そしてついに碧の修行の成果が!?
色んなことがあったが今日はついに待ちに待った閉校祭当日
学校だけでなく外部からの来客もくる大きなイベントとなる
「零斗くん、ケーキ2つお願い」
「あいよ!」
梨子からの指示でケーキを準備する零斗。2年生のクラスではコスプレ?和風?飲食店をやることになった
当然、千歌や梨子は接客。零斗は厨房係だ
「あぁ〜俺も接客やりたかったな〜」
「ごめんね。うち料理ができる男子、零斗くんぐらいだからさ」
「それはそうかも知れないけど、…ていうか他の男どもはどこ行った?」
「あぁ…みんなサボってどっか行っちゃった」
「あんにゃろ…」
ここに来て一人暮らしが仇となった
「つか、俺の衣装場違いじゃ…」
[おい。そういう事言うんじゃねーよ。カッコいいじゃねーか]
「あのなぁ…」
千歌たちが和風の衣装を着ている中、厨房に立つ零斗の衣装は和風とはただ遠いものだった。これはルビィがどうしても零斗に着て欲しいと作った衣装なのだ
「零斗くん。その衣装あれだよね?最近世間を騒がせている正義のヒーロー。ウルトラマンゼロの格好だよね?」
「う、うん。そうらしい」
「似合ってるよ」
「あ、ありがとう」
零斗の衣装はなんとゼロのコスプレである。実際に自分の中にその本人がいるためゼロが身体を使えばそれはもうただの小さいゼロである
「千歌!梨子!そろそろ交代の時間だよね?少し校内見てきなよ」
「ほんと?」
「梨子ちゃん一緒に行こっか?」
「ごめんなさい。私はちょっと用事があるの…」
「あっうん。じゃあ…零斗くん!零斗くんも交代だよね?一緒に行こうよ」
「おっけー」
梨子の用事とは何なのか気になるが細かい散策は野暮だろう
ーーーーー
曜と果南はうちっちーの着ぐるみを着て幼稚園児たちに向けてアクアリウムを作ったと聞いたがあの要領のいい2人なら心配はないだろう
「わぁー!すごい人!」
「多すぎるぐらいだな」
予想通り浦の星にすごい数の人が集まっていた
「零斗くんのお母さんと鈴さんは来てるの?」
「そう聞いてるけどどこにいるのやら」
この人混みの中から探し出すのは無理があるだろうと思っていると
「では次の問題ですわ!」
「「ん?」」
「つ、次の問題は得点が2倍になります。みんな正解目指してがんばルビィ!」
「おぉ」
「黒澤姉妹だ」
黒板に堂々と書かれたLove Live!!クイズの文字
姉妹での出し物とは斬新だ
「では問題!第2回ラブライブに出場!決勝まで進んだ福岡の2人組スクールアイドルといえば?」
ピンポーン!
回答者3人がほぼ同じタイミングでボタンを押す
「めんたいフォー!」
「はかったなー!」
「てんじんつー!」
「ぶっぶっぶっー!ですわ!正解はDream!」
ピンポーン!
「まだまだラブライブマニアには遠いですわよ」
「さすがお姉ちゃん!」
「すごい…」
「ダイヤさん本当にラブライブが好きなんだな」
「…そうだね」
すると2人の背中に指が当たる。振り返るとそこには
「「占いに興味はないずらか?」」
「花丸ちゃん?碧くん?」
「何してんの?」
と勢いに乗せて手を掴み
「「占いに興味はないずら〜」」
「「えっと〜」」
ーーーーー
花丸と碧に連れられてやって来たのは部屋一面が真っ黒の不気味な部屋
「お化け屋敷か〜テンション上がるな〜」
「占いずら」
「あっ、そうでした」
「くーくっくっく!ようこそ迷えるリトルデーモンたちよ」
「こんなのやってたんだ」
「どんな悩みもズキューンと解決してあげましょう」
部屋の奥に待ち構えていたのは黒いフードを被り水晶に手をかざす津島善子
「分かりました。恋の悩みですね」
「「いえ、全然」」
「どっちかと言えば人が来なくて悩んでたのはこっちずら」
「で、では最近太ってきて体重が気になる…」
「「いえ、さっぱり」」
「それは善子ちゃんずら」
「ずら丸は黙ってなさい!てかヨハネ!」
さっきから花丸のツッコミが面白すぎる。もうそっちにしか頭が行かない
「素直に何を占って欲しいか聞いた方がいいずら」
「そうそう意地張るなよ」
