迷宮に色んな力を持って挑むのは間違ってない...と思う   作:水凪刹那

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第3話

「イィィィヤッフゥゥゥゥ!!」

 

「アルトリア君!!周りの迷惑!!」

 

「あ、はいすいません...」

 

失礼...あのミノタウロス討伐の後流石にバックが一杯だったから一部を除いて換金しに地上に戻ってきたわけなんだが

まぁ、思った以上に稼げててマ○オみたいな声上げちまったぜ...

 

「全く...換金でそこまで叫ぶ冒険者も珍しいよ?」

 

「いやいやチュールさん?だって初めてのダンジョンで2万6000ヴァリスだよ!?」

 

「うん、うん2万6000ヴァリスすごいね.....うん?2万6000ヴァリス?...2万6000ヴァリス!?アルトリア君!?君は何階層まで潜ってたのかな!?」

 

「えーと...5階層?」

 

あ、チュールさんの顔がどんどん険しくなってる〜HAHAHAHAHA面白ーい(冷や汗)

 

「もぉ、どうして君は私の言いつけを守らないの!?ただでさえ君のファミリアは1人でソロ何でしょ!?」

 

「あー、まぁ、確かにそうなんですけど...まぁ、うん...」

 

「冒険者は冒険しちゃいけないって言ってるよね!?」

 

「あ、はい...ごめんなさい?いや、でもですよ?あの辺のモンスターなら昨日までのチュールさんの説明のおかげで難なく倒せますしそのおかげで今も生きてるわけなんですし...」

 

「そういう気遣いができるなら迂闊に下層に潜らないで!」

 

「うー.....あ、そう言えばなんですけどミノタウロスって逃げるからって上層まで上がってきます?」

 

「ミノタウロス?んー...モンスターの生態はそこまで判明してないからわからないけど...まさか...ミノタウロスに遭遇したの?」

 

「あ、なんか、どっかのファミリアが逃がしたのが上がってきたみたいで...」

 

とりあえず説明を初めてみたんだけど...

5層まで調子に乗って狩りまくっていた事

6層に向かう道の途中まで行ったらミノタウロスが駆け寄ってきたこと

その後から金髪の人間(ヒューマン)と銀色の獣人(ウェアウルフ)が駆けてきたこと

 

「なるほどねぇ...金髪の冒険者と銀色の獣人だと多分『ロキ・ファミリア』の冒険者の方々だね」

 

「ロキ・ファミリアねぇ...」

 

『ロキ・ファミリア』

オラリオ最大派系のファミリアでLv6、Lv5の冒険者が多く所属している現在の最強の双璧をなす人達

...ちなみにもう片方はバベル上層に拠点を置く美の女神『フレイヤ』率いるファミリアらしい...ずっと見てきてるけど

 

「でも、アルトリア君が無事で良かったよ…普通初心者がミノタウロスと遭遇したらまず助からないからね」

 

「えぇ...ところでそのロキ・ファミリアの冒険者の方々のお名前って」

 

「あれ?アルトリア君知らないの?」

 

「チュールさん?忘れてるかもしれないですけど俺がオラリオに来たの三日前ですからね?」

 

「あ、そうだったね…えっとアルトリア君があったのは剣姫(けんき)『アイズ・ヴァレンタイン』氏と凶狼(ヴァナルガンド)『ベート・ローガ』氏だね。二人共Lv5の冒険者だよ」

 

「ふーん...なるほどねぇ...」

 

剣姫と凶狼...見られたあの二人は要注意だね...

特に剣姫。あの目は強さを追い求めていた奴の目だ...

 

「.....アルトリア君はヴァレンタイン氏が気になるの?」

 

「はい?」

 

あれぇ?チュールさん不機嫌?

なんでさ...まぁ、当たり障りのない様に...

 

「まぁ、確かに気になりますね...」

 

「そう...だよね...」

 

「Lv5なんでしょ?強いほうですよね?」

 

「あ...そっちね.....良かった...

 

「???」

 

あれ?チュールさん安心してる?まぁ、いっか...

