といっても前半でほとんど書いちゃったので短めです
「実は学校説明会は…中止になるの…」
「えっ…」
「中止…」
何を言っているんだ?説明会が中止?理解が追いつかない
曜の父の知り合いが借りているスタジオに到着し想像以上の大きさにテンションが上がっている時に鞠莉から告げられた現実
誰もが動揺を隠せない
「どういう意味?」
「言葉通りの意味だよ説明会は中止。浦の星は正式に来年度の募集を止める」
「そんな…」
「いきなりすぎない?」
「そうずらまだ2学期始まったばかりで…」
「うん」
「生徒からすればそうかもしれませんが学校側はすでに2年前から統合を模索していたのですわ」
「鞠莉が頑張ってお父さんを説得して今まで先延ばしにしていたの」
「で、でも入学希望者は増えてるんじゃ…」
「そうだよ0だったのが今はもう10になって」
「これからもっともっと増えるって」
「それはもちろん言ったわ。けれどそれだけで決定を覆す理由には」
「鞠莉ちゃん!どこ?」
「千歌っち!?」
鞠莉の言葉を遮る千歌。間を置かずドアを開けそのまま走り出す
「私が話す!」
「お、おい!千歌!」
「千歌ちゃん!」
「待ってアメリカよ!鞠莉さんのお父さんはアメリカなのよ。そうですよね?」
「…イエス…」
日本ならともかく海を越えたアメリカとなればそう簡単には行かない
それは千歌も分かっているはずだ
「美渡ねぇや志満ねぇやお母さん。あとお小遣い前借りして…前借りしまくってアメリカ行って…そしてもう少しだけ待って欲しいって頼む」
「千歌ちゃん」
「できると思う?」
「できる!」
例えアメリカに行けたとしても娘の鞠莉でさえ父を説得できないこの状態で赤の他人が何を言おうが何も変わるはずがない
善子がいつものテンションで厨二の台詞を発していたが誰も反応できない
「鞠莉はさこの学校が大好きでこの場所が大好きで留学より自分の将来よりこの学校を優先させてきた」
「今までどれだけ学校を頑張って学校を存続させようとしてきたか私たちの知らない所で理事長として頑張ってきたか」
「その鞠莉が今度はどうしようもないって言うんだよ」
「でも!でも!…」
何か思ったのか俯いていた鞠莉が口を開く
「千歌っちごめんね…てへぺろ」
「……違う…そんなんじゃ……」
「千歌…」
[……]
結局その日は何もせずに解散になった
ーーーーーー
もしあの時ラブライブの予選に勝って本大会に出場出来てたら未来は変わってたのかも知れない
未来は違ってたのかも知れない
そして翌日体育館に全校生徒を集め学校説明会の中止と統廃合が決定したことを伝える。当然生徒たちは動揺している
特に動揺してたのはこの男
「嘘でしょ?編入したばっかりなんっすけど…」
2学期から編入することになった如月碧だ。まだ編入して3日もたっていないのにこの始末である
次の日の朝
いつもなら寝坊する千歌が早朝から家を飛び出る
学校までの道をひたすら走る
溢れそうになる涙を必死に堪えて走る
無我夢中で目の前を走り続ける
そして
「がおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「起こしてみせる!奇跡を絶対に!それまで泣かない!泣くもんか!」
「やっぱり来た」
「曜ちゃんどうして」
後ろにいたのは幼馴染の渡辺曜
「分かんないでもほら!」
向こうには残りの7人全員がいた
皆志を同じくする大切な仲間
「みんな…」
「気づいたら来てた」
「鞠莉ちゃん」
もちろんそこには鞠莉もいる
「以心伝心ずら!」
「うん!」
「聞こえたぞ闇の囁きが」
「なんかよく分かんないけどね」
「そう?私は分かるよ。きっと…」
「きっと諦めたくないんだよ」
「鞠莉ちゃんが頑張ってたのは分かるでも私もみんなもまだ何もしてない」
「そうね」
「無駄かもしれないけど最後まで頑張りたい!
足掻きたい!ほんの少し見えた輝きを探したい見つけたい」
「諦めが悪いからね昔から千歌は」
「それは果南さんも同じですわ」
「お姉ちゃんも!」
このまま終わりたくないのはみんな同じ
「みんなはどう?」
全員の目つきは強くたくましいものになっていた。それは言わなくても分かるという事なのかもしれない
「千歌っち…みんな」
「いいんじゃない?足掻くだけ足掻きまくろうよ」
「そうね、やるからには…奇跡を!」
「奇跡を!」
「奇跡を!」
「奇跡を!」
「奇跡を!」
「奇跡を!」
「奇跡を!」
「奇跡を!」
全員が同じ言葉を口にするそれはここにいる全員が同じ想いだということ
奇跡を起こす。それこそがこの9人が成すべきもの
太陽が昇り内浦の町を照らしていく
それと同時に鉄棒を掴み逆立ちをする千歌。危うく見えちゃいけないものが見えるところだった、いや実際には見えたのかもしれない
「起こそう奇跡を!足掻こう精一杯!全身全霊最後の最後まで!みんなで輝こう!!」
その時の彼女たちの笑顔を何者にも劣らない希望に満ちていた
ーーーーーー
「へぇこれがAqoursか…」
「面白いだろ」
「うおぉ!びっくりしたぁ!なんだ零斗先輩か」
校門前の坂道から9人の少女たちを見守る2人の少年
「なんでこんなところにいるんっすか?早く皆さんのところに行かないと」
「いいんだ。ここで…」
「え?」
「この物語の主人公はあいつらだ。俺はただ後ろから支えるだけ。それがマネージャーの役目だ」
そういった零斗の目はいつも以上に輝いていた
「それよりどうよAqoursは」
「えぇ、非常に興味深いっす。俺決めました。Aqoursの皆さんの奇跡を見てみたい。先輩と一緒に。だから…よろしくお願いします!」
「そうか…よろしく頼むぜレイオニクス」
「…如月碧です」
2人は拳を合わせてる
Aqoursに新たなメンバーが加わった瞬間だった
今更なんですがウルトラマンジードとラブライブ&ラブライブサンシャインってストーリーがなんとなく似てますね
両方とも運命に抗う物語ですからね
梨子ちゃんビームの下りはカットしました。したくなかったのですがあのシーンは第三者が関与しちゃいけない気がしたので