side一色いろは
弥七達の世界とボーダーの世界の事を聞いたわたし達。次の話は幻想郷の話です。
見た感じ、幻想郷の人達は全員が末裔の承太郎に惚れている状態みたいな感じがします。
G霊夢「私達と承太郎の話?良いけど、いろはや陽乃、遥みたいに私達の付き合いは短いわよ?一年過ぎてないくらいじゃあないかしら」
霊夢「口調が既に影響を受けている感じがするけどね」
うちの世界の方の博麗霊夢が異世界の霊夢に突っ込みます。じゃあ……と言うのはわたし達では常識なんですけど、どうやら他の世界では違うようです。
G霊夢「うるさいわね。良いじゃあないのよ。もう慣れちゃったし」
魔理沙「最初は違和感があったんだぜ」
慧音「いつの間にか影響を受けてしまったな」
文「あややややや。本当ですぅ」
ジョースターの影響力というやつなのでしょうか?
そんなことよりも、幻想郷と駒王の話は興味深いですね。
わたし達が一切関係していないからでしょうか?
関係しているのはこれまでとは逆で、ジョースターが主として関係しています。
G霊夢「承太郎が幻想郷に来るきっかけは……ブラッドの独断よ」
三浦「やっぱりあいつだったし」
ブラッドは結衣先輩のリバースタウンのように自分の意思を持ったスタンドです。しかも、普段から承太郎にちょっかいをかけては胃にダメージを与えているのだとか。
魔理沙「落ちてきたのが神社の上だったって話なんだぜ。それも霊夢の生命線の賽銭箱を破壊したそうなんだぜ」
霊夢「私だったら許さないわね…」
朱乃「あらあら。私も神社の娘ですから他人事ではありませんわ」
そう言いながらも楽しそうなのは気のせいですか?姫島さん?
文「博麗神社のお賽銭箱を破壊するなんてニュースを聞いた時はわたし達も驚きました。幻想郷では自殺行為の一つですから」
博麗霊夢。
承太郎が規格外過ぎるので霞んで見えますが、承太郎が幻想郷に現れるまでは最強と呼ばれていたそうで、人間でありながら最強と謳われたその存在感は誰からも一目置かれているようです。
そして、そんな博麗神社のお賽銭箱を破壊した承太郎に当然、博麗霊夢は激怒して…。
海老名「ドンパチ……だったって聞いたなぁ」
静「いきなり頂上決戦だったんだね……」
いやいや。今回集まったメンバーの中でも、幻想郷と駒王は異質です。
幻想郷のメンバーは現段階ではスペック面では最強。
駒王はこれから強くなり、いずれは幻想郷を越える可能性を秘めている。
もっとも、両方とも柱の一族みたいなのがデフォルトですから、他の世界とは種族的なものからして強いんですけど。
あれ?幻想郷の承太郎や霊夢さわ、魔理沙さん、丈城さん、ついでに承一郎も人間だったですよね?何で対抗できてるんですか?
ついでに言えば、赤龍帝の丈城さんはわかりますよ?
でも、承太郎ってジョースターとかとは無関係の所から色々力を持ってきすぎではないですか?
まぁ、そんな人達相手に機転と技とペテンで手玉を取るハチ君もハチ君ですけど。
特に凡矢理の世界ではやり過ぎでしたしね。
千棘「今回のメンツの中では一部を除いて最強なのが承太郎だもんね」
その承太郎を一撃で沈めた千棘さんも人の事は言えないんですけどね?
