八幡「こいつはメチャ許せんよなぁ!この悪霊!」
ジョジョ「おかしい……ラバーソールは前回のコラボで雪ノ下が倒したはずだしこの世界にはいないはずだ…やめろ!俺にアルゼンチン・バックブリーカーをするな!」
モキッ!モキッ!
ジョジョ「うげあぁぁぁぁぁ!」
遥「いや、やられて当然でしょ………好き放題やりすぎ…」
sideジョナサン・ジョースター
はっ!なんか俺が八幡からアルゼンチン・バックブリーカーを食らう白昼夢を見た気がしたが、俺は考えるのをやめた。
八幡『おい』
ビクゥ!
ジョジョ『な、何だ?アルゼンチン・バックブリーカーはやめてくれ?』
八幡『そう、その空条先生って人がアルゼンチン・バックブリーカーをやったそのエピソード。あれが何で由比ヶ浜から恨まれる原因なんだ?むしろアルゼンチン・バックブリーカーをやったそっちがガハマに恨まれてないのが不思議だぞ?俺は何もしてないからな?一色に連れ出されて帰ったんだから』
ジョジョ『いや、確信が持てないから断言出来ないんだけどな?あれがガハマと俺達の関係性を変えるきっかけになったことも確かなんだよ。まぁ、それに…言っただろ?逆恨みされてるって。結局はそっちの由比ヶ浜が悪いと思うしな』
ホント、逆恨みも良いところだ。もし俺の予想通りなら八幡は雪ノ下と由比ヶ浜、葉山を更に嫌う原因になるな。まじでそれはメチャ許さんよなぁ!
ジョジョ『なぁ八幡。この世界の由比ヶ浜と雪ノ下はあの事故を謝って無いって言ったよな?』
八幡『ああ、全く。完全に知らんぷりしているな。嵐山さん達の調べで全部バレてるとも知らないで』
やっぱりか…。ガハマと俺達の雪ノ下は職場見学の時に正式に謝罪をしてきたが、この世界のこいつらは逆にトラブルを起こした。
いや、それどころか……。
ジョジョ「放課後、奉仕部に行くぞ。何となくだが見えてきた。由比ヶ浜…もしかしたら見たくなかったお前の辿るかも知れなかった過去を見るかも知れん。俺が知る基本世界よりももっと酷い…。だが、これだけは言うぞ。何を見てもその由比ヶ浜はお前じゃあない。赤の他人だ。そして、お前は大切な仲間だ…。それだけは忘れないでくれ」
ガハマ「う、うん…。ありがとう…ヒッキー」
SH「ユイ嬢!辛くなったら自分を頼ってくれ!愚痴を聞くことくらいしか出来ぬが」
攻めるな材木座。だが、だからこそ千葉村でお前は俺の運命を変えることが出来たんだ。
あのままだったら全滅だったからな。
遥「ジョジョ…。上手くいくの?」
ジョジョ「それはわからん。だが、由比ヶ浜は乗り越えてくれると信じている」
遥「立ち直ると良いね…由比ヶ浜さん」
綾辻遥…俺達の世界にはいないこの八幡の本物。
失礼な事をやらかした俺達だったのに…それも、この世界では印象が悪い由比ヶ浜の同位体なのに、それでもうちの由比ヶ浜を心配してくれている。
ジョジョ『良い嫁だな。綾辻』
八幡『やらないぞ。悪霊』
俺は無意識に綾辻の頭を撫でる。
遥「ちょっ!ジョジョ!?」
八幡『テメェ!ジョジョ!』
しまった……。済まん、八幡。
いろは「動画は撮影しておきました。後でボーダーに拡散しておきます。もちろん、ジョセフさんにも」
一色ぃぃぃぃぃぃぃっ!頼むからやめてぇ!いろはと小町と陽乃さんと承太郎と由花子さんに殺されるぅ!
特に最後は一週間は確実に監禁されるぅぅぅぅ!
また康穂が迫ってくるぅぅぅぅ!
お前はジョルノかぁぁぁぁ!
いろは「拡散完了♪」
俺は元の体に戻っても死ぬ運命が待っているらしい。
導かれ小道に迷い込む♪
イヤだぁぁぁぁぁぁ!
