なのでしばらくはAqours9人はほとんど出てきません
伝説のスクールアイドル
「うわっ…気持ちわる」
「私ナメクジ嫌いなのに」
「梨子ちゃん多分あれウミウシだよ」
「ウミウシ?」
「うん。果南ちゃんとダイビングした時に見たことがあって」
「ちょっと!梨子ちゃん!曜ちゃん何してるの!早く逃げないと!」
千歌の言葉で2人我にかえる。怪獣が現れたのに呑気なものだ
「とにかく安全なところに逃げて!」
「うん。零斗くんも気をつけて」
3人はそのまま怪獣と逆方面に逃げたいった
「よし!行くぜ!」
ウルトラゼロアイを装着しウルトラマンゼロへと姿を変える
[俺はゼロ。ウルトラマンゼロだ!]
ーーーーーー
3時間前
「もしもし?どうしたの?」
「零斗くん今日空いてるかな?」
「え?空いてるけどどうして?」
「今日千歌ちゃんと梨子ちゃんとで沼津まで買い物に行くんだけど零斗くんも来てほしいな〜って」
「女子同士の買い物なら別の人の方がいいんじゃない?」
「みんな誘ったんだけど今日は忙しいみたいで」
「そうなの…でもなぜ男の俺」
「服とかも買うから男の人の意見も参考にしたいの」
「なるほど」
というわけで3人の買い物に付き合うことになってしまったわけだ
ーーーーーー
(ていうか怪獣が現れるタイミング悪すぎるな)
[おい、目の前の敵に集中しろ]
全身が青色に包まれたその不気味な怪獣はゆっくりとゼロに近づいてくる
[うおぉぉぉぉぉ!]
お互い正面からぶつかり合いになる。2つの触手でゼロを威嚇するが
構わずに全力の拳をお見舞いする
[こいつ、確か…なんだったけな?一度メビウスから聞いたことがあるんだが]
(おい、目の前の敵に集中しなさいよ)
怪獣は触手をムチのように使ってくるがゼロの動体視力をもってすればこの程度の攻撃を避けられないわけがない
[エメリウムスラッシュ!]
エメリウムスラッシュと怪獣から放たれた電撃が相殺する。それが頭にきたのか怪獣は頭の触覚を動かし始めた
[な、なんだ?どうなってやがる]
ゼロの周りの時空がどんどん歪んでいくのだ。気がつけば周囲が何かわらなくなるほど歪んでいた
[な、う、うぉぉぉ!!]
「どうなってるの?」
「ゼロと怪獣が…」
ゼロと怪獣を取り巻く空間がみるみる歪んでいき姿が薄れていくのだ
[うわぁぁぁぁぁぁ!!]
「「あっ!」」
「零斗くん!!!ゼロ!!!」
そして完全にゼロと怪獣はその場から姿を消した
ーーーーーー
「うわっー!痛ってぇー!」
コンクリートの上に背中から叩きつけられた。幸いゼロが憑依しているため死にはしないが痛いことには変わらない。それになぜか変身は解除している
「いてて…ゼロ平気か?」
[あぁ大丈夫だ]
「あぁー空が青いな〜」
背中の痛みで起き上がるのが面倒になりしばらくその仰向けのまま空を眺めていた
すると1人の少女が零斗の顔を覗き込んできた
「あの?大丈夫ですか?」
「えっ…おおぉあぁぁぁぁぁ!」
「び、びっくりした〜そんなに驚かないでよ。こっちの方が驚いてるんだから」
「千歌?…じゃないな」
「ん?千歌?」
確かに空から人間が降ってくれば驚くだろう。というか驚くなと言うのが無理な話しだろう。話しかけてきたのはオレンジ色の髪をした少女だった。一瞬千歌と勘違いしたが髪型が違う
「ねぇ、どこから来たの?」
今度はグレーの髪色をした長髪の少女。曜の髪色に似ている。そして何より信じられないほどのアニメ声だ
「というかここはどこですか?」
「ここは東京です」
零斗の問いに答えてくれたのは青い長髪の少女。一言で言うと大和撫子といったところか
「東京ですか?」
「えぇそうです」
なんと言葉遣いの綺麗な人なのだろうか。いやそんなことよりもなぜ東京にいるのだろうか?さっきまで沼津で戦っていたはずなのに
「あなたは誰なのかしら?」
「えっ…?俺…僕は神田零斗って言います。静岡県出身なんですけど」
「静岡県?静岡の人って空から降ってくるの?」
「いやいや、そんなわけないやん」
零斗に名前を聞いてきたのはまるでモデルのような体型をした金髪の少女
そしてその金髪の少女にツッコミを入れたのは紫っぽい色をした髪に飛び抜けたバストサイズの少女
「零斗って言ったわよね。どうして空から降ってきたのよ」
こんどは中学生のような身長の黒髪の少女だ。ツインテールでルビィとそっくりだ
「すいません。僕も何がなんだが」
「何よそれ」
「まぁまぁ零斗さんも困ってるにゃ」
「そうだよにこちゃん。もう少し優しく聞かないと」
「うるさいわねぇ。空から人が降ってきたら不審でしょ!」
「うるさい…」
「なんですって!」
「ちょっ…落ち着いてください」
ショートカットのボーイッシュな少女に優しい目をした曜にそっくりな髪型の少女に髪の毛をクルクルいじる赤髪の少女
「ねぇ零斗くん?だよね?私は高坂穂乃果よろしくね」
ん?高坂穂乃果?どこかで聞いたことがある気が…
「私は南ことり」
「園田海未です」
南ことり?園田海未?あれ?知ってる気がする
「私は絢瀬絵里」
「うちは東條希」
「……矢澤にこよ」
絢瀬絵里…東條希…矢澤にこ…あれ?あれ?
