輝きのAqoursとゼロ   作:ズラマヨ

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最終章パート2
ウルトラマンだけじゃなく人間の持つ可能性の力にも必見です

ちなみにですがベリアルのcvは小野友樹さんではなくて宮迫さんをイメージしてます


輝きのゼロ

「私は…幸せだった…私がスクールアイドルを…始めることができたのは…曜ちゃんと…零斗くんが…応援してくれた…から」

 

「おい、もう喋るな!」

 

「千歌ちゃん…もういいよ」

 

「梨子ちゃんが…作曲をしてくれた…から…みんながいたから…」

 

「まって…待ってよ千歌ちゃん!」

 

「曜ちゃんが…梨子ちゃんが…零斗くんが…それにみんなが…私を受け入れてくれた…」

 

「まだ…これからだろ?」

 

「そうよ!これからも曜ちゃんと零斗くんと一緒に…」

 

「ありが…とう…」

 

 

「ねぇ、零斗くん…私の…最後のお願い…聞いてくれる?…」

 

「最後じゃねーだろ…お前の頼みなら何でも聞いてやるからさ…だから…」

 

「曜ちゃんを…梨子ちゃんを…みんなを…護ってあげて…私の…最後の…ねが…い…………………」

 

「…お、おい!千歌!しっかりしろ!」

 

「ち…か…ちゃ…ん……」

 

「千歌ちゃーーーーーーーーーーーーーーん!!」

 

ーーーーー

 

俺の腕の中で千歌が動かなくなった…どんなに叫んでも目を開けることはない

俺はその時、ついに涙を流して泣いた。プライドも忘れて泣いた

となりにいる曜と梨子ちゃんと共に…

 

「千歌ちゃん!千歌ちゃん!しっかりして!」

 

「目を覚まして!お願い!千歌ちゃん!」

 

2人の呼びかけにも千歌はピクリともしない

 

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「千歌…ちゃん……」

 

どうして…どうしてこうなってしまう…苦しい…いやだ…分からない…俺はどうすればいい…もう何も分からない…誰か助けてくれ…

 

溢れる思いが言葉となって俺の中から出てきた

 

「俺は…何も護れない!この町も!仲間も!大切な友達1人護ることも出来ない!俺たちがボロボロになるまで頑張ったってどうせ無駄なんだ!努力なんて報われないんだ!全部そうだ学校のことだって!どんなに頑張ったって俺たちにはどうしようもなかったんだ!…」

 

 

パチン!

 

 

俺の頰に何が当たった…なんだ…

ゆっくりと目を向けるとそこには曜がいた。涙を流しながら手のひらで俺の頰を叩いたのだ

 

「ねぇ…零斗くん…千歌ちゃんの最後の言葉聞いてた…?」

 

「……えっ?」

 

「千歌ちゃんはね…最後の願いを…希望を…零斗くんに託したんだよ…他の誰でもない君に」

 

「………」

 

「零斗くんなら出来ると信じて託したんだよ…でも」

 

「その零斗くんが諦めたら千歌ちゃんの願いも無駄になるの」

 

曜の震える両手が俺の両手を強く握った

 

「私たちにはもう何もできない…でも…零斗くんならまだ護れる…だから…私たちと一緒に立って」

 

「何言ってんだ…ゼロはもういないんだ…今の俺に何ができるって言うんだよ」

 

「ううん。ゼロは生きてるよ。零斗くんが諦めければきっと来てくれる。必ず」

 

「………」

 

何も言葉が出ずに俯いていると梨子ちゃんが手を握った

 

「私たちの願い…千歌ちゃんの願いを受け取って。

私たち信じてるから。零斗くんの輝きを見せて」

 

「輝き…」

 

Aqoursが求め続けた"輝き"

たしかに俺はみんなが追いかけた姿をただ見守っただけなのかもしれない。俺自身の輝きなんて考えもしなかった

 

俺はマネージャーとして…その輝きを示す義務がある

 

 

2人の顔を見てそれから千歌に目をやった

 

「分かったよ千歌。お前の望み聞いたぜ。約束だ。俺が…みんなを護るよ。そして…輝き見せてやる」

 

