やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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中ボス戦(暴走戦)~(ラスボス)デモ

異世界女性格闘家チーム共通

 

大会役員「優勝おめでとうございます。優勝セレモニーを行いますので、我々と同行願えないでしょうか?」

 

アーサー「おおっ!優勝賞金ガッポガッポですね!頑張った甲斐がありましたよ!」

 

一色「アーサーさん?」

 

アーサー「わかってますよ。舞さんやアテナさんから聞いていますから。これまでのKOFでこういう場合は……」

 

???

 

小ボス戦

 

いろは「いつの間にか地下に……優勝せれもにーというものはこういった場所で行われる物なのでしょうか?」

 

陽乃「違う違う。優勝セレモニーってのは……まぁ表彰式みたいな事をやるようなものよ。間違ってもこんな怪しい地下室の……それもいかにも何かありますって場所でやるようなものじゃあ無いわよ。それも……こうしている間にもどこかに運ばれているわ。どこに運ばれているのかしら?」

 

一色「待って下さい!どこかに着きましたよ!?」

 

アーサー「ここは……ネスツとかいう組織の跡ですか?」

 

扉が開き、どこか広い場所に出る。

 

ギース「優勝おめでとう、スタンド使いや聖剣使いの諸君。素晴らしい試合の数々には我々もいたく感動した。益々君達の力が欲しくなったよ」

 

アーサー「ギース!それにベガ、ルガール。黒幕達が揃って出現ですか。こんな怪しげなところに私達を無断で連れ込むなんて、罰金ですよ?」

 

ベガ「むっはー!良いだろう。罰金だろうが何だろうが、ここから生きて戻る事が出来るならば、いくらでも優勝賞金に上乗せしようではないか!」

 

アーサー「本当ですか!?言ってみるものですね?」

 

陽乃「言っているだけよ。どうせ生きて……少なくともわたし達の意志を残してここから帰らせるつもりは無いって言ってるようなものだから。この手の相手が考えそうなことだよねー」

 

ベガ「早速だが、君達には素晴らしい歴史的な実験に付き合って貰うことになる」

 

ルガール「ネスツやWARZが残した技術を我々が利用して作り出した実験体だ」

 

いろは「実験体ですか?なんでしょうか?」

 

一色「どうせ録でもない事に決まっているじゃあないですか。こんな分かりやすい吐き気を催す悪が考えるような事なんて大体同じですよ」

 

カプセルが開く

 

一色「あれは……確か豪鬼!何故ですか?!何故、こんなところに豪鬼が!」

 

陽乃「豪鬼?」

 

一色「ハチ君や材木座先輩がやっているカプコンのゲームで良く出てくる裏ボスみたいなキャラですよ。リュウさんやケンさんと同じ技を使ってくる人です。色々と壊れた能力を持っているみたいですが」

 

陽乃「なるほどねー。スター・プラチナとザ・ワールドみたいな関係みたいな感じかな?でも、その豪鬼が何でこんなところにいるのかなー?」

 

ギース「ネスツが生み出したクローン技術。草薙京のクローンを大量に生み出した技術を、我々が使った」

 

いろは「それでは、あの禍々しい鬼のような方の複製が何人も現れるという事ですか!なんて恐ろしい事を!」

 

ベガ「それを我がシャドルーが持つ豪鬼のデータを反映させ、より本物の豪鬼に近付けてある」

 

アーサー「うっわ!あのリュウさんやケンさんの上位種の人が何人も世に放たれるなんて……最悪じゃないですか!お金になりませんし!そんな面倒な事にはさせません!」

 

ルガール「出来るかな?君達に。手始めに別の個体を相手にしてもらおう」

 

いろは「あれは……リュウ様?」

 

一色「リュウさんだけじゃあありませんよ!ケンさんに八神庵さん、それにレオナさんもいます!」

 

ギース「いずれも殺意の波動やオロチの力を注入し、本物よりもより強力にしてある」

 

陽乃「殺意の波動にオロチの力……ですって!?ただでさえ豪鬼だけでも最悪なのに……」

 

ベガ「これらに屈するようでは豪鬼の実験に耐えられんだろう」

 

ルガール「せいぜい頑張ってみたまえ。勝てたところで、君達に待っているのは地獄だけだがね」

 

