そしてレッツゴー函館!
町に警報が鳴り響く
突如市街地に現れた全身が真っ赤に染まった怪獣が町を蹂躙して行く
ドスーン!
その怪獣の目の前に立ちふさがったのは赤と黒の巨人
「ハァ!!」
「キュァァァァァァァァァァ!!」
独特の構えをとり怪獣に立ち向かって行く巨人
両手で怪獣を掴み押し戻そうとする
しかし怪獣の怪力も負けておらず両者一歩も引かない。が徐々に巨人が押されて行く
「ぐはっ!」
怪獣の口から火炎が発射され当たらないようにかわしていく
「レム!あれはゼナさん達シャドー星人の怪獣なの?」
「非常に酷使していますが少し違うようです」
「じゃあいったい…」
秘密基地の中で人工知能と会話をする少女と宇宙人
怪獣は巨人に向かって連続で光線を浴びせ火花が撒き散る
巨人はどんどん押されていく
「ジードクロー!」
手を高く上げると光が集まり徐々に専用武器ジードクローに変化していく
「クローカッティング!」
「ハァァ!」
ジードクローから発せらせたクロー型の光線が怪獣にめがけて飛んでいく。しかしその怪獣はそれをいとも簡単にはじき返した
「そんな…」
「リク。カプセルの交換を」
「わかった」
「ユー!ゴー!
アイ!ゴー!
ヒヤ、ウィー、ゴー!」
起動したカプセルをナックルにセットしスキャンしていく
「フュージョンライズ!」
「守るぜ!希望!はぁぁ…はっ!」
「ウルトラマンゼロ!ウルトラの父!」
「ウルトラマンジード!マグニフィセント!」
強化されたその豪腕で怪獣に強力な一撃を入れると怪獣もそれに対抗し両手のハサミを使ってくる
怪獣と距離を取ると両腕にエネルギーを集中させていきそれと同じタイミングで怪獣もエネルギーを溜めていく
「ビッグバスタウェイ!」
巨人の右腕から発せらせた炎の光線と怪獣の光線がぶつかり合う。すると2つの力が干渉し制御が効かなくなり上空に巨大な異次元の入り口が開く
「キュァァァァァァァァァ!」
「なっ…しまった」
ゲートからの引力に体が引っ張られ怪獣と巨人が吸い寄せられていく
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「「リク!!」」
ーーーーーー
雪が降り積もりあたり一面真っ白で何も見えない。風も強くまるで天は我々を見放したようだった
「さ…寒い…」
「これがSnow white!ビューティフォ…」
「しっかりして!鞠莉!」
「雪め甘いわ!」
「善子ちゃん?」
「ヨハネ!避けるべし!避けるべし!避けるべし!」
この雪を避け切ることなど不可能がだそれでも続ける善子。ついには風に押し負けその場で大転倒を決め込む
「なんだか眠くなって…」
「私も…」
「ダメだよ!寝たら死んじゃうよ寝ちゃダメ!」
「これは夢だよ…夢」
「そうだよ、だって内浦にこんなに雪が降るはずないもん」
「じゃあこのまま目を閉じて寝ちゃえば自分の自分の家で目が覚め…」
「ないよ」
「だってここ…」
「「北海道だもーん!」」
「へっ?」
ーーーーーー
Aqoursはラブライブの地区予選を勝ち抜き決勝に進んだことにより運営側から別地方のゲストに招待されたのだ
つまりさっきのは盛大な茶番である
「さぁ!行くわよ!リトルデーモンリリー!」
「えぇ…」
「レッツニューワールd…きゃ!」
再び大転倒する善子まさかの尻から
「雪道でそんな靴履いてちゃダメだよ」
「そのとーりデース!」
「そんな時こそこれ!」
「「じゃーん!!」」
「これでバッチリデース!」
「さすがお姉ちゃん!」
みんなが履いていたのは雪道には絶対に欠かせないブーツを商品紹介のように説明するダイヤと鞠莉
「「これで例えこのような雪山でもご覧の通り!」」
ボフッ!