その時の千歌の表情は笑ってるように見えた

俺は立ち上がり3人に背を向けた

 

「護るべきものがある…」

 

 

大切な人を失っても…

 

 

俺にはある…

 

 

命を賭けて護るものが

 

 

まだだ…まだ…

 

 

「「零斗くん!」」

 

 

 

「「進んで!」」

 

 

 

 

曜と梨子ちゃんの声に背中を押されて俺は覚悟を決めた

 

 

 

「俺は!まだ飛べる!」

 

 

 

その瞬間!左腕のウルティメイトブレスレットがまばゆい光を放った

 

ーーーーーーーーー

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

「あいかわらずバカな奴だ。俺と手を組んでいればここで死ぬこともなかったのによ」

 

ゴモラとベリアルの死闘は壮絶さを極めた。がベリアルアトロシアスの力は創造を絶するほどの力だった

アルティメットゴモラでもベリアルには勝てなかった

 

「そうかもな…」

 

「もう一度聞いてやる。俺と手を組め」

 

「俺は…宇宙の支配なんて興味ないんだよ。…ただこの浦の星で出逢った仲間たちと生き抜く…ただそれだけだ」

 

「けっ!レイブラットの恥さらしめ!お望み通りここで死ね!」

 

ベリアルがギガバトルナイザーを振り上げた時、、、

突如。目を開けられないほどの輝きが現れた

 

「なんだ…この光は…!」

 

「…ハハハハッ」

 

「何がおかしい!」

 

「ようやく始まったんだよ…」

 

「なに?」

 

静かに笑いそして確信した。この光はまぎれもない

 

「希望の逆襲がな」

 

ーーーーー

 

「ゼロ…俺のいや…俺たちの輝きを…」

 

俺の身体が暖かい光に包まれていく。その光は凄まじく太陽の沈んだこの大地をまるで昼間と同じように照らしていく

その光は崩壊した内浦に人型の巨人となって姿を現した

 

 

「貴様は…まさか!」

 

 

 

 

[俺はゼロ…シャイニングウルトラマンゼロだ!]

 

 

「なんだと…!貴様はあの時倒したはずだ!」

 

[人間の勇気と絆の輝きが俺に力をくれた]

 

「人間だ?…何をぬかしやがる!」

 

ギガバトルナイザーを構えてゼロに攻撃を仕掛けた瞬間ゼロの腕から放たれた光がベリアルを吹き飛ばした

 

[………]

 

「おのれウルトラマンゼロ!」

 

[今度こそ…決着だベリアル!]

 

先手を打ったのはベリアルだった。ギガバトルナイザーを地面に突き刺しエネルギーを集中したアトロスバーストを放った。が、ゼロは難なくそれを回避し額のビームランプから超高密度の光のエネルギーを秘めたシャイニングエメリウムスラッシュを放つ。一瞬のことでベリアルも反応出来ずに直撃した

 

「ぐはぁっ…やはりその力は面倒だ」

 

するとギガバトルナイザーを再び前に突き出し

 

「100体モンスロード!」

 

100体の怪獣を召喚するギガバトルナイザーの能力。ゼロの周りに再び多くの怪獣たちが現れる

 

「俺とやりあう前にそいつらを倒してみろ。行け!おまえら!ウルトラマンゼロをひねり潰せ!」

 

ベリアルの指示により怪獣たちが一斉にゼロに向かって攻撃を仕掛けた。向かってくる怪獣にゼロは一切の動揺をせず左腕を横に伸ばす

 

[シャイニングワイドゼロショット!]

 

ゼロが放ったのは輝きの増した究極の光線 シャイニングワイドゼロショット。その光線を受けた怪獣は一瞬にして砕け散った

 

「なっ…なに!」

 

[ベリアル…遊びは終わりだと言っただろ…貴様は…貴様だけは!絶対に許さねぇ!]