ジョジョ『八幡、末永く頼むぞ』
八幡『ざけんな。とっとと出てけよ悪霊』
sideガハマ
放課後…。
特別棟4階、奉仕部部室前。
そこにあたしとヒッキー、中2、綾辻さん、一色さん、材木座さんが集まっていた。
ジョジョ「行くぞ…由比ヶ浜」
ガハマ「う、うん……」
コンコン。
雪乃「どうぞ」
ガラガラ…
雪乃「あら、来たのね。逃げ谷くん」
なに?このゆきのん…。入ってきたヒッキーにいきなり罵倒?ううん。昔は確かにゆきのんはこんなだったかも知れない…それに……あたしも。
結衣「ヒッキー…来たん……え?あたし?」
ガハマ「……」
え?何で?何でこのあたしは簡単に比企谷さんをヒッキーって呼べるの?まさか無許可?
でも、あたしも最初は……他人の目から見て初めてわかるよ。この異質さが…。
平塚「材木座も二人いる……どうなっているんだ?説明しろ比企谷」
……平塚先生の事についてはノーコメントだな。普通は混乱して当たり前だもんね。
ジョジョ「俺はジョナサン・ジョースター。訳あってこの比企谷八幡の体を借りている別の世界の比企谷八幡だ。ネイバーだと思えば良い」
ガハマ「あたしは由比ヶ浜結衣。あなたと区別を付けるためにこの世界ではガハマって名乗ってる。ジョナサンを助けにこの世界に来ました」
SH「自分は材木座義輝。ジョナサンとガハマと同様、そこの材木座義輝と区別を付ける為にシュトロハイムと名乗っておる。別によろしくしてくれなくても良い。多分、二度とお前達には関わらん」
ヒッキー達はズカズカと奉仕部の部室に入り込む。
すごいなぁ…嫌いな人を相手にするときのヒッキーの暴君さは…DIOモード?ってやつ?
結衣「ネイバーってわけわかんないし!ヒッキー、キモイ!」
ギロッ!
結衣「ひうっ!」
あ、ヒッキーが怒った。あたしの時もそうだったもんね。
ガハマ「そっちのあたし。ジョジョにヒッキー呼びしないで。そう呼んで良いのはジョジョに認めてもらえる人間だけだから」
結衣「ジョ、ジョジョ?」
ジョジョ「お前にはジョジョと呼ばれるのもお断りだ。ジョジョもヒッキーもDIOも俺の大切な仲間に呼んで貰いたい名前。ジョースター家は欧米の中でも特にあだ名にこだわりがある一族。親しくもない奴らに呼ばれるほど安くない」
あ、スタッチも空条先生もそう言ってたっけ。
ジョースター家にとって、ジョジョという名前には特別な意味があるって。
結衣「な、何を言っているのかわからないし!マジでキモイ!死ねば!?」
ヒッキーが本気でキレ始めてるのがわかる…だけど必死に押さえ込んでる…。
あたしの為なんだ…あたしのためにヒッキーは怒りを抑えて黙ってくれている。
前、同じ事をあたしが言ったとき、ヒッキーもいろはちゃんも本気で怖かった。今にして思えばあれが殺気…ってやつだったんだとわかる。
だって、ヒッキー達にとってはその言葉は…。
ガハマ「『死ねば』なんてよく軽々しく言えるね?覚悟のないそっちのあたし」
覚悟を持って初めて言って良い言葉。
ガハマ「あたしもかつてはその言葉を言って、ジョジョに凄く怒られた…。殺されるかと思ったくらいに…。だってその言葉は…人に死ねと言うからには逆に自分がその人から殺される覚悟を持って初めて言って良い言葉。その人を殺した時、その人生を背負う覚悟を持てて初めて言える言葉。その人を殺さなくてはならない理由が明確かで、自分に絶対の自信を持って初めてその覚悟を決めた人が言える言葉。由比ヶ浜結衣…あなたに『死ね』と言える覚悟はあるの?」
染まっちゃってるなぁ…とは自分でも思う。でも、それが正しいと言い切れるだけの事はあたしだってやってきたつもり。アーシスとしてヒッキー達の仲間だって胸を張れるくらいには覚悟を持っていたつもりだ。
結衣「な、何を言ってるのか全然分からないし…キモイ。キモイよ…」
ガハマ「キモイ…しか言えないの?大体、誰の許可をもらって比企谷さんををヒッキーって呼んでるの?あたしはとてもじゃあ無いけど言えない。あたしがジョジョをジョジョやヒッキーと呼べてるのはジョジョに認めて貰えたから。あなたは比企谷さんをヒッキーって呼べるだけの事を何かしたの?」
結衣「………やったよ。クッキーを作ったもん。でも、ヒッキーは認めてくれなかったもん…」
クッキー?ああ、確かにあたしがブラッディ・スタンド使いというのが分かったあの日、奉仕部のみんなでクッキーをつくったっけ。だけど、何で逆恨み?
