海から現れたトカゲのような魚のような怪獣は建物を蹂躙していく。
零斗はただ黙って見ているしかなかった。周りには逃げ惑う人々で溢れている。
(俺今日死ぬのかな…)
誰もがそう感じてたその時だった。
空に大きな穴開く、ワープホールとでも言うのだろうか。そしてその中から銀色の鎧を纏った巨人が姿を現した。
[デュアァァァ!!]
巨人は右腕に付いている剣で怪獣の背びれを切り裂いていく。
するとさっきまであんなに凶暴だった怪獣がおとなしくなっていったのである。
[お前の弱点は背びれってことは知ってんだよ]
鎧が左腕のブレスレットに消えていく。
突如現れた謎の巨人の登場に人々は立ち尽くしている。
[さぁ!決めてやるぜ!]
そう巨人が言うと両腕をL字型にすると腕から光線が放たれる。
[ワイドゼロショット!]
放たれた光線は怪獣に直撃し、そのまま爆散していった。
怪獣の消滅と共に沢山の歓声が上がった。
「助かったのか?……はぁ」
緊張の糸が切れたように座り込む零斗
すると聞き慣れた声が聞こえてきた。
「零斗くーん!無事だったんだね!」
声のする方を見てみると千歌がこちらに走ってきているのが見えた。
どうやら無事みたいだと安心した。
千歌にむかって手を振ろうとした瞬間、建物の瓦礫が千歌めがけて落ちてきたのだ。
「千歌ぁぁ!」
「えっ?」
言葉にするよりも足の方が早かった。零斗は千歌を押し瓦礫の下敷きとなってしまう。一瞬のことで状況を掴めない千歌
「………れ…いとくん?…」
返事がない。赤い血が流れるだけ。
「零斗くん!起きてよ!目を覚まして!何で私を庇ったの?零斗くん!」
千歌は感情を抑え切れず大きな声で泣き崩れた。
彼女の声は先ほどの巨人にも聞こえていた。
[なんて、無茶な奴だ]
ーーーーーー
すぐ病院に運ばれてた零斗だった。命は繋ぎ止めたらしいが意識が回復しない。いわゆる植物状態だと聞かされる千歌。話を聞いてすぐに駆けつけた曜も驚きと悲しみを隠せない。
「私がいなければ、零斗くんはこんなことにはならなかった」
「千歌ちゃんは何も悪くないよ…」
「でも…でも…」
それから時間がたち2人は疲れ果て眠ってしまう。
すると、ベットで横になっている零斗の正面にさっきまで戦っていた巨人が姿を見せたがサイズは普通の人間とサイズだ。
[お前の勇気のある行動感動したぜ]
そう言って巨人は零斗の中に消えていく。
ーーーーーー
「高海さん、渡辺さん面会時間は終わりです。」
そう看護師さんが2人に告げる。
「はい…」
2人は病室を出て行こうしたその時。
「ん…あれ、どこ?ここ?病院?」
声のした方を振り返るとさっきまで寝ていた零斗が目を覚ましていた。
「零斗くん…」
「よかった…よかったよ!零斗くん!」
「ぐぇ!苦しい!苦しい!」
2人は泣きながら零斗に抱きつく、なぜこんなことにはなっているのか全く理解のできてない零斗は混乱していた。が1番してたのは看護師さんだったかもしれない
ーーーーーー
「えぇ!植物状態?俺が?」
「そうだよ、意識は戻らないって言われてたんだけど奇跡は起きたよ!」
「うーん、まぁ今元気だからいっか!」
「「軽いよ」」
2人に突っ込まれる零斗。精密検査でなんの異常も見つからず次の日に退院し、学校に向かっているところである。
「ところで零斗くん、その左腕に付いてるのなに?」
「え?ん…なんだこれ!?」
「今気づいたの?」
曜が冷静に突っ込みを入れる。
(確かになんだこれ、今までこんなもの付いてなかったぞ)
と左腕のブレスレットに意識をむけると
[よう!俺はゼロ、ウルトラマンゼロ、]
突如謎の声が聞こえる
「ん?千歌?何か言った?」
「え?なにも言ってないよ?」
「じゃあ曜?」
「私も何も言ってないけど?」
「あれ?おかしいな?幻聴か?」
[幻聴じゃない、もう1回言うぞ、俺はゼロ、ウルトラマンゼロだ]
間違いなく聞こえたその声はまるで自分の脳に直接語りかけているみたいだった。
「う、ウルトラマン?」
「「え?」」
零斗について
零斗の両親は海外で仕事をしてるため内浦で一人暮らし中
幼馴染の高海家によくお世話になっている。
ついにゼロと零斗が出会いましたね
次はアニメストーリーを進めるつもりです