やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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さて、お待たせしました。
第二章では太ったアラフィフとして登場した足がグンバツの女、バステト女神のマライアさんです!


格ゲー『未来への遺産』をやってみよう18『マライア編』

side比企谷八幡

 

さて……残るはDIOと影DIO……そして……。とうとう来てしまったか……。我がトラウマの象徴、マライアが……。

仕事仕事……と。

 

八幡「仗助ぇ。クリスマスイベントの予算、少し余りが出そうだわ」

 

仗助「おう!入札が上手くいったんだな?そっちは好きに使え!トリッシュの衣装に回すなんてぇのはどうだ?」

 

ジョルノ「それは助かります。あとは当日の演出にも拘りたいですね」

 

いやぁ、仕事が捗る捗る。

 

承一郎「なんか急に仕事に精を出し始めたんですが…」

 

葉山「この女の人、とてもキレイに見えると思うんだけど」

 

葉山……知らないから言えるんだ。これが太ったアラフィフになって目の前に現れたんだぞ?それも若作りのセクシーな服を………ウップ!

あれは女装したジジイに匹敵するとまである!

 

沙希「始めても良い?」

 

サクッと終わらせてくれ!

 

オープニング

 

ナレーション『DIOの魅力により忠誠を誓うバステト女神のカードを暗示するスタンド使いマライアは、ジョースター達を始末するためにやってきた…』

 

セクシーな足を組み、様になる姿のマライア。あれが何であんな事になってしまったのか……。

 

マライア『触れてはいけない物というのは、触れてしまいたくなるものね。私のスタンド…バステト女神の磁力にはまったら、もう決して術を破る方法はない』

 

第1話 戦いの年季

 

ジョセフ「確かにワシがはまったのう?」

 

葉山「どういうスタンドなのか興味がありますね」

 

承一郎「あれは中々気がつかない」

 

ん?脳内中間デモ?やらなきゃダメ?

ですよねー。やりたくないけど、裏花京院みたいな歴とした理由がないし、ダメかー。

 

ジョセフ(本人)『ん?何でこんなところにコンセントがあるんじゃ?』バチィ!

 

感電の様子を波紋のスパークで代用するジジイ。

 

ジョセフ「………ウップ!」

 

何でお前がえずくんだよ!

 

三浦「ジョースターさんはマライアを探す目印として足が抜群の女を探していたんだけど、たまたま同じような美脚のおばあちゃんがいてね……そのおばあちゃんに迫られていたんよ」

 

あの女……トラウマ作りのプロか?

あの戦いの数年前には朋子さんと不倫をして仗助を作っていたことを考えれば……。なるほど……そらキツいわ。

 

マライア(陽乃)『触ったわね。ジョセフ・ジョースター。じわじわとなぶり殺しにしてあげるわ』

 

ジョセフ『新手のスタンド使いか!戦いにおける年季の違いというものを見せてやる!』

 

ドンパチ開始。それにしてもマライアの真似が上手いですね、陽乃さん。

 

陽乃「面識があったからねー。今は女だしお姉さんが適任でしょ?」

 

確かに。

それではマライアの必殺技……の前に、見ていて分かったマライアの格ゲーとしてのキャラクターを紹介。

マライアのスタンドはコンセントに擬態して触れさせる事で真価を発揮する。その為スタンドモードが存在せず、スタンドボタンを押すと指パッチンをして空中にコンセントが出現。

そのコンセントに触れさせることにより磁力レベルが上昇させる。必殺技の威力や当てやすさはこの磁力レベルに依存される形となる。

 

では必殺技。

 

コレクション

お玉とかハンマー、フォークにナイフ等の金属を飛ばす技。磁力レベルが弱いと出したままその場に落下する。

磁力レベルが強いと相手に飛んでいき、スピードやホーミング能力が増す。出した瞬間、くるくると回るので飛び道具の打ち合いには非常に弱い。

 

