やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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承一郎&忍編…ボス戦デモ

「優勝おめでとうございます。優勝セレモニーを行いますので私達に同行願いますでしょうか?」

 

呂布「せれもにー?」

 

サム「表彰式みたいなものだ……それにしてもこうもあからさまに怪しいとはな……」

 

承一郎「優勝セレモニー………ねぇ」

 

忍「まぁ、言葉通りじゃ無いとは思うわよ?」

 

恋「そうなの?」

 

承一郎「ああ………罠の匂いしかしないな……」

 

キング・クリムゾン!

 

忍「いつの間にか地下に……それに何かエレベーターのようなものに運ばれているわ………」

 

サム「俺達はどこに運ばれたんだ?」

 

呂布「揺れが止まった。どこかに着いた?」

 

承一郎「基地の跡地?それも………パッと見でもわかる。この基地の技術水準………かなり高い!」

 

扉が開き、どこか広い場所に出る。

 

ギース「優勝おめでとう、諸君。素晴らしい試合の数々には我々もいたく感動した」

 

承一郎「ギース!………?」

 

サム「それに、ベガとルガールと言うのはお前達だな」

 

忍「あれね。承一郎ちゃん。言いたくは無いけど、あなたのお父さん……DIOみたいな連中の巣窟ね?」

 

承一郎「え、ええ。ゲロ以下の匂いがプンプンしますよ」(おかしい。前に会ったギースはこんなものだったか?もっと凄まじいオーラがあったはずなのに…。それこそベガとルガールに匹敵する奴のオーラ。今の奴は前に会った時の圧倒的な威圧感がない。その辺の小悪党と言われた方が納得する!)

 

ベガ「早速だが、君達には素晴らしい歴史的な実験に付き合って貰うことになる」

 

サム「実験だと?」

 

ルガール「ネスツやWARZが残した技術を我々が利用して作り出した実験体だ」

 

呂布「実験?」

 

忍「耳を貸さなくて良いのよ、恋ちゃん。どうせまともな内容じゃないから」

 

承一郎「実験と聞いて良い思い出があった試しがない。ましてやお前達みたいな下衆の実験はな」

 

カプセルが開く

 

呂布「………この男………透明な板越しでもわかるこの殺気………普通じゃない……」

 

忍「ま、まさか………ご、豪鬼!」

 

サム「知っているのか?」

 

忍「リュウ、ケンの師匠の弟よ。そして、強さはリュウとケンを足してそのまんまって感じね……それが豪鬼よ」

 

ギース「ネスツが生み出したクローン技術。草薙京のクローンを大量に生み出した技術を、我々が使った」

 

承一郎「クローン技術……だと?どこの世界も人の命を何だと思っているんだ!」

 

ベガ「それを我がシャドルーが持つ豪鬼のデータを反映させ、より本物の豪鬼に近付けてある」

 

サム「聞いていた話の豪鬼が量産される…ネスツとやらのクローン技術は我々の技術を上回る…悪夢だな。そんな事はさせはしない。ベガ……誘拐、洗脳、クローンと色々悪事を働きすぎた。許すわけにはいかん」

 

ルガール「出来るかな?君達に。手始めに別の個体を相手にしてもらおう」

 

忍「これは……リュウ?」

 

承一郎「リュウだけじゃない!ケンに八神庵、レオナもいる!」

 

ギース「いずれも殺意の波動やオロチの力を注入し、本物よりもより強力にしてある」

 

忍「殺意の波動にオロチの力!?久々にトサカに来たわね。ここまであちしを怒らせたのは久々よ。世界を破滅させるつもりかしら?」

 

ベガ「これらに屈するようでは豪鬼の実験に耐えられんだろう」

 

ルガール「せいぜい頑張ってみたまえ」

 

呂布「忍、怒ってる。なら、恋も許さない!」

 

小ボス(暴走キャラチーム)

 

殺意の波動リュウ

 

洗脳ケン

 

ツキノヨル オロチノチニ クルフ イオリ

 

ヤミノナカ オロチノチニ メザメタ レオナ

 

 

 

 

中ボス戦前デモ

 

呂布「力は中々のもの……だけど所詮は獣同然。そんなものにやられる恋達じゃない」

 

ギース「中々やるではないか。だが、これでより豪鬼は完璧になった」

 

承一郎「お前に言われても嬉しくないね」

(ここに来てまだギースは……どういうことなんだ?)

