輝きのAqoursとゼロ   作:ズラマヨ

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今回もこの1つで9話分のストーリーとなってます




それぞれの想い

「夏祭り?」

 

「屋台も出るずら」

 

「これは痕跡…僅かに残っている気配…」

 

「どうしよう東京行ってからすっかり元に戻っちゃって」

 

「ほっとくずら」

 

「それよりしいたけちゃん本当に散歩でいないわよね?」

 

「千歌ちゃんは夏祭りどーするの?」

 

「そ〜だね〜決めないとね〜」

 

毎年この季節になると沼津では花火大会が行われる。そこで是非踊ってほしいと運営からオファーがきたのだ

 

「Aqoursを知ってもらうには1番ずらね」

 

「でも今からじゃ練習も限られるし」

 

「私は今は練習を優先した方がいいと思うけど」

 

「千歌ちゃんは?」

 

「うん!私は出たいかな?」

 

「そっか」

 

「今の私たちの全力を見てもらうそれでダメだったらまた頑張るそれを繰り返すしかないんじゃないかな?」

 

「ヨーソロー!賛成であります!」

 

「ギラン!☆」

 

「まぁリーダーがそう言うならね」

 

そうしてAqoursは花火大会に参加することとなった

しかし千歌は浮かない表情をしていた

 

「どうした?」

 

「果南ちゃんどうしてスクールアイドルやめちゃったんだろ?」

 

「生徒会長が言ってたでしょ?東京のイベントで歌えなかったからだって」

 

「でもそれでやめちゃうよう性格じゃないと思う」

 

「確かに」

 

「そうなの?」

 

「うん。小さい頃はいつも一緒に遊んでて」

 

零斗達が知っている松浦果南は常に前向きで例え失敗したって次に向かって走り続けるそんな性格だった。そう考えればその程度でスクールアイドルをやめるとは考えにくい

 

「とてもそんな風には見えませんけど…はっ!すいません」

 

「まさか!天界の眷属が憑依!?」

 

「はぁ…」

 

「もう少しスクールアイドルやってた頃のことが分かればなぁ〜」

 

「聞くまで全然知らなかったもんね」

 

「…………ん?」

 

「ピギィ?」

 

「ルビィちゃん、ダイヤさんから何か聞いてない?」

 

「小耳に挟んだとか」

 

「ずっと一緒に家にいるのよね?何かあるはずよ」

 

ダイヤの妹であるルビィなら何か知っているかも知れない。そう思いルビィに質問責めである

 

「へ……ふぁ……おぉ……うっ…ウギィ〜〜」

 

「あ!逃げた!」

 

「どおりゃあああ!堕天使奥義!堕天龍鳳凰縛!」

 

[すげぇ…何だあの固め技は]

 

「はははっ…」

 

すると善子の頭にチョップが入る

 

「やめるずら」

 

「……はい」

 

ーーーーーー

 

「ルビィが聞いたのは東京のライブがうまくいかなかったって話くらいです。それからスクールアイドルの話はほとんどしなくなっちゃったので、ただ…」

 

「「「「「「ただ?」」」」」」

 

「あ、あはははっ……」

 

ーーーーーー

 

「逃げてる訳じゃありませんわ。だから果南さんの事を逃げたなんて呼ばないで」

 

ダイヤが鞠莉に向けて言った一言

言ってる事が正しければ果南は逃げたのではないのだ

 

ーーーーーー

 

「逃げた訳じゃない…か」

 

「こうなったら確かめる必要がありそうだな」

 

「確かめるってどうやって?」

 

「それはもちろん!」

 

ーーーーーー

 

「ふぁ〜まだ眠いずら」

 

「毎日こんな朝早く起きてるんですね」

 

毎朝果南が町をジョギングすることは皆知っている。その後を尾行して確かめる魂胆だ

 

「それにしてもあの体力はすごいな。多分俺と同じくらいかそれ以上だ」

 

山の上の弁天様の前にたどり着いた時にはみんな息を切らしていた。あの曜でさえ体力が尽きるほどなのだから果南の体力はかなりのものである

 

「うん?………………綺麗……」

 

そこで果南が華麗に踊っているのを目撃した。さすが以前スクールアイドルをやっていただけのことはある。身のこなしもなかなかのものだ

 

すると

 

「復学届け提出したのね」

 

「やっと逃げるのを諦めた?」

 

どこから現れたのかそこには小原鞠莉が立っていた

 

「勘違いしないで学校休んでいたのは父さんの怪我が元でそれに復学してもスクールアイドルはやらない」

 

「私の知っている果南はどんな失敗をしても笑顔で次に向かって走り出していた。成功するまで諦めなかった」

 

(確かにその通りだ)

 

「卒業まであと1年もないんだよ」

 

「それだけあれば十分。それに今は後輩もいる」

 

「だったら千歌達に任せればいい」

 

「果南…」

 

「どうして戻ってきたの?私は戻ってきてほしくなかった」

 

(……!)

