やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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仰天黒水晶

sideレクイエム

 

目覚めたか……新たな私が……アクトン・モリオン…とな。

だが………初めて真実に足を踏み入れたお前が、私を制御することは叶わない。

その領域に足を踏み入れられているのは、現時点で比企谷八幡において他にいない。

だが、女比企谷八幡と言われたお前なら、この領域にいつかは足を踏み入れると思っていた。

女性初のレクイエム・キャリアー……。

よくぞここまで成長したものよ。

 

アルミラージ「こ、これは………これは何なのだ!これがレクイエム!」

 

アクトン・モリオン(A・M)「コレが……レクイエムだ。ウルフスよ………」

 

アルミラージ「その名で我々を呼ぶな!異物め!」

 

A・M「宇宙意識が自分達だけとは思わない事だ。知的生命体の持つ、可能性に希望を持っている宇宙意識があるとは思わないのか?」

 

アルミラージ「ハッ!自分達が神の代行者とでも言う気かぁ!宇宙を滅ぼすのが、神の意志か!?」

 

A・M「世界は……宇宙はいずれ滅亡し、再生される。メイドイン・ヘブンを待たずとも、いずれは自然と宇宙は一巡する……知的生命体の有無は関係なくな。それが宇宙の真実」

 

アルミラージ「だから、このまま放置して見てろってか!?ふざけるなよレクイエム!メイドイン・ヘブン!ザ・ワールド!キング・クリムゾン!キラー・クイーン!D4C!そしてお前らレクイエムの存在!真実をねじ曲げるスタンドは…それを操る知的生命体は……宇宙にとって害悪以外の何者でもない、何度一巡するとも!知的生命体の根絶は宇宙の意識に他ならない!」

 

A・M「知的生命体はいずれどこかで発生し、そして真実を超える。すべてを自然に任せ、そして見守る意思もまた、宇宙の意思。オーバーヘブンとて……その一端だ」

 

アルミラージ「訳わかんねぇな!お前らの意思は訳わかんねぇことを言って煙に巻くのが好きなのか?はっ!知的生命体に味方する意思はわからんなぁ!」

 

アルミラージは因幡の白兎の能力で多数の鮫を召喚する。

 

A・M「真実の透明化」

 

鮫は私を……静・ジョースターを呑み込もうとするが、それを私の能力で透明化する。

透明化された物は……果たしてそこに存在するのか?

透明な物は有なのか、無なのか……。

透明の鮫は、透明のまま消える。始めからそこに無かったように。

 

A・M「透明の真実化」

 

透明の道がせり上がり、私とアルミラージが上空へと飛ぶ。

 

アルミラージ「何だこれは!浮いている?!違う!透明の地面がせり上がっている!どういう事だ!何故私以外に操る事が出来ない『不思議の国の空間』の地形を操られる!」

 

A・M「果たして、それが真実なのか?」

 

アルミラージ「何!?ぐおっ!」

 

C・D「ドラララララララララララァ!」

 

突然現れた明滅を繰り返す東方仗助のクレイジー・ダイヤモンドがアルミラージにラッシュを仕掛ける。

 

仗助「え?おれ、何でここにいる?」

 

アルミラージ「バカな!東方仗助は下にいる!何故ここに!」

 

仗助「あれっ!?マジだ!確かに俺が下にいる!どうなってるんだぁ!」

 

A・M「東方仗助は下にいる…何故、そう言い切れる?アレはお前達が見ている幻であって、透明化させたい本人を私が一緒にここに呼んだとは思わないのか?」

 

仗助「そう言われて見ると……そんな気がしてきたような………」

 

すると、下の東方仗助が明滅をしてから消え、今度は上の東方仗助がハッキリと見える。

 

アルミラージ「鬱陶しい!ラッリホー♪ラッリホー♪ラリラリラリホー♪」

 

アルミラージが歌を歌い始める。

 

仗助「あれ………急に眠気が…」

 

アルミラージ「眠りの歌。これで東方仗助も、静・ジョースターも眠る……所詮はレクイエムも我々と同じ宇宙意思!同じ宇宙意思ならば、優劣など存在……」

 

A・M「ドラァ!」

 

アルミラージ「ぐはぁっ!」

 

