ありふれた勇者の物語 【完結】   作:灰色の空

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説明不足かもしれません。
あとがきで補足をしておきます
キャラの口調が可笑しいかもです。


全ての真相

 

 

『うわぁ~やっとで出来たねオーくん!皆!』

 

『上手く行ったね。経緯が結構アレだけど…これがあればきっと』

 

「懐かしいなぁ…すべてはこの剣を作った時に始まったの」

 

 ミレディは部屋の奥から取り出してきた短剣を感激深そうに眺めている。その短剣は布に包まれた刃渡り二十センチメートル程の短剣だった。シンプルな両刃作りで鍔がなく、いわゆる匕首と呼ばれる類の短剣に酷似していた。

 

「随分と力を感じるね。…エヒトを殺すための?」

 

「そう、私たち解放者全員が力を凝縮させて作った“神越の短剣”。皆で何か切り札ができないかって顔を見合わせて相談したんだけど、なかなか出来なくて、全員でやけ酒をしてエヒトの罵詈雑言を吐き出しまくって…そうして出来上がった物なんだ」

 

「そんな簡単にできるの?」

 

「出来たよ。建前とか理性とか使命も何もかもを捨てて、“エヒト死ねクソ野郎”って気持ちだけで作ったから、…あの時は本当に楽しかった」

 

『……でも誰が使うの?』

 

『やっぱり剣に一番使い慣れている人が…ラウス?』

 

『エヒトに接近し刺せと?流石に難しくはないか?』

 

『そうねぇ、そんな隙見せてくれるとは思えないし…』

 

 仲間である解放者達との遠い過去を懐かしむミレディの声は瞬間一気に後悔を滲んだものへと変わっていく。

 

「そして作った時、事故は起きた…いいえ、私が引き起こしてしまった」

 

「なにを?」

 

「この短剣を振るいエヒトを倒す人が居たらなって考えて言葉に出してしまった。酒に酔って普段考えないようなことを考えてしまった。願ってしまった。皆が私の言葉を聞いて想像し始めてしまった。窮地を助けてくれるそんな架空で都合のいい勇者を…」

 

『勇者が居ればいいのにね。私たちを助けてくれるそんな人』

 

『勇者?ふふっそうね。都合がいいと思うけどそんな人が居てもいいわよね』

 

 にじみ出る声は後悔。解放者という存在でありながら夢を見てしまった自分への後悔。

 

「どうしてそうなったのかは分からない。只の気まぐれで引き起こした現象は私達では止めることもできなくて…魔力の渦が収まり光が消えたときに貴方は私達に召喚されてしまった…してしまった」

 

『…え?ええ?なにこれ?ここ何処?コスプレ?』

 

「……」

 

「召喚され酷く狼狽する貴方を見て私達は事の重大さにようやく気付いた。貴方に状況を説明しながらもどうしてこうなったのか必死で話し合った。リューは自分の昇華魔法が原因ではってひどく焦っていた」

 

『私のせいだ…私のせいでっ!?』

 

『待って落ち着いて!取りあえず状況を整理しようよ!?』

 

 ハジメの脳内でその状況を想像する。只々エヒトを殺すだけの武器を作り終え開放感と達成感から戯言を言った直後に起こった事故。何も知らない一般人と故意ではなくても呼び寄せてしまった解放者たち。自分達が呼ばれた時と比べると如何なのだろうか。まだよかったのだろうか?それとも…当事者であるコウスケはずっとミレディの話を聞いたまま黙っている。

 

「リューティリスはハルツィナ迷宮で言ってた。全ての原因は自分のせいだと。そういう事だったんだね」  

 

「リューは後悔していたけど結局は私のせい。…私が余計な事を言わなければ… 話を戻すよ。結局私たちは原因の判明と元の世界に返す方法を探し当てるまでの間で貴方をこの世界で暮らす様に話を進めた。私たちにとって幸運だったのは貴方は素直に私たちの話を聞いてくれ何とか理解しようとする善人だった事。…いきなり呼び出された貴方はどう思っていたのかわからなかったけど」

  

「それで、その『勇者』のその後は?」

 

 持っていた短剣を布に包み、机の上に戻すと今度は写真立てを持ってきた。手渡されたコウスケとハジメが見て見るとそこには七人の男女が写っていた。種族はバラバラで年も違う、しかし共通していたのは全員が笑って気を許した顔になっていた事だった。写真は何枚もあり、誰かの寝顔や食事している物、笑いあっている物が多く、どこにでもある日常の風景だった。

 

「とにかく生活に慣れてもらうまでの間は大変だった。故郷である日本とトータスの文明度は全然違うらしくて…だけど貴方はいつも笑っていた。この世界は楽しいって、いつもにこやかで私たちを気遣って…同性だからかな、オーくんやナっちゃん達とはすぐに打ち解けた。代わりに私達女性陣には目を合わせてくれなかったけど」

