今日は先日行われたラブライブ予備予選の結果が出る日
みんな不安と緊張しているのに対し1人だけ例外がいた
「ずいぶん機嫌いいですわね」
「こんな時に」
「もしかして忘れてるのかも」
「その可能性が高い気がする」
「Really?」
「まぁ、あいつならやりかねないな」
「千歌ちゃん今日何の日か覚えてる?」
「ラブライブ予備予選の結果が出る日でしょ?」
燃えるゴミの日とか言われたらどうしようかと思っていたがそんな心配は無用で千歌はちゃんと覚えていた
「緊張しないの?」
「全然!だってあんなに上手くいってあんなに素敵な歌を歌えたんだもん絶対突破してる」
「昨日聖良さんにも言われたんだよ」
鹿角聖良。北海道に住むスクールアイドルSaint Snowのメンバー
どうやらその彼女にお墨付きをもらったらしい
「そりゃ安心だな」
「誰なんです?その聖良って人は」
「あとで説明するよ」
「いつの間にそんな仲良しさんに?」
確かにそれもそうだ。そうこうしているとパソコンに通知が入る。このタイミングということは間違いなく予備予選の結果だ
「緊張するずら」
「いきます!」
エンターキーを押すと1番最初に出てきたのはNo.24Aqoursの文字だった。つまりトップ通過である
「やったずら!」
「うむ!良きに計らえ!」
嬉しいさのあまり果南に抱きつく花丸
「鞠莉!」
善子とハイタッチをし決めポーズをする鞠莉
嬉しさを全面出して喜ぶ
「ダイヤさんも!」
千歌の差し出した手をたたくダイヤ
「はぁ〜これで一安心だな」
「そうっすね〜よし!記念にやっちゃおうかな!」
「え?何を?」
ーーーーーー
「これは一体…」
「どうした?エース」
「ヤプールが別の宇宙の地球で何やら不穏な動きを見せているようです」
「ヤプールが?奴はギンガとビクトリーともに倒したはずじゃなかったのか?」
ここはM78星雲光の国。宇宙警備隊のウルトラマンエースとウルトラセブンは宇宙の異常を調べている
「えぇしかし復活を遂げたようです」
「それはまずいな」
2対のウルトラマンの目の前に現れたのは胸に勲章であるスターマークが特徴のウルトラマン。宇宙警備隊隊長ゾフィー
「こことは別の宇宙となると我々が駆けつけるのはなかなか困難だ」
「しかしこのままヤプールを野放しにするわけには」
「いえ、もしかしたら心配ないかも知れません」
「どういうことだ?」
「ヤプールのいる地球にはゼロがいます」
「ゼロが?」
「えぇ報告によると地球人の少年に憑依してるそうです」
「そうか、ならヤプールはゼロとその少年に任せよう」
「頼んだぞゼロ」
ーーーーーー
ガチン!ウィーーン!
「とは言ったものの…」
机に突っ伏している千歌。また新たな問題発生か?
「今度はなに?」
「ほら説明会とラブライブと2つもあったでしょ?だからお金が…」
「この前1000円ずつ入れたのに」
ギィギィギィギィ!バチン!バチン!
「もう無くなっちゃったの?」
「うーん。困ったな」
「このままだと予算が無くなって〜」
アヒルボードで東京に行く羽目になる。いや無理だ
「いくら残ってるの?」
確認のため梨子が貯金場を上に上げると一枚のコインが出ていた
「おーう!綺麗な5円デース!」
ガシャン!ガシャン!ガシャン!
「ごごご…」
「5円!?」
「御縁がありますように」
「So happy!」
「言ってる場合か!」
「どうしたんです?」
「何か悩み事でも?」
「いえ果南さんも鞠莉さんもずいぶん皆さんと打ち解けたと思いまして」
「果南ちゃんはどう思うずら?」
「そうだね〜」
「果南ちゃん…」
ガチャ!ギーーン!
「…つかさっきからうるせー!何やってんだ!」
「あっちょうど良かった。完成したっすよ」
「えっ?」
さっきからうるさかったのは部室の端っこの方で碧が何かを発明?していたかららしい
「先輩これ被ってみてください」
「碧くんこれは?」
碧が差し出してきたのは何とも変な形をしたヘルメットのようなものだった。あまり被りたくはないが…
「これでいいのか?」
「オッケーです。よしじゃあ試してみましょう」
「えっ?何を?」
「おーい!ゼロ!聞こえます?」
[何だ?聞こえてるぞ]
ゼロが言葉を発した。特に何か変わった様子は無さそうだが…否零斗ではなく周りにいる連中の表情が固まっていた
「ゼロの声が聞こえる!」
「すごいずら!」
「どうなってるの?」
[うそ?聞こえるのか?]