感電黒焦げ

史実ではジジイ達が食らいそうになったらしい。ナイフを上空に投げ、切れた電線がバチバチいいながら相手に迫る技だ。砂漠とか屋内ではどういう仕組みになっているのか問いただしたい気分だ。

 

グンバツの足

足からワイヤーを飛ばして相手を拘束する技。

磁力レベルにより射程が変わる。これが男性キャラならば海老名がまたお腐れプレイを始めること間違い無いだろう。

 

………というように、磁力レベルによってマライアの性能は変化する。

一見ペットショップと同じように砲台キャラのように見えるが、かなり弱いキャラと言える。いかにコンセントを当てるのかが鍵となるだろう。

あ、終わった。かなり苦戦をしていた川崎。

 

マライア(陽乃)『まずはこの汚いジジイから始末したわ』

 

ジョセフ「誰が汚いジジイじゃ!」

 

陽乃「嫌ですよ~♪演技です♪演技」

 

第2話 炎の魔術師

 

アヴドゥル(三浦)『ジョ、ジョースターさん!貴様が新手のスタンド使いか!』

 

マライア(陽乃)『次はあなたよ。アヴドゥル』

 

ドンパチ開始。

 

続いてスーパーコンボを…嫌な予感がするなぁ。

 

アイアンクラッシュ

アッパーのようにナイフを下から切り上げ、ヒットしたら周囲から様々な金属が飛んで来る。中には軽トラまでが。

史実ではジジイとアヴドゥルはそれを逆手にとってマライアをサンドイッチにして倒したのだとか。

まぁ、5年前は小町といろはのスタンドラッシュに挟まれた形になったんだがな。

 

そして……お待たせしました!あの技です!

…………ウップ!

 

マライア『何想像してんのさ!』

 

セクシーポーズを取ったマライアの胸が異様に膨らむ。5年前にご本人がやってきたあれです!

胸のポケットに仕込まれたボルトやナットを飛ばすあの技。5年前はポロリになりかけた。

…………ウップ!

 

三浦「ヒキオ……ホントに大丈夫?」

 

三浦がハンカチを差し出してくれた。おかんだな。

 

第3話 変幻自在の砂の猛獣

 

マライア(陽乃)『この犬……どうやらただのスタンドじゃあ無いみたいね。始末しておこうかしら』

 

イギー(結衣)『ガルルルルルル!』

 

特筆するところは特になし。

 

第4話 誇り高き騎士

 

ポルナレフ(本人)『貴様。先ほど倒した男の仲間か!』

 

マライア(陽乃)『あら、アレッシーはやられちゃったの?ビチクソが』

 

第5話 裁くのは誰だ!

 

おや?承太郎がここで登場?ラスボスは花京院か?DIOか?

 

承太郎(仗助)『てめぇ……よくもジジイやポルナレフを……』

 

マライア(陽乃)『承太郎!あんたが最後よ』

 

承太郎(仗助)『野郎………』

 

最終話 戦慄の侵入者

 

おおっ!ラバーソールと同じく花京院がラスボスか!

 

花京院(海老名)『しまった!到着するのが遅かったか!』

 

マライア(陽乃)『あら花京院。再起不能になったって聞いていたのに戻って来たのね?でも残念ねぇ。たった今、承太郎は死んだわ。あんたも戻って来なければ死なずに済んだのに』

 

花京院(海老名)『例え僕一人だけになったとしても、DIOは私が倒し、みんなの仇を討つ!』

 

マライア(陽乃)『ビチクソが!今すぐ殺してやる!』

 

中々迫真の演技だな。

そして川崎は昨日の特訓もあったからか、特に苦戦することなく花京院を撃破。

さて、気になるエンディングは……

 

エンディング

 

マライア『最後に言うけど、このゲームをプレイしてくれたあなた、中々素敵だったわよ。ほんの数分のゲームだったけど、そのプレイぶりから知的でユーモアがあって長い経験から来る判断力があるということをあたしは感じたわ』

 

プレイヤーに向けてのメッセージだった。しかもかなりメタい!

