やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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ライバル戦……未来への遺産&天外魔境真伝チーム

空条承太郎

性悪コンビ&比企谷餓狼伝説チーム(DIO八幡)

ステージ…未来への遺産・カイロステージ(承太郎のテーマ)

 

承太郎「やっと見つけたぜ。確かテメェは……八幡とか言ったか?」

 

DIO「そういうお前は………高校生時代の承太郎?ってことはEOH事件の承太郎か!何でお前がこの世界にいる?しかもジジイはわかるとして、何で天外魔境の戦国卍丸とカブキ団十郎が?そのチームの共通点ってなに?マジでわからんのだが?」

 

承太郎「どうやらナコルルとかいう奴がお前らや地獄門とやらをどうにかしたいらしいぜ?」

 

DIO「またナコルルさんかよ……そりゃ、この世界や大会にとって、俺はイレギュラーだろうが……マジかー。うちの世界の承太郎やジジイじゃあなく、よりにもよってオーバーヘブンを克服した承太郎かー。一番タフで厄介な承太郎じゃあないか」

 

承太郎「その割には妙な薄笑いを浮かべているじゃあないか。相変わらず何を考えているかわからない男だぜ」

 

静「相変わらずと言うほど承太郎おじさんとハッチの付き合いは長くはないはずじゃん?それにこの頃のおじさんなら、まだ付け入る隙があるかも?」

 

ジョセフ「静や。この数年で随分と良い性格になったじゃあないか。どれ、親としてここはしつけねばならんな」

 

静「私の時代のパパならともかく、波紋をサボっていた今のパパには負けないっつーの」

 

ジョセフ「やれやれじゃ。戦いの年季というものを見せねばならんな。クソガキが……」

 

卍丸「ジョセフのじいちゃんの話じゃ、静は絹みたいな子だと聞いていたけど、随分と違うじゃないか?」

 

アンディ「淑女だなんてとんでもない。どういう育て方をしたんですか?ジョセフさん。彼女にはとても苦労しましたよ」

 

カブキ「おいおい。伊達男の割には女の扱いというものがまるでわかってねぇみてぇだな?」

 

G八幡「うわぁ……想像以上に女好きだな、カブキ団十郎。一色。こういうのには気を付けろよ?」

 

Gいろは「むぅぅぅ………せんぱいは紅丸さんやカブキさんほどでは無いにしても、少しは女心を勉強するべきだと思いますけど?」

 

承太郎「やれやれだぜ。DIO、てめぇは生まれ変わってもジョースター家に色々と悪影響を及ぼす野郎だ」

 

DIO「否定はしないが、何で全部俺に集約されてるの?発想が40代の承太郎とほぼ同じってどういうこと?」

 

承太郎「テメェはこの空条承太郎が直々にぶっ飛ばす。必要なら真実の上書きでその性根を叩き直してやる。ツケの領収書としてな」

 

DIO「そんな下らないことでオーバーヘブンを使うんじゃあない!」

 

 

ジョセフ・ジョースター

貴族チーム(デミトリ・マキシモフ)

エア・サブレーナ島(ジョセフのテーマ)

 

ジョセフ「こ、これは……こいつは!吸血鬼じゃと!」

 

デミトリ「ほう……この男達は……ダークハンターや三種の神器とはまた別の特別な力があるようだな……」

 

ジョセフ「貴様もな……ただの吸血鬼じゃあない。DIO……いや、むしろカーズのような男じゃ……果たして波紋が通用するかどうか……」

 

デミトリ「波紋?その太陽のようなエネルギーの事かね?三下の吸血鬼と同じにされては困るな……。我は既に太陽など克服している。あまり魔界三大貴族を甘くみられては困るのだよ」

 

承太郎「テメェが誰なのかなんてのは知ったことじゃあねぇぜ。格が違おうと、テメェがDIOと同じ吸血鬼だということは違いない。要は脳をぶっ潰せば良いことじゃあないか」

 

エリザベート「それでどうにかなるのならば我が光の一族の力で何とかしている」

 

承太郎「わからねぇな。お前はどう見たって俺達側の人間だろう?何故吸血鬼の味方をしている?」

 

エリザベート「貴族というものは色々としがらみがあるものよ。民にはわからないかも知れないけど」

 

卍丸「わからないね。タイクーンのおっちゃんと言い、絹のじいちゃんと言い、公家だか大名だかの理屈なんてのはおいらにはわからないし、運命や血筋なんてのはくそっくらえだ!」

 

クラウザー「ふ。青いな……そして、世を導くのは正義でも運命でもない。圧倒的な力なのだよ。火の勇者か何かは知らんが、私抜きで最強を名乗られるのは我慢がならんな」

 

バルログ「そして更なる美だ……」

 

カブキ「けっ!世阿弥みてぇな仮面を付けやがって何が美だ!顔は伊達男かも知れねぇが、テメェからはゲロみてぇな悪の臭いがプンプンしやがるんだよ!」

 

ジョセフ「いずれにしても、貴様らをここから先に行かせるワケにはいかんな。DIOやカーズのような貴様らはここで再起不能にしてやるわい……」

 