「うん!聞こえてるよ」
「フフフッこの僕にかかればこんなもの朝飯前!」
どうやらこのヘルメットを被るとゼロの声が外に漏れるらしい。まさかこんな特技を持ってる奴がいたとは
「じゃあこれで私たちも気軽にゼロとお話ができるんだね!」
「なんか嬉しいね」
「良かったなゼロ」
[まぁな]
ーーーーーー
あの後5円玉を清めたりと神頼みをしてみたが最終的にバイトを探す羽目になった
一難去ってまた一難と言ったところ、ため息をついていると
「あら?今度はなんですの?」
「あっはい」
「お腹痛いんですか?」
「違います!…いえ何か見てらしたような」
「内浦でバイト探してるんですよ」
「なら沼津の方がいいかも知れませんわね」
確かに沼津の方が内浦よりバイトは充実している
「だったら色々あるよカフェとか!」
なるほど悪くない
「お花屋さんにとか!」
女の子の憧れの1つ
「変わったところだと写真スタジオのモデルさんとか!」
やはりいっぱいあるな
「おぉ!なんか楽しそう!」
「でしょ!」
「バイトは沼津に決定!」
「いぇい!」
バイトの話が盛り上がってきた時に彼女は動いた
「ぶっぶーですわ!安直すぎですわバイトはそう簡単ではありません!たいてい土日含む週4日からのシフトですので9人揃って練習っていうのも難しくなります!」
「だいたいなんでも簡単に決めすぎてはいけません!ちゃんとなさい!」
ど正論を言われてしまった。確かに考えが甘かった
ダイヤの言葉に考えを改めている中こちらを覗く2人の影があった
ーーーーーー
フリーマーケット
公園などを会場にし不要になったものなどを安価で販売すること
我々もフリーマーケットで資金集めをしようとダイヤが提案したのだ
「これならあまり時間も取られずお金も集まりますわ」
「すごいお姉ちゃん」
「ダイヤさんはこんなことも思いつくずらね」
「さすがダイヤさん!」
「それほどでもありますわ!」
「貴方にこの堕天使の羽根を差し上げましょう」
「光栄ですわ」
何を考えたのか分からないが一人で笑い出すダイヤ
そして遅れて千歌が姿を現した
「おい…」
「千歌先輩?」
「その格好…」
「美渡ねぇの会社で使わなくなったからってどう?」
みかんの着ぐるみを着た千歌がいた。一体これは何の目的で作られたものなのだろうか
「みかんのお姉ちゃん」
みかんのお姉ちゃん多分千歌のことだろう。小さい女の子がぬいぐるみが欲しいとお願いしてきたのだ
「これいくらですか?」
「え?どうしようかな」
まだ値段設定をしていなかった
「でもこれしかないけど…」
女の子がポケットから取り出したのは5円玉
千歌は少し困った顔をしたが
「まいどあり!」
5円で売った
「やった!倍だよ」
「ナイス!千歌!」
「何を言ってくれてるんですの?ちゃんとなさい!Aqoursの活動資金を集めてるためにここに来てるのでしょ。まずは心を鬼にしてしっかり稼ぎませんと!」
「だって…」
やはりこの人はかなり厳しいな…
「すみません。これ1000円でいいかしら」
「みてなさい!」
そこからはすごかった。ダイヤの迫力ある対応で次々と商品が売れた。のだが結果的にそこまでの成果は得られなかった
ーーーーーー
曜の紹介で伊豆・三津シーパラダイスという水族館でバイトすることになった
売店の担当は千歌、ダイヤ、花丸、零斗
「きつねうどんお待たせしました」
「うどんもう一丁!」
「マルは麺苦手ずら」
「そうだったんだ」
「ほら!のんびりしている暇はありませんわよ!」
「怒られちゃった」
[怒られちゃったじゃねーだろ。ちゃんとやれよ]
「はい」
「ゼロさんにも怒られてるずら」
「うぅ…」
碧のつくったヘルメットをかぶって仕事をしているためゼロの声は他の人にも届く
ダブルで怒られ落ち込んでいると急にダイヤの様子が一変する
「ち、千歌さん」
「は、はい?」
「今日はいい天気ですわね」
謎の発言にかなり動揺する千歌
「花丸さんうどんはお嫌い?」
「…!?!?」
「零斗さんそれにゼロさんいつもウルトラマンの業務お疲れ様です」
「[なっ…]」
明らかに様子がおかしいダイヤ流石に不審すぎる
「なに?何かあった?あったずら?」
「わからないずら、けど多分あれは…」
「間違い…」
[ないな]
「「「[すっごい怒ってるずらぁ〜]」」」
ーーーーーー
売店の仕事がひと段落ついたのでダイヤは清掃のお手伝いに向かった
「ダイヤさん」
「売店の方はいいの?お姉ちゃん」
「お昼過ぎて少し人が減ったのでこちらの手伝いに来たのですわ」
「仕事熱心っすね」
すばらしい心意気である
ちなみにこちらの担当は梨子、ルビィ、碧である
「それは何ですの?」
「アシカちゃんのご飯です」
「トレーナーさんに調教用の笛も借りたんだ」
するとタイミング良いところにプールからアシカが上がってきた
鳴いているようだがなにを言っているのかさっぱり
「ご飯が欲しいって言っているのですわ」
「でもアシカさんって近くで見ると」
「思ったより大きいのね…それに犬っぽい!」
「おぉ…」
アシカと目を合わせた瞬間突如アシカがこちらに向かってくる
おそらく餌が欲しいのだろうが恐怖でそれどころではない
「あっ!しまっ!」
ジャボーン!