 

「果南…!ふっ…相変わらず果南は頑固なn…」

 

「もうやめて、もうあなたの顔見たくないの」

 

ーーーーーー

 

「ひどい…」

 

「無愛想ずら」

 

「やっぱり何かありそうだね」

 

「逃げるのを諦めたか…」

 

「ん?」

 

「うぅん。何でもない」

 

ーーーーーー

 

そして次の日いつも通り学校に行くはずだった

 

「ああーーーー!寝坊したー!!」

 

時計を見るとなんと11時を回っていた。もうすぐでお昼の休み時間になってしまう

 

「ゼロも起こしてくれればいいのにさー」

 

[そのくらい自分でやれ]

 

「はいはい、すいません」

 

急いで準備をする。が途中で手が止まる

 

「なぁ、果南さんについてどう思う?」

 

[そうだな、俺は果南について詳しく分からないからな。ただ嘘をついているそんな気がしたな]

 

「なんでそう思うんだ?」

 

[いや、あくまで勘だ]

 

ゼロの言ったことは零斗も薄々感じていた

知りたいことは山ほどあるがとりあえずは学校に向かうことにした

 

ーーーーーー

 

「遅かったね、零斗くん。寝坊?」

 

「……正解」

 

「そうなんだ。まぁいいや、それより放課後果南ちゃん達が部室に来るから零斗くんもきてね」

 

「え?何があったの?」

 

「それがね…」

 

梨子と曜から起きた起きた出来事を聞いた。なんでも3年のクラスで果南達が揉めていてそれを千歌が止めに入り詳しい話を聞くため部室に来るように言ったそうだ

 

ーーーーーー

 

「だから東京のイベントで歌えなくって!」

 

「その話はダイヤさんから聞いた。けどそれで諦めるような果南ちゃんじゃないでしょ?」

 

「そうそう、千歌っちの言う通りよ!だから何度も言ってるのに」

 

「何が事情があるんだよね?…………ね?」

 

「そんなものないよ。さっき言った通り私が歌えなかっただけ」

 

黙っていた果南だが返ってきた言葉は変わらず

 

「うぅん〜イライラするぅ〜」

 

「その気持ちよーくわかるよ、ほんと腹立つよねこいつ」

 

「勝手に鞠莉がイライラしてるだけでしょ!」

 

「でもこの前弁天島でおどっていたような…」

 

ルビィに痛いところを突かれたのか果南の顔が真っ赤に染まっていた

 

「おぉ?赤くなってる」

 

「うるさい」

 

「やっぱり未練あるんでしょ〜」

 

「うるさい!未練なんてない!とにかく私はもう嫌になったの。スクールアイドルは絶対にやらない」

 

そう言って部室を後にした果南

 

「…まったく」

 

「ダイヤさん何か知ってますよね?」

 

「えっ?私は何も…」

 

「じゃあどうしてさっき果南さんの肩を持ったんですか?」

 

さすが梨子だ。なかなかの洞察眼である。やはりダイヤは何かを隠している、その証拠にダイヤは一目散に逃亡する

 

「善子ちゃん!」

 

「ギラン!☆」

 

再び堕天龍鳳凰縛が炸裂する。以前ルビィにかけた技だがびっくりすることにダイヤの反応はルビィと変わらない。さすが姉妹だ

 

ーーーーーー

 

「わざと?」

 

「そう東京のイベントで果南さんは歌えなかったんじゃない。わざと歌わなかったんですの」

 

「どうして?」

 

「まさか闇の魔じゅっ…わっ!」

 

善子の空気の読まない発言をしようとした途端花丸がそれを阻止に入る

 

 

「あなたのためですわ」

 

「私の?」

 