一色「あなた達の思い通りには絶対にさせません!わたしは……わたし達は絶対に元の世界に帰るんです!」

 

対暴走チーム

殺意の波動のリュウ、洗脳されたケン、暴走庵(ツキノヨル オロチノチニクルフ イオリ)、暴走レオナ(ヤミノナカ オロチノチニメザメタ レオナ)

 

 

撃破後

中ボス戦前デモ

 

いろは「な、何とか倒せました……この力が……殺意の波動やオロチの力……まるでこれはアンブロジャ!このような力は……人の世を狂わせる力です!」

 

一色「この力が地獄門やゆらぎを……そしてわたし達が帰れなくなっている原因……」

 

ギース「中々やるではないか。だが、これでより豪鬼は完璧になった」

 

アーサー「あなたに言われても嬉しくないですよ。どうせこの後はあなた達や豪鬼を相手にするんでしょうし」

 

ベガ「ムハハハハハ!その通り。これからが本番だ!」

 

陽乃「今度はあなた達が相手?良いわよ?あなた達みたいなのを相手にするのは、慣れっこだから。わたし達スタンド使いを甘く見た代償を、骨の髄まで味わってもらうわ」

 

ルガール「是非ともフルコースで頼もうではないか」

 

一色「来るなら相手になりますよ?まとめてこらしめてあげます!それに……ルガール………あなたは……」

 

豪鬼「……」

 

ギース「さぁ、殺意の波動の力と我々の暗黒の力をとくと味わうが良い」

 

 

中ボス戦

(ベガ、豪鬼、ギース・ハワード、ルガール・バーンシュタイン)

 

 

ラスボス(一色いろは編)

 

一色「はぁ……はぁ……そこまでです!」

 

画面暗転

 

陽乃「な、何!?」

 

ベガ2「ムッハー!私を含めた我々を倒したのは称賛に値する。お陰で邪魔物の始末も楽に済んだわ」

 

いろは「べ、ベガ!?なぜここにベガが!では私共が成敗したベガは何者なのですか!」

 

ベガ2「ネスツの技術を使って生み出したクローンの体に我がサイコドライブを使って代替えしたのがこの新たな私だ。そこにいるのは私が捨てた古い体……いわば脱け殻に過ぎぬわ!」

 

アーサー「うっわー。なんですか?その最悪な隠し玉。しかも前よりもパワーアップしているとか……」

 

一色「閣下のD4Cよりもいとも容易く行われるえげつない行為ですね」

 

ベガ2「フッフッフッ……ギースは私を始末した後に、このクローンを影武者にしてシャドルーを牛耳る傀儡にするつもりでいたようだが……それが逆に私に力を与える事になるとは思わなかっただろう」

 

陽乃「ギース・ハワード……。自業自得とはいえ、せめてこの化け物と心中してから自滅してよね!」

 

ベガ2「フッフッフッ……朽ち果てかけていた我が体だったが、ネスツの技術によってリュウの体やローズのように代替えの体を奪わずとも私は新たなる体を…全盛期の力を手に入れる事が出来た。もう殺意の波動など、おそるるに足りぬわ!」

 

一色「最悪の状況ですが、あなたみたいな存在はこれまで何度も相手にしてきました……ジョジョ達がいなくても、わたしは負けません!」

 

ベガ2「ふん!手始めにお前達でこの新たなる体の力を試してやろう!」

 

一色「勝手に巻き込んでおいて用済みなったら始末ですか。やっぱりあなたはDIOやカーズと変わらない、もっとも吐き気を催す悪です!始末されるのは……ベガ、あなたの方です!」

 

ベガ2「ふ……ぬるいわ!なに、殺しはしない。私の前に倒れ伏した後は、我がサイコパワーとネスツの技術でお前達を我がシャドルーの新たなる兵として使ってやるわ!そしていずれはオーバーヘブンやレクイエムを我が手に………フハハハハハハ!」

 

対ベガ2戦

 

ラスボス(雪ノ下陽乃編)

真ボス戦(オメガ・ルガール)

 

陽乃「どう!与太者達の運命も……これで終わりよ!」

 

ルガール「ハッハッハッハッハッハッ!ご苦労だったな!諸君!」

 

立ち上がるルガール

 

画面暗転

 

ギース、ベガ、豪鬼の体から力を吸収し、髪の毛が銀髪になり、オメガ・ルガールになる。

 

