side比企谷八幡
八幡「さぁ!真打ち登場!このDIOがやる!」
ここまで3日間。ついに俺がプレイをするときがやってきた。
まずは無印の影DIOからやるか。
コマンドを確認して……アレッシーでスタートボタン、デーボでスタートボタン、チャカでスタートボタンを押した後にミドラーさんでスタートボタンを三回。するとノーマルDIOが出現。更にDIOでスタートボタンを五回押して最後は長押しすると……DIOが影DIOに変わった。これで影DIOがスタートする。
葉山「あれ?今度はストーリーが流れないんだな」
うん。若ジョセフの時も無印ではストーリー無しだったからそうじゃあ無いかと思っていた。
まぁ、練習を兼ねてそのままプレイをするか。
影DIOの必殺技。何度か出てきた時にわかっていたのだが、影DIOにもスタンドゲージが存在しない。つまりスタンドモードが無いと言うことだ。
代わりにスタンドボタンを押すと、ブオン!という音と共に影に覆われたザ・ワールドのシルエットが飛び出して攻撃をする。射程は若干短いものの、スピードが速く、威力もそこそこ。これだけでもゴリ押し出来る程のチート性能だった。
それでは必殺技。
馴染むぞ!
食らい中でもガード硬直中でも成立するコマンド投げ。
相手を掴んで空中に持ち上げ、腕から血を吸う技。何がチートってこの食らい中でもガード硬直中でも発動するというイヤらしさ。対戦ならまず近付けない。
恐怖の片鱗
突然ワイングラスを片手に本を読み始めて隙だらけになる影DIO。どこから取り出した?その本とワイングラス。それ、中身血だろ?(体験談)
しかし、我々はもう知っている。これは当て身系だ。そして、投げを除く全ての技に反応する。飛び道具でも。
そして当て身が成立すると本が落ちて相手の背後に瞬間移動。相手は結構な時間硬直するので影DIOが先にできる。コンボ確定技。
うん、チート。
スロウナイフ
大量のナイフを二回投げる飛び道具。
投げるまで一回WRYYYYY立ちをするので若干隙が発生。しかし、投げた後の隙は皆無。
空裂眼刺驚
はい来ました。百年前の技です。
しかし分かったことは別に溜めが必要無いと言うこと。影DIOは通常のコマンド技で、ボタンを押しっぱなしで溜めが発生。5秒程溜めるとガード不能になる。
WORLD21
ジジイや承一郎を苦戦に追い込んだのがこの技。
シルエットのザ・ワールドが三連撃をかなりのスピードで放つ上に浮かしダウンを奪える。
更にその間はDIOも自由に動けるのでかなり凶悪。
流石はラスボスの隠しキャラ。
スーパーコンボ
バニッシュメント
シルエットのザ・ワールドが突進。決まると承太郎に対してやったように四方八方からナイフが現れて突き刺さる。実用性はともかく見た目はかっこいい。
カリスマッ!
いわゆる肉の芽飛ばし。ポーズを取ってから発動までが時間がかかる。発動後、トロイスピードの肉の芽か複数出てくるが、しばらくすると消える。しかし、この技、消えるまでは相手をホーミングして追いかける上にガード不能。起き上がりに重ねるとかなり強力……というかチート。
時よ止まれッ!
ザ・ワールドの代名詞である能力、時止め。承太郎のスター・プラチナ・ザ・ワールドと同じ技で、発動するまで3ゲージを消費し、時が止まるとスーパーコンボゲージを消費し続けるところも同じ。
ゲージが無くなると時止め終了。はっきり言って見せ技。
結論から言えばスーパーコンボはカリスマッ!を除いては微妙な性能だったが、とにかく必殺技がチート過ぎる。
良いのかな……こんな楽で………。
影DIOは無印では若ジョセフと同様に最終話の承太郎を倒した後もエンディングも存在せずにそのままスタッフロール。
八幡「ま、これは予想が付いていたけどね。未来への遺産では若ジョセフと同じようにオープニングとエンディングがあるかもな」
葉山「だったらそっちを先にやれば良かったんじゃあ無いのか?」
そうなんだけどね?一応の確認をしてみたんだよ。
それじゃ、本命の未来への遺産における影DIO、『邪悪の化身DIO』をプレイしよう。
オープニング
ナレーション『日本からジョースターの血を受け継ぐ者達が来ると感じたDIOは、彼らを始末するために出向くところだった。そこにエンヤ婆という老婆が話しかけてきた』
自分から出向くパターンか。史実では部下任せだったからな。
エンヤ婆『何を案じておるのですか?』
DIO『ジョースターの血統は侮れん。DIOの運命の歯車から奴等を取り除く』
エンヤ婆『侮れないというだけでわざわざ出向かれるおつもりですか?』
まぁ普通は止めるだろうな。ラスボスなんだし。
DIO『そうだ。このスタンドのとてつもない力も試してみたい』
そういうストーリーね。
承太郎「もし本当にDIOが自ら動いていたら色々と違った現在があったかもな」
承一郎「本当にそう思います。中間デモが想像するしか無いというのが残念ですね」
それは通常のDIOまでのお楽しみだな。
第1話 誇り高き騎士
さあっ!作るんだ!俺たちの手で!影DIOのストーリーを!ハムレットのような一流の劇を演じるように!
