やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

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ボス戦……未来への遺産&天外魔境真伝チーム

小ボス戦

 

カブキ「優勝だぜ優勝!これで俺様はジパング最強だぜ!卍丸とか承太郎とかと一緒に扱われるのが気になるところだけどよ」

 

承太郎「………これで終わりとは思えねぇけどな」

 

卍丸「そうだぞカブキ。おいら達、特に何もしてねぇじゃねぇか」

 

ジョセフ「大抵こういう場合は………」

 

「優勝おめでとうございます。優勝セレモニーを行いますので、私どもに付いてきていただけないでしょうか」

 

ジョセフ「だそうじゃ。どうする?」

 

カブキ「へっ!決まってらぁ。祝ってくれるって言うんじゃ、祝ってもらおうじゃねぇか!」

 

卍丸「カブキ……ハマグリ姫の時と同じことになってるぞ……」

 

承太郎「やれやれ……。恐らくは罠だろうが、どうするジジイ……」

 

ジョセフ「素直にかかってやるとしよう。こやつらじゃあ器用に罠を回避する真似など期待できんだろうしな」

 

承太郎「俺はどうなっても知らねぇからな」

 

サウスタウン

 

ジョセフ「アメリカのサウスタウン?こんなところがあったかのぅ?」

 

承太郎「ねぇに決まってるだろう。もうボケが始まったのか?少なくとも11年は大丈夫だと思っていたんだがな。それで、俺達はどこに運ばれたんだ?」

 

カブキ「おい!優勝せれもにーとやらはどうしたんだよ!陰気な場所に連れ込みやがってよ!」

 

卍丸「そろそろ気付けよカブキ……根の城に乗り込んだ時のような感覚だって。でもどこだろう……※イヒカの里みたいな場所だよな?お?開くようだぞ」

 

扉が開き、どこか広い場所に出る。

 

ギース「優勝おめでとう、諸君。素晴らしい試合の数々には我々もいたく感動した」

 

承太郎「テメェらがベガやギース、ルガールという奴らか?揃いも揃ってDIOの野郎かそれ以上の雰囲気を持った奴らじゃあないか」

 

ベガ「早速だが、君達には素晴らしい歴史的な実験に付き合って貰うことになる」

 

ルガール「ネスツやWARZが残した技術を我々が利用して作り出した実験体だ」

 

卍丸「実験?嫌な事しか起こったことがねぇよなぁ…」

 

カプセルが開く

 

カブキ「こいつは……鬼か?絹のところや備前の鬼とは雰囲気がちげぇけどよ」

 

卍丸「何て言うか、本気で怒った絹のような殺気を常に醸し出しているよな?」

 

ベガ「ご名答。これは豪鬼。拳を極める事に捕らわれ、殺意の波動にみいられた哀れな鬼よ。草薙京のクローンを大量に生み出した技術を、我々が使い、その豪鬼を複製することに成功した」

 

ジョセフ「なんて最悪な存在を!」

 

ベガ「それを我がシャドルーが持つ豪鬼のデータを反映させ、より本物の豪鬼に近付けてある」

 

承太郎「豪鬼が量産される……そんな悪夢は俺達が止める」

 

ルガール「出来るかな?君達に。手始めに別の個体を相手にしてもらおう」

 

卍丸「これは……確かリュウ?」

 

カブキ「リュウだけじゃないぜ!ケンに八神庵、レオナってやつもいる!どいつもこいつも変な力でおかしくなっちまってるぜ!」

 

ギース「いずれもクローンだが、殺意の波動やオロチの力を注入し、本物よりもより強力にしてある」

 

ジョセフ「Oh my god!殺意の波動にオロチの力じゃと!?聞くからにスタンド能力並みに危険な力と予測できるわい!」

 

ベガ「これらに屈するようでは豪鬼の実験に耐えられんだろう」

 

ルガール「せいぜい頑張ってみたまえ」

 

承太郎「やれやれだぜ。早い話が全員をぶん殴れば良いんだろ?シンプルで良いじゃあないか。下らねぇ前置きはどうでも良い。とっととかかってこい。しこたま拳を入れてやるぜ」

 

小ボス(暴走キャラチーム)

 

殺意の波動リュウ(ストリートファイターZERO2α)

 

洗脳ケン(SNK VS CAPCOM SVC CHAOS)

 

ツキノヨル オロチノチニ クルフ イオリ(KOF97)

 

ヤミノナカ オロチノチニ メザメタ レオナ(KOF97)

 

 

中ボス戦前デモ

 

承太郎「こんなものか?テメェらの切り札ってやつは」

 

卍丸「こんなんじゃ、オイラ達は止まらないぜ!」

 

ギース「中々やるではないか。だが、これでより豪鬼は完璧になった」

 

ジョセフ「赤石を得たカーズのようにか?残念じゃがそれほどの物とは思えんのう?」

 

ベガ「ムハハハハハ!だが、これからが本番だ!」

 