いろは「何てことですか!全員の力を吸収してしまいました!」

 

オメガ・ルガール「諸君!君達には感謝するぞ!豪鬼の殺意の波動!ベガのサイコパワー!ギースの暗黒の力!更にはオロチや三種の神器、ネスツが持っていた力も我が物にすることが出来た!」

 

アーサー「最悪の事態です!全ての力がルガールに渡ってしまいました!」

 

オメガ・ルガール「これは素晴らしい!オロチの力など比にもならない全能感!世界の覇権はこのルガールが手に入れた!この私がネスツやシャドルーに代わって新たなる神として降臨しよう!そしてそのスタンド能力、聖剣の力……お前達の力もこの私がもらい受ける!」

 

一色「まるでプッチのように他人の力を吸収出来るのですか……あなたにわたし達の力を渡すわけにはいきません!」

 

オメガ・ルガール「どうやら理解できないようだ!この私の新たなる力を!良いだろう!この新たなる神、ルガールを称える神話の最初の1ページは、君達の無惨な死から始めるのが相応しかろう!」

 

陽乃「へぇ………神ねぇ。わたしは今まで、柱の一族やウルフスみたいな自称神と何度も戦ってきたの。それに、わたしはエジプト9英神であるこのアヌビス神。あなたみたいな新参ものの神には、先輩として色々とヤキを入れなきゃね?ルガール。ここであなたを壊してあげるわ。わたしは、気に入らない物は徹底的に壊さなければ気が済まないの」

 

オメガ・ルガール「面白い。どう壊してくれるのか楽しみだ。せいぜい足掻いて見せるが良い!私の強さを引き立たせる為に!そして君達の体は、それを後世に伝える銅像……いや、剥製にして私を讃えるべく飾ってやろう!」

 

陽乃「地獄門に利用された屍生人もどきが言ってくれるわね。常世の力は……ここで封じるわ!そして元の世界に帰るんだから!」

 

対オメガ・ルガール

 

 

ラスボス戦(盗賊アーサー編)

真ボス(ナイトメア・ギース)

 

アーサー「どうですか!今度こそ終わりですよ?」

 

ギース「ぬぬぬぬ!許るさーん!よくもこの私を……」

 

画面暗転

 

???「はしゃぎすぎたようだな……影よ……」

 

ギース?「ギ……ギ……ギースゥゥゥ……」

 

いろは「ギースが二人!?いえ!後から来たギースが本物のギース!偽物は豪鬼だけでは無かったのですね!」

 

影武者「い、生きていたのか!ギース!」

 

ギース「クラウザーが用意した影武者よ……勘違いをしていたようだな?」

 

影武者「ギースゥ!私が……私こそが世界を!世界を手にするに相応しいのだぁ!」

 

ギース「ふ……レイジングストーム!」

 

影武者「くえぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

壁を突き破り、高層ビルから転落する影武者。

 

いろは「影武者のギースとは明らかに違います!これが本物のギースの力ですか……」

 

暗黒の力を開放してナイトメア・ギース(足元から暗黒の気が渦巻いている)となる。

 

ギース「愚かな………貴様にこのギースの代役など務まる訳がないと言うのに…大人しく踊っていれば、生かして泳がせてやったものを、このギースの影に怯え、踊り疲れ、分不相応な野望を持ち……思えば可愛そうな男だった」

 

陽乃「自分が殺しておいて言う言葉?まるで前世のDIO様ね?」

 

ギース「壊れた人形は、しっかりと始末するのがマナーと言うものだ。だが、壊れた人形は壊れていたなりに、この私の役に立ったようだ。シャドルーの総帥、ベガ。ルガール……そしてここまでに来る過程で、沢山の邪魔者をお前達は始末してくれたようだな。どうだ?その腕を見込んで私の部下になるつもりはないか?」

 

アーサー「それも悪くは無いですね?」

 

一色「アーサーさん?正気ですか?」

 

アーサー「でも、私って結局は一匹狼が性に合ってるわけじゃないですか。組織に入って誰かに命令されて、やりたくもない仕事をやらされるなんて、絶対に我慢できないと思うんですよねー。それに、今までやってきたあなたの事はテリーさん達から聞いてますよー?利用できる物は何でも利用して、用がなくなればポイ。結局はベガやルガール達と同じじゃ無いですか。とてもあなたの下で働こうなんて、思わないですよ?」