ゴン!
徐倫「自分の番だけ盛大にしようとするんじゃあない!巻きで行くよ?巻きで!」
あんまりだぁぁぁぁ!HEYYYYY!
散々待たされたのにあんまりだぁぁぁぁぁぁ!
DIO(八幡)『ポルナレフゥ……もうここまで来るとはな』
ポルナレフ(本人)『DIOッ!バカな!自ら出向いて来たのか!』
DIO(八幡)『そんな事はどうでも良い。どうだ?ポルナレフ。もう一度私の為に力を使ってみる気はないか?』
ポルナレフ(本人)『私は今、白の中にいる。二度とお前に屈する事はない!』
DIO(八幡)『そうか。なら死ぬしかないなぁ!ポルナレフゥ!』
圧倒的な性能でポルナレフさんを撃破……。
チート
第2話 炎の魔術師
DIO(八幡)『見つけたぞ。アヴドゥル……』
アヴドゥル(三浦)『ディ、DIOッ!』
確か史実でジジイ達の旅に出る前、アヴドゥルはディオから逃げたんだったよな。だったら……。
DIO(八幡)『以前は逃げられたが、今度は逃がさんぞ』
アヴドゥル(三浦)『こうなったらやるしかないし!覚悟しろし!』
DIO(八幡)『フンッ!向かってくるか。マヌケめ!以前のように脇目も振らずに逃げていれば、まだ助かっていたかも知れなかったのになぁ!』
案外難しいな、これ。中のDIOとDioがサポートしてくれるから猿真似できているけど。
葉山「ヒキタニ……その柄の悪さは何だ?いつもの雰囲気とも違うみたいだが……」
承一郎「この男はDIO。八幡の前世の片割れであり、僕の父親さ。残念な事に、コレがDIOという男なんだ」
柄が悪いのは仕方がない。
第3話 戦慄の侵入者
花京院か……頼むからネタをぶっ込まないでくれよ?
花京院(海老名)『ディ、DIOッ!』
DIO(八幡)『花京院……もう一度私の為に力を使ってみる気はないか?友達に戻ろう……』
花京院(海老名)『良いぞ、DIO』
ん?
花京院(海老名)『仲直りの握手代わりに……』
んん?ちょい待て。まさかこの女……。
花京院(海老名)『ヤラナイカ?』
ドンガラガッシャーン!
再びずっこける俺達。ネタをぶっ込んできたよ!ヤッパリネタに走りやがったよ!この女!
八幡「やらねーよ!そもそも前世の自分を殺した犯人その物だろ!つうかお前、今のお前は女だからね!?色々とアウトだろ!」
いろは「ハチくん?」
八幡「だからやらないから!ゲームでも現実でも!」
陽乃「そうだよ!やるなら私に!」
小町「いや、小町に!」
八幡「状況をよりややこしくするんじゃあない!ええい!フォローは無理矢理だがこうだ!」
DIO(八幡)『しばらく見ないうちに腐ってしまったようだな花京院。例え優秀なスタンド使いと言えども腐った奴の血を飲む気にはならんなぁ!死ぬしかないなぁ!花京院!』
この当時、「腐女子」という言葉はなかったはずだから、「腐る」の表現は適当では無いとは思うが、他に言葉が見つからなかったし、なによりこの空気から脱したかったので時代考証は無視することにきめた。
花京院(海老名)『後悔するぞ!』
しねぇよ!WORLD21をリアルで食らわすぞ!ザ・ジェムストーンはザ・ワールドに比べたら射程は短くなったが、ハーミット・アメジストを使えば射程は延びるからなぁ!