訳がわからない…。
sideジョナサン・ジョースター
さて、ここからが俺のターンだ。覚悟しろ。
ジョジョ「下駄箱に入れたジョイフルの事か?」
八幡『な!あれは由比ヶ浜の仕業か!何の嫌がらせだ!』
八幡の記憶にあった下駄箱に入れられていた黒い物体の記憶。あれはあの日、ガハマが最初に作ったクッキーそのものだった。それも徐倫が止めなかったバージョンの奴だ。
あんなものを作る輩はそうそういない。
結衣「ジョイフルってなんだし!」
ガハマ「ジョジョ…まさか」
ああ。お前は何度も死にかけて杜王町に飛んで行ったもんな。たまたまコンビニで弁当を食べていた億泰さんに何べん会ったんだっけ?
ジョジョ「そう、お前が徐倫からアルゼンチン・バックブリーカーをされた時に作った最初のクッキー。あれをこいつは贈り物にして下駄箱にぶちこんだわけだ」
ガハマ「うわぁ……」
ジョジョ「因みにガハマ。お前はあの時に暴言を俺に言ったのを覚えてるよな?」
ガハマ「う、うん…あの時はごめん」
ジョジョ「それはもういい。俺達にとっては済んだ事だから。話を戻すと、こいつも同じ事をした。その結果、一緒にいた一色が怒って八幡は一緒に下校したらしい。俺達はお前と一緒にお料理教室をやった。俺達との違いはここなんだが、そこは大した問題じゃあない」
結衣「何で知ってるし!」
ジョジョ「体を共有している以上、互いの記憶が見れるんでな。俺の記憶と照らし合わせて大体読めた。で、雪ノ下と仲良くなってることからあのお料理教室は雪ノ下と二人でやり、その結果があのジョイフル…という結果だ。まぁ、努力と結果が伴わないのは仕方がない。だがそんな事よりも納得いかないことがある」
遥「私も分かった。ジョジョが激怒している訳が。ガハマさん。この事実を八幡くんは知らなかったんだよ。その意味がわかる?」
綾辻は気が付いた。ガハマも…。
ガハマ「ただ下駄箱に入れただけでお礼をした気になって…それが伝わらなかったから逆恨み…酷い…こんなのないよ!」
由比ヶ浜。これが平行世界だ。素晴らしい自分に会えることもあれば、過去の黒歴史をそのままに成長しない自分もいる。この由比ヶ浜は基本世界の由比ヶ浜よりも悪い過去を歩んだ。基本世界の由比ヶ浜だって結局はうやむやにして終わったしな。そこがお前との大きな違いだ。
ガハマ「ジョジョ。もしかしたらあたしが進むかもしれなかった過去ってこれだったんだね。醜いよ…とても醜くて耐えられない」
結衣「なにこいつ……ムカつく」
ガハマ「ムカつくのはこっちだし!まともに謝りも出来ない!お礼も出来ない!そんな覚悟も勇気もない人が比企谷さんをヒッキー呼ばわり!?」
ガハマはリバース・タウンを出現させる。
そろそろ限界だったらしい。
雪乃「そちらの由比ヶ浜さん、ガハマさんって言ったかしら?ジョースターくん。あなた、どんな洗脳を使ったのかは知らないけど、あなたらしい卑怯なやり方ね」
平塚「ジョジョ…言い過ぎではないか?」
ジョジョ「まだ言い足りないくらいだ。そして雪ノ下。いま、卑怯…と言ったよな?」
成長前の雪ノ下は言ってきた。ほう……卑怯か。
その言葉を言ったからには覚悟はできているんだな?