デミトリ「クククク……華がないスタンド使いや火の一族が相手で気乗りがしない戦いだと思っていたが、その青臭い正義感を屈服させるのもまた一興か……良いだろう。魔界三大貴族が一人、デミトリ・マキシモフが直々に屈服させてやろう。レッツ………プレイ……」

 

ジョセフ「お前に戦いにおける年季の違いというものを見せてやろう!」

 

 

戦国卍丸

魔界チーム1(ジェダ・ドーマ、ゲーニッツ)

火多・高山町(天外魔境2卍丸のテーマ)

 

ジェダ「異世界の英雄、ジョースターの血統に火の勇者か……ああ、ここにも魂の救済が必要な存在がいるとは……」

 

卍丸「な、なんだこいつら!根の一族や大門教の奴等と同じかそれ以上に嫌な感じがするやつらだぞ!」

 

ゲーニッツ「火の勇者……ですか。あなた方は自分が正義と思っているようですが、果たしてそうですか?本当はあなた方人間が地球や世界にとって、悪という事に気が付いているわけではないですか?」

 

卍丸「な、何を言って………」

 

社「自然を破壊し、他の生き物を蹂躙し、僅か数千年で滅びの道を辿っている人類……そんな生き物を守る為に存在している火の一族の方こそ悪だと言っているんだよ。そっちはどうなんだ?ジョースターさんよ」

 

ジョセフ「………」

 

承太郎「………」

 

ジェダ「人類……ダークストーカー……我々はその罪深き存在たちの魂を吸収し、そして救済する……真なる正義を敢行する為に」

 

卍丸「人類は確かに間違った進化をしているかも知れない……けど、だからと言って全ての人類を滅ぼすやり方が正義だなんて思わない!お前らはヨミやガープとおんなじだ!」

 

カブキ「ドーマ家やオロチ一族の好きになんかにはさせねぇぜ!」

 

社「俺達を倒すか?好きにすれば良いさ……例え勝ったところで、お前たちに待っているのは地獄だけだろうがな」

 

卍丸「地獄ならば出雲で……血の海に沈んだ京都で見ているさ!それでもおいらは進んでやる!我が道に、敵なし!」

 

 

カブキ団十郎

異世界姉妹チーム(モリガン・アーンスランド、ナコルル)

 

カブキ「うひょ!こいつは良い女達じゃねぇか!な?卍丸?」

 

卍丸「またカブキの悪い病気が始まったよ……」

 

ナコルル「あなた方がムイムイさんやラブハートさんが見つけた異世界の英雄、火の勇者のカブキ団十郎さんと戦国卍丸さん……それにジョースターのジョセフ・ジョースターさんと空条承太郎さんですね?」

 

承太郎「テメェがナコルルか……色んな世界の英雄を呼び寄せて何を企んでやがる」

 

ナコルル「企むなんてそんな……ただ、私はこの世界の秩序を戻して皆さんを元の世界に戻したいだけで……」

 

ジョセフ「無償の善意を素直に受け取れる程、ワシらジョースターの歴史は甘くなくて……すまんがお若いレディよ。真意を話してくれんか?」

 

カブキ「おいおいジョースターのじいさんよぉ。こぉんなカワイイ娘になんて目で睨んでやがるんだよ」

 

リムルル「そうだそうだ!感じが悪いぞ、ジジイ!」

 

モリガン「あらあら。そっちのカブキって人はとても男らしいのね(性的に)?どう、私と楽しい事をしてみない?」

 

カブキ「うひょ♪マジで?」

 

リリス「リリスも相手して欲しいな?火の勇者なんだから、二人相手でも簡単には壊れないよね?」

 

カブキ「もちろんだぜ!ついてねぇと思っていたけどよ!決勝でおいしい拾い物をしたぜ!ナハ!ナハハ!ナハハハハハ!」

 

卍丸「カブキ……そいつらは魔物だぜ?大門教のガープみたいな魔界三大貴族の一人だったと思ったけど?」

 

カブキ「魔族だろうが関係ねぇぜ!極楽は人魚を嫁にしているし、絹だって鬼族と火の一族の娘じゃねぇか。愛は種族を越えるってなぁ!」

 

承太郎「やれやれだぜ。本当にポルナレフ以上に女好きな奴だ………」

 

リリス「姉様まで変な目で見るな!」

 

承太郎「やかましい!俺は女が騒ぐとムカつくんだ!」

 

卍丸「逆の意味で女に苦労しそうな奴だな……」

 

ナコルル「ご苦労様です。卍丸さん」

 

卍丸「う……ナコルルって絹に似ているからやりにくいなぁ……」

 

ジョセフ「かー!火の勇者は意志薄弱じゃのう!」

 

カブキ「子供はすっこんでろよ卍丸、承太郎。お嬢さん達……運命たぁ残酷な物だ……こんな綺麗なお嬢さん方を傷付けなければならないなんてよ……だけど心配するな。悪党も地獄門もこのカブキ団十郎様がきっちりと片付けてやるからよ……だから少しだけ痛いかも知れないが、我慢をしてくんな……」

 

ナコルル「あ、一応は目的が見えていたみたいですね」

 

卍丸「いや、あれは既に口説きにかかっているように見えるけど……」

 

モリガン「お喋りはもう良いわ。それよりも、さっさと始めましょう?夜はこれからよ?」

 

カブキ「ジパング一の伊達男!カブキ団十郎!いざ!」


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