カブキ「今度はお前達が相手か?まとめてこらしめてやるぜ!このカブキ団十郎様がなぁ!」

 

ルガール「是非ともフルコースで頼もうではないか」

 

承太郎「お望み通り、しこたま拳を叩き込んでやる」

 

豪鬼「……」

 

ギース「さぁ、殺意の波動の力と我々の暗黒の力をとくと味わうが良い」

 

ボスチーム戦

 

 

ラスボス…承太郎(ベガ2戦)

 

承太郎「どうだ?」

 

画面暗転

 

ジョセフ「な、何じゃ!?」

 

ベガ2「ムッハー!私を含めた我々を倒したのは称賛に値する。お陰で邪魔物の始末も楽に済んだわ」

 

卍丸「べ、ベガ!?なぜベガが!じゃあオイラ達が倒したベガは何者だったんだ!?」

 

ベガ2「ネスツの技術を使って生み出したクローンの体に我がサイコドライブを使って代替えしたのがこの新たな私だ。そこにいるのは私が捨てた古い体……いわば脱け殻に過ぎぬわ!」

 

カブキ「サイコドライブ?なんだそれは?」

 

ベガ2「貴様らに教えてやる義理はない。フッフッフッ……ギースは私を始末した後に、このクローンを影武者にしてシャドルーを牛耳る傀儡にするつもりでいたようだが……それが逆に私に力を与える事になるとは思わなかっただろう」

 

ジョセフ「ギースめ……余計な事をしてくれた!そしてそれを利用して復活するとは……お前はやはりDIOやカーズと同じ……いや、それ以上に腐っておるな!」

 

ベガ2「フッフッフッ……朽ち果てかけていた我が体だったが、ネスツの技術によってリュウの体やローズのように代替えの体を奪わずとも私は新たなる体を…全盛期の力を手に入れる事が出来た。もう殺意の波動など、おそるるに足りぬわ!」

 

承太郎「言いたいことはそれだけか?ベガ」

 

ベガ2「ふん!手始めにお前達でこの新たなる体の力を試してやろう」

 

承太郎「この空条承太郎は所謂不良のレッテルを貼られている。ケンカでやり過ぎた相手はいまだに病院だ。口ばかりで偉そうな教師に気合いをいれてやったら二度と学校に来なくなった。値段ばかりでまずい飯を食わせるレストランの料金を払わないのはざらだ。だが、そんな俺でも吐き気を催す悪ってのはわかる。ベガ……テメェのやって来たことは正にそれだ。無理矢理誘拐して洗脳し、テメェの手足として利用するなんざ……DIOの下衆野郎に匹敵する!ましてや女を!テメェはこの空条承太郎のスタンドが直々に裁いてやる……来な。ガンマン風に言うなら……抜きな!」

 

ベガ2「ふ……ぬるいわ!なに、殺しはしない。私の前に倒れ伏した後は、そのオーバーヘブンの秘密を事細かに暴き、そしてこのベガが世界の運命を操作する為に利用しよう!」

 

 

 

ラスボス…ジョセフ(ナイトメア・ギース)

 

ジョセフ「間抜けめ……口先だけで大したことは無いようじゃな」

 

ギース「ぬぬぬぬ!許るさーん!よくもこの私を……」

 

画面暗転

 

???「はしゃぎすぎたようだな……影よ……」

 

ギース?「ギ……ギ……ギースゥゥゥ……」

 

カブキ「ギースが二人!?いや!後から来たギースが本物のギースかよ!」

 

影武者「い、生きていたのか!ギース!」

 

ギース「クラウザーが用意した影武者よ……勘違いをしていたようだな?」

 

影武者「ギースゥ!私が……私こそが世界を!世界を手にするに相応しいのだぁ!」

 

ギース「ふ……レイジングストーム!」

 

影武者「くえぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

壁を突き破り、高層ビルから転落する影武者。

 

卍丸「影武者のギースとは明らかに違う!これが本物のギースの力……」

 

暗黒の力を開放してナイトメア・ギース(足元から暗黒の気が渦巻いている)となる。

 

ギース「愚かな………貴様にこのギースの代役など務まる訳がないと言うのに…大人しく踊っていれば、生かして泳がせてやったものを、このギースの影に怯え、踊り疲れ、分不相応な野望を持ち……思えば可愛そうな男だった」

 

承太郎「自分が殺しておいてよく言うぜ……」

 

ギース「壊れた人形は、しっかりと始末するのがマナーと言うものだ。だが、壊れた人形は壊れていたなりに、この私の役に立ったようだ。シャドルーの総帥、ベガ。ルガール……そしてここまでに来る過程で、沢山の邪魔者をお前達は始末してくれたようだな。どうだ?その腕を見込んで私の部下になるつもりはないか?」

 

カブキ「ふざけるな!美女の誘いならともかく、テメェなんかの手下に誰がなるかってんだ」

 