雪乃「そうよ。この世界のあなたと同じ。職場見学の時のように。その卑怯な考えを改めなさい」
職場見学の時のように…ねぇ。
俺から言わせれば…いや、俺じゃあなくても正攻法で八幡は雪ノ下を撃破していたと言い切れる。
正攻法でどうにでもできるくらいに力の差が歴然としていた。
ジョジョ「自惚れるな。自分を知れ。お前なんかに八幡が卑怯な事をする価値があるとでも思っているのか。何年も地道に修行してきたこいつとお前では天と地の差があるわ」
雪乃「あら?どうしてそんな事が言えるのかしら?」
ズンッ!
俺は殺気を部室に振り撒く。
雪乃「!!!!!」
これだけで動けなくなる雪ノ下。ちなみに、殺気のレベルはジジイが模擬戦で八幡達に掛けた圧力と同じくらいだ。
それだけで雪ノ下は動くことはおろか、喋ることも出来なくなり、震えるだけ。
由比ヶ浜は気絶。平塚も小刻みに震える。
ジョジョ「コレが殺気だ。お前が今、何とか気絶しないで耐えてるレベルの殺気。八幡はこの殺気の中でも動けたし、戦い抜いた。下手をしたら殺される。そんな恐怖の中でな。お前は何だ?そのザマは。精神力の段階で圧倒的に八幡に負けている。それにな……」
俺が言いたいのはここからだ。
ジョジョ「卑怯、汚いは敗者の戯言だ。卑怯だなんだと抜かすなら、その種ばらしを先に言ってからにしてみろよ。喚くだけならその辺のバカ犬だって出来る。卑怯な方法を使われたのなら、その上で更にもっと卑怯な方法で相手を欺いて見せろ。ただ気違いのように卑怯だの抜かすだけってのはな、単純に自分が相手に知恵比べで負けた事を周囲にアピールするだけなんだよ。お前は自分の無能さをアピールしただけだ」
俺たちなんてそれで負けたら命の危機なんだぞ?
マリンスタジアムで川崎に負けた時のように。アイツに個人として負けた時のように。
遥「卑怯さをそこまで誇るのもどうかと思うわよ?ジョジョ…」
いろは「でも、ランク戦で格上と戦う時ってそういうものですよ?ジョジョ達ってわたしたち以上にそういうのが当たり前みたいですから、そういう考え方になるのもわかる気がしますね」
材木座「うむっ!昨日の記録を見れば、それがわかる!命を掛けたやり取りに卑怯も汚いもないわ!ボーダーだとて同じことよ!ボーダーの仕事は突き詰めれば戦争だ!ランク戦とてスポーツではない!一種の模擬戦闘訓練よ!」
遥「職場見学の時に誰かが言っていたわね。葉山くんならすぐにA級になれるって…ガハマさん、あなたから見てA級ってすぐになれるもの?」
それぞれが口に出して言い、最後に綾辻がガハマに聞く。
ガハマ「そんな事はとても言えないよ…あたしは昨日、手も足も出なくて無様にやられた…。リバースがいなければいろはちゃんの初撃で
ガハマはキッ!と気絶している由比ヶ浜やただ震えているだけの雪ノ下を見下ろす。
ガハマ「ジョジョの殺気で身動き出来ないだけなんて今のあたしでさえならない!これでA級になれるなんて口が裂けても言えない!このゆきのん達はゆきのんじゃあない!今のゆきのんはもっと強い!力や技なんかじゃあなく、心が!」
その通りだガハマ。勝敗を分けるのは執念。たかだか負けず嫌いが悪い方向に進んだだけの奴なんかより、今のお前や雪ノ下の方が強い。
何があるかわからない平行世界に心が壊れそうな状態でありながらも、進もうとしたお前の方が。
ガハマ「こんなゆきのんなんてスタンドが無くても負けない!技で負けたって!戦術で負けたって!覚悟ならあたしの方がある!暗闇の荒野の中で、進むべき道筋を切り開く覚悟が!」
吹っ切れたみたいだな。何か一皮剥けた顔をしている。
そうだ。覚悟…それがお前にはある。
例え弱くても、こんな雪ノ下には負けないはるかに強い覚悟が。
だからこそリバース・タウンは真実から弾かれなかった。スタンドに適正がない弱い精神力では通常のスタンドを持っていたら死ぬ。