アルミラージの背後から、私の一撃が決まる。

 

アルミラージ「これは……オーバーヘブン!ザ・ワールド・オーバーヘブンと同じ、真実の上書き!」

 

A・M「違うな……透明とは目に見えない。では透明なものはそこに無いと言い切れるか?見えているものが、真にそこにあるのか?お前が見ているものは、果たして真実なのか?お前の能力は、果たして真実なのか?」

 

アルミラージ「何だと?何が言いたい!」

 

A・M「真実とは、その者の中にある。有ると思えば有るし、無いと思えば無い。それが真実として現実になる」

 

アルミラージ「真実の上書きとどう違うんだよ!がふっ!がはっ!」

 

幾重もの炎がアルミラージを襲う。そこにはマジシャンズ・レッドのレッドバインドが。

 

A・M「私は透明化している想像を幻として見せているに過ぎない。それを『有』として真実に変えているのはお前だ。アルミラージ」

 

アルミラージ「こんなにダメージを負っているのに、それが幻の訳がねぇだろ!」

 

違うな。イメージは……時として肉体を凌駕する。

火箸の実験がそうだ。

火鉢にくべた火箸が熱い物だというイメージ……とあるイタズラで、火箸を当てられたと思った赤ん坊がいた。だが、実際に当てられていたのは火箸ではなく、ただの棒だった。

だが、異変が起きた。ただの棒だったそれを当てられた子供の手は火傷を負い、火膨れを起こした。

アクトン・モリオンの能力は幻を見せ、それを現実だと対象が思ったならば、それを真実にしてしまう。

真実の上書きと違うのは、それを決定するのは自分の意思だ。

そして、有があるなら、無もまた、存在する。

 

A・M「もう一度問う。貴様の能力は…果たして真実の元に存在するのか?お前が生み出したこの空間の地形を操る能力は…果たして真実なのか?お前が見ている幻では無いのか?」

 

アルミラージが生み出したこの空間が、明滅する。そして、この地の本当の地形の幻が現れる。アルミラージの操った地形と、現実の地形が交互に明滅する。

 

アルミラージ「なっ!俺の地形が!俺の真実が!」

 

A・M「お前は地形を操れない。空間に干渉できる能力はない」

 

アルミラージ「あ、ああ………消える……俺の能力が…消されるぅ!幻と分かっているのに!それが真実だと思ってしまうぅぅぅぅぅ!」

 

催眠術等はそんなものだ。分かっているのに従ってしまう。そして、私の能力がそれを真実に変える。

 

A・M「では、トドメと行こう」

 

静「そこまでだっつーの。レクイエム」

 

A・M「なに!?」

 

初めてレクイエムを発動させた静・ジョースターがレクイエムの中で意識を保てるだと!?

 

静「私は……私の手でこいつを始末する。レクイエムにかっさらわれてたまるかっつーの」

 

動けない……いや、静・ジョースターのすぐ隣に私がいる!アクトン・モリオンがもうひとつ存在する!

初めてのレクイエムで……真実に到達する意思を持つか!静・ジョースター!

 

静「あんたに問うよ?レクイエム。あんたは本当にアクトン・モリオン?そう思ってるのはあんただけであって、本当のあんたは、実はまだ眠ってるんじゃあないの?」

 

な………私の明滅が消えている時間の方が長くなるだと!

 

静「催眠術は私の方が上みたいだね?レクイエム。見よう見まねで本家を出し抜こうだなんて、甘いんだっつーの」

 

ふ………元は川崎沙希の技術だろうが……。

良いだろう。そこのアクトン・モリオンよ。

すべてはそっちの私に託そう。

静・ジョースターは真実に到達した。それがこの場における真実なのだからな。

水晶よ……そして宝石よ………。私が言うべきはただ1つ。真実を超えろ。

まさか水晶がこの領域に入り込むとはな…。

これだから……知的生命体は面白い。

 

side静・ジョースター

 

何が真実を超えろ……だ!

偉そうにすんなっつーの!

私が自分で選ぶんだよ。真実を超えるかなんてものはさ!