 

ベガ「ムハハハハハ!だが、これからが本番だ!」

 

サム「今度はお前達が相手か?ここまで俺達を虚仮にしてくれた礼はたっぷりと味わってもらう」

 

ルガール「是非ともフルコースで頼もうではないか」

 

承一郎「来い!まとめてこらしめてやる!」

 

豪鬼「……」

 

ギース「さぁ、殺意の波動の力と我々の暗黒の力をとくと味わうが良い」

 

ボスチーム戦

 

 

一条承一郎

ラスボス戦(ナイトメア・ギース)

 

承一郎「…………お前はギースじゃあない。誰だ?」

 

サム「お前も気付いていたか。承一郎」

 

ギース「な、何を根拠に………」

 

承一郎「姿形、声はそっくりでも内面から滲み出る威圧感、カリスマ、なによりも強さが全く違う。ギース・ハワードの強さはこんなものじゃあない」

 

ギース「んんんんんん!許るさーん!私の計画を邪魔しおってぇぇぇぇ!このままでは私は…私はぁぁぁ!」

 

画面暗転

 

???「はしゃぎすぎたようだな……影よ……」

 

ギース?「ギ……ギ……ギースゥゥゥ……」

 

承一郎「ギースが二人!?いや!この威圧感……忘れはしない。後から来たギースが本物のギース!偽物は豪鬼だけでは無かったんだ!」

 

影武者「い、生きていたのか!ギース!」

 

ギース「クラウザーが用意した影武者よ……勘違いをしていたようだな?」

 

影武者「ギースゥ!私が……私こそが世界を!世界を手にするに相応しいのだぁ!」

 

ギース「ふ……レイジングストーム!」

 

承一郎「!?」(あれは間違いなく、僕達が食らったレイジングストーム!やはりこのギースが本物のギース!)

 

影武者「くえぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

壁を突き破り、高層ビルから転落する影武者。

暗黒の力を開放してナイトメア・ギース(足元から暗黒の気が渦巻いている)となる。

 

ギース「愚かな………貴様にこのギースの代役など務まる訳がないと言うのに…大人しく踊っていれば、生かして泳がせてやったものを、このギースの影に怯え、踊り疲れ、分不相応な野望を持ち……思えば可愛そうな男だった。そして、ご苦労だったな……一条承一郎、藤崎忍、サム、呂布奉先、陳宮………労せず邪魔者を片付ける事が出来た。礼を言う」

 

陳宮「利用されていたです!この私ともあろうものが!」

 

ギース「ふん。中国の三國志、陳宮の策がどれ程のものかと期待していたが、所詮は伝説か。この私程度の策略程度も読めんとは。もっとも、中国という国は事実を誇張する。諸葛亮や司馬懿という軍師も伝承程ではなさそうだ………」

陳宮「ううう………」

 

呂布「ネネだけじゃなく……朱里の事まで……」

 

ギース「お前達は私の掌の上で踊らされていたに過ぎない。シャドルーの総帥、ベガ。ルガール、テリー……そしてここまでに来る過程で、沢山の邪魔者をお前達は始末してくれたようだな。踊るだけの才能だけはあるお前達だ。今後もこの私が上手く踊らせてやろう。私の部下となる気はないか?」

 

忍「ふざけないで頂戴!誰があんたの部下になるものですか!」

 

ギース「ふん。愚かな……私の部下にならないと言うならば、お前達は邪魔者と言うことだ。お前達を痛め付ければ理解するか?どちらにしてもお前達は私の部下になってもらう。自らの意思で私の部下になるか、それとも影が研究したネスツの技術によって記憶を消すか……どちらかになるが……」

 

承一郎「どちらでもない!お前を倒し、そして借りを返す!のこのこと現れた事……散々利用してくれたことを、必ず後悔させる!覚悟は出来ているか!僕達は出来ている!」

 

ギース「ふ………せいぜい、私を楽しませてみせろ。You can not escape from deth」

 

 

 

 

ラスボス…サム編

真ボスデモ(ベガ2戦)

 

サム「どうだ!ギースにベガ!これが俺の力だ!」

(やはりおかしい。こんなものだったのか?ギース…)

 

画面暗転

 

サム「な、何だ!?」

 

ベガ2「ムッハー!私を含めた我々を倒したのは称賛に値する。お陰で邪魔物の始末も楽に済んだわ」

 

承一郎「べ、ベガ!?なぜベガが!では俺達が倒したベガは何者だ!ギースと同じく偽物か!?」

 

ベガ2「ネスツの技術を使って生み出したクローンの体に我がサイコドライブを使って代替えしたのがこの新たな私だ。そこにいるのは私が捨てた古い体……いわば脱け殻に過ぎぬわ!」

 

呂布「………さいこ……どらいぶ?」

 

忍「さ、サイコドライブ……聞くだけでも怪しさ満点ね。真空菅ハゲ声の魔人……」

 

ベガ2「フッフッフッ……ギースは私を始末した後に、このクローンを影武者にしてシャドルーを牛耳る傀儡にするつもりでいたようだが……それが逆に私に力を与える事になるとは思わなかっただろう」

 

承一郎「ギースめ……余計な事をしてくれた!」

 

ベガ2「フッフッフッ……朽ち果てかけていた我が体だったが、ネスツの技術によってリュウの体やローズのように代替えの体を奪わずとも私は新たなる体を…全盛期の力を手に入れる事が出来た。もう殺意の波動など、おそるるに足りぬわ!」

