やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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捕らわれた者達の行軍

side材木座義輝

 

建物の影から建物の影へ……俺は結衣殿の手を取って隠れながら移動する。

 

結衣「なんかこそこそしていてやな感じ……」

 

材木座「あの世界でも言われたであろう?戦術を学べと。地形をも操れる敵の能力ゆえに隠れる意味があるかどうかはわからんが、不用意に姿を晒しておくよりは遥かにましよ」

 

結衣「意味がないんじゃあ、隠れなくても良いんじゃあないの?」

 

違うぞ結衣。言葉はしっかりと聞くものだ。

 

材木座「素の口調で言う。結衣、俺は隠れなくても意味が無いとは言い切っていない。意味がないかも知れん…と言ったんだ」

 

結衣「それ、どう違うの?あと、初めてだね?呼び捨てで呼んでくれたの」

 

緊急時だから素で呼んでしまった。だが、そんな事を考えて煎る場合じゃあない。

 

材木座「良いか?結衣。戦いに重要なのは何よりも情報だ。自分が強いとか、能力が優れているとか、そんなものは状況次第でどうにも出来てしまう」

 

結衣「ほえ?だって空条博士とかヒッキーとか強いじゃん?」

 

やはり、勘違いしていたか。

 

材木座「違う。あの世界を思い出せ、結衣。俺のガンズ・アンド・ローゼズだとてあの世界の八幡に負けた。鉄壁の防御力を誇るガンズ・アンド・ローゼズがだ。ガンズ・アンド・ローゼズは何故負けたか!それは金属になる能力は、重みが増すというのを見破られたからだ」

 

それ以外にも案外ガンズ・アンド・ローゼズには弱点を抱えておる。

例えば三浦の炎だ。鉄を溶かせる……というのが実にマズイ。燃焼とはつまり酸化。酸化させられれば俺とてダメージを受ける。

それに金属を溶かせる薬品なども存在する。

それに、ガンズ・アンド・ローゼズの鉄壁さは物理的な物だ。例えば結衣の運を落とすリバース・タウン。雪ノ下の概念の凍結。ジョルノさんのゴールド・エクスペリエンス。音石さんのチリペッパー。露伴先生のヘブンズ・ドアー……。これらの強さとは別のベクトルの攻撃には、ガンズ・アンド・ローゼズは相性が悪い。

完璧など存在しない。それでも八幡が強いのは何故か?

 

材木座「ジョセフや八幡、空条博士の強さを支えておるのは何だと思う?」

 

結衣「頭が良いこと?」

 

材木座「それもある。けど、それだけじゃあない。観察し、分析し、僅かな言動から情報をえているのよ。そして力を有効活用している。アイツらが力押しで戦うことはまれだろ?それくらい、情報は重要なのだ。ましてや姿をさらすなど決してやっては駄目だ。実戦で必要なのは、いかに身を隠し、いかに敵を先に見つけ出すか…そこにかかっている」

 

結衣「ほぇ~……ヨッシー、凄いねぇ。で、さっきの意味は?」

 

材木座「車の運転において、だろう運転とかもしれない運転の違いだな」

 

結衣「どう違うの?」

 

材木座「結衣には口で説明するよりも見てもらった方が早いかもな」

 

俺は体を右に傾かせ、そこでピタッと動きを止める。

 

材木座「結衣。柔道の足払いで、俺の軸足を刈って転ばせてみよ」

 

結衣「むむ……バカにしてるでしょ!そんなのわかるよ!こっちの足!」

 

結衣は俺の右足に足払いをかける。普通はそう考える。右に体を傾かせているのだから、右足に重心を置くのが当たり前だろう。そう、右足に重心を置くのが当たり前だろう(・・・)

だが……

 

結衣「ええー!何でぇ?何で体勢はそのままなのに右足は浮いてるのぉ!?」

 