 

A・M「さて?私はもう、お前を操れない。アクトン・モリオンは、お前が操作するしかない。扱い切れるのか?真実を」

 

静「げっ!まだ喋れるの!?」

 

A・M「私を黙らせたければ、真実を超えるしかない。それがレクイエムだ」

 

うわ~………リバース・タウンをうざがる由比ヶ浜の気持ちがわかったよ。

 

アルミラージ「へへ……俺を殺すか?無駄だな。兎の力は甘くねぇ。月の兎は永遠……蓬莱の力に死はねぇ!」

 

静「なら、何であんたは眠っていた?蓬莱の力を持っていたとしても、あんたを眠らせる力が存在する。例えば、このレクイエムのように」

 

アルミラージ「……」

 

静「沈黙は肯定だっつーの。それに、あんたはもう終わりだよ。私のモリオンは……完全に私の意思で制御出来ている」

 

カッカッカッ!

リズム良く、そして踊るようにステップを踏む私。

アクトン・クリスタルなら苦戦を免れなかったウルフス。

だけど、モリオンならそんなに難しい事じゃあない。

悔しいのは………それが実に私らしく無いってこと。

力の強弱に頼る………そんなものは私が望むべき物じゃあない。

本来の自身の力で、工夫して勝つのが私達のやり方だ。

真実に頼るなんて……そんなものは本物じゃあない。

だけど……私にもわかっている。

ウルフスは……真にウルフスを倒せるのは……真実だけだ。

結果だけが残るのは世の常……。私の感傷なんて関係ない。それが真実。気に入らなければ、それすらも超えて行くしかない。意地を通すならば、真実に頼るのが嫌ならば……。真実を黙らせる力を持たなくてはならない。

力を否定しながらも力を持つことを望む矛盾。

それに今は……真実に頼らせて貰う!

現れた信実と同じ存在を消せる千載一遇のチャンスだ。

ウルフス……見せてやるよ。

 

静「海老名……ホシミュのキャッチ・コピーを使わせて貰うよ!大切な物は……目に見えない!それが真実だと、誰が思ったぁ!」

 

お?見える見える♪

悪意、好意、そして………能力。真実が見える。

 

静「アルミラージ……あんたは愛甲愛子だ」

 

真実により浮き上がった愛甲愛子という名前。

それがこの宿主の名前だ。

 

アルミラージ「なに!それは俺のこの宿代の名前だ!」

 

静「あんたには聞いていない。愛甲愛子!あんたに聞いている!あんたの体はウルフス!?それとも愛甲愛子!?どっちなの!?」

 

明滅する愛甲愛子。

そして隣には愛甲愛子の体を乗っ取っているアルミラージ。

 

静「そして、アルミラージ!あんたは宿主が消えたら消えるなんてルール、誰が決めたぁ!」

 

消えかけていたアルミラージが別の場所で明滅して出現する。

 

静「スタンドだってたくさんあるよね?本体が死んでも一人歩きするスタンドが。ノトーリアスみたいにさ。あんたはここでそのタイプのスタンドになる。宿主を消されて、一旦眠りに就くなんて逃げは……許さない。あんたは、ここで消えるべき存在。ウルフスの無敵性は…ここで消す!それを真実に変えてやる!あんたがそれを真実にする!」

 

アルミラージ「やめろ………消されてたまるか……」

 

静「ぐ………ぅぅ……」

 

2つ同時に真実の発動はキツい!

そこまで至ってないのか!

 

アルミラージ「力の強制力が弱まっている!そうか、さては真実を2つ同時に発動は出来ないな!?」

 

静「ぐ………ここでハッチと同様に砕けても構わない!あんただけは………あんただけは!」

 

アルミラージ「ウキキキキキキ!根性なんてなぁ!役に立たねぇんだよ!能力なんてものはなぁ!必ずどこかで限界があるんだよぉ!レクイエムだって例外じゃあない!」

 

静「ぐ…………うぐぐぐ………」

 

ダメだ……アルミラージの言うとおりだ!だが、どっちの真実を消す!?

くそっ!下手したらアルミラージが2つに増える!

逃げられるが、スタンドの特性の方を……!

 

 

相模「ラスト・ノート!」

 

バキィ!

 

愛甲の業「お前のせいで私は……」

 

愛甲「え?違うの違うのよ!」

 

ザシュ!

