やはり俺の奇妙な転生はまちがっている。   作:本城淳

61 / 731
キャラ紹介(第2章)(敵)

キャラ図鑑①

 

マライア

 

磁力を操るスタンド使い。

二十年前は美しく、脚線美が自慢の美女であった。

本作での現在はジョースター家との戦いで敗北以来、全身骨折の影響から身を持ち崩した。

現在はそれなりの生活をおくっていたが、絢斗の誘いを受けてジョースターチームに復讐の戦いを挑む。

二十年前は美しく、脚線美が自慢だったが、今では太って見る影もなくなってしまった。

作戦自体は上手くいっていたが、そこで調子に乗って姿を見せてしまったのが運のつき。

いろは、小町、陽乃によってボコボコにされ、器物破損で逮捕され、後に強制施設に連行された。

 

スタンド…バステト女神

【破壊力:E / スピード:E / 射程距離:B / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】

 

具現化形態はコンセントの差し込み口という今まで登場したスタンドの中でも特に機械的なものとなっている。

その差込口に触れた人間に磁力を植え付けて周りにある金属類を吸い付ける体質にしてしまう能力で、その磁力は時間を追う事に強まって行き、最初は釘や瓶の蓋くらいだが最終的には車や鉄骨までありとあらゆる金属製品を引き寄せるようになってしまう。さらに近くに同じ体質となった人間が居た場合も同じように互いの身体がくっ付くようになる。

しかし、スタンドの法則上、自身が効果をかけた相手から必要以上に離れるとスタンドの効力も弱まってしまうため、効果を持続させるにはある程度の相手との距離を維持しなければならないという欠点も持つ。

 

 

キャラ図鑑②

 

ホル・ホース

 

かつては二度、ジョースターチームに挑み、生き残った強運の持ち主。

本作ではその二度の敗北が裏社会での信用を無くしてしまい、かつてはDIOにも認められていた孤高の精神も無くしてしまった。

最期は手段を選ばなくなり、無関係の人間を人質にとるという暴挙に出る。それがミスタと億泰の逆鱗に触れ、ミスタにより始末された。

 

スタンド…エンペラー

 

 

【破壊力:B / スピード:B / 射程距離:B / 持続力:C / 精密動作性:E / 成長性:E】

 

リボルバー式の拳銃型をしたスタンド。発現時は瞬時にホル・ホースの手の平にピストルが出現する。発射される弾丸もスタンドであるため、弾道を自在に操作出来るという能力を持つ。リボルバーの弾倉のような意匠が付いているが作中で弾切れを起こしたシーンはなく、リロードも必要ない。そもそも弾倉らしきものは銃口と噛み合っておらず、ただの飾り。

スタンドなので一般人には視認されず、銃を突きつけての脅し等には使えないが、武器や道具を一切持たずに標的に近づき、瞬時に相手を射殺できる。

一応、遠距離射撃もできなくはないが、後述のようにダメージが減少する恐れがあったり、弾道が自分の予期しない方向に逸れる危険性もあったりする。自在操作の能力を持ちながら、精密動作性が低いのはその為。

作中の描写では、少なくとも互いに視認できる距離でなければ十分なダメージを与えられない。

 

 

キャラ図鑑③

 

スティーリー・ダン

 

ゲバブ屋を営むかつてはイケメンだった男。

商売の才能もあったのに何故DIOの手下になったのやら不明な男。

本作ではロリコン属性が加わった。

二十年前に承太郎に言われた通り、本当に相手の研究をしてきたのか不明。

本当にしてきたのなら二十年前も今回も姿を現す愚はおかさないだろう。

しかも今回は調子に乗った相手がジョルノという、ヨーロッパ最大のギャングのボスだったのが運のつきで、最終的に小町に川に捨てられ、スタンドを潰されて終わるという悲惨な最期を迎えた。

 

スタンド…ラバーズ

【破壊力:E / スピード:D / 射程距離:A/ 持続力:A / 精密動作:D / 成長性:E】

 