ギース「ふん。やはり私の最大の邪魔者は、お前達のようだな。お前達を痛め付ければ理解するか?どちらにしてもお前達は私の部下になってもらう。自らの意思で私の部下になるか、それとも影が研究したネスツの技術によって記憶を消すか……どちらかになるが……」

 

ジョセフ「どちらでもないわ!お前さんを倒し、帰らせて貰う。お前さんにも教えてやるわい。戦いにおける年季の違いというものをな」

 

ギース「ふ………せいぜい、私を楽しませてみせろ」

 

 

ラスボス戦…卍丸(オメガ・ルガール)

 

卍丸「どんなもんだい!これが火の一族の力だ!」

 

ルガール「ハッハッハッハッハッハッ!ご苦労だったな!諸君!」

 

立ち上がるルガール

 

画面暗転

 

ギース、ベガ、豪鬼の体から力を吸収し、髪の毛が銀髪になり、オメガ・ルガールになる。

 

承太郎「何て奴だ。全員の力を吸収しやがった…まるで本当にDIOやプッチみたいな野郎だ……」

 

オメガ・ルガール「諸君!君達には感謝するぞ!豪鬼の殺意の波動!ベガのサイコパワー!ギースの暗黒の力!更にはオロチや三種の神器、ネスツが持っていた力も我が物にすることが出来た!」

 

ジョセフ「最悪の事態じゃ!全ての力がルガールに渡ってしまった!」

 

オメガ・ルガール「これは素晴らしい!オロチの力など比にもならない全能感!世界の覇権はこのルガールが手に入れた!この私がネスツやシャドルーに代わって新たなる神として降臨しよう!」

 

カブキ「誰がお前なんかにひれ伏すか!美女の誘いならともかくよ!」

 

オメガ・ルガール「どうやら理解できないようだ!この私の新たなる力を!良いだろう!この新たなる神、ルガールを称える神話の最初の1ページは、君達の無惨な死から始めるのが相応しかろう!」

 

卍丸「オイラは……火の一族は諦めない!邪心斎、ヨミ、ガープ………魔王や邪神が相手だって……滅びの運命だって勇気をもって打ち砕いて来たんだ!運命なんてな……運命なんてな……くそっくらえだ!」

 

オメガ・ルガール「面白い!せいぜい足掻いて見せるが良い!私の強さを引き立たせる為に!そのスタンド能力や火の一族の力ももらい受け、そして君達の体は、それを後世に伝える銅像になってもらおうではないか!」

 

 

ラスボス戦…カブキ(真・豪鬼)

 

カブキ「どうだ!このカブキ団十郎様の実力はよ!」

 

立ち上がる豪鬼

 

豪鬼「ふ…笑止!我は……」

 

画面暗転

 

突然現れ、豪鬼を瞬獄殺で始末する真・豪鬼(本物の豪鬼)

 

承太郎「やれやれ……本物の豪鬼のご登場ってやつか」

 

真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。殺意の波動は、作られし力では極めること不可能なり」

 

ジョセフ「これが本物の殺意の波動じゃと……!さっきまでの偽物の豪鬼なんかとは格が違う!」

 

真・豪鬼「オロチ、地獄門、魔界、サイコパワー……如何なる力も極めし真の力に比ぶれば、児戯にも劣る」

 

卍丸「真なる殺意の波動………これがあるからこそ、凶事は終わらないんだ!豪鬼!お前を倒す!」

 

真・豪鬼「笑止!真の拳、受けてみるか?」

 

カブキ「根の一族やらデーモン教やらサイコパワーやら殺意の波動やら……下らねぇ。本当に大事で強いものっつぅのはなぁ、そんな見せかけの力じゃねぇんだよ。心意気と生き様……そして愛ってものが必要なんだよ!そんな事がわからねぇから、殺意の波動なんかに乗っ取られんだ豪鬼!それをこのカブキ団十郎様が教えてやらぁ!」

 

真・豪鬼「我は拳を極めし者なり。強者と名乗るであれば、我を超え、そして真なる拳を極めて見せよ!」




※イヒカ族
天外魔境に登場した根の一族の種族。
根の一族から離反し、火の一族や人間に協力した一族。土星人のような長細い頭、緑色の皮膚、額にセル第一形態のような謎の赤い宝石が埋め込まれている等、人間離れした容姿な為、人里から離れている。
戦闘力は低いが、高度な科学力を生み出す頭脳を持っており、奈良の大仏ロボや空中戦艦とも言える鋼鉄城など現代の科学力をもってしても造れない(というより、物理学的にも不可能な)ガンダムかくやという兵器を作り出した一族。
中にはイヒカの里には相容れずに火の一族と敵対した者もおり、天外魔境1の大幹部である邪心斎、天外魔境2の3博士なども存在する。
似たような存在に天外魔境2で術(魔法)の巻物をくれる天狗族がいる。


それでは次回は承太郎編のエンディングです!

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