お前の精神力は出会った頃よりも遥かに強い精神力が…覚悟がある。
ガハマ「
ガハマからリバース・タウンが出現する。
いや、今までのリバースとは違う…
R・T「マスター!やりました!克服しましたね♪マスターは成長したのです!リバース・タウンact3。act2のやる気に左右される弱点が無くなりました!常にフルマックスの力を感じます!」
ガハマの成長…。これまでやる気によって…しかもやる気があるほどスペックが反比例するという、呪いとしか思えず、今一つ安定性に欠けていた弱点の克服。
やっぱりお前はアーシスに相応しい奴だ。転んでもただでは起きないな。まさかリバース・タウンを成長させるとは…ここまでの結果は予想してなかった。
ガハマ「うん!ありがとう、リバース!これからもよろしくね!」
R・T「勿論です!マスター!」
ガハマ「中2!心配かけてごめん!そして見守ってくれていてありがとう!もう大丈夫だよ!ありがとう!」
ガハマはシュトロハイムの腕を取り、まるで恋人のようにシュトロハイムの肩に頭を乗せて奉仕部の奴らには目をくれずに扉に向かう。
ガハマ「綾辻さんもいろはちゃんも材木座くんも…それに比企谷さんもありがとう!あたしの為に力を貸してくれて!」
ガハマがみんなに屈託のない笑顔を向け、みんなにお礼を言う。
八幡『ジョナサン。体を返してくれ』
ん?こいつ……今俺をジョナサンって…。
ジョジョ『ああ』
俺は体を八幡に返す。俺の出番は終わりだ。
少し疲れた……忘れかけてるが、俺の魂は砕けている。
少し、精神を休めないとな…。チャオ、由比ヶ浜。俺はお前を誇りに……思う……。
sideガハマ
八幡「ジョジョは眠ったか。なぁ、ガハマ」
ガハマ「なに?比企谷さん?」
ヒッキーは眠ったんだ…。そして比企谷さんがあたしに話しかける。
八幡「ヒッキーで良い」
ガハマ「え?良いの?」
だって、そのあだ名は嫌いだったんじゃあ…。
八幡「見事な啖呵だった。ジョナサンがヒッキーと呼ばせている気持ちがわかる。お前になら、ヒッキーって呼ばれても不快にはならん」
!!!
凄い嬉しい……昔は何も考えずに呼んでいたヒッキーってあだ名…だけど、今はそう呼ばせてもらっている事に誇りを持っている。
だから、このヒッキーにそう言って貰えて凄く嬉しかった。
ガハマ「うん……ありがとう。ヒッキー。大切に呼ばせて貰うね?そして、誓うよ。ジョジョが…あたしの世界のヒッキーが戻ったら、綾辻さんにもヒッキーにも見届けてほしい!『あたしのせいで犠牲にさせてごめんなさい』じゃあ無くて、精一杯の笑顔で『助けてくれてありがとう』って!だから、カーズを倒してジョジョの魂が戻ったら、一緒に見届けて!あたしの世界に!」
遥「そうだね。ジョナサンには言いたいこともあるし」
いろは「奇遇ですね?綾辻先輩。わたしもです」
八幡「俺は一発殴りたい」
あ~…小町ちゃんといい、ジョセフ師匠といい、ジョジョといい、やりたい放題だもんね…。気持ちはわかるなぁ…。虹村さんじゃあないけど、あたしは頭が悪いから師匠達が何を考えているのかわからないけど。
だけど……ありがとう。この世界のヒッキー達…。
こんなあたしを認めてくれて。だからあたしも頑張るんだ。カーズ達からこの世界を守れるように。
あたしはアーシス最下位のC級隊員、由比ヶ浜結衣。
リバースが成長しても、あたしはまだまだC級隊員。
だけど、それでもいい。少しでも役に立つんだ!
探しに行くんだ!更なる成長が出来るように!再会したあたしのゆきのんと、そこへ!
←To be continued
今回はここまでです。
由比ヶ浜が成長しました。
アンチが強いこの世界の由比ヶ浜達を見ることで、過去の自分と訣別し、更に黄金の精神へと近付いた由比ヶ浜。
この由比ヶ浜を見ることで、少しはこの世界の由比ヶ浜や雪ノ下にも成長があれば良いのですが…。
それでは次回もよろしくお願いいたします。