気もしますが、こんな男の「男」を潰しても問題ないでしょう。

 

弥七「先に自分の男が「完」しましたね。まあ、あなたの人生を「完」させても良かったのですが、それは頑張ったスピードワゴン先輩の心意気に反しますので勘弁してあげます」

 

ズィーズィー「む、むごい…大体何で海の上に立ってるんだ……この鬼……魔女……」

 

弥七「ズィーズィーさん?」

 

ズィーズィー「は、はいぃぃぃぃ!」

 

弥七「どんな人生の「完」が良いですかぁ?溺死?絞首刑?鮫の餌?」

 

ズィーズィー「ひいぃぃぃぃぃ!ごめんなさぁい!」

 

ズィーズィー(ホイール・オブ・フォーチューン)…

再起不能(リタイア)

 

←To be continued




今回は戸塚回でした。

3部敵が全部片付き、とうとうGDstに入ります!

それでは次回もよろしくお願いします!

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