後半力尽きてかなり適当です。後々修正するかもです
「んで、俺達はどうしてここにいるんだ?」
現在コウスケとハジメは宿の一室にいた。ティオ達と合流した後、警備隊の隊長と話をし、自分たちが金ランクの冒険者であること、ミュウと言う海人族の少女の保護をして街に届けに来たことを説明した。その後、納得がいった兵士や警備隊の人達と共にミュウの母親のところまで生き無事親子は感動の再会となった。
ミュウの母親は、脚に酷い怪我を負っていた。ミュウとはぐれて捜索しているとき誘拐していた男たちによって怪我を負ってしまったのだ。しかしその怪我は香織の治癒魔法とコウスケの快活によって後遺症もなく完治した。
怪我が治り娘を助けてくれた礼としてミュウの母親は宿代わりとして自分の家を使うように提案してきたが、ハジメはこれを拒否。ミュウが悲しそうな顔をするもハジメは意見を覆すことはなく、仕方なく女性陣がミュウの家で宿泊し、ハジメとコウスケは宿に泊まることになった。
そして今に至る
「正直な話、夕食に招待されるとかならともかく未亡人の家に男が泊まるのはどうなのかなと思ったんだよ」
「あーなるほどな、在らぬ噂が立てられると嫌だしな」
ミュウの母親はかなり整った容姿をしていたし、町の人たちからも心配されている様子を見たうえで流石に同じ家の下で眠るのは勘弁してほしい。なるほどなるほどとコウスケは頷く。
「それに…」
「それに?」
「一緒にいると別れがつらくなる」
「あー」
「情が湧いて、悲しい気持ちになるよりもあっさりさっぱりと別れをした方が良いと思ったんだ」
「一理ある、あんまり一緒にいると別れる時が無茶苦茶大変だ」
「そういう事」
一緒に居続けると別れは辛くなる。なるほど確かにその通りだと考えたところでハジメが真剣な声を出す
「さて、ミュウの事はそれでいいとして、本題に入るよ」
「本題?」
「メルジーネ海底遺跡の事」
「なーるほど」
次に向かう大迷宮は海の底にあるとハジメはミレディから言われている。場所は分からず月とグリューエン火山で手に入れたペンダントを使えば分かるらしい
「正直これだけでは分からなくてね、コウスケの意見を聞こうと思って」
「ふむ」
ハジメからペンダントを受け取りしばし考え込むコウスケ。原作ではどうだったかを思い出すのは中々一苦労だった。
何せ原作を見たのは何年も前だし、この世界に来てからは怒涛の如く色々なことがあったため日本のことが少々思い出せなくなっている。ついでに言えば序盤はしっかりと見ていたが、中盤になるにつれて流れが好みではなくなり斜め読みをしていたのが多数あったのだ。
「んーーやっぱり月ってことだから夜にペンダントの空いている部分から月を見ろってことじゃないの」
「……へぇ、そしてその後は?」
「海底に隠されている迷宮の扉が開かれる…かな」
「そっか、ありがとうコウスケ」
コウスケはそこで俯いていた顔をあげハジメの顔を見る。その表情は何かを言いたそうな顔だった。
「どったの?ヘンな顔をして」
「…そんな顔をしている?」
「おう、何か言いたそうな顔だ」
「…………じゃあ聞いてもいい?」
「なんぞ?」
「僕に何か隠し事していない?」
「……ぇ」
「ずっと気になっていたんだ。何時かな、ずっと前…オスカーの迷宮の時からかな。コウスケは僕とユエが2人でいると複雑そうな顔をしていたんだ。最初は何かなと思ったんだけど、あのグリューエン火山での事で思う事があったんだ」
「…そ、それは」
「言いたくないのなら構わない、もしかしたら言えないことなのかもしれない、言ってはいけないことなのかもしれない」
「……」
「でも僕は、それで構わない。話さなくてもいい。だけど覚えていて欲しいんだ」
「…何を?」
「僕は君の味方だ。たとえ何を隠していても、どんな事情があるにせよ。僕は君の味方なんだ」
「南雲…」
「ごめん、少し話しすぎたね。明日一日使って準備をしたらメルジーネ海底遺跡に向かうから」
「ああ、分かった」
「それじゃ、お休みコウスケ」
「…お休み南雲」
「でもよ、いくら味方してくれるって言っても…本当のことを話したら、お前はどうするんだ…」
時間さえあれば…
ともかくメルジーネ海底遺跡編、始まり始まり―(内容はどんどん端折っていきますけど)