輝きのAqoursとゼロ   作:ズラマヨ

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ラブライブ予備予選の結果が出るまでのオリジナルストーリー
今回は千歌や曜などの内浦にいるメンバーはほとんど出てきません。基本的に梨子ちゃん視点で話が進みます



レイオニクス

無事にピアノコンクールが終わり満足のいく結果を残すことができた。零斗くんからのメールで千歌たちも予備予選を無事に終わらせることができ今は結果待ちとのことだった

 

「みんなに会うのが楽しみね」

 

内浦に帰るまで少し時間がある。ピアノコンクールが終わったことで今この東京で好きなことができる

 

「じゃあ池袋にでも行こうかしら」

 

せっかくの東京だ。いつもなら買えないものもここになら沢山ある。それが特に多いのは池袋だった

 

ーーーーーー

 

「はじめまして」

 

「誰だお前」

 

「私東仙カイと申しますと」

 

「あぁ!あのストルム星人かデスレムのやつから話は聴いてるぜ」

 

「それは光栄ですね。あのテンペラーさんに知ってもらえてるなんてね」

 

東仙カイは人間に擬態しているその宇宙人テンペラー星人に自分の正体を話す

 

「へ、お前あのウルトラマンベリアルの力を使うそうだな。そしてウルトラマンゼロと何度も戦ってるとか」

 

「えぇ、それがどうかしましたか?」

 

「奴は強いのか?」

 

「えぇ、かなりのものです。さすがは宇宙警備隊の戦士といったとこでしょうか」

 

 

「やっぱりな、そうでなくては面白くない」

 

「では私は戻ります。テンペラーさんはどうしますか?」

 

 

「俺はしばらくここにのこる。人間がたくさん集まるここなら暴れ甲斐があるってもんよ」

 

「そうですか。ではまた」

 

そう言い残し東仙カイは姿を消した

 

ーーーーーー

 

池袋の町を歩きまわり自分の欲しいと思った少々薄い本を片っ端から買い漁っていく。正直買いすぎではないかと思うぐらいだがたまにはいいだろう

 

しかしやはり買いすぎてしまい両手に大量の紙袋を持つ羽目となってしまった。いくら東京とはいえここまで大荷物の人は滅多にいないだろう。と言うわけで荷物を置きに部屋に戻ることにした

 

「もうお昼ね、ご飯でも食べに行こうかしら」

 

時計を見るとすでに1時を回っており朝から池袋を歩きまわったおかげでお腹が空いていた。ちょうどいい機会だと思い昼食を食べに向かった

 

そして近くにあったパン屋へ足を向けた。少しお洒落な店だった

 

「思ったより空いてるわね」

 

呟きながら、トレイを手に取る。今日はなぜか一緒に来ている母親が忙しいらしく珍しく一人で食べることになった。もともと住んでいたとはいえ何かやらなければならないことがあるのだろうか。そんなことを考え首を傾げつつ、梨子は足を進める

 

「サンドイッチ〜♫」

 

梨子の好物はサンドイッチとゆで卵である。当然それに目がいく。なのでたまごサンドなどは考えもせず手に取ってしまうのだ。そのためお会計の時にトレイの上はほぼサンドイッチで少し恥ずかしかった

 

どこに座ろうか迷うほどにがらがらだった。おそらく持ち帰りの人がほとんどなのだろう。座って食べていたのはせいぜい3、4人ほどだった

 

「いただきます」

 

呟いて、一口目

 

「……おいしい」

 

これは。

新発見だ。今まで多くのサンドイッチなるものを食してきたがここまでおいしいものは生まれてはじめてだった。そのおいしさに感動を覚え食べることに夢中になっていった頃

 

「あれ?桜内先輩?」

 

と。私を呼ぶ声が聞こえた。その方を振り向くとそこには一人の少年が立っていた

 

「……?」

 

「あいかわらずサンドイッチ好きなんっすね」

 

桜内先輩と言われたと言うことは後輩なのだろうか。しかし彼の顔を見ても全く思い出せない

 