「うっさい!聞かなくても脳内に響く堕天のささやきが全て教えてくれるのです!いいわ、とにかく占ってあげましょう!」
「ミュージック!」
するとどこからかオルガン?の音が響き渡る
「うわぉ!本格的〜」
「占いっぽくなってきたな〜ん?」
「だから何で私が…」
「梨子ちゃん?」
「用事ってこれのことね」
オルガンを弾いていたのは紛れもなく梨子だった
「梨子ちゃんが勝手に手伝ってくれるって。さすがリトルデーモン リリィずら」
「花丸ちゃんだって1度ぐらい善子ちゃんの望みを叶えてあげたいって」
「マルはたまたま…」
「ずら丸…リリィ…」
[仲良しだな]
「うんうん」
「あっ!じゃあAqoursを占ってください!この先どんな未来が待っているのか」
「それなら占うまでもありません。全リトルデーモンがささやいています!Aqoursの未来は」
ーーーーー
善子の占いの館から出た後は外に出た
鞠莉も自分の屋台を出していた
「おぉすごい人…ん?志満ねぇ美渡ねぇ?それに…」
「ねぇ…姉ちゃん…」
「千歌ちゃんに零斗くん」
「来てたんだ」
「千歌ちゃんに零ちゃん相変わらず仲良いね」
「っるさい」
青いエプロンを着てそこにいた高海家の志満さんに美渡さんそして神田家の姉 鈴の3人
「食べる?」
「あっ!焼きミカンだ!もらうもらうこの時期美味しいよね〜」
「じゃあ僕も〜」
「零ちゃんはダメ」
「なんでよ!?」
「働かざる者食うべからず!」
「ちゃんと働いてましたー!」
姉は相変わらずである
「ほんとミカン好きよね千歌ちゃんは」
「うん!大好き!食べてるといつも思うんだよね〜はぁ〜ここに生まれて、はん。良かったって」
「それにしても変わってないわねここ」
「うん。匂いもあの頃のまま」
「本当にね」
「「匂い?」」
「うん。千歌ちゃんと零斗くんは毎日来てるから分からない気づかないかもしれないけど、あるのよここだけの懐かしい匂いが」
そんな話し今まで聞いたことなかった。まぁそんな機会がなかったのも事実だが
プシュ〜
「何の音?これ」
「あら?本当ね」
「おーい!千歌!零斗くーん!ちょっとこっちまできて!」
「んじゃ」
声をかけてくれたのは同じクラスのよしみちゃん。
姉3人に別れを済ませ近くに寄ると
「じゃーん!」
「おぉ!す、すごい」
大量のバルーンに浦の星ありがとうの文字で作られた巨大なアーチ
これは誰が見ても驚きを隠せない
「どうだ!サプラーイズでしょ!?」
「うん!嬉しいよ!」
「まだまだこんなもんじゃないよ!」
「えっ?」
「「「せーの!!!」」」
3人の声と共に青空に飛んでいく大量のバルーン。その光景はいつまでも見ていられる。そんな気がした
が
バン!バン!バン!
空に飛んでいった風船が次々と割れていく
「嫌な予感がする」
[同感だな]
運がいいのか悪いのかその勘は当たっていた
ーーーーー
「フュージョンライズ!キングジョー!ゼットン!ウルトラマンベリアル!ペダニウムゼットン!」
学校の付近に現れた2体の宇宙人
「出てこい!ウルトラマンゼロ!レイオニクス!」
「まぁまぁデスレムさん。大声を立てなくても奴らは出てきますよ」
招かれざる2体の宇宙人の登場に閉校祭に足を運んだ人々がパニックに陥っていた
「うわっ…最悪だな」
「零斗くんどうしよう…」
「千歌…鞠莉さんと協力してみんなの誘導を頼む」
「うん!零斗くんも気をつけて!」
そうして千歌は鞠莉の元に走っていた
零斗自身も人気のない場所に走る
「零斗せんぱーい!」
「碧!行けるか?」
「えぇ!準備は万端!」
「よし!いくぜ」
<セア!>
「ゴモラ!」
バトルナイザー!モンスロード!
ーーーーー
[俺はゼロ。ウルトラマンゼロだ!]
「ギャァァァァァオオォォォォォォォォォォ!!」
[ったくよ、せっかくの閉校祭だってのに少しは空気を読めねぇのか!]
(ほんと!まったくだ!)
[鞠莉!]
「ゼロ…?」
[こいつらは俺たちが食い止める!だから閉校祭は何としても中止にするなよ!]
「うん!」
[よし!碧、いくぜ!]