確かに川崎は知能はあるし、長い経験からの判断力も高い。ユーモアは……どうだろう。どちらかと言えば真面目なタイプだからなぁ。

 

沙希『ほとんど初心者のあたしのプレイでそこまでわかるわけ無いじゃん』

 

ごもっとも。

 

マライア『そのお顔もチャーミングだったしね…。恋人になっても良いなんて思ったりして』

 

プレイヤー、女ですよ?

 

沙希「いや、遠慮したいんだけど。あたしはレズじゃあないから」

 

やめろ……その手のネタが出てくると大抵………。

 

海老名「(・_・)」

 

あれ?無反応……。

 

八幡「お前がこの手のネタで反応ないってめずらしくね?」

 

海老名「逆ならおいしいんだけどね?」

 

そしてこちらを向いて………

( ゜∀ ゜)ニタァ……

藪をつついたぁ!

 

海老名「なになに?ヒキタニくん、口では嫌がっていてもヤッパリそっちもイケる口?今なら選り取りみどりだよ!?隼人くんも承一郎くんも歴代ジョジョも揃ってるし!さぁ!どうぞー!」

 

承一郎「八幡……」

 

八幡「正直すまんかった……少し考えれば避けられた事だった……」

 

沙希「………バカじゃあないの?」

 

川崎に呆れられてしまった………。

おや?今度はアヴドゥルの時みたいに二枚のカードが出てきて選択を求められている。

 

沙希「適当に選ぶよ」

 

川崎は左のカードを選択。猛烈にイヤな予感。

ワールドのガード。

ヤッパリかよ!

 

マライア『でも……あんたDIO様の魅力には遠く及ばないわよ。残念ね』

 

スタッフロール

 

………あり得ん。ここで落とすか……。

ただ1つだけ言わせてほしい。

 

八幡「いらねぇよ!こっちがお断りだよ!さっさと川崎を恋人にしろよ!」

 

ゴン!

 

沙希「あたしだっていらないから。そもそもあたしだってノンケだよ!」

 

あれ?そうなの?大志のせいで男に興味がないって感じだったから、ついついそっちのヶがあるのかと思ったのだが違うらしい。

と、なると……。もう片方を見なければならなくなる。

そうなるともう一度プレイをしなければならなくなるのだが……。

勘弁してくれよ。

川崎はもう一度マライアでプレイ。

今度はどうなる?

……二回、三回とワールドのガード。おのれマライア…何度俺を呪えば気がすむ。

 

ジョセフ「仕方ないのう?」

 

4度目の段階でジジイがプレステにハーミット・パープルを巻き付ける。あ、その手があったのね?

 

ジョセフ「右じゃ!今なら右が正解じゃ!」

 

乱数調整か!だからすぐに選ばせたのか。

川崎はすぐさまジジイの指示に従い、右を選択。

するとバステト女神のカードが出てきた。

 

マライア『DIO様よりあなたの方がちょっぴり良いかな…なんて』

 

スタッフロール

 

八幡「………結婚式には呼べよ?川崎。現物はもう50だけど」

 

静「ご祝儀は弾むから」

 

ゴン!×2

 

沙希「だからあたしはノンケだって言ってるでしょ?頼むからあたしまで変態にしないでくれる?」

 

いや、だってさ。ここでボケないと苦労した割にはこの微妙な空気を何とか出来ないじゃん?

アヴドゥル同様に微妙って………。

 

さぁ!残るはDIOだ!

 

←To be continued

 




今回はここまでです。

第二章でトラウマを作ったマライアさん。エンディングはメタい上に微妙でした。
このゲームが発売された段階でも既に結構なお年でしたしね♪

それでは次回は影DIOとDIOです!

次回もよろしくお願いいたします!

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