葉山「……戸部、考え直した方が良いぞ……」
相模「だね……」
ん?戸部がどうしたって?(修学旅行前)
ドンパチ終了。
DIO(八幡)『ある意味で恐ろしい相手だった……始末して正解だった。このDIOが恐怖を感じるとはな』
承一郎「ある意味では本当に恐怖だよね。海老名さんの
承一郎もフロリダで呪われたもんね。この恐怖だけは乗り越えられる気がしない。乗り越えたら終わりだ。
第4話 変幻自在の砂の猛獣
DIO(八幡)『こんな犬っころまでこのDIOに楯突くとはな……』
イギー(ペットショップ)『クエッ!』
イギー(静)『こいつさえ倒せば俺は自由だぜ!』
イギー編を見てイギーの役をイメージ出来るようになったな相棒。
第5話 戦いの年季
ジョセフ(本人)『ぬっ!この感覚は!近くにあのクソッタレがおるな!』
DIO(八幡)『ロードローラーだ!』
ジョセフ(本人)『危ない!』
DIO(八幡)『ほぅ………今のを避けるか……流石はジョセフ……ジョナサンの孫なだけはあるな』
ジョセフ(本人)『いつの間にこんなものを頭上に……ハーミット・パープル&太陽のエネルギー!波紋!』
DIO(八幡)『無駄無駄無駄無駄ぁ!貴様のスタンドが一番なまっちょろいぞ!老いぼれめ!』
ジョセフ(本人)『また消えよった!そうか!お前の能力は時を止める能力か!』
DIO(八幡)『わかったからどうだと言うのだ!貴様は血を吸って殺すと予言しよう!』
ドンパチ。終了。本当に血を吸ってフィニッシュ。
ジョセフ(本人)『なんて事じゃ……こいつはやばすぎる……』
最終話 裁くのは誰だ!
承太郎(仗助)『じ、ジジイ……』
ジョセフ(本人)『承太郎!DIOのザ・ワールドの能力は時を止める能力じゃ!』
DIO(八幡)『どれ……残りの血も頂くとするか…』ズキューーン!
DIO(八幡)『絞りカスだ……ジョナサンの孫、ジョセフ。これで貴様は死んだ』
承太郎(仗助)『こんなところを見せられて、頭にこねぇ奴はいねぇ………』
DIO(八幡)『ほう……近付いて来るか、承太郎!』
承太郎(仗助)『近づかなきゃお前を殴れないんでな』
ドンパチ!終了。
承太郎(仗助)『はぁ……はぁ……死ねッ!DIO!』
DIO(八幡)『無駄ぁ!』
承太郎(仗助)『バ、バカな!この俺が……この俺がぁぁぁぁぁぁ!』
DIO(八幡)『フンッ!バラバラになったか。残りの部分から血を頂くとしよう。吸えるだけの血が残っていればの話だがなぁ!』
エンディング
館の中に佇む影DIO。足下には食料となったと思わしき女性の遺体が、喉に大穴を空けて転がっている。もしかしたらウンガロ達の親だった女かも知れない。
ナレーション『DIOの守護霊のとてつもない力で、ジョースターの血は途絶えた…。彼の悪運の強い変わった人生はこの守護霊の影響であり、それからも彼は生き続けた』
DIO『ジョナサンの子孫どもか。始末するべき宿命、抹消すべき因縁を断ち切った。世界の頂点に立つものは、ほんのちっぽけな恐怖を持たぬもの…。奴等を始末した事で、このDIOは恐怖を克服することができた。フフフフフフ…』
スタッフロール。
実際、DIOが自分から動いていたならば、こういう結末になっていただろう。
自力で天国に到達し、オーバーヘブンを手にいれて…。
DIO編がどういう結末かわからない以上、EOH事件で現れたDIOはこのストーリーと仮定しよう。
それでは最後のオオトリだ。ノーマルDIO版をやろうじゃあないか。
←To be continued
格ゲー編のラストストーリーです。
今日はスウィート・ラブ・シャワー
略してラブシャを楽しんで来ました♪
いい息抜きでした♪
それでは次回もよろしくお願いいたします。