タロットカード大アルカナ6番目のカード「恋人」の暗示を持つスタンド。本体は鋼入りのダン。

蠍と人の混ざったような姿をした、ミクロサイズの遠隔操作型スタンド。鳴き声は「マギーッ」。

本人曰く、「髪の毛一本さえ動かすことの出来ない、史上最弱のスタンド」だが、代わりにその射程は数百キロにも及ぶ。

相手の耳などから体内に侵入し、脳に居座る。これにより本体であるダンと相手の感覚が共有され、ダンが足をぶつければその痛みが、背中を掻かれればくすぐったさが何倍にもなって相手に返ってくる。この為、下手にダンを痛めつけようものなら、相手にもその数倍のダメージが跳ね返り、ショック死することになるので、迂闊にダンに手出しもできない。

また、攻撃方法としてDIOの肉の芽を使用しており、体内に持ち込んで植え付け、それを急成長させることで相手を死に至らしめる。二十年前ではこの手を使い、エンヤ婆を口封じで殺害した。

相手の脳組織を使って自分自身のコピーを作り出す技も持っており、切れば切る程、分裂を繰り返し、数百体まで増殖したが、波紋の技の前には無力だった。

 

 

キャラ図鑑④

 

アラビア・ファッツ

 

二十年前は間抜けな隠れかたをしたせいであっけない敗れ方をしたが、本作では違和感のない巧妙な隠れかたをしており、運が悪くなければ勝っていた可能性があった男。気絶していたところをSPW特殊対応部隊に回収され、矯正施設送りになった。

 

スタンド…サン

【破壊力:B / スピード:E / 射程距離:A / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】

\ │ /

/ ̄\

― ( ゚ ∀ ゚ )―

\_/

/ │ \

 

アラビア・ファッツのスタンド。スタンド名の由来は、タロット大アルカナ19番目のカード「SUN(太陽)」。

名前通りそのまんま太陽である(厳密には「太陽に似た火球」)。異常なスタンドパワーを誇り、出しただけで夜を真昼と勘違いさせるほどの光を放つ。そして辺り一帯の気温をラクダが倒れ込むほどの異常なレベルに上げる事ができる。

また高威力・高精度のレーザーを放つ事が可能で、レーザーは上空100m以上の位置にある遠距離型の攻撃とは思えないほどの威力を持つ。直撃したラクダはその場で絶命した。

規格外のパワーを持つスタンドだが、スタンド使用者本体もその影響を受ける点が弱点。周囲の気温を上げると本人までその暑さに見舞われるのでクーラー等の冷却手段を用いないと自滅してしまう。また横方向への遠隔操作性はあまりないためか、本体は攻撃対象を視認できる程度のわりと近い位置にいなければいけない。

反則性能のようで不便なところが多い、強いんだか弱いんだかわからないスタンドである。

よく間違えられるが読み方はサンであってザ・サンではない。

 

 

キャラ図鑑⑤

 

オインゴ

 

二十年前に承太郎に化けて、ジョセフ達に襲われたことも気付かれないまま、敗れた男。

本作では一応、認識されて敗れただけましだったかもしれない。

結局は自滅して終わった。

短気ではあるが、弟思いの兄貴。

DIOに荷担しなければもう少しましな人生だったかもしれない。

敗戦後は矯正施設送り。

根っからの悪人では無いので社会復帰は可能かもしれない。

 

スタンド…クヌム神

【破壊力:E / スピード:E / 射程距離:E / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:E】

 

自分の姿かたちを自在に変えるスタンド能力。具体的なスタンド像を持たないスタンドで、オインゴと一体化している。

粘土のように顔をこねることで、誰にでも化けることが可能。頭髪を変化させれば、髪形を模倣するだけではなく帽子のように見せる事も可能。変身すると、容姿だけでなく、身長や体重、体臭までもが変化するため、変装を見破るのは困難。ただし、あくまでも外見を完全に真似るだけなので、変身対象の性格や癖といった内面までは模倣できず、変装相手を知人からも怪しまれない程完璧に真似るにはオインゴの連日の人間観察と物真似の努力が必要不可欠。

また、スタンド自体に戦闘能力は無いため、戦闘がしたければ本人が直接戦わないといけない。同じ変身能力スタンドで、今回は行動を共にしていたイエローテンパランスには多くの点で負けているが、体臭も模倣できる点(イギーにもバレなかった)、本体そのものの身長体重を変化させるので小さいものにも変身できる可能性がある点などはこちらのほうが優っている。

