やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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アヴドゥル編、プレイヤーは前世がアヴドゥルの三浦優美子です。


格ゲー『未来への遺産』をやってみよう5「アヴドゥル編」

ジョルノはコントローラーを三浦に渡す。つまりアヴドゥル編をやれということだろう。

 

三浦「あーし、ソシャゲーくらいしかしたこと無いんだけど……」

 

材木座「なに。やっているうちに基本操作は覚えてこよう。いざとなったら我が代わる!」

 

三浦「ヨシオ、うっさい。とりあえずやってみるし」

 

三浦がアヴドゥルを選択し、ゲーム開始。

最初の対戦相手は案の定、承太郎だ。

格ゲー初心者の三浦は苦戦するも何とか承太郎を撃破。

 

三浦「史実通りだけどさ、あーしはここでオラオララッシュを食らった覚えは無いんだけど……」

 

中間デモではクールに決めるアヴドゥルだが、対戦そのものは苦戦していただけにシュールというか滑稽というか…そんな光景に見えてしまう。

次にポルナレフさん戦。ここも史実通り。

少しは慣れてきたのか三浦は意図的に必殺技を出せるようになってきた。

……というか、対空技のあれって完全にKOFの草○京の……。あれ?例の世界で三浦はあの喘息持ち魔法使いを相手に○薙京や八神○の技を使っていたような気がするのだが気のせいか?まさかな……。

 

三浦「慣れてきたし、これっていけるっしょ♪」

 

本人は乗って来たみたいだし茶々を入れるのはやめておこう。余計な発言をして草薙○や八○庵の技をやられちゃあたまらん。

 

続いて呪いのデーボ戦。これは完全にオリジナルの戦いだ。この後にアヴドゥルは負傷をして戦線を離脱するから無理矢理でも活躍させないと出番がないからだろう。もっとも、そこからアヴドゥルが復帰するミドラーさんの戦いまでのプレイヤーキャラクターがこのゲームではいないから、その配慮はまったく無意味なのだが。

続いてンドゥール戦。

他のキャラクターでこのステージをやる場合はアヴドゥルが背景でダウンしているというシュールな光景があるのだが、さすがにアヴドゥルがプレイヤーキャラの時にはそれが無いようだ。

三浦は慣れてきた対戦格ゲーから普通のアクションゲームと化すこのステージに苦戦。ゼブ神の攻撃を食らいまくってギリギリでンドゥールを撃破。

というか、ゼブ神の能力って一度にそんなに水を出す能力じゃあなかった気がするのだが…。

 

三浦「ンドゥール……ゲームでもこんなに苦戦させるなんて……思い出したら腹が立ってきたし……」

 

逆にゲームでストレス溜めてるよ……。ストレスを解消するためのゲームだと思うんだがなぁ……。

次はミドラーさん……。だから……いや、もう突っ込まん。

次にチャカ戦。

 

陽乃「ここでアヴドゥルとは戦わなかったんだけどね?だけど今思うとアヌビス神ってマジシャンズ・レッドとは相性悪いよねぇ…」

 

確かに。鉄を溶かすマジシャンズ・レッドが相手だと陽乃さんはかなり不利だろう。

俺も三浦には苦戦したし。

 

さて、ここで次の対戦相手は史実ではここで殺されるヴァニラアイスだ。

だが、ifストーリーのここではアヴドゥルは亜空間に飲み込まれずに生存。そのままドンパチに………って、さすがに初心者の三浦では中ボスを倒すまでは無理だった。

現実は非常である。

 

三浦「悔しいけどヨシオ…頼むし」

 

ここで三浦は材木座と交代。いや、初見で初心者が中ボスまでこれただけでも称賛に値するだろう。

普通なら途中で負けている。

 

材木座「うむ!任されよ!史実とは違った結末を見るのもまた醍醐味!必ず八幡を倒して見せよう!」

 

ケンカ売ってるの?確かにDIOは俺の前世だけどさ。

材木座は承太郎編で慣れたのかパーフェクトでヴァニラアイスを撃破。しかし悲しいかな。アヴドゥルは生存していてもイギーの死亡は避けられなかった。ポルナレフさん編と同じ結末でイギーは死んでしまう。

そしてDIOの棺が開かれる中間デモ。

今まで無かったアヴドゥルの汗を流すシーンが登場。

そしてDIO戦。

花京院の死亡はここでも避けられず。

そしてアヴドゥルがDIOを倒す。

予言者らしいセリフを言った後にDIOを燃やす。

ジジイの時は「次にお前は……」だったし、案外セリフの違いを楽しむのも面白い。

そしてエンディングでは明日の事を占うアヴドゥル。そこで二枚のタロットを選ぶシーンが……。

 

三浦「左を選ぶし」

 

選んだ結果のカードは……『世界』のカードだった。

え?