材木座「先に言っておくが、俺はスタンドも何も使っていない。腹筋を使って左足に体重を乗せている。空手の技術の応用だ。さて、ここでさっきの話に戻すが、結衣は俺は右足に体重を乗せているだろうと思っても、左足に体重を乗せているかもしれない(・・・・・・)とは思わなかった」

 

結衣「ふ、普通はそうだし!」

 

材木座「そう普通は(・・・)…普通なら…だがな、結衣、そう言った普通はそうだろう(・・・)…という考え方の盲点を付くのが戦いだ。ましてスタンド使いの戦いはなおさらのこと……これだって近接戦闘において、左足でキックを放つように見せかけ、実は右足でキックを放つ技術……いわば騙しの手品なのだからな。つまりは、結衣はさっき、もう見つかってるかも知れないから堂々と歩けば良いだろう……と俺の言葉を解釈したかもしれない。だが、俺は見つかっているかも知れないから、警戒を怠るな…と言ったんだ。その意味の違いは大きい」

 

結衣「言ってくれなきゃわかんないよ!話さなきゃ、何も伝わんないじゃん!」

 

そうだな。そういうのも必要だろう。だが……

 

材木座「それも時と場合だろう。結衣、すべてを話すことが一番かも知れない。だけど、すべてを話すことが不可能な事もある。例えば戦いの最中に、わずかな言葉で仲間内に作戦の意図を読むことが必要な場面もある。八幡が静さんとのやり取りで1の言葉で10を理解するように……言葉の裏を読む、わずかな言葉の中から情報を抜き取る。難しいが、必要な事だ」

 

結衣「言葉の裏を読む……1から10を読み取る…」

 

材木座「もしかしたら、何かあるやも知れん…くらいの疑いを持つくらいで構わない。結衣は素直すぎるのが一番の弱点だ。そこが魅力でもあるが、それも時と場合だな」

 

結衣「……う、うん!わかったよ。また何かあったら、教えてね?ヨッシー」

 

材木座「ああ」

 

この時は思いもよらなかった。

このやり取りが、未来であったかも知れないトラブルを解決するきっかけになるとは……。

人間、何がきっかけになるかわからぬものよ。

 

結衣「あ!あそこにケーキがある!食べようかなー」

 

材木座「待て!」

 

結衣「え?」

 

材木座「今、我々は攻撃を受けている!そんな時にこんなところにあるケーキなど口にするでないわ!」

 

結衣「でも、お腹空いたし……」

 

材木座「八幡達が指定された物を口にしないのは何故か?先程のかもしれないがここで出てくるのよ」

 

俺は懐からカロリー○イトを結衣に差し出す。

 

材木座「腹の足しに、これでも食べておけ。いつ襲われるやも知れんから、俺は常に非常携行食と水を持ち歩いておる」

 

結衣「それって、毒殺を警戒して…ってやつ?」

 

材木座「そうだ。俺が前世の時でもそうだったが、敵地で出される飲食物には決して手を出してはならない。例え和平交渉でも、戦闘協定の場だとしても、敵地で出される飲食物には毒が仕込まれておる可能性があるからな。それに、俺が常に携行食を用意しておるのも、身動き出来んときには必要になるからな」

 

結衣「普通はそんな事ならないって……」

 

材木座「だが、今はその『普通ならないそんな事』がおきている。事実、今、結衣が食べているものは、俺が普段から持ち歩いておる携行食だ」

 

結衣「…………」

 

材木座「常識なんて、案外役に立たぬだろ?常識外の事に備えておくことが常識。我々がいる世界は……そういう世界だ」

 

結衣「わかったよ……やっぱり、カッコいいね?ヨッシー」

 

材木座「そう感じる結衣も、案外常識から外れておると思うぞ?」

 

普通ならこんな面倒な男をカッコいいとは思わんだろう。自分でそう思ってしまう分析力が、悲しくなってしまうがな。

 

結衣「ふぅ……少しは空腹がマシになったよ。ありがとう♪ヨッシー」

 

材木座「ではゆこう。隠密行動を心掛けよ!結衣殿」

 