静「そうそう、そう言えば霊夢と承太郎さんって毎晩同じ布団で寝てるみたいだよ?」
ザワ………
いろは「大人な関係なんですね……」
わたしが遠い目で霊夢さんを見ました。
なんなんでしょうねー。こっちは幼稚園に上がるか上がらないかの時には婚約が決まっていながら、いまだに清い関係(企業&ジョースター家の命令。無用なスキャンダル回避の為)だと言うのに、出会ってそんなに経っていない方々がどうしてそんな関係なんでしょーねー。
G霊夢「違うわよ?布団代節約の為よ」
いろは「いえいえ、良いんですよー?爛れた関係でも。他人の話な訳ですしー?」
魔理沙「いやいやエリナ。それがな?マジでそんな関係じゃあないんだぜ?ただの同居人ってな扱いなんだぜ?」
えー?年頃の二人が同じ布団で寝ていて何もないなんてあるわけ……
静「イーハ、コレがマジなんだって。幻想郷にいる間、私たちって博麗神社に寝泊まりしてたんだけど、毎晩二人で寝ているくせに、そんな素振りがまったく無かったんだって」
幽香「待って。何で静はそれを知ってるの?」
三浦「毎朝承太郎&霊夢の寝室に忍び込んではイタズラを仕掛けようとしていたからだし。後はヒキオ情報。幻想郷の承太郎の奴って、これだけの美女・美少女に囲まれながらその手の話は一切ないらしいし」
慧音「ふむ……私も気にはなっていた。浮いた話がまるでない」
咲夜(お嬢様方の好感度は高いようですが……特に妹様の好感度は天元突破してますね。しかしながら、承太郎様からの感じではその気が無いようですし……)
何やら十六夜さんがブツブツ言ってますが、もしかしてこれは……。
いろは「ねぇ……ジョジョ先輩?海老名先輩?これってもしかして………」
海老名「うん。多分、間違いないよ?」
静「無自覚のフラグ建築、無自覚の好意……下手につついたら面倒なタイプだよ……」
三浦「これはそっとしておくし……」
ここは無理矢理でも話題を変えるべきでしょう。
徐倫「そう言えば慧音。あんたって教師なんでしょ?」
慧音「そうだ。そう言えばこの世界は本来の歴史とは別の歴史をたどったんだったな。お前は今、何をしているんだ?漫画では囚人だったと聞いていたが」
徐倫「あたしは冤罪が晴れて今はハッチ達の高校で英語教師をしているのよ。だから教師の先輩に何か助言を貰いたくてね」
慧音「なるほど……私の授業はだな……」
キングクリムゾン!
慧音「……というわけだが……って聞いているのか?空条徐倫」
徐倫「……………ZZZ」
ZZZ………ハッ!Σ(゜.゜)
静「………慧音さん。1つ言わせてもらっていい?」
A陽乃「わたしも……」
遥「………私からも……」
リアス「……同じく」
千棘「あたしからも……」
結衣「スヤスヤ………」
女子一同「恐ろしくつまらない!」
慧音「な、なにぃぃぃぃ!どこがだ!ハクタクたる私の授業のどこがつまらない!」
いや、山も谷もないんですよ!
これでは何も印象に残らないですって!
徐倫「……とりあえず、問題児の対処法とかを教えてくれる?」
慧音「宿題を忘れた生徒には頭突きだな」
それなら徐倫はハチ君やジョジョ先輩にいつも拳骨を落としてますよ?それが面白くてわざと怒らせているんですが。
徐倫「それなら拳骨をいつも落としてるわね。そっか、ストーン・フリーで頭突きをやれば良いのか」
静「徐倫お姉ちゃん。いや、空条先生。スタンドで頭突きは止めてください」
小町「来年は小町も入学するから止めてよね…さすがにストーン・フリーでの頭突きは痛そうだよ。オラオラよりかはましだけどさ……」
小猫「………暴力教師?」
遥「平塚先生みたい……」
A雪乃「どういうわけか、平塚先生は2つの世界では評判が良くないみたいね」
結衣「うちの世界のヒッキーはゴミ箱に捨ててたし…」
ハチ君、慧音さんとトラブル起こさなきゃ良いけど。
案外、いい勝負をするかも知れませんね?