 

「…鏡を見ろよ、お前ら美人と目を合わせるってのは俺には難易度が高すぎる。それよりも野郎と話をした方が楽に決まってる」

 

 褒め言葉を言ってるのにどこか投げ槍感があるコウスケ。その顔には何を考えているのかハジメには少しだけ分かった。

 

(寂しがってる…のかな)

 

 写真を確認するハジメ。その中では七人の男女だけが写っており日本人の男は確認できなかった。写されている男女の比率は比較的男の方が多く、どれもがカメラマンに向かって笑顔であった。気を許した友人だけに見せる表情と姿がそこにあったのだ。 

 

「…送還の方法を探しているうちに私たちは仲良くなっていった。小さな魔法を喜んで、オーくんの作る錬成道具に目を輝かせて、魔物に驚いて何度か

腰を抜かして、そうして、貴方は『勇者』と言う立場から私達の仲間『八人目の解放者』として生きるようになっていった」

 

 元々は勇者として呼ばれた者が自分たちの仲間となる。そこには被害者や加害者などの垣根を超えた絆があったのだろう。そう思わせるほどにミレディの口調は優しかった。

 

「なら、最期は…俺は一体何を企んでたんだ」

 

「…私たちの最期、知ってるよね」

 

「確か守るべき人々に迫害されたんだっけ。…ん?なら『八人目』は…」

 

「人々に追われ解散の時、最期まで送還できなかった私たちに貴方はこう告げた『未来でエヒトを倒すことのできる奴、そいつのサポートする』…それが自分の役目だって」

 

「未来…南雲の事か。そうか…それで俺は天之河に」

 

「神代魔法の組み合わせを自由にできた貴方は未来を覗きそこで召喚されるはずの『勇者』の変わりとして紛れ込むことを考えた。私達は反対したんだけどそれが役割だって折れなくて…結局自分の顔や体を変成魔法で弄り、呼ばれるはずだった『勇者』の代わりに未来へ飛んで行って…そこまでが私が知ってる事」

 

 長い過去の話を言い終わりミレディは大きく息を吐いた。疲れたのか用意されてあった椅子に座ると頭を抱えるように両手を仮面の傍に置いた。

 

「貴方はこの世界とは無関係の人間だった。それなのに私たちの都合で勝手に呼び出して置いて、あまつさえ解放者として向かい入れて…ふっふふ笑えるよね。人々を神から解放するための解放者なのに無関係の人間を勝手に呼び出して戦力の一人にして結果全部を任せるなんて…私たちは罪人だ」

 

「でも事故だったんだろ。そこまで言う必要はないんじゃないの?」

 

「どんな事があっても無関係の人間を巻き込んだ事実は消せない!それなのに私たちはずっと罪の意識を抱えておきながら甘えてきた!いつも笑って気遣ってくれる事に罪悪感を薄れさせながら!今だってそう、私ではエヒトを倒せない、だからあなたが来るのをずっと待っていて…」

 

 ミレディの自身を恨む言葉を聞きながらコウスケは今まで出会ってきた解放者たちを思い返してきた。誰もがどこか辛そうな笑みを浮かべていた、それは解放者達の罪悪感だったのだ。心の中の疑問が一つ晴れたコウスケはいまだに蹲るように地面に視線を落とすミレディに近づく。

 

「なぁミレディ」

 

「…私たちはエヒトと変わらない。何も知らない人を巻き込んで…いつの間にか頼ってしまって…この迷宮も誰かのためじゃなくて貴方に残した物で…」

 

「もういいんだ。そんなに苦しそうな声を出さないでくれ」

 

 そっと背中をさする。今のコウスケは魂だけの状態なのでミレディの偽りの肉体である人型ゴーレムを超えてミレディ自身を触ることができるのだ。体を亡くしてから味わえなかった人の温かさを感じたミレディが顔を上げる。

 

 そこには苦笑するコウスケ(仲間)の顔があった。

 

「ミレディ達と一緒にいた俺がどんな奴だったかはわからない。でもきっとこう思ってるはずだ『呼んでくれてありがとう』って。無論今の俺も」

 

「でも、私たちは、無関係の貴方を」

 

「良いんだ。この世界で色々得たものがある、だからそんなに責任を感じないでくれ」

 

 チラリとハジメを見てにっかりと笑うコウスケ。確かに解放者に召喚されたことは驚きでありこの世界でも不幸は確かにあった。だが出会いがあり楽しかったことも有るのもまた事実だ。その思いが伝わるようにミレディの頭を撫でる。

 

「ミレディ俺をこの世界に呼んでくれて有難う。…それでいいじゃないか、な?」

 

「…わ、たしは……」

 

 永い間、ずっと罪悪感を持ち続けた少女をあやす様にコウスケはずっと撫で続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 記憶障害の原因?