 

ギース「ふん。やはり私の最大の邪魔者は、お前達のようだな。お前達を痛め付ければ理解するか?どちらにしてもお前達は私の部下になってもらう。自らの意思で私の部下になるか、それとも影が研究したネスツの技術によって記憶を消すか……どちらかになるが……」

 

アーサー「どちらでもありません。あなたを倒して、罰金としてお宝というお宝をもらってから、元の世界に帰らせて貰います!」

 

ギース「ふ………せいぜい、私を楽しませてみせろ。ユー ノット エスケープ フロム デス」

 

対ナイトメア・ギース

 

 

ラスボス(いろは編)

真ボス(真・豪鬼)

 

いろは「どうですか?旦那様!私、やりましたよー!」

 

立ち上がる豪鬼

 

豪鬼「ふ…笑止!我は……」

 

画面暗転

 

突然現れ、豪鬼を瞬獄殺で始末する真・豪鬼(本物の豪鬼)

 

一色「あなたは……本物の豪鬼!」

 

真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。殺意の波動は、作られし力では極めること不可能なり」

 

陽乃「これが本物の殺意の波動……!さっきまでの偽物の豪鬼なんかとは格が違う!」

 

真・豪鬼「オロチ、地獄門、魔界、サイコパワー……如何なる力も極めし真の力に比ぶれば、児戯にも劣る」

 

アーサー「真なる殺意の波動………これがあるからこそ、凶事は終わらないんです!豪鬼!あなたを倒します!」

 

真・豪鬼「笑止!真の拳、受けてみるか?」

 

いろは「私達が力を合わせれば、あなたに負けません!私は……地獄門やゆらぎを止め、必ず旦那様の元へ帰るんです!その為ならば……修羅にも羅刹にもなります!」

 

真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。強者と名乗るであれば、我を超え、そして真なる拳を極めて見せよ!」

 

対真・豪鬼

 

 

勝利メッセージ

 

暴走チーム

(勝利)

一色「まるで猛獣ですね。ですが、暴走したスタンド使いを倒すのは何度か経験があります。ただ力が強いだけじゃあ、わたしの相手ではありませんよ?」

 

陽乃「殺意の波動やオロチの血の暴走は確かにものすごい力だったけど、単純な力が相手なら、アヌビス神とは最も相性が悪いの。その力、覚えたわ」

 

アーサー「あれですね。居合いアーサーさんがなった暴走ですね。こんな状況は始めてじゃありませんよ?」

 

いろは「考えるのをやめた人は、既に人ではございませぬ。そういった者を成敗するのは、我らの役目でございます」

 

(敗北)

殺意リュウ「超能力……聖剣……あやかし……真に極めた拳の前には、無意味!我、拳を極めたり!」

 

洗脳ケン(共通)「これが……俺の本当の………うぐ、ぐああああああああああ!」

 

暴走庵(共通)「京………京………キョオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

 

暴走レオナ「力を制御………制御………ああああ……アアアアアアアアアアアアア!」

 

 

ボスチーム

(勝利)

一色「何をやっても上手くいかないんですよ。堕ちた下衆っていうものは。大人しくお縄になるのが相応しいです!」

 

陽乃「あなた達が求める平穏なんて……あなた達の野望の果てにある安心なんて……訪れない!絶対に!」

 

アーサー「さぁて。片っ端から破壊しますか。こんな人の血や怨嗟にまみれたお宝なんて、要りません!」

 

いろは「心なき力など、あってはならないのです。凶事を生み出すあなた達は……ここで誅します!」

 

(敗北)

 

ベガ「大人しく我がサイコパワーの洗礼を受けていれば苦しまずに済んだものを………それではそのスタンドパワーを始めとした力の解析をするとしようか」

 

豪鬼(クローン)「その能力や刃はまやかしか。程度の力では、我はまだ拳を極められぬ」

 

ギース「さて……矢の力の事を教えてもらうぞ……。この私にどんな能力をもたらしてくれるのか楽しみだ」

 