 

「うるせぇ!」

 

ベリアルのどんな攻撃もゼロには一切効かなかった。まるで仕掛けた攻撃の先を読んでいるかのように回避を入れてはカウンターを繰り出していった

 

それによりベリアルの怒りは限界に到達した

 

「ウルトラマンゼロ!許さんぞ!ウォォォォォォォォォ!!」

 

ゼロのシャイニングワイドゼロショットで倒された怪獣たちの魂がベリアルの体に吸い寄せられていく。

みるみるベリアルの体は大きくなり巨大な怪獣となって現れた

 

[その姿は…!]

 

「100体の怪獣と俺のアトロシアスの力を1つにした。ベリュドライーヴィル」

 

ベリュドライーヴィルの口から発射された破壊光線はゼロを含んだ町全体を巻き込んでいった

 

[あのやろ…!]

 

ベリュドライーヴィルの二撃目の破壊光線をシャイニングワイドゼロショットで迎え撃った。しかし徐々にゼロが押されていった

 

「フハハハハッ!貴様ではこの技は止められない!トドメだ!」

 

[まだだ…まだ…負けてたまるか!]

 

 

 

 

 

 

 

光の巨人と超巨大の怪獣の光線の衝突を遠くで見る一匹の怪獣

 

「なぁ…ゴモラ。今の俺たちがこの技を出せば命を落とすかもしれない…それでもいいか?」

 

ゴモラの言葉など分からない。それでも気持ちは伝わってくる。この星を護るためなら命を賭けるというゴモラの覚悟が

 

「そうだよな…ゴモラ。いくぜ。最後の一撃だ」

 

全身に走る痛みを抑えてゴモラは立ち上がった

 

「レイオニクス超振動波!!」

 

 

シャイニングワイドゼロショットに碧とゴモラの捨て身の光線が加わりみるみるベリュドライーヴィルを押していく

 

「なっ、なに!」

 

(碧!)

 

[お前は無理すんな!]

 

「俺の心配してくれるならさっさとこいつを倒せ!」

 

本当にその通りだ。碧のためにも…何よりも千歌のためにもここで引き下がるわけにはいかない

 

「おのれ!この俺を舐めるな!」

 

ベリュドライーヴィルも威力を上げてきた。が

 

 

「いけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

 

[(うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!)]

 

 

2人の光線はベリュドライーヴィルの破壊光線を押し切った

 

 

「後は…頼みます…………」

 

 

力を使い果たしたゴモラは元の姿にもどり光となって静かに消えていった

 

 

「生意気な!………っ!な、なんだこれは!」

 

突如ベリュドラを構成していた怪獣たちが騒ぎ出した

 

「そうか…あのレイオニクスの異常な力に好悪して怪獣が分離しかかってるのか」

 

ベリュドライーヴィルの体が不安定になってきている。その状態をゼロは見逃さなかった

 

[今だ!]

 

ゼロはベリュドライーヴィルよりも高い位置に飛び、左腕を前に構えた。するとそこに巨大な弓矢 ウルティメイトイージスが姿を現した

ゆっくりと力強く光の弓を引く

 

 

 

[覚悟しろベリアル!これが俺たち!人間と!]

 

 

(ウルトラマンの!)

 

 

[(絆の力だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!)]

 

 

勢いよく弓を引き黄金に輝くファイナルウルティメイトゼロを発射した。それはベリュドライーヴィルの腹部に直撃する

 

「俺は!こんなところで!うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ファイナルウルティメイトゼロの一撃でベリュドライーヴィルは木っ端微塵に爆散した、、、

 

 

ーーーーー

 

ベリアルは消えた。戦いは終わったのだ。だが壊滅した町が元に戻ることはない。勝利と引き換えにした代償はとても大きすぎる

 

地上に降りたゼロは壊滅した町を見回す。そこにはもうかつての美しい内浦の姿はどこにもなかった

 

[…………セァ!]

 

 

ゼロが手を天空に向ける。すると突如小さな太陽が現れる。そこから発せられたまばゆい光は壊滅した内浦の町を強くそして優しく照らしていった

 

 

 

周囲の時間を巻き戻して、、、




千歌ちゃんの願いと曜ちゃんと梨子ちゃんの支え、そして神田零斗くんの諦めない心がゼロをシャイニングウルトラマンゼロとして復活させましたね。

そしてゼロが最後に使った技はチート級のあれです

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