「しっかりね」
「お互いに」
「梨子ちゃんがんばルビィ!」
「東京に負けてはダメですわよ!」
ここは沼津駅。今スクールアイドルとは別の挑戦をしている者がいた。そう桜内梨子である
ラブライブの予備予選が開かれる日に東京でピアノコンクールが開催されるそうだ。最初はラブライブを優先した梨子だが千歌の後押しもあり結果ピアノコンクールへ参加することなった
「そろそろ時間だよ」
「うん」
「チャオ梨子」
「気をつけて」
「ファイトずら」
「良い知らせ期待してるよ」
手を一回振り改札を通っていく梨子を見守っていると千歌が呼び止め
「梨子ちゃん!次は次のステージは絶対みんなで歌おうね!」
「もちろん!」
そう言いホームに向かっていった
「さぁ!練習に戻りますわよ」
「よし、これで予備予選で負けるわけにはいかなくなったね」
「なんか気合が入りマース!」
「ね!千歌ちゃん…ん」
ほかのみんなが戻っていく中最後まで改札の方をずっと向いていた千歌
「千歌ちゃん…」
ーーーーーー
「特訓!ですわ!」
「………」
「また?」
この前も特訓をやってるのにまだやると言うのか
「本当にすきずら」
「あぁ!」
とルビィが大きな声を上げる。そしてパソコンに映し出されたとあるグループをみる
「これってSaint Snow」
「あの時の2人か」
「先に行われた北海道予備予選をトップで通過したって」
「へぇーこれが千歌たちが東京で会ったっていう」
「頑張ってるんだ」
「気持ちは分かるけど大切なのは目の前の予備予選。まずはそこに集中しない?」
「果南にしては随分堅実ね」
「誰かさんのおかげでいろいろ勉強したからね」
「では!それを踏まえて」
ーーーーーー
「なんで…こうなるの!」
「文句言ってないでしっかり磨くのですわ」
「俺関係ないのに〜」
なぜかプール掃除をする羽目になった。掃除をしていないので足場はヌルヌルして気持ち悪い上滑りやすく花丸とルビィがずっこけていた
「これで特訓になるの?」
「ダイヤがプール掃除の手配を忘れていただけね」
「忘れていたのは鞠莉さんでしょ!?」
「言ったよ〜夏休みに入ったらプール掃除何とかしろって」
「だから何とかしてるじゃないですか!」
「へぇ〜何とかねぇ」
何やかんだでこの2人も仲良しである
「まぁでもみんなで約束したもんね。生徒会長の仕事は手伝うって」
「そうだよ。みんなちゃんと磨かなきゃ!ヨーソロー!」
「うっ…」
「デッキブラシと言ったら甲板磨きとなればこれです!…うわぁ…いたぁ」
そこいたのは真っ白な衣装に身を包んだ曜がいた。
水兵の衣装であろうか曜が着るとよく似合う
「あなたその格好は何ですの!遊んでいる場合じゃないですわよ本当にいつになったら終わるのやら」
まぁいろいろあったがプール掃除を何とか終わらせることができた。流石に9人でやればかなり効率はいい
「綺麗になったね」
「ピッカピカずら」
「ほら見なさいやってやれないことはございませんわ」
「「「「「「「「えぇー!!」」」」」」」」
ほんまこの人は…
「そうだここでみんなでダンス練習してみない?」
「オーウfunny!面白そう〜」
「滑って怪我しないでよ」
「ちゃんと掃除したんだし平気よ」
「じゃあみんなも一緒について」
プールのど真ん中で本番と同じ位置につきスタンバイする
「ん?なんか違和感が」
「……お、あれ?」
そこに本来いるはずの梨子がいない。そうなれば違和感が生じても不思議ではない
「そっか梨子ちゃんがいないんだよね」
盲点だった。梨子が抜ければ当然そこに穴ができるのは当たり前だ。なぜ今まで気づかなかったのだろう
「そうなると今の形はちょっと見栄えがよろしくないかもしれませんわね」
「変えるずら?」
「それとも梨子ちゃんの位置に誰かが代わりに入るか」
「代役っていってもね〜」
「今の千歌に1番合わせられそうなのは……ん」
梨子の代わりを務められかつ千歌との相性がいい人。少し考えると全員の目線が1人の少女に集中した。そう曜だ
「私!?」
ーーーーーー
急遽梨子の代わりとして曜が抜擢された。そのため屋上で千歌とダンスの合わせをすることになった
「わっあれ?」
「まただ」
「これでもう10回目ですわね」
「曜ちゃんなら合うかと思ったんだけどな」
「私が悪いの同じところで遅れちゃって」
「あー違うよ、私が歩幅曜ちゃんに合わせられなくて」
「まぁ身体で覚えるしかないよ。もう少し頑張ってみよ」
もう一度チャレンジするがやはり同じところでぶつかってしまう。まぁ急な代役なので無理ないのかもしれない、むしろそれ以外はほぼほぼ完璧にこなしていた。むしろそれだけでもすごいことだ
ーーーーーー
コンビニ内
「みかん味美味しいずら」
「奢ってくれてありがとうございます」
「あぁ気にするなって」
「リトルデーモンの皆さん!私に力を!漆黒教の力をこの隻手に!」
そう言ってコンビニのくじを勢いよく引く。そして
「D賞でーす」
「堕天のD……」
「2人まだ練習してるんだね」
コンビニの横で千歌と曜はまだ練習を続けている。せっかくなので少し覗いてみる
「もう一度梨子ちゃんと練習してた通りにやってみて」
「え?でも…」
「いいから、いくよ。せーの」
「1、2、3、4、5、6、7、8、1、2、3、4、5、6、7、8」
するとどうしたことか今まで一度も合わなかったタイミングが今度は一発で成功した
「おぉ!天界的合致!」
「曜ちゃん!」
「これなら大丈夫でしょ」
流石曜だ。昔からこうゆうことはずば抜けていた。もともとの運動神経は零斗とほぼ互角。零斗の運動神経は一般男子の中でも悪い方ではない。その零斗と互角ということは曜はかなりのものだ
「やっぱりすごいなあいつ」
[……なんかちょっと変じゃないか?]
