漫才とコントのネタメモ   作:公私混同侍

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半魚人

A「知り合いに風変わりな生き物がいるんだ」

 

B「生き物って言い方は失礼だろ。ましてや知り合いでしょ」

 

A「ソイツ半魚人なんだよ」

 

B「半魚人?半分が魚で半分が人間ってこと?」

 

A「何度も言わせるなよ」

 

B「一回しか聞いてねぇだろ。でもそれって人魚ってことでしょ?」

 

A「僕も人魚だけは見たことないからわかんない」

 

B「俺だってねぇわ。なんだよ『人魚だけは』って。未知の生物はなんでもござれってか」

 

A「あのさぁ、水を差すのやめてくんない?」

 

B「まあ、魚だけに水がなきゃ生きれないからね」

 

A「今回は水に流しておくよ」

 

B「何でお前さっきから上手いこと言おうとしてんの?しかもちょっと不機嫌だし」

 

A「それでその半魚人の特徴がこれまた目から鱗なんだよ」

 

B「へぇ」

 

A「体の9割が魚で肘だけ人間なの!」

 

B「ほぼ魚じゃん。でも肘は肌色ってことは腕はあるのか……」

 

A「肘から先は水掻きになってるんだけどね」

 

B「水掻きってカエルかよ」

 

A「それでさぁ、面白いのがさ10回ゲームってあるじゃん?」

 

B「ある単語を10回言って体の部位とかを答えさせるゲームだろ?」

 

A「そうそう。その半魚人が10回ゲームで肘を指して答えさせるんだけど、答え何だと思う?」

 

B「肘だろ」

 

A「じゃあインゲンって10回言ってみて」

 

B「インゲンインゲンインゲンインゲンインゲンインゲンインゲンインゲンインゲンインゲン」

 

A「ここは?」

 

B「人間!」

 

A「インゲンでしたー!」

 

B「なんでだよ!なんでお前が引っかかってんだよ!」

 

A「ん?あれ?体の9割がインゲンだったような……」

 

B「魚がインゲンにすり変わってるぞ。もはや生き物ですらないし大丈夫か?」

 

A「インゲンだって生きてるんだ。痛みを感じるんだ」

 

B「人間みたいに言わないで。意味が通ると余計ツッコミにくいから」

 

A「話を戻すよ。その半魚人の両親がなんと――」

 

B「そんなの決まってる。魚と人間のハーフ」

 

A「魚と人魚のハーフなんだよ!」

 

B「ほぼほぼ魚じゃねぇか!だから肘だけ人間になるんだよ!」

 

A「でもソイツ、鮫みたいな見た目に反してとても優しい心の持ち主なんだ」

 

B「要は中身だからね。外見じゃ人は判断できないからね」

 

A「魚以外の人間は襲わないし!」

 

B「最低だよ。弱いものイジメじゃん。人間以外に魚しかいないってどんなところに住んでんだよ」

 

A「あはは、海しかないでしょ」

 

B「やっぱり魚じゃねぇか。はあ……人間の要素が無さすぎ」

 

A「で、でも両性類だし!」

 

B「水掻きだけだろ!そんなもんカエルだよカエル!」

 

A「僕たちだってインゲン界に片足突っ込んでるし!」

 

B「それを言うなら人間界だろ!俺たちの肌は緑色なのか?俺たちは人間界に両足突っ込んでるのっ!!」

 

A「それさ◯なクンの前で言える?」

 

B「言えるわ!」

 

A「被り物が本体だとしても?」

 

B「だとしてもだよ!」

 

A「僕には言えないよ。半魚人に『インゲンを食べろ』だなんて」

 

B「しつけぇよ。いい加減にしろ」

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