茶色が混じっており零斗くんとほぼ同じぐらいの長さの髪。だがダイヤさん並みのストレートヘヤー。服装はいたってノーマル。普通の中高生らしい、ごく普通のファッションだった

 

「……あの、先輩?反応してくれないと寂しかったり」

 

「え、えっとその〜」

 

「もしかしての僕のこと忘れてます?ありゃりゃこりゃ参ったなぁ〜」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

「いいんっすよ。まぁ確かにそこまで仲が良かったわけじゃなかったですもんね」

 

「では改めて自己紹介します」

 

「如月碧っす。どうぞお見知り置きを」

 

 

如月?碧?後輩?いろんな単語が頭の中で交差していく。頭をフル回転させていくと一人の人物が浮かんで来た

 

「如月くん!?」

 

「やっぱり覚えててくれたんですね!」

 

ーーーーーー

 

如月碧くんとの出会いは中学の時だった。私が中学2年の時に新入部として入って来た中に如月碧くんがいた。とは言っても特に仲が良かったわけでもなく2、3回話した程度だった。その上如月くんは半年ほどで別の部活に入ってしまいほとんど関わりがなかった

 

「こんなところで桜内先輩に会えるとは思わなかったですよ」

 

「私もまさか如月くんに会うなんて」

 

「どうですか?高校はうまくやってますか?」

 

「えっと、まぁそれなりにね」

 

「そうっすか。それはよかったです」

 

かつての後輩とはいえここまでフレンドリーに話せるとはたいしたものだ

 

「如月くんはどうなの?高校は順調?」

 

「まぁ楽しくやっていたんですけど」

 

けどとは?どう言うことか聞こうとした時

 

 

 

 

 

 

 

ガシャーーン!ドガァーーン!

 

突然大きな音がしそれと同時に大きな地震が起きた。何事かと周りを見渡すと人々は外を見上げていた

 

「な、なに?」

 

「あれは…」

 

そこにいたのは両手に大きなハサミを持った青色の宇宙人が立っていた。そして街を蹂躙していく。突然の宇宙人の襲来に戸惑い人々は取り乱し逃げ出していく

 

「早く逃げないと!如月くんもはやく!」

 

「え、ちょっと…どこに?」

 

「決まってるでしょ!逃げるの!」

 

私はとっさに如月くんの腕を掴み宇宙人と逆方向に逃げていく

 

「早く零斗くんに連絡しないと!」

 

急いで携帯を取り出し零斗くんに電話を入れるがかからない。おそらくこの騒ぎで回線が混み合っているのかもしれない

 

ーーーーーー

 

「ハハハハハハハハハハッ!!俺がこの星の人間を血祭りにあげてやる。ハハハハハッ!!」

 

テンペラー星人は声をあげて笑い出した。人々はただ逃げているだけだ

 

 

 

 

「ダメやっぱり繋がらない…どうしたら…」

 

やはり何度やっても零斗くんの携帯に繋がらない。私の目には涙が浮かび出したのが分かった

 

「桜内先輩…」

 

ーーーーーー

 

浦の星スクールアイドル部部室

 

「そういえば曜ちゃん地区予選の結果っていつ出るの?」

 

「確か2日後って言ってたよ」

 

「2日後か〜緊張するなぁ〜」

 

「心配するなって。あんだけ完璧にできたんだから自信を持てよ」

 

「零斗の言う通りデース!」

 

「その通りですわ!!心配するなんてぶっぶーですわ!」

 

「焦ってしょうがないもんね」

 

「フフフッ…このヨハネが天界からの光を闇の力へと変換しあなた達人間に闇のフォースを与えよう!」

 

あいかわらず何を言ってるかさっぱり分からない善子の台詞、まぁいつも通りといえばいつも通りだが

 

地区予選が終わっても練習は欠かさない。スクールアイドルとして意識が高まっている証拠である。そして今は休憩中である

 

「零斗さーん!!」

 

「大変ずらぁ〜!」

 