そのまま雪山にハマる2人。2人ともこんなキャラだったのか…
「お待たせずら〜やっとあったかくなったずら〜」
ドス!ドス!ドス!
と本来の体型の倍はありそうな姿で登場した花丸
どうやらかなり着込んでいるようだ
「花丸ちゃん?」
「マルはマルマルッと丸くなったずら〜」
「ちょっと…」
「マルは急には止まらないずらぁぁ!!」
そのまま足を滑らせ曜と善子と花丸を下敷きにして倒れこむ
「あらら、大丈夫っすか?」
「それより零斗くんはいつ来るの?」
「もうそろそろだと思うけど」
実は零斗は一緒には来てはいない。その理由は簡単で飛行機代等は全てラブライブの運営が経費として賄ってくれているがそれは出場しているAqours9人だけでありマネージャーは経費が落ちないのだ
「だからゼロに変身してくるんだよね?ところでなんで碧くんは来れたの?」
「僕も鞠莉さんほどではありませんがそこそこあるんですよ。マネーが」
碧はこの若さで理工系の天才のためそっち系のつながりでお金が入ってくるのだ
「あっ!あれじゃない?」
「ほんとだ!おーい!ゼロ!零斗くーん!」
なんて話をしていると遅ればせながらようやく到着した
[よう!お待たせ!]
人に見られないようにすぐに変身を解き零斗の姿に戻る
「[さっむ!]」
「なんだこれ!氷河期か!?」
「飛んできた時は気がつかなかったの?」
「その時は対策として体に炎を纏ってきたのよ」
火の力を扱えるストロングコロナゼロである
ーーーーーー
ラブライブ北海道地区の予選大会会場に到着した。今人気が急上昇中のラブライブということもあり会場にはものすごい数の人がいた
そして1番驚いたのはAqoursと写真撮影して欲しいとお願いがあったことだ。決勝に進んだことによりAqoursの知名度は格段に上がっていた
[碧、お前東仙カイは知ってるか?]
「東仙カイ?誰です?」
他のメンバーはSaint Snowに会いに行った。流石に男である2人は更衣室に入るわけにはいかないためすでに席に着いていた
[以前お前が戦ったテンペラーやヤプールの仲間の1人。おそらくこいつがこの星に怪獣を呼び寄せてる全ての元凶]
「そんな奴が…」
[だが奴の厄介なのはそこじゃない]
「えっ?」
[奴はベリアルの力を使う]
「べ…ベリアルってあのウルトラマンベリアル?」
[そうだ。奴はベリアルの力を使い怪獣を召喚したりベリアル融合獣となり何度も俺たちとぶつかり合った]
「でもよ東仙カイなら前に俺とゼロで倒したじゃん?」
以前禍々アークベリアルとなった東仙カイを倒したのは紛れもなくゼロだ
[奴のことだおそらくまだ死んでない。近いうちに必ず俺たちの前に現れる]
「…そういえば、桜内先輩と善子を助けに行った時…」
たとえここで敗れようと我々ヤプールは貴様らの持つマイナスエネルギーで何度でも復活を遂げる…だが貴様らはいずれ滅ぶ。あのストルム星人によってな
「たしかそんなことを言ってたような…」
[やはりなヤプールがそう言ったなら東仙カイは必ず生きている。お前も気を引き締めていけ]
碧に注意深く念を押したところで他のみんなが戻ってきた
「お待たせ〜」
「あっ…おう、あの2人はどうだった?」
「うん。気合十分だったよ」
「まぁ優勝候補だからね」
それからすぐに地区予選がスタートした。どのスクールアイドルも自分の全力を尽くしパフォーマンスをしていた
「Saint Snowさんは?」
「確か次のはずだけど」
「あっ始まるずら」
「イッツショータイム!」
ーーーーーー
それからのことは正直言うとあまり覚えていない。目の前で起こったことを理解できずただ立ちすくんでいた