ルガール「フッフッフ……興味深い。スタンドの力、その力を手にすれば三種の神器もオロチの力も恐れる事はなくなる」




殺意リュウ
ストリートファイターZERO2の海外版で初登場した殺意の波動に目覚めたリュウ。後に逆輸入されたZERO2αで隠しキャラとして登場。
まだ殺意の波動に目覚めたばかりなのか、中途半端に豪鬼化している。
瞬獄殺を決めてフィニッシュをした時は、豪鬼同様に背景に「天」の文字が浮かび上がっていたが、後にカプエスで「滅」に変更。
ZEROシリーズでのエンディングではラスボスがいずれも豪鬼、または真・豪鬼。真・豪鬼を倒したことで完全に殺意の波動に飲み込まれ、第2の豪鬼となってさ迷う修羅と成り果てる。
EXシリーズではリュウの意識をわずかに残しており、エンディングでは正気に戻ったリュウが殺意の波動の技を自分の拳ではないと悟り、元々の必殺技を封印して再出発することを決意する。
ストリートファイター4では心臓がポッカリ空いた状態で登場。豪鬼によって殺害されたリュウが、殺意の波動をエネルギーにして目覚めた状態。ZEROシリーズやEXとは違い、既にリュウとしての意識は残していない。
本作ではネスツの技術で複製されたリュウの体に殺意の波動を注入された偽者。頂上ファイターズの殺意リュウの設定に近い。複製のリュウであるが故にリュウとしての意識はまったくない。

洗脳ケン
SVCカオスで登場したシャドルーに洗脳されたケン。オロチの力も一緒に注入されたのか、昇龍拳で繰り出される炎は青い。もっとも、ベガのサイコパワーの影響も考えられるが………。
エンディングでは正気を取り戻し、ノーマルケンと同様にイライザとイチャイチャ始める。
本作では殺意リュウと同様にネスツの技術で複製されたケンに、オロチの力を注ぎ込まれた存在。

暴走庵
正式名称は「ツキノヨル オロチノチニクルフ イオリ」。
八神の血に流れるオロチの力が増大し、本能のままに暴れる制御不能になった状態。
KOF97にて三種の神器チーム、庵がいてレオナがいない、ラルフとクラークがいてレオナがいないチームで第6ステージまでクリアすると、優勝セレモニーに乱入し、中ボスとして登場する。
3対1で戦うことになるが、元々性能が高い庵の技をそのままに、スピードと攻撃力がかなり上がっている状態なので、油断していると簡単に3人抜きされてしまうほど強い。
その姿は暴走した某新世紀の最終決戦人造人間に酷似しているが、モデルとして参考されているかと思われる。
隠しコマンドで使用可能なキャラだが、特別なエンディング等は存在せず、暴走庵で三種の神器チームを組んでも意味がない。
ストーリーがあるKOFでは以降登場せず、KOF98のリメイク版、UMで条件を揃えると登場する(3チームを倒した段階で、1ラウンドも取られておらず、6ラウンド以上超必殺技でとどめを刺した場合、ランダムで暴走庵、暴走レオナ、ノーマルルガールの誰かが第4ステージで登場する)。
カプコンとのコラボでは殺意リュウ、または洗脳ケンと同様の扱いで登場。
SVCカオスではゴミ箱を漁っていたところを通りかかったヘビィ・D!とラッキーを追い回す。
本作では……以下略。ただでさえ不安定な庵の複製に、更にオロチの力を注入されている為、常に血の暴走を引き起こしている。

暴走レオナ
前述の条件を整えていると、暴走庵の代わりに中ボスとして現れるオロチの血が覚醒したレオナ。
普段は青い髪が、暴走すると赤く染まる。
暴走庵と違い、暴走レオナはカプコンとのコラボでは一切登場しない。
ネスツ編以降ではオロチの力をある程度は制御できるようになり、超必殺として自分の意思で暴走レオナに変身する事ができるが、代償として残り体力が半分になる。
アッシュ編では再び封印が解かれたオロチの影響で2003のエンディングで暴走。ラルフとクラークがボロボロになるまで抵抗し、正気に戻される(歴戦の二人をそこまでボロボロに出来る段階で、その強がとんでもないことがわかる)。
KOF14のエンディングでもいつ自分が暴走するかわからない状態だとレオナは語っている。