結衣「うん!」

 

 

side三浦優美子

 

相模「喉乾いたー……優美子があの水をコップごと燃やしちゃうから……」

 

三浦「あからさまに怪しかったっしょ。だから燃やしたんだし!」

 

相模「何でよ!」

 

三浦「南さー。あんた戦闘なんてしたことないからわかんねーかも知んないけどさー。結構常識なんよねー、あーしらの世界じゃさー。少ししか飲むなよ?あーしも飲むんだし、いつこの空間から出られるかわかんねーから節約しながら飲まなきゃ」

 

相模「か、間接キス!?」

 

三浦「そんなん気にすんなし。女同士だから良いっしょ?安全な水分なんて確保できねーし」

 

あーしはバックからアクエ○アスを取り出して南に渡す。

暗黙の了解だから、誰も確認したことないけど、海老名や沙希も常に食べ物と水分を持ち歩いているのはなんとなくわかる。

 

三浦「あーしの前世ってさ、砂漠越えとかやってたしさ、ジョースターさん……ええっと、ジョセフ・ジョースターさんとの旅の時なんて常に命狙われたっしょ?」

 

相模「いや、狙われたっしょ?言われても知らないんだけど…」

 

あー、そっか。仲間になったばかりだからあーしらの事情って概略しかわかんねーんだったっけ?

 

三浦「スタンド使いの刺客が次から次へと襲ってきてさー、マジ最悪だったし……ヒキオ、マジ殴りたくなってきた。あーしはポルナレフ庇って奇襲で殺されたし。マジうけねーから」

 

相模「そ、そうだったんだ……」

 

相模がドン引きしていた。でも、それ実話だし。

 

相模「それとケーキを燃やしたのって関係あんの?」

 

三浦「あ?あるから言ってるんだし、燃やしたんだし。もうホント、最近知ったんだけどさー、承太郎やジョースターさんとの旅の途中でさ、あーしらの前世って毒殺されかけたんよねー。今じゃあ仲間になったけどさー、DIOの刺客がさー、喫茶店のマスターに化けて攻撃してきたんよ。5年前くらいのアメリカでもヒキオ達に同じ手を仕掛けたらしいっつーけど」

 

オインゴ、ボインゴ兄弟の事だ。

 

相模「ど、毒殺!?あの水に毒が仕込まれてたの!?」

 

三浦「可能性がねーわけじゃあねーし。そんくらいの警戒心を持てって事だし。水道の水も、そこらのショップの水も、飲まねー方が良いっしょ。この空間から脱出するまでは、あーしが持ち歩いている食べ物と水以外は決して口にすんなし。スタンドの中にはゲブ神やアクア・ネックレスってゆー水のスタンドもあるから、万が一体内に入られたら終わりだし」

 

相模「え?そんなスタンドもあるの?」

 

三浦「東方先生のお父さんって、そのアクア・ネックレスで殺されたって話らしーし、あーしも前世でゲブ神に襲われて水筒の水からSPW財団の職員が目の前で殺されたの見てっから」

 

相模「東方先生のお父さん……え?それってジョースターさんのおじいさん?」

 

三浦「そーそー。まぁ、正確には東方会長のおじいさんであって、戸籍上はちげーけど、まぁ東方先生ってジョースターさんの後の奥さんだから似たようなもんか。内縁だからちげーけど。それに、東方会長とジョジョが結婚したら実質的にそうなるし

 

からん………

 

三浦「!!!」

 

あーしらが休憩場所にしている喫茶店の床に何かが落ちた音が聞こえた。

警戒するあーし。

 

相模「優美子?」

 

三浦「移動するよ。あと、いつでもスタンド出せるようにしろし。物音がしたら警戒しろ。あと、会話も小声で、更に短くやれし。出来ればハンドシグナルを使いたいとこだけど……教える余裕がねーから、あーしのサイン、直感で理解しろし」

 

相模「う、うん……」

 

あーしは南と一緒に音がした方向を警戒しつつ、店の勝手口からゆっくりと出る。

探知の炎も忘れていない。敵のスタンドに通用するかわからねーけど、無いよりはましだ。

!!!