 

サム「ギースもさることながら、俺はやはりお前が一番許せん。このムラマサの錆びにしてくれる」

 

ベガ2「ふん!手始めにお前達でこの新たなる体の力を試してやろう」

 

忍「お前なんかの好きにさせないわ!」

 

陳宮「倒れるのはベガ!お前の方だ!」

 

ベガ2「ふ……ぬるいわ!なに、殺しはしない。私の前に倒れ伏した後は、我がサイコパワーとネスツの技術でお前達を我がシャドルーの新たなる兵として使ってやるわ!」

 

サム「2度と誰かに利用されるのはごめんだ。俺は俺の正義を……貫くのみだ!例え仮初めの命であってもな!」

 

ベガ2「ふ………お前達の力もこの私が有効に利用して見せよう……」

 

ベガ2&サム「その首………かっ切る!」

 

 

 

 

ラスボス戦…藤崎忍編

オメガ・ルガール

 

忍「いかがかしら?あちしのバレエ拳法のお味は」

 

ルガール「ハッハッハッハッハッハッ!言っただろう?フルコースで頼むと!まだまだ食べ足りないくらいだ」

 

忍「何ですって!?」

 

ルガール「ご苦労だったな!諸君!」

 

立ち上がるルガール

 

画面暗転

 

ギース、ベガ、豪鬼の体から力を吸収し、髪の毛が銀髪になり、オメガ・ルガールになる。

 

承一郎「これは……全員の力を吸収してしまった!」

 

オメガ・ルガール「諸君!君達には感謝するぞ!豪鬼の殺意の波動!ベガのサイコパワー!ギースの暗黒の力!更にはオロチや三種の神器、ネスツが持っていた力も我が物にすることが出来た!」

 

陳宮「はわ……はわわわわ………全ての力がルガールに渡ってしまいましたぁ!」

 

呂布「はわわわ軍師になっちゃだめ。ネネ……」

 

陳宮「そ、そうですね、恋殿………軍師のネネが慌てちゃ……」

 

呂布「はわわわ軍師は朱里」

 

サム「突っ込む所はそこなのか?」

 

承一郎「それどころじゃあないだろ!」

 

オメガ・ルガール「これは素晴らしい!オロチの力など比にもならない全能感!世界の覇権はこのルガールが手に入れた!この私がネスツやシャドルーに代わって新たなる神として降臨しよう!」

 

忍「神………神ねぇ…………下らないわ」

 

オメガ・ルガール「どうやら理解できないようだ!この私の新たなる力を!良いだろう!この新たなる神、ルガールを称える神話の最初の1ページは、君達の無惨な死から始めるのが相応しかろう!」

 

忍「誰かさんが言っていたわね。神は手を下さない。ただ見ているのみ………と。真空管ハゲがそうであるようにね。あんたは神の器なんかじゃないわ」

 

オメガ・ルガール「ハハハハハハハハ!まるで神と会ったことがあるような口振りよ!ならば、その神とやらと比べて見るがよい!私の強さを引き立たせる為に足掻いてみたまえ!そして君達の体は、それを後世に伝える銅像になってもらおうではないか!」

 

忍「お断りよ!逆にあんたこそ、この基地ごと墓地に変えてあげるわ!誰もお墓参りにこない、虚像のお墓をね!」

 

 

 

 

 

 

ラスボス戦…呂布奉先

ラスボス…真・豪鬼

 

呂布「どう?」

 

立ち上がる豪鬼

 

豪鬼「ふ…笑止!我は……」

 

画面暗転

 

突然現れ、豪鬼を瞬獄殺で始末する真・豪鬼(本物の豪鬼)

 

呂布「本物の………豪鬼?」

 

真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。殺意の波動は、作られし力では極めること不可能なり」

 

サム「これが本物の殺意の波動だと……!さっきまでの偽物の豪鬼なんかとは格が違う!」

 

真・豪鬼「オロチ、地獄門、魔界、サイコパワー……如何なる力も極めし真の力に比ぶれば、児戯にも劣る」

 

承一郎「ハハハハ………参ったね………本物のギースかそれ以上の威圧………何てことだ……」

 

忍「足が震えるわね。ここまでなんて………でも、やらなきゃ帰してくれそうにないわね……あちしが豪鬼と戦うことになるとは思わなかったわ……」

 

真・豪鬼「笑止!真の拳、受けてみるか?」

 

サム「俺達が力を合わせれば、お前なんかに負けない!」

 

真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。強者と名乗るであれば、我を超え、そして真なる拳を極めて見せよ!」

 

呂布「恋、この大会で強くなった………恋と同じかそれ以上の沢山の相手が恋を強くさせた………」

 

陳宮「ネネもです!恋殿!これが最後です!こいつを倒して、月殿の所へ帰るです!」

 

呂布「ん……………豪鬼…………覚悟!」




はい、今回はここまでです。

次回からはエンディングです。

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