以上のようにスタンドとしてイエローテンパランスに劣っている部分は少なくないが、肝心の持ち主に関しては、食べる時の癖についての前情報や優秀な変身能力を自身の奇行で台無しにしてしまう・戦闘も慢心に満ちた能力任せのものなど難点が目立つのに対し、こちらは一応、自身および弟のスタンドの能力の長所と短所をしっかり把握したうえで任務遂行に活かそうとする、標的のそばでは自分から奇行に走らず、失言も比較的少なかったことなど、総じてスタンド使いとしてはラバーソールよりマシな部分が結構あったため、イエローテンパランスよりは持ち主に恵まれたスタンドといえる。

 

 

キャラ図鑑⑥

 

ボインゴ

 

八幡以上にヒッキーで目が腐った男。

二十年前は子供だった。

本作では絢斗の呼び掛けで集まった際にも引きこもっていたため、承一郎に顔が割れていなかったが、記憶力が以上に高い陽乃に見つかったのが運のつきだった。

露伴のファンで、たまたまその時に露伴がいたのも更に運の悪さに拍車をかけている。

社会復帰を心配するオインゴによって免許だけは取っていた。

承太郎に変身した忍により敗戦。矯正施設送りに。

兄と同様に改心する余地があるため、人生をやり直せる可能性もある。

 

スタンド…トト神

【破壊力:E/スピード:E/射程距離:E/持続力:A/精密動作性:E/成長性:E】

 

本の形をしたスタンド。一般人の眼にも見えることから、実在する本に憑依した物質一体化スタンドと思われる。能力は「近い未来を予言する」こと。本には一定時間ごとにこれから先起こる事がマンガ形式で自動的に描かれる。スタンド使い本人が予言を描き込んだり、予言が現れるタイミングを操作したり、一度書かれた予言を取り消す事はできない。

予言マンガはなんとも形容しがたい非常に独特なタッチで描かれ、これを見た露伴は酷評した。

予言は絶対ひゃく100%外れないが、「行動」とそれによる「結果」が簡潔に描かれるのみであり、「何がどうなってそうなるか」という詳細は実際にそれを信じて行動してみるまでわからない。例えば「女の首を蹴ったら謝礼を貰える」という予言に対しては、行動して初めて「女の首筋に猛毒サソリが隠れていた」という事がわかったりする。

また外れはしないものの予言の文言には解釈の幅があり、例えば「承太郎」と書かれていても「承太郎に化けた別人」かあるいはもっと別のそれかもしれないし、「毒を飲んだ」と書いてあった場合には「飲んだが吐き出した」という事が起こりうる。このように「◯◯とは言ったが◯◯とは言っていない」要素がふんだんに盛り込まれており、これを利用して自らの利となるような行動を取る事もできるし、逆にその罠にハマリ墓穴を掘るハメになる可能性もある。全ては行動者次第である。

その癖、時間に関してはかなり正確かつシビアで、10時30分に大事故に見舞われる恐れのある予言を回避したければ、4時間外で過ごすことになってでも待たなければならず、12時00分にある相手に向かって銃弾が命中するという予言を的中させたい時は、1・2分の誤差なく12時ちょうどに命中するようにしないと前述の「~とはいったが~」要素の餌食になる恐れがある。

なお言うまでもなく直接的な戦闘力はない。本体のボインゴもただの臆病な貧弱少年なため、予言に従って行動してくれる助っ人がいないと基本的には何もできない。

 

 

キャラ図鑑⑦

 

ラバー・ソール

 

二十年前に花京院に化け、あっさり承太郎に見破られた変身する気のない変身能力を持つスタンド使い。

本作でもミスタに変身しておきながら全く真似る気が無かった。もっとも、元々作戦はバレバレだったのだが…。

オインゴに巻き込まれ、爆弾によって自滅。彼らと行動せずに独自に行動していれば…やっぱり無理だったかも。

敗戦後は矯正施設送りに。

前述二人とは違い、元々下衆な性格だったため、社会復帰は難しそうだ。

 

スタンド…イエロー・テンパラス

【破壊力:D / スピード:C / 射程距離:E / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:D】

 