 

愛甲「ぁぁぁぁぁ!」

 

アルミラージ「ぐあああああ!」

 

ナイス!相模!ウルフスの抵抗が弱まった!

 

雪乃「あなたの抵抗の意思の概念を……凍結させるわ!フリージング・ビーム!」

 

結衣「運も無くしちゃえ!うわぁぁぁぁぁ!」

 

三浦「殺しはしない程度に!レッドバインド!」

 

海老名「大切な物は目に見えない!だけど、目に見えるものもあるんだよ!ハイエメラルド・スプラッシュ!」

 

葉山「ジョースターさん!頑張るんだ!こんな悲劇は繰り返させちゃいけない!オーラル・シガレッツ!オラオラオラオラァ!」

 

アルミラージ「お、お、があ!宇宙意識の真実がぁ!消滅するぅ!」

 

アルミラージが支配していた愛甲愛子は消え、真実として現れた愛甲愛子とアルミラージは分離される。

しかし…………

 

愛甲「ありがとう……私を解放してくれて……でも、真実は……運命は私の死を消してくれない……私の…愛甲愛子の魂は……既に杜王町を通ってしまっている……私は体に残っているただの脱け殻……さようなら、静・ジョースター……あなたに感謝を………」

 

愛甲愛子の体は………ここで灰になって消えてしまった。波紋を受けた吸血鬼のように………。

彼女を、助けられなかった。だけど……。

 

アルミラージ「お、おのれ………静・ジョースター…良くも私を……殺してやる……殺してやるぞ……」

 

くっ!

カラン………

アクトン・モリオンがアクトン・クリスタルに戻り、レクイエムが終わり、矢の落ちる乾いた音がやけに大きく響く。

無理をし過ぎた………。

 

アルミラージ「よくも………私の力を消してくれたな…だが!蓬莱の力は消えぬ!私の不死身は消せない!」

 

私は、もう一度矢を掴む。………が、今度は矢が刺さらなかった……。

 

アルミラージ「しね!静・ジョースター!レクイエムの反動で疲弊しているお前など、倒すのは花を摘むよりも容易い!」

 

ぐ……あと少しだったのに………

 

仗助「あ?死ね………だぁ?このタコが………今、お前……俺の最愛の妹になんつったぁぁぁぁ!」

 

ドラァ!

 

アルミラージ「ぐおっ!ひ、東方仗助ぇ!」

 

仗助「オメェ、死なねーんだよなぁ?だけど、ウルフスの特性は消えたんだよなぁ?だったらよぉ、もうオメェに残されてる道はよぉ、これしかねぇよなぁ!」

 

C・D「ドラァ!」

 

アルミラージ「ぐぁっ!手が………手が!壁と一体化しただとぉ!」

 

仗助「このららぽーとの壁と一つにでもなればよぉ!千葉の観光名所にでもなるかもなぁ!もっとも、ここはオメェが作った空間のららぽーとだからよぉ、オメェなんかを見る買い物客なんてのは、永遠に来ねぇけどよぉ!」

 

アルミラージ「お、俺を!殺さず、壁にする気か!しかも永遠に!」

 

仗助「異空間ってのはよぉ、外の影響受けねぇんだろ?良かったじゃあねぇか。ここはオメェのキレェな知的生命体もいなけりゃよぉ、宇宙の消滅も再生も関係ねぇんだからよぉ!2度とオメェの平穏を奪う奴はいねぇぜ!アルミラージよぉ!」

 

アルミラージ「ふざけんな!このすかしたオールバックが!俺をやれば、この空間から出られなくなるんだぞ!それでも良いのかよぉ!ああっ!?」

 

仗助「あ?おいオメェ……お前今、俺のこの頭のことなんつったぁぁぁぁ!」

 

あーあ……リーゼントでもオールバックでも、お兄ちゃんは髪を貶されるのが一番嫌いなのに……(それが自分に関連している事には気付いていない)。

 

仗助「この自慢のオールバックを貶されるとムカッ腹立つんだぜ!きっとコレがジョジョへの愛情なんだろうなぁ!もう本能なんだろうなぁ!」

 

C・D「ドラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!ドラァ!」

 

アルミラージ「ウギャアアアアアアアアアアアア!」

 