ベガ
ストリートファイター2以降の作品における諸悪の根元。世界中の国家に深く入り込んでいる麻薬組織、シャドルーの総帥で、国家規模の私設軍隊を持っている。
サイコパワーを自在に操り、洗脳兵士やネスツには劣るがクローン技術や、サイコパワーを増大させるサイコドライブを開発したりなど、ただの麻薬組織では無いことがわかる。
ZERO3のガイのストーリーを察するに、古代より適合する体を乗っ取りながら生き続けている魔人のような存在らしく、リュウを筆頭にローズ、キャミィ等が代替えの体候補として目を付けている(特にローズのエンディングではベガに体を乗っ取られたような描写がある)。
本作で地獄門が解放しかけている原因は主にこいつの増大したサイコパワーが原因。
間違いなくDIOやカーズに匹敵する化け物であり、ゲロ以下の匂いがプンプンする存在。

豪鬼
剛拳の弟。元々リュウやケンの流派は空手をベースにした暗殺拳であり、殺意の波動を宿しやすい流派。
殺意の波動に素質がある者は完全な修羅となり、鬼となってさ迷うようになる。
豪鬼はもっとも殺意の波動を体現したキャラである。
ストリートファイター2Xの裏ボスとして条件を揃えるとラスボスのベガ戦に乱入。突如現れ、ベガに瞬獄殺を食らわせて倒し、ラスボスに成り代わる。
ZEROシリーズでも隠しキャラとして登場。ZERO2にて通常キャラに。
当時のカプコンは豪鬼を気に入っており、コラボしていないにも関わらず、X-MENでも乱入してきたり、サイバーボッツシリーズにも零・豪鬼というメカが登場したりなど、どのシリーズにも現れた。
ZEROシリーズではこれまでベガの仕業と思われていた剛拳殺害の犯人は、豪鬼の仕業であったと判明(結局は生きていたが)。バトルスピリッツシリーズと同様にアニメ映画の根底を覆してしまった。
カプエスでも高得点でラスボスに行くと、本来のラスボスであるベガやギースを差し置いてラスボスに。
ストリートファイター3シリーズ以降、エンディングで新技を開発し、その技が次回作でスーパーコンボになるというのが恒例になった。
最近では鉄拳の世界にお邪魔しているらしい。
本作で登場するノーマル豪鬼は殺意リュウや暴走庵と同様にクローン。そうでなければベガ達とチームを組む理由がない。格ゲー四大ボスでチームを組ませたかった本城淳の苦肉の策である。