 

アヴドゥル『ま、まさかこのカードは!』

 

DIO『ふっふっふ……また会ったな…アヴドゥル……』

 

暗転……スタッフロール。

 

一同『…………』

 

固まる一同。この先がどうなったのかも非常に気になるのだが…それよりも…。

あの……あーしさん?何で俺を睨むのん?

 

三浦「ヒキオォォォォォォォォ!」

 

八幡「俺じゃあない!俺もこの結末は予想外過ぎたわ!文句ならスタッフに言え!CAPCO○に言ってくれ!」

 

確かにバラバラになって死んだよね!?何で生きてるの!?どうやって助かったの!?

 

承太郎「もう一度プレイだな。今度は三浦が最後までやってみれば良いだろう」

 

エンディングで分岐するというまさかの結末によりもう一度プレイ。今度は三浦が見事にDIOを倒す。

エンディングにて問題の選択肢が登場。

 

三浦「また『世界』だったらヒキオを燃やすし!」

 

八幡「だから俺は関係ないから」

 

頼むから『世界』のカードが出ませんように……。

今度も三浦は左のカードを選択。今度は『魔術師』のカードが出た。良かった…。八つ当たりで燃やされずに済んだ…。

さて、気になる結末は?

 

アヴドゥル『よし!明日から店を開こう』

 

暗転……スタッフロール。

 

一同『………』

 

微妙……余りにも微妙……。

何?二度もプレイして結末はこれ?

 

三浦(ギロッ!)

 

八幡「だから俺は関係ないだろ!」

 

←To be continued……




モハメド・アヴドゥル
ポルナレフ同様に遠隔スタンドモードが可能。
エンディングが本作で語るように二択式。しかもランダムなので本当に運。世界のカードが出た後のその後が本当に気になるところである。
飛び道具、対空技等無難が技が多く、初心者から上級者まで使用者を選ばず、初心者である三浦がそこそこに使えていたのはキャラ性能のお陰である。

必殺技

クロスファイヤー・ハリケーン
♀マークを飛ばす飛び道具。惜しむべくは出が若干遅いのでアッパー波動拳のようにコンボに組み込めない所である。

ファイヤー・ウォール
対空裏拳アッパーをマジシャンズ・レッドが放つ別名鬼焼き。本当に草薙京の鬼焼きそっくりである。第4章にて三浦がKOF技を放っていた元ネタ。

炎の探知機
DIOの館にてケニーGを探しだし、ヴァニラアイスにバックンされる直前まで探知機として使用していた技。
据え置き型の飛び道具。溜めで炎が敵を追尾する。
格ゲーで同系列の技があっただろうか…?

ファイヤーイーグル
原作で使っていたかな……?あるとすればカメオ戦で使用したかも?
空中専用の必殺技で、分類すればロバート・ガルシアの飛燕龍神脚。空中から斜め下に急襲する技。

地獄の轟火
ガード可能のコマンド投げ。相手の首を掴み、爆発させる。三浦が第4章で使用。別名走らない琴月・陽。
草薙京が好きですね。

スーパーコンボ

クロスファイヤー・ハリケーン・スペシャル
ポルナレフ戦で使ったスーパーコンボ。前方一定範囲内にクロスファイヤー・ハリケーンを出して爆発させる。
真空波動拳みたいな技を期待したのだが…。

ナパームボム
三浦がバーニングファイヤーとして使っている技。
KOF、炎の掟めのクリスが使う太陽を射る炎がスーパーコンボになったような技。自分を起点に近距離、中距離、遠距離の三ヶ所で爆発が発生。分類的には飛び道具では無いので、ジョジョには不在だが飛び道具を跳ね返すタイプの必殺技も効果がない技である。
原作でいつ使用した技だろうか?

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