「言われなくても!」
ファイティグポーズを決めデスレムとフュージョンライズしたカイに立ち向かっていく
「ウルトラマンゼロ!今日で決着をつけてやる!」
[デスレムか、へっ!返り討ちだ!]
ゼロの前蹴りがデスレムの腹部に直撃する。デスレムも一瞬で形成を直し巨大な爪でゼロを襲う
「なら、こいつでどうだ」
[お、おい。なんでお前がそれを]
「こいつはただの模造品だ。本物じゃーよ」
[まったく、余計な物作りやがって]
「おらぁ!」
[なっ!ぐっ…]
握られたギガバトルナイザーとデスレムの右腕に合わせ上空に空いた異次元から火炎を降らしてくる。デスレムインフェルノだ
火炎を少しずつ見切り撃ち落としていく中1発の火炎を落とし損なう
[まずい!]
その火炎の軌道上には浦の星があった。このままでは衝突する
その時
「超振動波!」
火炎の軌道と逆からの光線で火炎が相殺される
[はぁ…すまねぇな碧]
「この程度どうってことなi…どぁぁ!」
「ほう…よそ見をするほど余裕ですか…舐められたものですね」
超振動波を放った直後その背後からカイからの攻撃を受けてしまう。
「それは悪い、あまりに弱かったもんでよ」
「それは申し訳ない。なら本気でいきましょう!」
[カイは碧に任せる!うっし!いくぜ零斗!]
(おう!)
「[ギンガ!オーブ!ビクトリー!エックス!]」
「ネオフュージョンライズ!」
「[俺に限界はねぇ!]」
「ニュージェネレーションカプセル!α!β!」
「ウルトラマンゼロビヨンド!」
[はぁぁぁ!]
ゼロの両腕から紫色のバリアーを展開して浦の星を覆っていく
「おい、何してやがる」
[バリアーを貼らせてもらっただけだ。さぁかかってこい]
「上等!」
ーーーーー
カイは両手から作り出した火炎を連続でゴモラにぶつけ出す。ゴモラは俊敏性に欠けているため全弾をまとめて食らってしまう
「ぐっ…はっ!」
「さっきの威勢はどこに行ったのですか?それでは私を倒すことなど出来ませんよ」
「……そうかもな」
少しずつ体を起こしカイを睨みつける
「なら見せてやるよ。俺の…いや俺とゴモラの…」
バトルナイザーを空高く突き上げる
「新たな力を!!」
レイオニクス!エボルブ!
突如碧の身体とゴモラの身体が共鳴し合う。すると碧の身体がみるみるゴモラの中に吸い寄せられ姿が変わる
「なんだ…その姿は…」
「アルティメットゴモラ。零斗先輩とゼロにリクさんと共に手に入れた新たな力だ」
真っ赤に染まった荒々しいゴモラ姿に碧の意思が入り込んだレイオニクス。如月碧の究極形態 アルティメットゴモラ
「なるほど、君はレイオニクスの限界を超えたようですね。面白い、ならその力試させてもらいましょう」
「ギャァァァァァァァァァォォォォォ!!!!」
ゴモラのタックルがカイを襲う。突然のことにカイの体は数メートル先まで吹っ飛ばされる
だがそれだけでは終わらない。地面に落ちる瞬間に尻尾を巧みに操りさらにその奥まで吹き飛ばす
「……確かに攻撃力はありますね…なら!」
カイの腕からの火炎が再びゴモラを直撃する
「………どうした?」
「なっ…効いてない…だと…」
「ゴモラは確かに瞬発力に劣る。ならどうすればいいか?簡単なことだ。それはどんな攻撃も受け付けない最強の防御力」
「私の全力が効かないなど…そんなことが…」
「俺とゴモラを甘く見たな。これでトドメにしてやる!」
とゴモラが全身に力を込めていく
「レイオニクス超振動波!!!!」
「ギャァァァァァァァァァォォォォ!!」
全身から放たれた超振動波がカイを直撃し爆発する
(す、すげー)
[碧。やるじゃねーか]
「まさかあのレイオニクスがここまで進化するとはな」
デスレムはゼロへの攻撃を止めカイの方に向かう
「おい、あのレイオニクスは厄介だぞ。一度撤退するか?」
「ぐっ…」
「おい!立て!」
レイオニクス超振動の威力は凄まじくカイの身体に力が入らない
「ストルム星人…」
「俺に…変われ」
ドクン!
「………」
「カイ大丈夫か?」
「………」
「おい!」
「………」
ドカッッ!!!