ギース・ハワード
餓狼伝説シリーズ及び龍虎の拳シリーズの諸悪の根元。
SNK世界のベガとも言うべき存在である。
サウスタウン(SNKの世界では世界最大の都市という設定らしい)を牛耳るボスであり、餓狼伝説でテリー達に倒されるまでは世界最強と恐れられていた。
元々タン・フー・ルーに弟子入りしており、ギースは素質では一番だったようだが、その悪の性根を見抜かれており、タンから破門にされている。その破門の際に、秦の秘伝書の1つを奪っている。
その悪行は龍虎の拳の時代、まだリョウが幼かった頃まで遡る。まだサウスタウンを掌握していなかったギースがタクマの強さに目をつけ、自分の部下にするべくまずはタクマの妻、ロネットを事故に見せかけ殺害。幼いリョウ達を残してタクマが失踪する原因に繋がる。
龍虎の拳2では組織の中でのしあがり、街の覇権を磐石にすべくキング・オブ・ファイターズを開催。1ラウンドも落とさずにラスボスのMr.BIGを倒すと裏ボスとして若かりしギースが登場。これを倒すとギースは更なる力をつけるべく、日本へ。マリーの祖父に師事し、その天才的な才能で瞬く間に古武道を修得。マリーの祖父を殺害し、サウスタウンへ戻る。
戻った後のギースは邪魔者であり、兄弟弟子であったテリーとアンディの養父、ジェフ・ボガードを殺害。サウスタウンのボスに君臨。以後、餓狼伝説で倒されるまでやりたい放題の時を過ごす。
餓狼伝説でギースタワーの最上階から落とされ、死亡したと世間で言われていたが、落下中に下方へ気を放つ事で衝撃を和らげ、瀕死の重症を負ったものの死亡は免れる。その気を下方に放つ行動を技へと昇華させたものが、当時の公式な格ゲーでは初の空中飛び道具である疾風拳である。
死を偽装したギースは腹心であるビリーをクラウザーのスパイへと放ち、秘伝書の1つを盗ませた。
その間にサウスタウンにいたギースはクラウザーが用意した影武者のギースであり、クラウザーの傀儡。
ゲームでは餓狼伝説スペシャルから、ストーリーのあるゲームでは餓狼伝説3で復活。最後の秘伝書を手に入れるべく行動。
物語そのものはギースの手中に秘伝書が揃い、彼の息子であるロックがテリーと出会って引き取られたという形で餓狼伝説3のストーリーが終わる。
その後、秘伝書が意味のない幻想の物だったと知ったギースは、ボガード兄弟と決着をつけるべく、キング・オブ・ファイターズを開催(リアルバウト餓狼伝説)。テリーとアンディのエンディングで再びギースタワーの最上階から転落。手を捕まれ、助けようとするテリー(アンディ)の手を振り払い、笑いながら落ちて行った。
餓狼伝説の時間軸ではこれで本当に死亡したことになり、以後は悪夢(ナイトメア)や秦の秘伝書が見せた幻としてのみ登場する。
KOFでは世界線が違うという設定なので、餓狼3~リアルバウトの時間軸の設定だと思われる。
KOF95ではビリー、影二、庵でチームを組まさせ、ボガード兄弟の抹殺として送り込む……が、実はビリーに庵を通じてオロチの力を調べる事が目的。餓狼チームのエンディングではビリーでは力不足だったと判断し、次は自らが動くと宣言。
KOF96では宣言通りに自らが動く。ルガールとオロチ、三種の神器の関係を調べ、オロチの力を手に入れようと本来は敵であるクラウザーやMr.BIGを口八丁(ボガード兄弟や極限流の抹殺の建前)で騙し、彼らをトーナメントを勝ち進む露払いの手駒としてチームを組み、出場する。エンディングではMr.BIGが手駒にされた借りを返す為に、挨拶代わりにギースを狙撃。いずれは決着を付けると告げて去り、クラウザーは純粋に暇潰しの余興として出ていたので満足気味に去る。そしてギースは次の行動を起こす為にギースタワーへ戻る。
KOF97では再びビリーを使って行動。山崎、マリーを利用してオロチの力を利用する為に調査させる。
ネスツ編では何故か行動を起こさずに沈黙。
アッシュ編では2003でビリー、牙刀、山崎を利用してKOFに参戦させるが、その理由は謎。
11では隠しキャラとして登場するもストーリーはなし。
13でも行動せず。
14ではビリーと新たな部下であるハインと共に大会へと出場。続編が予定されていたのか、その目的はラスボスであるバースが絡んだ何かだということ以外はまだ不明。今後、プレイモアからSNKの権利を買い取った会社に続編を作ってくれることを期待するばかりである。
一方でマキシマムインパクトシリーズではリアルバウト餓狼伝説以降のストーリーであるのか、ギースは既に死亡。皮肉な事にギースという絶対的な支配者がいたからこそ、犯罪が横行してはいてもサウスタウンはまとめあげられていたと言うことが判明しており、誰もがギースがいた時代の方が良かったと言っている状態になっている。
ギースの格ゲーにおける貢献度は非常に高い。当て身投げ、空中飛び道具、自分でコマンドを成立させる乱舞技(デッドリーレイブ)がその代表格である。
最近では鉄拳にコラボ出演し、特に海外でファンを熱狂させた。
本作ではボスとして出てくるギースはクラウザーが死亡していたと思われていた頃に用意した影武者。プレイヤーとして使っているギースは本物という設定。
影武者ギースはKOF97の前日譚を描いた作品で、第2章のアメリカ編に登場。京、テリー、アンディでギースを倒す為に乗り込んでみたものの、実際にいたのは本物のギースを倒して成り代わろうとしていた影武者で、最終的には本物のギースに殺されストーリーを再現した。