「あの日鞠莉さんは怪我をしていたでしょ」

 

足を怪我しているにもかかわらずステージに立とうとした。それを見かねた果南はあえて歌わなかった

 

「そんな、私はそんなことして欲しいなんて一言も…」

 

「あのまま進めていたらどうなってたと思うんですの?怪我だけでなく事故になってもおかしくなかった」

 

「でも…」

 

「だから逃げたわけじゃないって」

 

「でもその後は?」

 

「そうだよ怪我が治ったら続けても良かったのに」

 

「そうよ。花火大会に向けて新しい曲作ってダンスも衣装も完璧にして…なのに……」

 

「心配していたのですわ。あなた留学や転校の話があるたびに全部断っていたでしょう」

 

「そんなの当たり前でしょ!!」

 

耐えきれなくなり声を張り上げる

 

「果南さんは思っていたのですわ。このままでは自分達のせいで鞠莉さんから未来の色んな可能性が奪われてしまうのではないかって」

 

鞠莉のために果南はスクールアイドルをやめることを決意した。大切な友達のために

 

 

「まさかそれで?……くっ」

 

「どこへ行くんですの?」

 

「ぶん殴る!そんな事一言も相談せずに!」

 

「おやめなさい。果南さんはずっとあなたのことを見てきたのですよ。あなたの立場も。あなたの気持ちも。そして…あなたの将来も」

 

「誰よりも考えている」

 

「そんなの分からないよ。どうして言ってくれなかったの?」

 

「ちゃんと伝えていましたわよ。あなたが気づかなかっただけ」

 

鞠莉はそのまま家を飛び出していった

 

ーーーーーー

 

「なに?」

 

「いい加減話をつけようと思って」

 

鞠莉は果南と再び話すため部室に呼び出した

 

「どうして言ってくれなかったの?思ってることちゃんと話して。果南が私のことを想うように私も果南のこと考えているんだから」

 

「……」

 

「将来なんか今はどうでもいいの!留学?全く興味無かった。当たり前じゃない、だって果南が歌えなかったんだよ」

 

「放っておけるはずない」

 

鞠莉は果南の頰を全力で引っ叩いた

 

「私が…私が果南を想う気持ちを甘く見ないで!」

 

「だったら…だったら素直にそう言ってよ!リベンジだとか負けられないとかじゃなくちゃんと言ってよ!」

 

「だよね…だから」

 

自分の頰を指差す。お互いに叩いておあいこにしようと思ったのだろう。果南もそれを察し手を上げようとする

 

ーーーーーー

 

「み、見つかったら怒られますわ」

 

「平気だよ」

 

「ん?」

 

「ピギャ!」

 

「あなたは?」

 

「は、はぐ…」

 

「え?」

 

 

 

 

「ハグ…」

 

ーーーーーー

 

「…しよう」

 

ハグすることこそが果南の愛情表現のやり方である。誰よりも鞠莉のことを見てきたからこそできる2人の友情の形である

 

和解した果南と鞠莉は再びスクールアイドルになることになった

そしてもう1人

 

ーーーーーー

 

「ダイヤさんて本当に2人が好きなんですね」

 

「それよりこれから2人を頼みましたわよ。ああ見えて2人とも繊細ですから」

 

「じゃあ!ダイヤさんもいてくれないと!」

 

「え?私は生徒会長ですわよ。とてもそんな…」

 

「それなら大丈夫です。鞠莉さんと果南ちゃんとあと6人…いや7人もいるので」

 

「親愛なるお姉ちゃん。ようこそAqoursへ!」

 

ーーーーーー

 

そして花火大会が行われた

Aqoursが9人となり初めての舞台

 

 

 

《未熟DREAMER》

 

 

 

ーーーーーー

 

「Aqoursか」

 

「どうしたの?」

 

「私たちのグループもAqoursって名前だったんだよ」

 

「え?そうなの?」

 

「そんな偶然が…」

 

「私もそう思ってたんだけど」

 

「じゃあ」

 

「千歌達も私も鞠莉もきっとまんまと乗せられたんだよ」

 

 

 

「誰かさんに」

 




これでAqoursに3年生が加わりパーフェクトナインとなりましたね

次回はオリジナルストーリーです。
予告します。次回はゼロ以外のウルトラマンが登場します
ではお楽しみに

ps 質問等がありましたら気軽にどうぞ
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