ラバーソールのスタンド能力。スライムのような形状をしたスタンドで決まった形状を持たず、スタンド能力がない一般人にも姿が見えるし触れたりする特殊なスタンド。

全身に纏うことにより見た目を変えることができ、それによって変装が可能。

本体・ラバーソールの全身そのものがスタンドに包まれている上に、スタンドだろうが人間だろうが触れると侵食して取り込もうとするため、スタンド攻撃であっても攻撃することはできない。さらには温度変化にも強く、相手にくっついた場合、火で熱すると弾け、凍らせるとスパイク状になり、承太郎も「弱点はない」と認めているほど強力なスタンド。上述の通りスタンド自体への攻撃はほぼ無力化されるため、倒すにはスタンドの防御をかいくぐって本体を倒さなければならない。

相手に触れると肉を取り込み消化、吸収を行い、それによりスタンド自体も強化され、大きくなる。ただし生物のみで無機物などは食べられないらしい。「相手に肉片をくっつけて侵食する」点に関しては、第2部に登場したサンタナの『憎き肉片』に似ている。

 

 

キャラ図鑑⑧

 

アレッシー

 

二十年前に承太郎とポルナレフによってボコボコにされた子供相手にしか威張れない矮小な男。

本作では前回と違い、全員を術中にはめることが出来たのだが、それが静のジョースターコンプレックスを刺激してしまい、仗助を始めとする、静には特に甘いCCの逆鱗に触れる。

また、アレッシーにとっても大誤算だったのが、前世持ちが胎児レベルにまで若返らせると前世に戻ってしまうこと。それによりDIOまでもが蘇ってしまったのが運のつき。

最終的に極限までにブチ切れた仗助に岩と一体化させられてしまい、後日、宇宙に放逐され、第2のアンジェロ、第2のカーズとなって地球軌道上の衛星となる。

下衆な男に相応しい、死ぬよりもキツイ末路となった。

 

スタンド…セト神

【破壊力:D/スピード:D/射程距離:E/持続力:C/精密動作性:D/成長性:D】

 

アレッシー自身の影と一体化したスタンド。2つの大きい眼がついており、横を向くと鳥の頭のような形をしている。

影と交わった相手を若返らせる能力を持つ。影はある程度伸縮可能。

対象が影と交わった時間が長ければ長いほど若返る度合いは増幅し、一瞬でも大人から子供、数十秒だと胎児レベルにまで戻されてしまう。身体のみならず記憶もその歳相応にまで落ちてしまうので、大人になってから覚えた物事は時間経過とともに忘却する。弱い者いじめ大好きという本体の性格が強く現れた能力になっている。

スタンドそのもののパワーはかなり弱い部類だが、アレッシーが斧などの武器を持っているとセト神もその武器(の影)を持つので、一応はそれでスタンドを攻撃することもできる。防御に関しては一切できないようで、子供状態になったポルナレフの短いスタンド攻撃や、承太郎の素手での乱打すら碌に捌けない。(もっとも、使い手の格闘能力の低さ故、防御が間に合わなかった可能性も否めないが)。

ちなみに若返った対象は本体が気絶するとすぐに元に戻る。

 

 

キャラ図鑑⑨

 

ズィー・ズィー

 

二十年前に承太郎達を襲って返り討ちに遭ったジョジョ史上屈指のメタ男。

本作でもメタ発言を存分に発揮した、腕は筋肉隆々でその他はヒョロヒョロのアンバランスな男。

以前とは違い、大型トラックを使って襲撃してきた。

最期は五人がかりのラッシュによってサバンナ川に沈んだ。生死不明。

 

スタンド…ホイール・オブ・フォーチューン

 

運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)

【破壊力:B/スピード:D/射程距離:D/持続力:A/精密動作性:E/成長性:D】

 

ズィー・ズィーのスタンド。かつて一行が戦ったストレングスの車版と言うべき物質同化型のスタンドで、小さなボロ車にスタンドパワーを注入し姿を変え、本体が搭乗し操作する。

状況に応じた変形が可能で、バンパーやタイヤを鋭利に変形させ地中を掘り進んだり絶壁を強引に登ったりできる他、ガソリンをショットガンのように高圧で放ち、更に電気系統のスパークで着火し炎上させる、などの攻撃法も持っている。

豊富な攻撃手段を持つ反面、本体を車から降ろされると何もできないという弱点がある。 また、戦車のように横向きにも対応する武器を積んでる訳でもないため、側面からスタープラチナ級のスタンドに攻められると、流石に対処に困る模様。