ルガール・バーンシュタイン
KOF94の主催者で、KOF=チームバトル形式の格闘ゲームという認識を世に浸透させたシリーズの最初のラスボスである。
職業は兵器の密造、密売を含めた所謂死の商売を主業務とする大手のR&B社の社長。どこのアマンダラ・カマンダラさん(エルガイム)?
片眼は既に失明しているが、それは後述。
ストーリー上、チームバトルを主催した理由は趣味の為。
当時のルガールの趣味は、倒した格闘家そのもの(・・・・)を銅像にし、コレクションにするのが趣味。彼の私室には大量の銅像が並べられているのだが、それは全部、銅像の中に本人が入っているのだとか。中にはガイルや豪鬼に似た銅像も……。そのコレクションを一気に増やす為にチーム形式のKOFを開催。奇しくもそれがきっかけで(今更チームバトル形式のシステムが売りを破壊する訳にはいかなかったのだろうが)KOFがチーム形式となる走りになった。
優勝チームをコレクションに加えるべく、自身の居城である空母船、ブラックノアに招待するものの、返り討ちになったルガールは空母ごと自爆。海の藻屑となった。
………と思われていたが、秘書のマチュアとバイスの手により救出されており、同時に瀕死であった草薙柴舟を蘇生、洗脳。自身も体の一部をサイボーグ化し、オロチの力を本格的にコントロールし、オメガ・ルガールとして復活。自分の趣味を邪魔した者達に(逆恨みも甚だしい)復讐するために再度KOFを主催した。銅像の趣味は飽きたらしい。今度は柴舟を洗脳した技術を使い、捕らえた格闘家達を洗脳して各国の軍隊に売り込むのが真の目的であったと八神チームやエディットチームのデモで語られている。最後は手に入れたオロチの力を制御しきる事が出来ず、その力に飲み込まれて消滅。今度こそ本当に死亡したようで、以後のストーリーには回想(と、ストーリーがないお祭りゲーム)以外で登場することはなかった。前作のエンディングとは違う形の自爆であり、ルガール=自爆がお約束になる。
KOF96ではルガールとオロチの力の関係についてちづる(ボスチームの場合はギース)の口から語られる。
神楽まきを殺害し、オロチの封印を解いたゲーニッツ。その解放されたオロチの力を横から掠めとったのがルガールであり、その代償としてルガールはゲーニッツにより右目を失明させられる。
KOF98と2002ではお祭りゲームの為、再びラスボスとしてオメガ・ルガールが登場。やはり最後には共に自爆ボタンを押して自爆するのだが。
本作では地獄門により常世から復活して現れた地獄からの使者だが、自ら力を付け、地獄門の呪縛から解放される為にベガとギースに近付き、ちゃっかりKOSFの主催者の一人に居座る。


ベガ2
ストリートファイターEX2に登場した強化されたベガ。本城自身はベガ2とは戦ったことはないが、やはりかなりの強さらしい。
今回は完璧なクローンを作り出すネスツの技術で作られたベガのクローンの体に、朽ち果てようとしていた体を捨てた本物のベガの魂が乗り移ったという設定で登場。

真・豪鬼
プレイヤーキャラとして徐々に弱体化する豪鬼とは別に、隠しボスの本領を発揮した真の豪鬼としてストゼロ2から度々登場。
全般的に技が強化され、隙もほとんど無くなった真の裏ボス。
バリエーションがあり、特に印象が強いのはカプエス2に登場した神(「神」という字の下に「人」が付いた辞書には載っていない外字)豪鬼という、ルガールによってオロチの力を無理矢理注入されて暴走した豪鬼もいる。
今回はノーマル豪鬼がクローンという設定で、真・豪鬼は本物の豪鬼という設定。

ナイトメア・ギース
リアルバウト餓狼伝説スペシャルの裏ボスとして条件が揃った状態でラスボスのクラウザーを倒すと登場。
その名の通り、本物のギースは死亡しているので、このギースは文字通りプレイヤーがみている悪夢(ナイトメア)としての登場。未だに餓狼伝説の世界では悪と恐怖の象徴と言うのを表現した存在らしい。
今までのギースが目じゃないほど強く、特に合計4発放たれるダブル疾風拳は凶悪の一言に尽きる。
今回は真・豪鬼と同様、本物のギースとして現れた。
設定こそただのギースだが、性能はナイトメア。

オメガ・ルガール
ルガールがベガ、ギース、豪鬼の力を吸収したルガール。実質はカプエス2に登場した神・豪鬼と対をなす存在であったゴッド・ルガールの設定に近い。
オメガとゴッドの良いとこ取りをしたキャラが今回のオメガ・ルガールという事で。

それでは次回はエンディングへと行きたいと思います。

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