「…!!?」
(これは一体…)
[何が起きてやがる…]
突然の出来事に動揺を隠しきれない
「て…テメェ…何しやがる…」
カイの右腕がデスレムの腹部を貫通していた
「仲間割れ?」
[いや、そんな雰囲気じゃないぞ]
「カイ…貴様…」
「貴様はもう用済みだ。消えろ」
引き抜いた右腕から漆黒の光線が放たれデスレムは木っ端微塵に消し飛んだ
「復活の時だ」
[お前は誰だ?]
「ウルトラマンゼロ。久しぶりだな」
[貴様は…まさか!]
「フハハハハハッ!」
みるみるカイの姿が変化していった。全身が真っ黒に染まった巨人へと
完全に姿が変わると落ちていたギガバトルナイザーを拾い上げる
[ベリアル…]
「なっ…まさか…そんなことが」
(えっ…リ、リクさん…?)
[よく見ろ。確かに目元は似ているがあいつはジードじゃない]
そこに現れたのは最恐最悪の巨人。ウルトラマンベリアル
[てめぇ…なぜだ!なぜ蘇った!]
「なに、大したことはない。あのストルム星人が俺の力を引き出せば引き出すほど俺の力を増大させていった」
[まさか…]
「俺はもともと
「生が支配する内は肉に覆われて死が支配すれば骨になる。同じ道理だ。俺の力が増大し支配権が俺に移り
[なら、ここでお前をもう一度地獄に送ってやるぜ!]
「おっと、悪いが復活したばかりだ。まだ完全にはこの身体を使いこなせていない。貴様との決着はまた今度だ」
そういうとベリアルは闇に包まれ一瞬にして姿を消した
[おぉい!待て!]
しかしもうそこにベリアルはいなかった
ーーーーー
楽しい時間というのは、いつもあっという間で
そこにいる誰もがこの時間がずーっと続けばいいのにって思ってるのに
でも、やっぱり終わりは来て…
時が戻らないこと、もう一度同じ時間を繰り返せないことが、とても寂しく思えるけど…
同時にやっぱりどうなるか分からない明日の方がちょっぴり楽しみでもあって
あぁ、これが時が進んでいくってことなんだなぁって実感できるずら
そして気付く。きっと二度と同じ時はないからこの時が楽しいって思えるのかな…今こうしていることがたった一度きりだって分かっているから…全力になれる
いつか終わりが来ることをみんなが知っているから…終わりが来てもまた明日が来ることを知っているから
未来に向けて歩きださなきゃいけないから…みんな笑うのだろう
ーーーーー
無事に怪獣騒ぎも収まり閉校際は中止にならずに済んだ
「これで浦の星学院閉校祭を終わります。途中怪獣が現れましたがウルトラマンゼロと仲間の怪獣が解決してくれました」
中にはゴモラを恐れる者もいたがほとんどの人はゴモラが人類の味方だと理解していた
「今日集まった人を見て私は改めて思いました。この学校がどれだけ愛されていたか…どれだけこの町にとって…みんなにとって大切なものだったか…」
「だから…この閉校祭は私にとって何よりも幸せで私にとって何よりも温かくて…」
「鞠莉さん…」
「ごめんなさい…」
深々と頭を下げる鞠莉。
分かっている。鞠莉は何も悪くないこと。鞠莉はここにいる誰よりも頑張っていたことを。それを考えると胸が痛む
「鞠莉先輩…」
「…くっ…」
[鞠莉のやつ…]
「ごめんなさい…ごめんなさい…もう少し頑張れれば…もう少し…」
鞠莉の謝罪に周囲が静まり返る。しかしその沈黙を破る
「Aqours…!Aqours…! Aqours…! Aqours…!」
「「 Aqours…!Aqours…!Aqours…!」」
「「「Aqours…! Aqours…! Aqours…!」」」
「「「「 Aqours…!Aqours…!Aqours…!」」」」
【Aqours…! Aqours…! Aqours…! Aqours…!…】
たくさんのAqoursコールに包まれダイヤが鞠莉の背中をそっとおす。
そして拍手が起こる
「みんな!ありがとう!じゃあラストに!みんなで一緒に歌おう!」
「最高に明るく!」
「最高に楽しく!」
「最高に声を出して!」
《勇気はどこに?君の胸に!》
やり残したことなど ない
そう言いたいね いつの日にか
そこまでは まだ遠いよ
だから僕らは
がんばって挑戦だよね
原作も残すところあと2話ですが、その前にとんでもないことが起こってしまいましたね
まさかの陛下の復活です。ゼロとベリアルの因縁の戦いが!
そして如月碧の新形態
この形態は今作オリジナルの姿です。イメージとしてはレイオニクスバースト状態で真っ赤になったEXゴモラですかね