反応あり!天井の上!

 

三浦「マジシャンズ・レッド!」

 

「ちっ……!」

 

そいつは天井を突き破って落下して来て一気に肉薄してきた。そして、マジシャンズ・レッドとあーしが捕まれる!

 

三浦(強い!戦いなれている!)

 

あーしはスタンドと一緒に投げられ、一気に叩きつけられる!

 

相模「え?ちょっと……」

 

「大人しくしろ!」

 

え?この声は……

 

三浦「あ、あんたは………」

 

 

side雪ノ下雪乃

 

私と川崎さんと葉山くんも、やっぱり身を低くしながらなるべく音をたてないように移動していたわ。

後で聞けばペイズリー・パークの誘導があった広瀬さんのチーム以外はみんな隠密のように移動していたみたいね。

先頭は波紋で気配を探れる川崎さん。殿はワインの波紋レーダーで気配を探れる私。真ん中はそういう能力がない葉山君よ。

 

葉山「ハハハ…まるで軍隊の斥候だね」

 

雪乃「葉山くん?それで間違いないのよ?」

 

沙希「まぁ、見付からないように極力動いているのは確かだね」

 

それにしても結構歩いたわね。

 

葉山「もう二時間近く歩いている……ねぇ、雪ノ下さん、疲れてないかな?」

 

いいえ?まったく疲れて無いのだけれど…そういえばそのはずよね。波紋を修得するまでの私だったらとっくに疲れてへばっているもの。

訓練を受けている兵隊だって、そろそろ休止する時間が経過しているわ。波紋のお陰で体力の心配が無くなったのは良いのだけれど、そのせいで一般的な常識が欠落してしまうのは欠点ね。

 

雪乃「川崎さん?少し休憩しないかしら?」

 

沙希「ん?ああ、葉山の事を忘れてた。確かに少し休憩を入れた方が良いね」

 

川崎さんが適当に安全確認をしたビルに入る。

 

雪乃「エンジェル・ダスト」

 

私はエンジェル・ダストで氷を作り、それを溶かして葉山くんの飲料水を作る。

スタンドで作った水だから、味も素っ気も無い。

 

雪乃「砂糖と塩があれば良かったのだけれど…」

 

ただの水ではなく、それらがあればなおのこと良かったのだが、この際贅沢は言ってられない。

 

沙希「あるよ。塩と砂糖」

 

川崎さんはバックから塩を取り出した。砂糖は?てっきりスティック・シュガーでも持ち歩いていると思ったのだけれども……。

 

沙希「サマーハプノ・サファイア。糖分ならこれで作れる。水と塩を持ち歩いていればあたしは即席スポーツドリンクを簡単に作れるんだ。地味に便利でしょ?サマーハプノ」

 

確かに。忘れていたわ。サマーハプノ・サファイアの能力を。川崎さんと言えば波紋ばかりが目立つけど、スタンドもあったのよね。

それに実際のところ、波紋の戦士である私と川崎さんは、水と食料は常人に比べて必要としていない。

 

葉山「そうか……俺は唯一雪ノ下さんに勝てていた体力の部分でも、もう叶わないんだね」

 

あら?そう言えば……

 

雪乃「ねぇ、川崎さん……」

 

沙希「みなまで言わなくて良いよ。あたしも今、思ったから。葉山、ちょっと水を置いて、立ってくれる?」

 

葉山「良いけど……何をするんだい?」

 

沙希「才能にもよるけど、葉山。あんた、雪ノ下が何故体力が急に増強されたか……知りたくない?」

 

葉山「え?あるのか?そんな方法が……」

 

沙希「一種のドーピング。呼吸法による……ね。ちょっと痛いけど、我慢して」

 

雪乃「あれがちょっととは思えないのだけれど…」

 

沙希「大丈夫よ。弥七やあの世界の比企谷小町だって出来たんだ。頑張りなさい、男の子」

 

バリバリ…と、波紋をほどばしらせる川崎さん。

 

葉山「な、何を……」

 

沙希「パウッ!」

 

ドズッ!