我々はラブライブというものの恐ろしさを今日初めて知ることになった
「あんなことが起こるのか…」
[これがラブライブってやつなんだろうよ。一度でも失敗すれば立て直しが効かない]
「……」
Saint Snowのライブ中に起きたハプニング、優勝候補だった2人の失敗は我々にもそれなりの驚きを与えた。あとあと聞いた話によるとライブ前2人は喧嘩をしていたらしい
「まだ気になる?」
「うん…」
「2人でずっとやってきたんだもんね」
「それが最後の大会でミスして…喧嘩まで…」
「たしかに…」
「やっぱり会いに行かない方がいいのかな…」
「そうね!気まずいだけかも」
「私たちが気に病んでも仕方のないことデース」
「そうかもね」
「あの2人なら大丈夫だよ」
「仲のいい姉妹だしね」
「うん」
「そう…だな」
仮に会っても何を話せばいいのか分からない。ことによってはさらに傷つけてしまうかもしれない
そう考えて会うことをやめることにした
ーーーーーー
せっかく函館に来たので観光することにした。まず最初に向かったとは五稜郭タワーと呼ばれるもの
「すごい!すごーい!」
「なんだか美味しそうな形ずらね」
「え?どれが?」
「あれずら」
「なんという光景…間違いないこれこそ我が夢にまでみた魔法陣!」
「落ち着きなさい」
などと函館を満喫しまくる我々。中には
「全然平気平気!…はうん…」
「ち、ちょっと」
と強がりながらも怖がる者もいる
「うぅ……うぅ」
「れ、零斗さん?」
「ル…ルビィちゃん…た…助けて…」
「ど、どうしたんですか!?」
「た…高い…」
「へっ?」
[お前情けないぞ]
「う…うるさい…」
零斗はおそらく果南以上に高いところが苦手なのだ
五稜郭タワーを出た後はSaint Snowがいると言われている学校の目の前に来た。函館にもかかわらずどこか懐かしい雰囲気が漂っていた
「内浦と同じ空気を感じる」
「そっか、海が目の前にあって潮の香りがする町で坂の上にある学校で」
「繋がってないようでどこかで繋がってるものね、みんな」
と感傷に浸っているとどこからかドスドスと足音が聞こえて来た
「お待たせずら〜」
「ピギィィィ!!」
「えっ?誰?」
「何言ってるの?花丸ちゃんだよ」
「あっ…本当だ」
正直本当にわからなかった。それぐらい着込んでいるようだがここまで着るといくら北海道でも熱いだろうに
「また?」
「なんでまた着てくるのよ!」
「「「ぐぇ…」」」
と曜と善子とルビィを下敷きにずっこける花丸
「学習能力0ですわ」
「うぅ…寒い…」
「ティータイムにでもしますか?」
「賛成!」
「もうダメずら…限界ずら…」
「それだけ着といて…」
寒いのが苦手な花丸はそろそろギブアップ寸前のため少し歩いた先にあるくじら汁というお店に入ることにした
それにしてもこの和風な感じのお店
「なぁゼロこんな感じのお店前に見た覚えない?」
[………]
「なぁ?」
[………]
「おい!どうした!」
[うるせーな、寒いんだよ]
「寒いって…お前も寒いの苦手なのか?」
[俺たちウルトラマンは寒さにあまり強くないんだ]
「そうなのか…」
それは少し驚きだ。そんなゼロのためにも早くお店に入りたいところだ
「すいませーん…すいませーん……あれ?」
「商い中ってありマース」
「じゃあ営業はしてるってことかな」
「うぅ…とりあえず中に入れて欲しいずら…」
花丸は限界のため仕方なく入ることにした
「店の人はいないのかな?」
[いや、奥にいるな]
ゼロの言った通り奥からこの店の人と思わしき人が現れた。その人は我々もよく知るあの人だった
