ありふれた勇者の物語 【完結】   作:灰色の空

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出来た!ので投稿します。
見づらいかもです

ちょい前半がグダグダです


お悩み相談

 

 

 

 

 

「さて、……これでも飲むがよい」

 

 部屋の中には甘い匂いが漂っている中ティオは訪問してきた香織にココアモドキを差し出した。ここはティオの部屋。急に訪問してきた香織をティオは快く向かい入れたのだ。

 

「…ありがとうティオ」

 

 香織はココアモドキを受け取ると、大事そうに持ったままで口をつけようとはしなかった。その事に何かを言う事もなくティオは椅子に座り香織に向き合う。

 

 元々香織の近くにいたからだろうか、反転の試練から香織の様子がおかしく感じていたのだ。具体的に言えばハジメに対するものは以前からだったとしてもコウスケに対する視線が以前の物とは違って複雑になっている。

 

「昇華魔法の方はどうかの?うまく使えているか」

 

「うん大丈夫。この魔法と再生魔法を組み合わせることができたら…並大抵の傷を治すことができるよ」

 

「うむ。香織がいれば何があっても安心じゃな」

 

 試練で得た昇華魔法の扱いにはどうやら上手く行っているらしい。頷き思ったままの言葉を言うが香織は困ったように顔に影を差してしまった。

 

「ねぇ…ティオ」

 

「ん?」

 

「ティオはどんな世界だったの」

 

 理想世界。どうやらその事で香織は悩んでいるのだろう。だから聞いてきたと察したティオはほんの少し躊躇しながら自分の理想世界について話し始めた  

 

「…故郷で父と母と一緒にいる夢じゃった。妾はまだ子供でな…優しい夢じゃったよ」

 

「お父さんとお母さん?」

 

「うむ。もう5百年も前に亡くなったというのにまだ妾は整理できておらぬかったという事じゃな」

 

 両親が亡くなってから年月がたったというのにまだ心のどこかでは寂しさを感じてしまったのだろう。だから理想世界で両親が出てきてしまった。大人だと思っていた自分はまだまだ子供の様でティオは自分を恥じたのだった。

 

「…どうやって夢から覚めたの?」

 

「父と母はもういない。その事を体が思い出しての。…両親から振り切って変身して飛び出したのじゃよ」

 

 まだまだ甘えたい。一緒に居たい。その気持ちを自覚しながらティオは飛び出したのだ。まだまだ精神修行が足りないなと一人思うティオに香織はふっと小さく微笑んだ。

 

「そっか…ごめんね変なこと聞いて」

 

「構わんよ。それで、直球に聞くぞ。香織お主どんな夢を…いいや、夢の中で一体何をした」

 

 できれば優しく聞くつもりだったがどうにも今の香織は危ういものを感じきつめの口調になってしまった。しかい夢の中で何かがあったのもまた事実で、そこが香織の曇る顔の原因だと感じ取った。

 

「私の夢は…ハジメ君と一緒だった」

 

 ほんの少し笑う香織。しかし何か不穏な気配が漂う。ほんの少し身構えてしまうティオ

 

「夢の中でハジメ君と一緒に学校に登校して、隣の席で勉強して屋上で私が作ったお弁当を一緒に食べて、授業を受けて、一緒に下校して…召喚される前の生活にハジメ君が加わるようになったと言えばいいのかな」

 

 ティオは学校というものを知らない。話を聞く限りでは香織たちの故郷日本にある施設である程度の年齢までは教育を受け勉学に励む場所だという。

その日常の中にハジメが居てまるで恋人の様に付き合っているならそれは幸せな日常と言うのだろう。

 

「平日はいつもそんな感じで…休日は映画館に行ったりショッピングを楽しんだり…うん、私が何よりも夢見た世界だったな」

 

 どことなく幸せそうに話す香織。だが次に口を開いたときはどこか澱んだ眼をしていた。

 