 

あの痛みが脳裏によぎって私まで痛くなってきたわ。

そう、川崎さんは葉山くんの横隔膜に小指を突き入れたのよ。即席で波紋を修得させる荒業を。

 

葉山「コオォォォ………こ、この呼吸は……」

 

沙希「やっぱり、才能があったみたいね。そのまま息を吐き出しきって………そう、そんな感じ」

 

葉山くんは問題なく波紋の呼吸を練れている。

 

沙希「そう。それがあたしや比企谷、静・ジョースターが常人離れをした身体能力を持つ秘密。この呼吸を覚えれ、修行に励めばいずれはあんたも人間離れした身体能力を持つ。才能は中々だよ」

 

才能はあると思っていたわ。葉山くんも地頭は良いし、運動神経も抜群だもの。

 

葉山「化け物じみた能力を手に入れたような気がしないけど…」

 

沙希「比企谷やジョースターは十何年も修行を続けて、更に比企谷小町が効率よく鍛えてきたからね。ローマは一日にしてならず…ってことだよ」

 

葉山「普段のアレだと、そんな風にはとても見えないけど…」

 

でしょうね。歴代波紋使いでも最高レベルの波紋の戦士だと聞いたわ。そんなのと覚醒したばかりの私達ではどうしても差が出てしまうのは仕方がないわ。

 

沙希「これで少しは無茶ができるはず。水を飲んだら出発するよ」

 

葉山「あ、ああ…でも何で雪ノ下さんが水を?」

 

雪乃「ここはもう敵地……敵地にある飲食物は危険よ。だから私の能力で水を作ったのよ」

 

沙希「相模や由比ヶ浜にはまだその心構えが出来ていない。早く合流しないと危険だよ」

 

確かにそうね。波紋によって私達は多少の飲食の我慢は出来るし、三浦さんや海老名さんはこういう時に備えて常に何食分かの飲食物を携行している。戦いというものを知っているのね…。

比企谷君たちも多分そう。私達より過酷な環境にいるものね……。

突然、川崎さんはワインの小瓶を煽る。

 

葉山「川崎さん…何を!それはワイン!学生が飲酒をするなんて!」

 

雪乃「違うわ。波紋と液体の相性は良いの…中でもアルコールは川崎さんにとっては武器……」

 

川崎さんは口からワインを吐き出す。

 

沙希「パパウパウパウ!波紋のカッター!」

 

シュルルル……バシッ!バシッ!バシッ!

 

雪乃「川崎さん……もしかして……」

 

沙希「いる………何かが、あたし達を見ている……」

 

雪乃「川崎さんが……本気を出すほどの相手?」

 

葉山「それも……波紋の技術かい?」

 

沙希「ええ。これほどの相手は……あんたじゃあ無理。あたしですらやっと気付くほどの隠密の技量……。雪ノ下、葉山……逃げる準備をしておきなよ」

 

葉山「逃げる!?敵を前に逃げるのか!」

 

雪乃「逃げるのは臆病な行動でも、卑怯な行動でもないわ。葉山くん……次の一手に繋がるための、作戦の一つよ。少なくともジョースター家にとってはね」

 

葉山「雪ノ下さん……」

 

雪乃「行くわよ、葉山くん。息が続くまで!」

 

「そうはさせない」

 

葉山「え?この声は……?」

 

雪乃「……嘘よね?」

 

沙希「何であんたがここに……」

 

カッカッカッ………

 

と、声の主が姿を現した……。

 

←To be continued




はい、今回はここまでです。

三浦チームと川崎チームを襲ったのは!?
そしてケーキや水はなんだったのか!?
今回の敵は何者か!?

それでは次回もよろしくお願いします!

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