 

 

「さて、僕はそろそろ席を外すよ。二人で話したいことがあるだろうし」

 

 そう言うとハジメはさっさと部屋から出てしまった。後に残されたのは先ほど泣き崩れたのを恥ずかしがってるのか妙に無言なミレディとこちらも変に意識してしまったコウスケだけが部屋に残されてしまった。

 

「あーミレディ聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

 

「う、うん!なにかなっ!?」

 

 上ずった声で調子を戻そうとしているのが丸わかりな為どうにもコウスケとしても聞きにくい。今コウスケの目にはニコちゃん仮面をかぶった人型ゴーレムではなく金髪で小柄の美少女が耳を赤くしているのが視えるのだ。

 

 自身の魂魄体が妙にレベルアップしているのに何とも言えない気持ちを抱きながら疑問だったことの説明を聞く

 

「そもそもの話、俺、解放者時代の時のこと覚えていないんだけど、どうしてなん?」

 

「未来に飛ぶ時に言ってたよ。何かしらの代償を支払わないといけないかもって、…まさか記憶だとは思いつかなかったけど」

 

「代償ねぇ…ホント八人目は何を考えていたのか、まぁいいか。しかし記憶が消えながらも未来に飛ぶってのはってのは自分の話なのに驚きだ」

 

「私もびっくりだよ、だからあの時何も覚えていないってわかって本当に驚いたんだから」

 

 初対面だと思っていた対峙した時の事だろう。思えばあの時から色々ミレディの様子が原作とは違っていた

 

「あーすまん思い返せば結構失礼なことを言ってたよな。本当にごめん」

 

「別にいいよ~君が変態なことを言うのは今に始まった事じゃないし」

 

(…過去の俺どんだけ解放者たちに懐いていたんだ?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 過去の自分の行動

 

「一応確認するけど俺勇者として召喚されたんだよな?」

 

「多分そうだと思う。実際君は私たちの誰よりも凄い魔力量を持っていたし」

 

(なら何で俺は解放者たちに味方してやれなかったんだろう?)

 

「でもいくら魔力量が多くても一般人だったからね。戦闘の才能はてんで駄目だったよ。…それに人を殺すのは嫌がってたみたいだからね」

 

「そっか…」

 

(それだけかな?…付け加えるとするなら原作を壊したくなかったとか……あり得そう)

 

 

 

 

 

 

 本当の名前

 

「記憶の話なんだけどさ、俺自分の本当の名前も忘れたんだけど」

 

「ああ、だからコウスケって呼ばれていたんだ。何か訳ありだとは思っていたけど」

 

「南雲に名付けられたんだ。あーそれで俺の本名なんだけど」

 

「それなら教えてあげる、貴方の名前は」

 

「ちょい待った。それは言わないでくれ」

 

「どうして?」 

 

「今は、アイツがくれた名前でいたいって言うか…『コウスケ』で有りたいんだ」

 

「そう、あの子のヒーローで有りたいんだね君は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 勇者ではなく

 

「勇者…俺が勇者か。ガラでも無いな」

 

「確かに同じこと言ってたよ。勇者ってガラでも無いからそんな風に言わないでくれって」

 

「そもそも勇者じゃ恥ずかしすぎるんだよな。堂々と名乗れないっていうか…小学校低学年でもあるまいし」

 

「勇者じゃなくて別の言い方ならいいって言ってたよ」

 

「なんて?」

 

「勇者と書いて『()()()()』だってさ」

 

「……それなら有りだな!」

 

 

 

 

 

 

 

 帰る為の条件

 

「結局召喚された理由は分かってもどうやって帰れるかはわからずじまいか」

 

「それなんだけど…一つ仮説がある」

 

「あるの?」

 

「召喚された理由はエヒトを倒す人を呼び出したことが理由だから、逆に考えれば」

 

「…エヒトを倒したら召喚された理由がなくなる。つまり魔王を倒せば勇者は必要なくなる、送還されるって事か」

 

「あくまでも只の仮説だけど、多分一番筋が通ってるんじゃないかなって思う」

 

(…だったら俺がこの世界に居れる残り時間は…やめよう考えると色々支障をきたしそうだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 野郎との仲の良さ

 

「オスカー・ナイズ・ラウス・シュネ―、か。男連中と俺はどんな風なことをしていたんだ?」

 

「馬鹿な事しかしてなかった。私でもあれはどうかなって思う」

 

「…何をしたん?」

 

「オーくんの生成魔法を教わってオーくんの眼鏡を服が透けて見える眼鏡にしようとしてた。結果服を透けて体の内臓までみえるようになってオーくんが泡を吹いて駄目になった」

 

「…マジか」

 