アーシア「そう言えば幽香さんはお花が好きなんですよね?どんなお花が好きなんですか?」
幽香「花なら何でも好きよ?どれが好きかは特に無いわ」
それに反応したのは小野寺さんです。けっこう少女趣味ですものね。後は橘さんもですか?華道とかも頑張っているようですから。
花好きの方達はキャイキャイはしゃぎます。
幽香「それに私は強いものとの戦いが好きだ。幻想郷の大半は戦いが好きね。特に桐崎。承太郎を一撃で仕留めた力には興味があるわ」
千棘「え?何の事?」
覚えてないんですか……一口で記憶がなくなるほどお酒に弱いんですか。
それにしても幻想郷の人達は強いんですよね?
いろは「強いと言えば、射命丸さんは霊夢さんとは本気で渡り合えるって聞きましたけど」
文「天狗ですから。それよりも写真を!写真を撮らせて下さい!エリナさん、リサリサさん、ツェペリさん、アヴドゥルさん、花京院さん、杉本鈴美さん、ブチャラティさん、スージーQさんなんてネタの宝庫じゃあないですか!是非とも!」
沙希「止めてくれる?」
めぐり「ちょっとそれは……」
小町「サンシャイン・ルビー……」
マチちゃん!いくらウザいと言ってもサンシャイン・ルビーはシャレになりませんよ!
基本的スペックはスター・プラチナ以上なんですから!
魔理沙「気持ちはわかるんだぜ?何せここには漫画のファンにはたまらない存在がたくさんいるからな。特にツェペリさんの転生が女になってるなんてビックリしたんだぜ?優美子や姫菜にもビックリしたけどな。あ、ブチャラティもそうか?」
沙希「え?あ、うん……あ、ありがと?」
そう言って魔理沙さんは川崎先輩の手をブンブンと上下させています。吸血鬼や柱の一族との戦いがメインだったファントム・ブラッドや戦闘潮流が好きみたいです。とりわけ、ツェペリ一族が好きなのだとか。
シーザーの転生の大志君やシュトロハイムの転生の材木座先輩に対してなんて感激の涙を流していましたものね?
霊夢「魔理沙がねぇ……こっちの世界の魔理沙からは考えられないわ」
G霊夢「こっちの私は何か醒めてるわね?」
魔理沙「ああ、そう言えばこっちの霊夢は承太郎と関わる以前の霊夢みたいな感じなんだぜ」
霊夢「あなたが例外なのよ。いえ、イレギュラーが関わると私が私じゃ無くなるわね。比企谷八幡が関わるいくつかの世界の私でもそうみたいよ?」
はい?今、なんて言いましたか?
G霊夢「なるほどね。何となくそうじゃあないかとは思ってたのよ。多分、今まで関わらなかっただけで、比企谷八幡はあらゆる平行世界に存在してるだけなのかも」
ど、ど、どういうわけなんですか!?
G霊夢「幻想郷もいくつかの世界が存在してるわね。承太郎もそういう存在とは何度か関わっているから」
霊夢「その通りよ。比企谷八幡の虜になっている私も存在してるって紫から聞いたことがあるわ」
Aオーフィス「…………」
オーフィス「そっちの我、何か知ってる?」
Aオーフィス「エリナとリサリサには話した。我、白良の世界の我じゃない。別の駒王の世界の我。でも、今は幻想郷の話」
そうでしたね。でも、オーフィスちゃんの話も気になります。
霊夢「幻想郷の平行世界も多数存在しているのよ。そっちの幻想郷は承太郎が特異点みたいだけど。これからもどんどん異変が起こるわよ?こっちの世界みたいにね」
G霊夢「まぁ、その辺は諦めてるわよ」
魔理沙「いつもの事なんだぜ?」
幽香「私は花さえ無事ならば構わないわ」
慧音「人里に害をなすならば戦うまでだ」
咲夜「紅魔館の為ならばいくらでも戦うまでです」
文「いい情報です!ネタはいくらあっても困りません!」
幻想郷組「それが、幻想郷!」
もう良いです。こちらの霊夢さんから色々聞き出しますから。それに……駒王のオーフィスちゃん。あなたからも…。
←To be continued