「…だけど…気付いちゃったの」

 

「何をじゃ?」

 

「私に向けるハジメ君の目がコウスケさんに向けられたものと同じだって…気付いちゃったんだ」

 

 背筋に汗が出てくるのを感じるティオ。何か香織から妙な圧を感じるのだ。粘っこくてドロドロとしたティオが今まで一度も見たことが無い、それ。それは女の『嫉妬』だった。

 

「気付いてからが本当に滑稽だった。だってあんな絶対的な信頼した目は一度も私に向けられたことが無いんだよ。それを私相手に…そこから私の世界は」

 

 ティオとしては同じように香織にも信頼や情を抱いた眼をハジメは向けていると思うのだが…今は何も聞いてくれ無さそうだった。

 

「私の世界はハジメ君と私だけだった。ほかには誰もいなかった。皆はいなかった。お父さんもお母さんも雫ちゃんさえいなかった。そして…コウスケさんも…それでホッとしたんだ。()()()()()()()()()()()()()って」

 

 ココアを除いている香織の目はいまだ澱んだまま。水面に映る自分の顔でも見ているのだろうか。

 

「私を邪魔する者はいない、遮るものは何もない。それが嬉しかったんだけど…ハジメ君の言葉一つ一つがコウスケさんに向けられているように感じて、凄くイラッとして聞いてみたの」 

 

「何を?」

 

「『コウスケさんがいないけどハジメ君はそれでいいの?』って、いなくなって嬉しかったけど、その目は私に向けるものじゃない。コウスケさんに向けるものだ。でもハジメ君は『君が居ればそれで良い』って。だから私……絞めたの」

 

 絞めた。明らかに嫌な予感どころではない。ティオが口を開こうとするが香織の重圧の前に言葉が出てこない。

 

「コウスケさんが居なくても平然としてて私にとってとても都合のいい…ハジメ君の()()()()()()

 

 香織の手は細く白い美しい手だ。その手でハジメの首を絞めたのだというのだ。ハッとして香織を見るが香織は薄く微笑むだけだ。

 

「勿論、偽物だってちゃんと気付いているよ。コウスケさんが居なくて疑問もなにも抱かないんだもん。首を絞められてても、抵抗もろくにしないし…本物だったらどうにかするのにね。…それで折れた感触がして目が覚めたの」

 

 ふぅと息を吐きココアを一気に飲んだ香織はもう先ほどまでの異様な雰囲気は無かった。

 

「酷いよね、コウスケさんに嫉妬して、いなくなったら今度は本当に心の底から安心して、その次は自分の理想通りのハジメ君を違うと思って殺して…私…変、だよね」

 

「…そうかの。妾は、むしろ普通じゃと思うぞ」

 

「え?」

 

 自嘲する香織にティオは努めて労わるように声を出す。先ほどまでは声が届か無いと感じたが今は普通に話を聞いてくれそうだった。

 

「無論、やりすぎだとは思わないでもないのじゃが…惚れた男が自分を見てほしいと思うのはなにもおかしい事ではないのじゃ。だから香織は」

 

「大人だね。ティオは私よりもずっとずっと大人なんだね」

 

 言葉の途中で小さいがはっきりと聞こえた香織の声。その声にティオは黙ってしまう。声の中に嫉妬染みたものを感じたからだ。

 

「ありがとう、話を聞いてくれて」

 

 飲み終わったカップを机の置くと香織はすっと立ち上がる。目には澱むものが無い。それがまた末恐ろしい

 

「う、うむ…妾では話を聞く事しかできぬがそれでもよいのなら」

 

「うん。その時はまたお邪魔するね」

 

 部屋から立ち去っていく香織。その背を見ながらすっかり冷めきってしまったココア飲むティオ。

 

「…恋する女子と言うのは末恐ろしいのぅ」

 

 ティオ・クラルス563歳。今まで恋と言う物をしたことがない彼女ははるか年下の恋する少女に末恐ろしいものを感じるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…聞きたいことがあるの」