「星空凛にゃ!」
「小泉花陽です」
「私は西木野真姫」
星空凛に小泉花陽に西木野真姫…えっと〜
「ねぇねぇスクールアイドルって知ってる?」
「スクールアイドル?そりゃもちろん。僕スクールアイドル部のマネージャーですから」
「え!本当!?どこのグループなの?」
「浦の星のAqoursって言うんですけど」
「あくあ?」
まさかAqoursを知らないのか?まぁ人気が出てきたのは最近だからしょうがないか
「花陽ちゃん知ってる?」
「えっえっと〜」
パソコンを使って何かを調べ始める花陽と呼ばれた少女。おそらくAqoursのことを調べているのだろう
「Aqoursなんてグループありませんが…」
「えっ?」
グループの検索欄にAqoursの文字を打つがヒットしなかった
[そうか分かったぞ。ここは過去だ]
「過去?」
[さっきのウミウシみたいなやつはクロノームと言って時間操作のできる怪獣だ]
「つまり俺たちは過去に飛ばされたってことか」
[だからこの時代にはまだAqoursは存在しない]
なるほどそういうことか。なんとも厄介な話だ
「誰と話してるのよ、ちょっとあんた大丈夫?」
「ちょっとにこ」
「あぁすいません。ちょっと考え事してて」
「うーん。まぁいいか実は私たちもスクールアイドルなんだ」
オレンジ色の少女はかなりのポジティブな子のようだ
「へぇそうなんですか」
「私たちは音乃木坂学院のスクールアイドルμ'sです」
μ's?…
「……ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
これが零斗とμ'sの出会いだった
ーーーーーー
「つまり零斗くんはここから先の未来から来たってこと?」
「えぇそういうことになりますね」
「本当に?」
「確かににわかには信じがたいことですね」
「未来にはタイムマシンみたいなものがあるの?」
「いえ、僕のいた時代にはありませんね」
「じゃあどうやって?」
「それは…その…」
さすがに自分がウルトラマンということを話すわけにはいかない。むしろこの時代の人にウルトラマンと言っても分からないだろう
「僕もよくわからないんですよ。気がついたらこの学校の屋上に投げ出されたもんで」
「まぁ確かに空から降ってきたのは事実やから本当に未来から来たのかも」
「そうですね。それだと1つ問題があるんじゃ…」
そう。ここで1つ大きな問題が生じている
「これからどうするにゃ?」
「どうしましょうか。全く考えてないのですが」
「そうすると寝床もないよね」
そう行く場所がないのだ。過去ということは今の零斗には住む場所もなければお金もない。否財布はあるが残念なことに千円札しか入っていない
「じゃあ穂乃果の家にくる?」
「「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」」
「いやそれはまずいですよ」
「え?どうして?」
「そうですよ穂乃果相手は殿方です。もしものことがあったら…」
「もしものことって?」
「それは…その」
「さすがに野宿するわけにはいかないでしょ?行こうよ」
「穂乃果、本当にいいの?」
「大丈夫だよ。雪歩やお母さんにお父さんも賛成してくれるよ」
いや多分というか絶対にしないだろう。少女の家に野郎が上り込むのはPTA的にまずいことになるだろう
「それに明後日は合宿だから手伝ってもらおうよ。ほら未来のスクールアイドルのマネージャーさんなんだし」
「確かにそれはよし考えかもしれませんね」
え?