 

 

キャラ図鑑⑩

 

ウンガロ

 

ジョジョ第6部に登場したDIOの息子の一人。

原作ではプッチに惹き寄せられた存在だが、本作では綾瀬絢斗に集められた麻薬中毒者。

面会室周辺で岸辺露伴、音石明、アナスイと戦い、自らの能力で敗れるようにして死亡した。

 

スタンド…ボヘミアン・ラプソディー

 

スタンドヴィジョンなどは無く攻撃もしてこない一風変わったスタンド。

漫画や絵画など、世界のあらゆる『キャラクター』を実在化させるという能力を持つ。効果範囲(射程距離)は全世界に及ぶ。

実在化したキャラクターはスタンドではないため、一般人にも見ることが出来る。

キャラクターを倒してしまった場合、そのキャラクターは能力が解除されても元に戻ることはない。

このスタンド能力の恐ろしい点は、『キャラクター』に心を惹かれた(もしくは過去に惹かれたことがあった)者は精神と肉体が分離してしまうという点にある。分離した精神の方は「物語のシナリオ」にそって行動していき、最終的には「その物語の結末」に沿って死亡することになる。

「物語のシナリオ」は絶対に変更することが出来ない。すなわち攻撃してもまったく効かず、抵抗も出来ず、逃げ切ることも不可能。

 

 

キャラ図鑑⑪

 

リキエル

 

ウンガロ同様。

16才の時にパニック障害を発症し、それが原因で日常生活に支障を来している。

女子収監所にて間田、噴上、エルメェスと戦い、最期は間田のサーフィスによって体を操られ、自身の能力で死亡する。

出会いがジョルノ達の方が先であったのなら黄金の精神を持っていたかもしれなかった人物。

 

スタンド…スカイ・ハイ

【破壊力:なし / スピード:なし / 射程距離:肉眼で届く範囲 / 持続力:C / 精密動作性:なし / 成長性:なし】

 

「ロッズ(スカイフィッシュ)」という生物を操るスタンド。リキエルの手首にブレスレットのように装着されている、小さなスタンドであるためこれ自体には直接の戦闘能力は無い。

ロッズは実在する(らしい)生物で、肉眼で捕えるのが困難なほどのスピードで移動ができ、障害物を避けて正確に飛行するとされ、相手の体温を餌として活動する生物である。リキエルはこれを何匹でも意のままに操れ、空条徐倫たちを蝕んでいった。

勿論ロッズを倒したところでリキエルとスタンドには何のダメージも無い上、ロッズはいたる場所に生息しているので次から次へ呼び出す事が可能。

またプッチ神父に命じられ能力を研究した成果か、リキエルは人体の構造も知っており、体温を奪うことでその部分が動かなくなること、さらに体温を奪ってターゲットの身体をある程度操れることも可能にしてみせた。凍傷に追い込めば肉体を腐らせる事もできるうえ、脳から体温を奪えば相手を死に至らしめることすらできる。

さらに「肉眼で届く範囲」という射程距離も地味に厄介で、空を飛ぶヘリコプターさえも一応肉眼に止まっていたため急襲が可能となった。

ただ、あくまでロッズをリキエルの意思で操るためか、彼がパニックになるとロッズは動かなくなる。またこの能力の特性上、防御力はない。原作ではリキエルはプッチとの邂逅を経て『覚悟』に目覚めたため、並の精神的動揺ではビクともしない脅威のスタンドとして徐倫達の前に立ち塞がる事になったが、本作では綾瀬絢斗に無理矢理連れてこられたため、訳も分からず戦うことになり、覚悟を決める事はなかった。

 

 

キャラ図鑑⑫

 

ドナテロ・ヴェルサス

 

ウンガロ、リキエルと同様。

不運続きだった人生を恨み、幸福への嘱望は強かった。

本作ではミスタ、ミドラー、未起隆の連携により、ミスタによって始末された。

 

スタンド…アンダー・ワールド

【破壊力:なし / スピード:C / 射程距離:フロリダ州オーランド付近(=市街地ひとつ分?)