「ナッちゃんの空間魔法覚えて男連中と一緒に女湯に転移しようとしてた。結果、オーくん力作の結界をすり抜けて突破したものは良い物のモロにみちゃって君は鼻血を噴出して死にかけた。ほかの男連中は思いっきり叩きのめした」

 

「…うわぁ」

 

「ラーくんの魂魄魔法で女の子が惚れるように暗示をかけてた。暗示にかかったふりをして女子三人でしな垂れかかったら顔真っ赤にして直ぐに謝った。それを見て揶揄った野郎どもとハーレムが云々って騒いでいた」

 

「なんかすんません」

 

「シューくんの変成魔法で……オーくん達の性別を変えようとしていた。流石にアレは酷かった」

 

「TSかよっ!?」

 

「以外に皆美人だったのがショックだった」

 

「やりやがったのかよ俺!?……ちなみに誰が一番美人だった?」

 

「…オーくん。皆の満場一致だった」

 

(哀れオスカー)

 

 

 

 

 

 

 そう言えばアイツは?

 

「勇者の代わりってことは…アイツは?」

 

「アイツ?」

 

「本来南雲達と呼ばれるはずだった人間。音沙汰内無しなんだけど」

 

「割り込む形で成り代わったんだから呼ばれていないんじゃないの?」

 

(…って事は天之河だけハブられて日本にいるって事か。…アイツ本当に哀れだな)

 

 

 

 

 

 

「と、こんなもんかな」

 

 ある程度疑問に思ったことを話し終えたコウスケ。流石にそろそろお暇しなければいけない時間がやってきた。

 

「それじゃこれを持って行って」

 

 そう言われて渡されたのは先ほどの短剣と灰色のビー玉のような球だった

 

「これは…」

 

「エヒトの『神言』に対抗するための物。これがあれば神言は効かない」

 

 手渡されたビー玉をしっかり握り込むコウスケ。これからエヒトに対抗するために必要なものだそう思ったがミレディは違ったようだ

 

「正直な話、君はこれが無くても問題ないんだけどね」

 

「そうなのか?」

 

「そうだよ。言ってなかったけど君は本当に規格外の存在なんだよ。『何でもできるけど何もできない』ずっと君はそう言い続けていたんだけど私はやっとでその意味が分かった」

 

「?」

 

「君が思う全ての事は何でもできる。でも出来ないって思ったことは何も出来ない。そう言う能力なんだ」

 

 ()()()()()()()()()()()()。それは詰まる所自分の意思がはっきりしていれば並大抵のことができるという事なのか。確認する様に聞けばミレディはしっかりと頷く。

 

「私は色々準備があるからここから出れないけど、私は何時だって力になる。だから」

 

「任せておけ、エヒトの糞野郎は俺とアイツらが何とかする」

 

 連絡用のアーティファクトを渡し、ミレディと向かい合う。最後の解放者としばしの別れではあるがお互い顔つきはさっぱり晴れ晴れだ。

 

「それじゃ、またな」

 

「うん、そっちこそ」

 

 ハジメを回収するために試練の間にへと足を進めるコウスケ。その背に向けるミレディの視線はとても穏やかだった

 

 

 

 

「…いってらっしゃい――――さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「フハハハハッッ!!さぁどうしたノイン!僕を倒さないと試練は突破できないぞ!」

 

「ハイハイソウデスネー …ボッチになって寂しいのならマスターに構ってもらえればいいのに」

 

「そ、そんな事は無いぞ!ほ、ほらミレディは今忙しいし守護者不在ってのもあれだから、えーっとともかく試練をクリアーしたいのなら掛かって来い!」

 

「…何してんお前ら?」

 

「あ」

 

「マスター 南雲様が寂しいですって」

 

「そうなの?」

 

「違うよ?友人が自分の知らない顔なじみと話をしてて気まずいなー寂しいなーって思ってないよ?」」

 

「「……」」

 

「…本当だよ?」

 

 

 

 

 




時間軸の補足です

解放者s『短剣出来た!これ使える人間が居たらなぁ~』

勇者(コウスケ)召喚される

解放者s『ファッ!?ど、どないしよ!?』

勇者、いきなりの状況に困惑、解放者も困惑。仕方ないので帰る方法が見つかるまで解放者達と一緒に居る事になる

色々あって勇者、解放者たちと仲良くなり『八人目の解放者』となる

エヒトの策略に負け、解放者、解散を余儀なくされる

八人目『未来(原作時代)に行って自分が勇者(天之河光輝)となってエヒトを倒す奴(南雲ハジメ)のサポートする!』

八人目、整形を駆使し天之河光輝となる。そして未来へ。しかし代償として記憶を失い…物語の始まりへと続く

大体こんな感じです。説明不足ですかね?ちょっと怖いです

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