「衣装のことも聞きたいな」
ちょっと…
「未来のスクールアイドルはどんな曲を作ってるのか知りたいわ」
まじ?
「じゃあ決まりだね!」
「まじか…」
ーーーーーー
「ただいま〜」
「あ、お姉ちゃんお帰りn……」
「は、はじめまして。神田零斗と申します」
「うそぉ!お姉ちゃんが男の人を連れてきた!ちょっと!お母さーん!」
「ごめんね、騒がしくて」
「いえいえとんでもないです」
穂乃果の妹であろう高坂雪歩が部屋の奥に入っていった。何やら奥が騒がしくなった気がする
「はじめまして。高坂穂乃果の母です。よろしく」
「どうもはじめまして神田零斗です」
「お姉ちゃんも隅に置けないなぁ〜どうしたの?こんなイケメン連れてきて。何?彼氏?」
「もう!友達!」
出会って1日も立っていないのに友達だと思ってくれるその心意気はすばらしいと感心する。このフレンドリーで親しみやすいところが千歌と似ている
「3人とも上がって〜今お菓子持ってくるから」
零斗は穂乃果の家である和菓子屋 穂むらに連れてこられた。なぜか海未とことりもいる
「お構いなく」
階段を登り穂乃果の部屋に到着する。今考えれば女子の家に入ったのは小さい頃にいった曜の家と果南の家そして最近だと千歌の家ぐらいだ
「うち和菓子屋だからお饅頭とかしかないけどごめんね」
「いえいえとんでもない」
「…あのねお母さんお願いがあるの」
「実はこの零斗くんを…」
おそらくあの話だ
心臓の鼓動が信じられないほど早くなっていく。おそらくここまで緊張したのは生まれて初めてだ
「まってお父さんも呼んでくるから」
ドキッ!
ーーーーーー
「……まさかのオッケーとは…」
「よかったね。これで野宿しないで済むね」
「すいません。帰れる手段が見つかるまでお世話になります」
高坂家の家族会議に参加し全ての事情を話すと意外にもあっさり了承してくれた。正直穂乃果の父を見たときはビビって泣きそうになった…
[
「なるほどね!なら早いとこ
「零斗くん?誰と話してるの?」
「え?あっ!いやなんでもただの独り言」
そうだ。Aqoursの9人は零斗とゼロの関係を知っているため何も言わないがここにいる3人は何も知らない
完全に油断していた
「それで明後日の合宿って何です?」
「それがね」
ーーーーーー
「曲作りですか」
「はい。第2回ラブライブの予選で歌えるのは未発表のものと限られるそうなのです」
なるほどこの制度はここから始まったのか
「それで集中して曲作りをするために合宿をすることにしたの」
「真姫ちゃん家の別荘を使うんだよ」
Aqoursの夏の合宿を思い出す。なんだかかなり前のような感じがしてくる
「分かりました。せっかく泊めて頂くので僕でよければ力をお貸しします」
「やったぁ!」
「よろしくね!零斗くん」
「よろしくお願いします」
μ'sの作曲のお手伝いができるなんてもはや奇跡である
ここはラブライブ優勝する彼女たちから色々と学ばせてもらおう
「あ、そのブレスレットかっこいいね。光ってる」
「見たことないブレスレットですね」
「これは…なんだっけ?」
<ウルティメイトブレスレットだ>
「へぇーウルティメイトブレスレットかーどこで買ったの?それとも未来にしか売ってないのかな?」
<どこにも売ってる訳ないだろ。ウルトラマンノアから授かったものだぞ>
(ちょっ!ゼロ!)
<あ…>
「零斗くん?」
「ご、ごめんね。疲れてるのかな?ハハハハっ…」
「ウルトラマンノアって誰?」
「いや忘れてください。それより2人はいつ帰るのですか?」
もう9時半を回っているがそろそろ帰る頃ではないのか?
「何を言ってるのです?零斗が何か良からぬことをしないか見張るため今日は私とことりは穂乃果の家に泊まります」
「「えっ!」」
「ちょっと海未ちゃん!聞いてないよー!」
「ごめんね穂乃果ちゃん」
「仕方ありません。穂乃果を守るためです」
いや気持ちは分からんでもないがそっちの方が不味いと思うのだが…
本当にこの先やっていけるのだろうか。不安になってきた
「まぁ何とかなるよな」
零斗とμ'sの物語が今幕を開けた
今回登場したクロノームはメビウス本編で出てきた個体よりも強力で人間の記憶無しに時間を操作できるチート能力を持っています
そしてここからμ's編のスタートです。短編ストーリーなのでそこまで長くはならないと思います