 

「ふむ。何やら訳ありですね。何の用ですか」

 

「…ノインちゃんが知っている…コウスケさんから聞いた原作の『私』の事を知りたい」

 

「へぇ まぁ構いませんが、面倒なことを引き起こさないでくださいよ」

 

「…うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『で、一体どんな夢を?』

 

『私を裏切ったはずの叔父と一緒にいた夢だった』

 

『えーっとユエさんから王位を奪ってあろう事か封印をまでもした人ですよね』

 

『そう。…私にとっては裏切者。そのはずなのに』

 

『何故か一緒にいた夢ですかぁ…うーん。月並みな意見ですが言っても?』

 

『ん』

 

『どこかでまだユエさん自身信じているかもしれないから、又は何かユエさんを裏切ればならない理由があってその事を薄々感づいたユエさんが理想としてみたのでは?』

 

『………』

 

『ユエさんの再生能力は魔力があればこそですよね?私は魔法には詳しくありませんがユエさんを殺す方法はいくらでもあったはずではありませんか。

それこそ魔力を封じる枷とか』

 

『…確かに』

 

『何か作為的なものを感じるんですよね。あまりにも突然の裏切り。そしてユエさんの封印。…最も私の推測でしかありませんが。ごめんなさいユエさんいきなり踏み込んだことを言ってしまって』

 

『ん。問題ない、シアだから話した』

 

『そうですか…ありがとうございますユエさん!』

 

『礼を言うのはこっちの方。ありがとうシア』

 

 

「んーーーーーー」

 

 ユエは自室のベットで先ほどのシアとの会話を思い返していた。自分の見た夢。叔父と一緒に暮らしており、仲間たちも傍にいて…何故そんな夢を見たのかシアと一緒に考えたが結局保留という事にした 

 

(それよりも優先しないといけないのは…)

 

 ベッドの上をゴロゴロと動き回り思考するユエ。今誰も見ていないので少々はしたない格好になっているがどうでもよかった。

 

 そんな事よりユエが考えなければいけないこと。それは

 

(コウスケが魔法を使えるようになった!)

 

 コウスケがユエの使う魔法をいとも簡単に真似し使いこなせるようになってしまったのだ。元々才能は無かったはずなのだが、先の一線でコツをつかんでしまったのか見る見るうちにコウスケは魔法を使いこなし上達していくのだ。今ではもうユエの『蒼天』を難なく発動するまでに至ってる

 

(きっと昇華魔法の……むぅ!)

 

 昇華魔法の力があるからなのかそれとも本人が制限を掛けていたのか、それはもうユエにとってはどうでも良い。重要なのはコウスケも魔法が使えるようになり増々自分の立場がなくなったことだ

 

「ぬぅぅ…」

 

 実際はそんな事はなく、ユエが焦っているだけなのだが、ユエからしてみればいきなりライバルが増えたようなものだ。焦りとなってしまうのは仕方のない事だった。

 

 ゴチンッ!

 

「…うごっ!?」

 

 余りにもゴロゴロ動いていたのでベッドから落ち頭を床に思いっきりぶつけるユエ。涙目になって頭をさする。ここでゴロゴロしていても状況は変わるわけではないと言うのは知ってはいるもののどうしてもグダグダしてしまうユエだった。

 

 グゥゥウウーーー!!