持続力:C / 精密動作性:なし / 成長性:なし】

 

ヴェルサスのスタンド能力にして、ヴェルサスの人生を混乱させた元凶。

「人が歩いた」「自動車が道路を走った」「飛行機が墜落した」などといった、『地面の記憶』を掘り起こして実体化するスタンド能力で、「足元になぜか空いていた穴につまずき、地面に手を着いたらその場所にビニール袋に入っていたナイフがあって手を突き刺した」「立ちションしてたらその場所の地面から女性の白骨死体が出てきた」など、ヴェルサスが少年時代から現在まで理不尽な目に遭い続けたのは、このスタンド能力の影響によるものである。

その場所で起こった出来事や発生した日時・時間はヴェルサスが記憶しているため、再現したい内容をマイリストの中から動画を選んで再生するように地上へ具現化できる。また再現された記憶は、こちらもニコニコ動画の動画と同じく毎回必ず同じ結末を辿り、墜落した飛行機の場合は(記憶の中の時間が)予定時刻を迎えると必ず墜落する。ただし墜落事故に「生存者」が存在した場合はこちらも狂いなく再現されるので、生存者がいた座席に座ったり生存者と同じ行動を取れば生存できる。

また記憶から蘇った人々は、なぜか自分がどんな末路を辿るのか(自らの死後)を知っているらしい。

スタンドは人型で、目元にパイプのような器官が付いている以外は、鼻や口などの顔の部位が無い。また自我を持っているようで、呼び起こした空間から逃れようとする者がいると妨害を試みるらしい。

 

 

キャラ図鑑⑬

 

綾瀬絢斗

 

本作オリジナルのヴァニラアイスの転生。

男のような名前だが、見た目は美人の二十歳女性。

名前が本名であるかは不明だが、日系人であることは確かである。

前世がヴァニラアイスであるため、DIOの遺志をついで行動しているプッチに心酔し、身も心も捧げた正に狂信者。

なのに何故かDIO本人である八幡を堕落した背信者と見下し、最期まで敵対したのかは謎。

第2章後半で石仮面を被り、吸血鬼となる。

吸血鬼としての敵合力はDIO以上。

正規組の女性陣プラス沙織を窮地に追い込むも、沙織によって無敵の能力の弱点を見破られ、承一郎と小町によって致命傷を負う。

最期はサンタナの上で前世のように自ら首をはね、サンタナに吸収される形で死亡した。

その強さは本物で、静を除く女性陣は欠損の重傷を負い、特に小町と陽乃は危うく死にかけるところだった。

名前の由来は俺ガイルのキャラが神奈川県の地名にちなんでいることから、神奈川県綾瀬市からとった。

ちなみに作者の出身地である。

どうでもいい?すみません…。

 

スタンド…クリーム

【破壊力―B スピード―B 射程距離―D 持続力―C 精密動作性―C 成長性―D】

 

前世のヴァニラアイスのクリームと寸分変わりがない。

口の中が暗黒空間につながっており、本体と自分以外の飲み込んだもの全てを粉微塵にする能力を持っている。まるでスプーンで抉り取っているかのように物体を飲み込み、飲み込むときに「ガオン!!」という独特の音がする。

また、本体と自身を口の中に入れる事で姿を完全に消す事が可能。

その際は

自身を中心とした球体の暗黒空間を出現させるため無敵状態

相手は姿はもちろん気配や匂いも察知できない

1.により視覚と聴覚、触覚も完全に遮断されるため、外からの情報が完全に得られなくなる

空間を飲み込みながらでないと移動できない

という特徴がある。

第3部では3.4.があだとなり、外を確認するために顔を出したところをポルナレフに狙われた。

攻撃は能力の性質上防御が不可能な上に、自身が本体に入っている間は相手の攻撃を受け付けないのに自分は攻撃可能という驚異的な能力から、最も凶悪なスタンドの一つとしてしばしば名が挙げられる。

これでなんで破壊力-Bなんだよとよくツッコまれるが、この評価は能力を抜きにした純粋な格闘能力である。一応、暗黒空間を抜きにしても人間(本体自身)の首を手刀で斬り落とせる程度の腕力は持っている。

弾く力で跳ね返せるのは本作オリジナル。

他にはポルナレフと同じ戦法しか倒す手段が考えられなかった為。

小町によるルビーレーザー掃射も考えたが、それでは面白くも何ともないし、刑務所のどこに誰がいるのかわからない状態でノーコン無差別の理論上射程∞の技なんて危なすぎて使えません!