仗助「さっき平穏を奪う奴はいねぇって言ったけどよぉ!オメェの壁絵の姿は、人間が考えたゲームのキャラクターのアルミラージにしてやったぜ!永遠に屈辱にまみれてやがれ!」

 

あ~…………紫の一角○だ。これ、ドラ○エ3のアルミラージじゃん。

お兄ちゃん、ゲーム好きな癖に下手くそだからなぁ。ド○クエ3も僧侶とか魔法使いとか入れずに武道家しか仲間にしないで最初の大陸を抜けられずに辞めちゃったっけ。しかもアルミラージが原因で…。さっきもその攻撃を食らっちゃってたし。

厳密にはアルミラージの技じゃあなくて、別の伝説の妖怪兎の技なんだけどね?

お兄ちゃん、○リホー嫌いになったよね。

お兄ちゃんの地雷、とことん踏むなぁ……。

で、この空間からどう出るんだろ……?

 

仗助「戸塚。1つだけ、手があるぜ?お前の黄金回転エネルギーが、この異空間を抜け出す鍵なんだ。世界が一巡した世界の本来の7代目ジョジョ、ジョニィ・ジョースターの「無限の回転エネルギー」は空間を破壊する力がある。オメェのホール・シンクスなら、出来ると思うぜ?まぁ、本来の無限の回転エネルギーは、馬に騎乗してなきゃ無理だがよ、ここには馬のようにパワーがある奴がいるからよ、相乗させりゃあ可能かもな。騎馬戦のように組んで、戸塚を乗せるぜぇ!波紋の戦士たちよぉ!」

 

ジョニィ・ジョースター?私は更にもう一人の7代目ジョジョが浮かぶけどね?ビックリするだろうなぁ。アクトン・モリオン。アイツのレクイエムも、モリオン・ボーンになったりして♪

コオォォォォォ!

 

この場で最強の波紋の私が先頭、次に川崎、お兄ちゃん、補助で雪ノ下と葉山が波紋を相乗させる。

 

材木座「むむっ!海老名殿!勝負は貰ったぞ!」

 

材木座、目玉競技のヒントを思い付いたな?

 

戸塚「やってみるよ!ホール・シンクス!みんなの波紋を相乗させた…………無限の回転エネルギー!」

 

パコーン!

 

ギュイイィィィィィィィィィィン!

 

バリィィィィィン!

 

戸塚「破った!空間を破って現実の船橋が見えるよ!」

 

仗助「そのまま割れ目に飛び込め!閉じちまう前に!」

 

一同「おうっ!」

 

こうして、私達はアルミラージが作り出した不思議の国から脱出することが出来た。

ふん。あんたは誰も来ない、孤独な空間で、永遠に…それこそ、宇宙が消滅した後もなお………その空間の中で永遠に生き続ければ良い。

誰も来ないららぽーとで、案内人の兎をやってなさい。

広瀬康穂という『不思議の国のアリス』には、案内兎は必要ない。

それよりも安全で確実な無敵のペイズリー・パーク(案内兎)がいるんだから。

 

ウルフス・アルミラージ…自らの作った空間の偽りのららぽーとの壁画となり、永遠に閉じ込められて再起不能(リタイア)

 

←To be continued




はいここまでです。

今回のメインは広瀬康穂、静・ジョースターの二人でした。
俺ガイル勢には伏線張りやパワーアップを頑張ってもらいました。

纏めると………

材木座…体育祭編
由比ヶ浜…選挙会編~クリスマス編
三浦…体育祭編
海老名…修学旅行編
戸塚…無限の回転エネルギー
葉山…本物とは…&波紋の戦士への覚醒
川崎…葉山の強化
雪ノ下…修学旅行編、エンジェル・ダストの応用

といった所です。
あと、康穂はスポット参戦にしてはミドラーや空条貞夫並みに破格の扱いです。
まぁ、いろはを食うことは無いですが。

いろは「………なんか、影薄いんですけどぉ?」

いや、まぁ………今回は静のジョジョ側の正式な主人公格上げにおける初戦闘ってことで、メインに据えた訳で。その為の康穂起用だったっていうか…。

いろは「次からは八色に戻してくれますよね?」

……………はい。

エクセスされたくありません。ごめんなさい。

それでは次回もよろしくお願いいたします。

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