ーーーーーー
「うわぁキレーイ!」
目の前にあるのはこのお店のスイーツ。カラフルで見た目も素晴らしい
「すごい美味しそう」
「とても温まりますよ。どうぞお召し上がりください」
「いただきます。雰囲気のあるいいお店ですね」
「そうだね」
「その制服も可愛いし!」
ここはなんとあのSaint Snowの2人の住むお店だった。まさかこんなところで出逢うとは
「美味しそうですね。この
「…先輩…ぜんざいです」
「………」
[………]
あたりが一瞬で静まり返るのが分かった
「いっただっきまーす!」
この沈黙を無理やり破りぜんざいに食らいつく零斗
「学校に寄られるかもとは聞いてましたが…でもびっくりしました」
「ああっはい、せっかくなのであちこち見て回ってたら偶然というか…」
「街並みも素敵ですね。落ち着いててロマンチックで」
「ありがとうございます。私も理亞もここが大好きで大人になったらこの店を継いで暮らしていきたいねって」
「そうなんだ…」
さっきからルビィの様子が少しおかしい気がするが…
「残念でしたわね…昨日は」
「いえ…でも」
「食べたらさっさと出て行って!」
「なっ!」
「理亞…なんて言い方を!」
鹿角理亞はそのまま奥の部屋に入って行った
「ごめんなさい。まだちょっと昨日のこと引っかかってるみたいで…」
「そうですよねやっぱり…」
「会場でもちょっと喧嘩してたらしいじゃ…ぐぼっ!」
デリカシーの無い発言をしようとした善子を花丸が抑える、
「いいんですよ。ラブライブですからねああゆうこともあります。私は後悔してません。だから理亞もきっと次は…」
「いや!何度言っても同じ!私は続けないスクールアイドルは!Saint Snowはもう終わり!」
「本当にいいの?あなたはまだ1年生。来年だってチャンスは」
「いい!だからもう関係ないからラブライブもスクールアイドルも」
そう言って再び奥に入って行った
「お恥ずかしいところを見せてしまいましたね。ごゆっくり」
ーーーーーー
「なにも辞めちゃうことないのに…」
「でも理亞ちゃん続けるにしても来年は1人になっちゃうんでしょ?」
「新メンバーを集めてRestart!」
「って簡単には考えられないでしょ」
今回のミスをきにしてラブライブを諦めることを決めたのだと誰もがそう思っていた。しかし
「違うと思う。聖良さんがいなくなっちゃうから…お姉ちゃんと一緒に続けられないのが嫌なんだと思う。お姉ちゃんがいないならもう続けたくないって…」
「なるほど…」
「ルビィ…」
「…!ピギィ!」
「あんた…」
「すごいずら」
「そうだよね、寂しいよね…」
「う、うぅん違うの!ルビィはただ理亞ちゃんが泣いて…あっ」
「泣いて?」
よくわからないがそれは恐らく禁句というやつじゃないかな?
「ピ…ピギィ!!」
小動物のようにルビィは店を出て行った
ーーーーーー
「始めるのか?」
「はい。ようやく新たなカプセルもできたことですし」
「また暴走するようなカプセルを作ったんじゃないだろうな?」
「その危険性があるとしたらこのエンペラー星人とダークルギアルのカプセルですね。安心してくださいこれは使いません。私には使いこなせませんし」
「そうか…なら始めるとしよう」
「えぇ、ベリアルの力を完成させこの宇宙を創り変えるために」
動き出す野望
零斗と碧そしてゼロとゴモラにさらなる困難が待ち受けていた
もうお気づきの人も多いでしょうが冒頭の戦闘はゼロではなく彼ですww
実は彼はこの小説を書く上で1番登場させたかったキャラです
というわけで次回もお楽しみに