梨子とルビィは高いところに逃げたのだが碧は足を滑らせプールに落ちた
「「碧くん!」」
「行けませんわ!」
ルビィが落とした笛を拾い上げ勢いよく吹く
「静かに!プールにお戻りなさい!」
ダイヤがそう言うとアシカは静かにプールに戻っていった
「すごい」
「さすがお姉ちゃん」
「ふぅ…ってダメですわ。こんな風にしてたらまた堅いと思われて…はぁ」
「碧さん!大丈夫ですか!?」
「えぇ何とか」
ダイヤの手を借りてプールから上がる碧
「死ぬかと思った……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「な、何ですの?」
「バトルナイザー落とした…」
「え?バトルナイザー?」
プールに落ちた時バトルナイザーも一緒に落としてしまったようだ
すると
「あっアシカさん」
先ほどのアシカが現れ落としたバトルナイザーを届けてくれた
「おぉ!ありがとう!」
アシカは本当はいい子だった
ーーーーーー
「こ、これは…」
「零斗くん?」
「なに?この泡の量は…」
「早くキレイになるように洗剤全部入れたずら」
「かしこい!」
「まずいぞこんなところダイヤさんに見られでもしたら…」
頭を抱えていると花丸が持っていたお皿が手から外れる
「「「あっ!」」」
その皿は運が良いのか悪いのかダイヤの頭部に被る形で止まる
「3人ともお気をつけなさい」
「「「はーい」」」
ーーーーーー
「お姉ちゃんが変?」
「なんかすごい怒っていたような」
「悩んでいたような」
「あれは闇に染まりし者の微笑み」
どうやら他のところでもダイヤの不審な点があったようだ
「うーん謎だ」
その後果南と鞠莉に呼び出され真実を告げられる
「ダイヤちゃん?」
「うん。みんなともう少し距離を近づけたいってことなんだと思うけど」
距離を近づけたいと思うあまり空回りしてしまったわけだ。こう言うのを本末転倒と言うのだろうか
それからしばらくしてちょっとした事件が起きた。水族館に来ていた幼稚園生が自由に遊びだしたのだ
「わっ!なにこれ!」
「どうしよう!どうしよう!どうしよう!どうしよう!」
[落ち着けって、落ち着かせないといけないのはあっちだろ?]
「こうなったらゴモラを使って…」
「アホか!なに考えてんだよ!」
無邪気な子供たちに泣き出す子もいた、なぜか近くでルビィも泣いていた。もう収集がつかなくなってきたそんな時だった
ピピーーー!
どこからともなく笛を鳴らす音が聞こえてきた
「さぁみんな!スタジアムに集まれ!」
「園児のみんな走ったり大声を出すのは他の人に迷惑になるからぶっぶーですわ。みんなちゃんとしましょうね」
幼稚園児を大人しくさせたのはダイヤだった
ダイヤの真面目なところがこの状況を丸くおさめたのだ
ーーーーーー
「結局私は私でしかないのですわね」
「それでいいと思います。私ダイヤさんはダイヤさんでいて欲しいと思います。確かに果南ちゃんや鞠莉ちゃんと違ってふざけたり冗談言ったりできないなって思うこともあるけど」
「でもダイヤさんはいざとなった時頼りになって私たちがダラけている時は叱ってくれる。ちゃんとしてるんです!」
「だからみんな安心できるしそんなダイヤさんが大好きです。ね!」
笑顔を見せる。みんな一緒なのだ
「俺たちにはダイヤさんのような人が必要なんです。だから」
「だからこれからもダイヤさんでいて下さい!」
「私はどっちでもいいのですわよ。別に」
2人はクスクス笑っていたが何かあるのだろうか、
「せーの!」
【 ダイヤちゃん!!】
碧が発明したヘルメットはウルトラマンジードの本編で星雲荘の中で被ってたものに近いですが今作のはジード本編のよりも小さいです
如月碧は実は理系の天才なんです。まるでどこぞのてぇんさい物理学者ww