 

「うっ」

 

 おまけにお腹まで空いてきた。盛大な腹の虫の音を部屋中に響かせながらノロノロと身だしなみを整えるユエ。自分だけのナニカを探し魔法の研究を行っているユエだったが未だにナニカを掴めていないのであった。

 

 

 

 とぼとぼと擬音が鳴りそうな音でフェルニルの中を歩くユエ。偶々なのか船内には誰もいなかったのでボーっとする。食事はコウスケの血があればいいのだが、だからと言ってコブ付き?の男の血を吸いたいとは思わないユエ。ふと窓の外を眺めると外は晴れ晴れとしていた。

 

「…ん」

 

 外の日差しに誘われるようにふらふらとフェルニルの外へ出るユエ。外は柔らかい日差しが降り注いでおり爽やかな風が吹いていた

 

「んーーーー!!」

 

 ググッと伸びをすればポキポキとコ気味の良い音が体中から響き渡る。そのまま森の中を散歩することに決めたユエはてくてくと森の中を進むのであった

 

 

 

 

 

 森の中は何かの動物が鳴く声や木々が風に吹かれ奏でる音に満ちていた。その中を大地を踏みしめ軽やかな歩みで散歩するユエ。フェアベルゲンを覆う霧はこの森にはない。カム曰く『我らもはや霧に身を潜む意味もなし』となにやらハジメと話をして霧を取っ払ったとかどうとか小耳にはさんだがやっぱりユエにはどうでもよかった

 

「~~♪」

 

 ユエは非常に機嫌が良かった。考えてみれば今まで気軽に散歩に出たことは無かった。封印される前はもちろんの事された後ハジメ達について来た中でも自由とは迄は行かなかった。大抵ユエの容姿を狙うものが出てきたり視線を感じていたのだ。

 

 足の裏から伝わる植物の力強さ。頬を撫でる風の涼しさ。零れ落ちる日差しの暖かさ。いずれも封印されたときにずっと触れたかったものだった。

その機会をくれた…封印を解き放った2人にユエは本当に感謝をしていた。だから何か力になれればと考えていたのだが…

 

 緩んでいた頬が少し悲し気になったところでユエの鼻に何やら良い匂いが漂ってきた。

 

「!?」

 

 その匂いは酷くユエのお腹を刺激して誘われるようにその匂いのもとへ歩き始めるユエ。倒れている木々をヒョイっと飛び越え木々や背丈二ほどの草を乗り越えた先にあったのは

 

「あらユエちゃん?」

 

「ユエさん?どうしたんですか」

 

 そこにいたのはハウリア族だった。フェアベルゲンから離れ集落として活動しているハウリア族の拠点へとユエはふらふらと近寄ったのだ。

 

 ユエに気が付いたのは中年の女のハウリア族と若い女のハウリア族だった。昼食を作っているのか鍋に火をかけ何やら野菜などの具材をかき混ぜている。見渡すと男のハウリア族は姿が見受けられない。

 

「ユエちゃんそんな所に突っ立っていないで、こっちへいらっしゃい」

 

「今お昼ご飯を作っているんです。ユエさんもどうですか?」

 

 中年のハウリアが手を招いてユエは誘われるようにふらふらと歩み寄り鍋の傍まで着てしまった。

 

「はいどうぞ。熱いから気を付けて食べるんだよ」

 

 断る暇なくお椀を渡される。中に入っているのは野菜がたっぷりと入っているスープだった。先ほどの匂いはこれだったのかと確信するユエ。

 

 一口パクリと野菜を食べ、ユエは目をカッと見開いた。

 

「…美味しい」

 

「ふふ 口にあってよかったわ」

 

 それはシアがいつも作っている料理よりもさらに上をいくものだった。考えればここはシアの故郷だ。シアの料理の原点ともいえる場所なら

当たり前の事だった。

 

 ユエはそんな事を考えながらおかわりを要求してしまうのだった

 

 

 

 

 

 

 

 ユエは軽度のコミュ障である。ハジメ達さえ良ければいい、それ以外は興味なく気にも留めない。それがユエのスタンスだった。無論こうなったのは300年も封印されている間に人間と言う物に対して疑問や猜疑の目を向けてしまうというのものあるのだが…ユエ自身の性格でもあった。

 

 そんなユエだから人とのコミュニケーションは難しいものがあった。ユエ自身の性格や美貌がありまともな相手では見惚れてしまうかユエ自身が嫌になって避けるかのどちらかしかなかった。