「ん?どうしたの?」

 

ルビィと花丸は焦りながらパソコンを持ってやってきた。ルビィはパソコンをこちらに見せるとそこには映像で臨時ニュースが映し出された

 

 

「臨時ニュースです!東京都心で突如青い宇宙人が現れ町を蹂躙しています!住民の方々は速やかに避難してください!」

 

 

 

「なっ!マジかよ」

 

[これはマズイぞ!梨子が危ない]

 

「わかってるよ!千歌!梨子ちゃんに連絡してくれ!」

 

「わかった!」

 

「梨子ちゃん…」

 

曜は動揺を隠しきれない。だがそれは曜に限ったことではないみんなかなり焦っていた

 

「ダメ…繋がらない」

 

「くっそ!ゼロ!すぐに行けるか?」

 

[あぁ!問題ない]

 

「よし!いくぜ!」

 

ブレスからゼロアイと出現させると

 

「零斗くん。梨子ちゃんを助けて」

 

「気をつけて下さいね。梨子さんのこと頼みましたよ」

 

「あぁ、任せろ!」

 

ゼロアイを装着しウルトラマンへと姿を変える

 

[よし!飛ばすぜ!]

 

超スピードで東京に向かっていった

 

ーーーーーー

 

宇宙人の猛攻は止まらない。人々は混乱し逃げ惑っている。

私と如月くんも全力で走っていたがいつの間にか如月くんの姿が消えていた

 

「如月くん?……如月くん!どこ!?」

 

しかし何度叫んでも彼の姿は見えない。宇宙人はどんどん近付き巨大な影が覆う。私は恐る恐る上をむく。すると巨大な宇宙人と目が合ってしまった

 

「なんだ?この人間は」

 

あまりの恐怖に足が竦んでその場にしゃがみ込んでしまう

 

「邪魔だ。死ね!」

 

「もう…だめ…」

 

私が死を覚悟したその時だった

 

 

 

バトルナイザー!モンスロード!

 

 

テンペラー星人の体に巨大生物が体当たりしてきたのだ。まるで恐竜のようなその姿はかっこよくすらある

 

「貴様はゴモラか?」

 

「ギャァァォォォォォォォォォォ!!」

 

現れた怪獣は再び宇宙人に向かっていった。宇宙人は火炎攻撃を浴びせるが怪獣の皮膚は硬く全く効いていなかった。そして体当たりをまともに食らってしまう

 

「なかなかやるな。ならこれでどうだ!」

 

頭部から毒霧を吐き散らし始めるテンペラー星人。しかし怪獣は自慢の長い尻尾で毒霧の届かない場所から攻撃をする

 

「ぐわっ!」

 

予想外の攻撃に回避できず吹き飛ばされる宇宙人。

ただの怪獣がここまで知能が高いとは思っておらず苦戦を強いられているようだった

 

 

「この強さ誰かが操っているのか」

 

ーーーーーー

 

「桜内先輩!大丈夫ですか!」

 

宇宙人と怪獣の戦いを無心で眺めていると如月くんが私を発見した

 

「如月くん…あれどうなってるの?」

 

「あの怪獣は味方ですよ」

 

「味方?」

 

「えぇ、僕の相棒です!」

 

彼の手には風変わりな形をした機械が握られていた

 

「相棒ってどうゆうこと?」

 

「詳しくはいずれ話します」

 

「さぁ!いくぞ!ゴモラ!」

 

持っていた謎の機械を高く振り上げ叫ぶ

 

怪獣と宇宙人という前代未聞の戦いが始まった




前半は完全に梨子ちゃんの趣味全開でしたね

そして初登場の今作オリジナルキャラの3人目
如月碧 (きさらぎ あおい)
梨子ちゃんの中学時代の後輩ですが本編通り2人にはほとんど接点がありません。そして彼は地球人のレイオニクスの1人

相棒をゴモラにしたのはやっぱりレイオニクスを登場させるならゴモラしかない!と思ったのでww
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