 

 

キャラ図鑑⑭

 

サンタナ

 

第2部に登場した柱の一族の唯一の生き残り(カーズは死んだわけでは無いが)。八幡における第2章最後の敵である。(因みにコラボは関係なく、八幡のラスボスは元々サンタナで決定していた。理由については本編通り)

本作ではメキシコ支部が保管していたサンタナを綾瀬絢斗が強奪し、GDstに保管されていた。

絢斗の血と肉体を吸収することによって復活し、その際にスタンド能力も奪っている。

ジョセフがやらかしたおかげで「ハッピー、ウレピー、ヨロピクネー♪」を本気で現代流の挨拶だと思い込んでいた。

柱の一族の身体能力とクリームの力で八幡、静、承一郎、忍を追い込むも、忍が変身能力を駆使してCC正規メンバーの技を臨機応変に使い分けた猛攻に弱り、最期は四人の「山吹色の波紋疾走」によって煙となって死亡した。これにより柱の一族は滅亡した…?

 

スタンド…クリーム

 

ヴァニラアイスと同様。

 

 

キャラ図鑑⑮

 

エンリコ・プッチ

 

第6部及び第2章の真のラスボス。

DIOの友人としてその遺志を継ぎ、全人類に覚悟を常に持って生きるという独特の理想を作り上げ、世界を一巡させようとした諸悪の根元。

原作の第6部ではそれが半ば実現してしまい、時間が加速して本当に宇宙が一度滅亡してしまった。

本作ではキーとなるDIOの魂とスタンド『ザ・ワールド』を元々八幡が持っていたので、八幡が生きている以上は最初から計画が破綻していた。

送り込んだ刺客を徐倫に差し向けたのと逆にすれば、結果は違ったかも知れなかったのに…

八幡の存在が色々な意味で悪い方向に終わってしまった可哀想な人。

最期はゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力によって第2のディアボロとなり、親しい者に殺され続けるというディアボロ以上の地獄に叩き落とされる。

 

スタンド…ホワイト・スネイク

【破壊力 - ? / スピード - D / 射程距離 - ? / 持続力 - A / 精密動作性 - ? / 成長性 - ?】

 

人型のスタンド。自発的に喋る様子や、プッチがホワイトスネイクに口頭で命令を下す描写から、自我もそれなりにあることがうかがえる。

生物の記憶とスタンド能力を、CDのような形状の「DISC」にして取り出す事ができる。

このDISCには 破壊は不可能、元の人間が死んでもDISCは朽ちない。しかし、DISCが刺さった状態の人間が死ねばそのDISCも朽ち果てる。

記憶のDISCの方は誰でも頭に挿して中身を見る事が可能。

スタンドDISCの方は適応しない人間では弾かれて刺さらない。逆に、適応さえすれば他人が発現させたスタンドでも使える(1人で複数のスタンドを持つことが出来る)。

という特徴がある。

また、空のDISCを作りだす事も可能である。作中では「10m飛んで破裂する」「メサイアを歌う」という命令を込めたDISCを使用していた。そのほか視力だけをDISCとして取り出し、擬似的に失明状態にさせるといったこともできる。さらには相手の頭脳に手を挿し入れ、直接的に命令を書きこむといったヘブンズ・ドアーのような使い方も出来るなど、何かと応用力に富むスタンドである。

初期は相手に幻覚を見せつつその体を溶かしていき、相手の記憶とスタンドのDISCだけを残して跡形もなく消すという、時間はかかるが確実で慎重な方法を用いていた(ホワイトスネイクは近接戦闘ではあまり優秀とは言えないため)。しかし徐倫との殴り合いなどからも分かるように、スタンドで触れさえすればふつうにパンチ一発でDISCを取り出すことも可能。遠隔操作のスタンドではあるが本体に近いほど能力が高くなるため、ホワイトスネイクを使用する際はいつもスタンドの近くまで来ていた。

DIOの骨と魂から作られた緑色の赤ちゃんとの融合を果たせなかったので、C-MOONやメイド・イン・ヘブンに進化することは無かった。

また、一度はゴールド・エクスペリエンス・レクイエムをDISCにしたが、真実に到達することはないレクイエムの能力により、結局は奪ったことが無かったことにされてしまった。

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。