 

「さ、女王(クィーン)、どうですか俺の筋肉は?」

 

「ふっ そんな貧弱な物を見せつけるなイオ。せめて俺ぐらいにならないとな!」

 

「イオの兄貴、リキのアニィお願いだからポージングしないで下せぇよ…ユエの姉御が固まっちまってるじゃないですか」

 

 ユエの目の前ではハウリアの男2人が上半身裸になってポージングを決めている。イオの筋肉は細身ながらも引き締まっており鍛えられているのがよくわかる。一方リキの方は傷だらけの誇大化した筋肉がまるで全身を覆うようになっておりそれは漢の身体だった。傍にいるパルはそんな変態行動をする兄貴分二人に頭を抱えていた

 

「全く男ったらやぁねぇユエ姉様」

 

「ネア、なんか近くない?」

 

「私とユエ姉様の仲に焼かないでよラナ姉」

 

 ユエにピッタリとくっついているのはネアと言う少女でありパルと同年代だ。しかし時折髪をかき上げる仕草は妙な色気がありとても十歳とは思えなかった。そんなネアを軽くたしなめているのは先ほどの若い女ラナ。しっかり者のお姉さんと言う印象だが腹はバッキバキに割れているのをユエは知っている。

 

 昼食が終わった後見回りや訓練が終わったハウリア族たちが戻ってきたのだ。そしてなぜだかユエの周りにわちゃわちゃと集まりだしたのだ。

 

 ハウリア族は物凄くユエに近づいてきた。ユエがコミュ障とか反応が薄いとかまるで考えず遠慮なしにぐいグイグイと距離を詰めてきたのだ。思えば以前ハウリア族と別れる時まとわりついてきたの思い出すユエ。あの時から感じてはいたのだが今はっきりとわかった。

 

 ハウリア族にとってユエはもう家族なのだ。だから当然の様に距離を詰めてくるのだ。それがユエにはなんだか心地よかった

 

「…嵐帝」

 

 それはそれとして裸を見せ着ける男2人は空へかっ飛ばした。ユエだって女の子だ。流石にそんな物を見せつけられたら怒りもする。

 

「お?ひっさしぶりのユエさんの風ッ!」

 

「イクぜ…鳥のようになッ!」

 

 空に吹き飛ばされる変態二名。何故かやたらと良い顔をしている。溜息を吐くユエにラナが苦笑している。

 

「ごめんねユエさん。あの2人ユエさんが元気ないって思ったみたいで」

 

「だからって普通裸を見せつけるのはおかしいでしょ?全く子供なんだから」

 

 ラナの苦笑にネアはハッキリと言い切る。ユエとしてはそんな元気づけはやめてほしいのだが…そこでふと気づいた

 

「何で…分かったの」

 

「ユエお姉様の心音がいつもと違ったかきゃんっ」

 

「こらネア。変なこと言わないの。ユエさんそりゃ見ればわかるよー」

 

 ポカリとネアを叩くラナ曰く顔が晴れていないのが丸わかりだというのだ。そんなに表情に出てたのかと自分の頬をムニムニと触るユエ。

 

「何か悩みがあるのなら聞くわよユエ姉様」

 

「俺等にできるかどうかは分かりませんが力になりてぇんですよ」

 

 ネアが上目使いでユエを見てパルが落ちてくる2人に溜息を吐きながらネアの言葉に同意する。ラナも同じように

力になりたいと目で語っている。それがユエには嬉しかった。そんなユエに空から声が聞こえてくる

 

「勿論ッ!」

 

「俺達もだッ!!」

 

 膝を立てスーパーヒーロー着地をするイオ。フロント・ダブル・バイセップスを決めながら派手に着地するリキ。どちらも無駄に決まってかっこいいのが妙にイラッとするユエだった。

 

 

 

 




香織ちゃんは情緒不安定(嘘です)

もうちょっと交流編は続きます

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