「え?何が?」
[いや、何でもない]
ゼロがなんとなく誤魔化すと千歌の携帯の着信音が響いた
どうやら梨子からのようだ
「梨子ちゃんは今ごろ東京か〜いいな〜」
[じゃあ今から行くか?]
「え!連れていってくれるの?」
[いや自分で行け]
「なんだよ」
「花丸ちゃん!」
「あぁ…え、えっとー…もすもす?」
「もしもし?花丸ちゃん?」
「み、未来ずらぁ〜」
梨子と少し話した後気を利かせてみんなにも変わってあげる千歌
「何驚いてるのよ。流石にスマホぐらい知ってr」
「あれ?善子ちゃん?」
「フフフッこのヨハネは堕天で忙しいの。別のリトルデーモンに代わります!」
「もしもし?」
「ピッ!ピギィ〜〜!」
と悲鳴を上げて奥の木の陰に隠れるルビィ
「どうしてそんなに緊張してるの?梨子ちゃんだよ」
「電話だと緊張するずら。東京からだし」
「東京関係ある?」
「じゃあ俺が代わりに〜」
「零斗くんはダメ」
「な、何で俺だけ」
今日はいつになく意地悪な千歌だった
「じゃあ曜ちゃん、梨子ちゃんに話しておくことない?」
「うん…」
ピーーピーー
と携帯から別の音が鳴った
「わっ!ごめん。電池切れそう」
「……確かに」
「「えっ?」」
「いや何でもない」
零斗の独り言は花丸と善子に聞こえていた
「よかった。喜んでるみたいで」
少しだが梨子と話し電話を切る
結局零斗は話しはしなかったが梨子が何事もなく東京に着けて安心した
「じゃあ曜ちゃん。私たちももうちょっとだけ頑張ろうか」
「……うん。そうだね」
ーーーーーー
[言った通りだろ]
「うん。確かに今日の曜はどこか変だった」
普段なら気づかないだろうが最初にゼロに指摘されて曜を少し気にしていたが確かにいつもと比べて元気がないように思えた
「特に梨子ちゃんから電話がかかってきた時だ。普段ならすぐにでも話したがると思ったのに」
[まさか梨子と喧嘩でもしてるんじゃないか?]
「あいつに限ってそんなことはないだろ」
考えても全くわからない。なら明日本人から直接聞いてみることにしようと決めた
ーーーーーー
「面白い話を持ってきたぜ」
「何です?」
「仲間の1人が到着したらしいぞ」
「本当ですか?彼は今どこに?」
「確か東京だか神奈川だかそこら辺と言ってたな」
2人の影は暗い廃工場の実験室のような場所にいた。見た目はただの人間である。1人はもともと地球人とほぼ同じ姿をしているがもう1人は人間に擬態しており宇宙人だとは判別しづらい
「そこで少しばかり暴れ来るらしいぞ」
「それはおもしろいですね。ちなみに誰がきたんですか?」
「それはな…」
11話「友情ヨーソロー」の前半でした。なんとも複雑な悩み抱える曜ちゃんですが今作では伝わりづらいのでアニメ視聴をお勧めします。まぁ未視聴の人はいないと思いますが
終盤に出てきた2人はご存知東仙カイとデスレムです。
そして東京に到着したというデスレムの仲間とは!?そこには梨子ちゃんがいますが果たしてどうなってしまうのか!
11話完結後明らかに!ではお楽しみに