 

「それじゃそろそろ帰りますね...エイナさん♪」

 

「あ、うん...ってアルトリア君!?」

 

「HAHAHAHAHAサーラバー」

 

さりげなく名前で呼びながら俺は街の雑踏に走っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷宮都市オラリオ。

いつの間にか転生憑依していた俺がたどり着いた巨大都市

『ダンジョン』と呼ばれる地下迷宮の上に築かれたこの街にはあらゆる種族の亜人(デミ・ヒューマン)が生活をしている

今生の俺の育ての親であるおじいちゃんはこの街にはロマンを求めろって言っていたけど...

まぁ、それは二の次にして今の目的はこの街最強...

今日は最高峰の冒険者に会えた事でようやく夢の目標の背中が見えた

 

多くの種族で溢れる大通を抜けて細い裏道を通って袋小路にたどり着けば

今のファミリアのある...まぁ、現在の家にたどり着く

今では誰も来ないであろう元廃教会...頑張って修理もしてます...の中に入って行けば正面には女神像がありその横の地下へと伸びる階段を降り、目の前のドアを開ける。

 

「ヘスティア様ー、帰りましたよー?」

 

声を上げて部屋に入るとそこそこの広さの部屋が待っている

その部屋に入ってすぐのソファーのに座っている人物...神者かな?...は俺の声が聞こえればガバッと起き上がる

 

「やぁやぁやぁおかえりー。ダンジョンはどうだった?」

 

「んー、2万ちょいでしたよ?」

 

「ほほぉ...流石アルトリア君だね…ふふふっ見た前!ボクも頑張ったんだぜ?」

 

テーブルの上に置かれたのはホクホクのジャガ丸くん

 

「神様やりますねぇ」

「アルトリア君こそ。さ、食事にしようぜ?」

 

食事しつつ話をする

地上に暮らす『神様』達は天界からこの地にやって来るにあたりその力の元『神の力(アルカナム)』を封印してきているその為、地上の人間と変わらないのだ

そのため神達は【ファミリア】と呼ばれる派閥になる

 

「アルトリア君1人だけに負担をかけるのは、ボクも心苦しいんだけどね...」

 

「んー、今は二人だけでやっていきたいですけどね...神様独り占めですし」

 

「アルトリア君...」

 

あれ?なんかヘスティア様ときめいてないか?...

気にしなくていいか...

 

全く...アルトリア君は天然なのかな...

 

「なんか言いました?」

 

「な、何でもないぜ!?さ、さぁ、アルトリア君【ステイタス】の更新をしよう!!」

 

「??はーい」

 

食べ終わった食器を片付け部屋の奥にあるベットへ向かう

身にまとっていた黒のジャケットとシャツを脱いで背中にある『神の恩恵(ファルナ)』が見える

 

「ハイハイ、寝た寝た〜」

 

「わかりましたから押さないでくださいってば...」

 

「ミノタウロスを倒したんだろ?まぁ、今のステイタスではランクアップは出来ないだろうけど中々の【経験値(エクセリア)】を手に入れてるはずだよ?」

 

「まぁ、そうでしょうけどね...」

 

サラサラと背中に指を添えてゆっくりと刻印を施している

背中に刻まれて本人に対しての強化を施すもの

それが恩恵である

 

「にしても、ロキの所の子に見つかったのはまずかったなぁ...」

 

「まぁ、これからは人気の無いところで戦いますよ。」

 

「ん、そうしておくれ...よし、出来たよ?」

 

「ありがとうございます...まぁ、神様のところから離れる気はありませんから安心してください。絶対守りますから」

 

「アルトリア君...」

 

ヘスティア様から、受け取った紙を見ると俺のステイタスが見れる

 

「おぉ、伸びてますね...」

 

「うん...間違いなくスキルの性能だよ...全く、君はすごいね」

 

 

アルトリア・クラネル

Lv1

力:H 186→E 407

耐久:H 133→G 294

器用:H 174→E 416

俊敏:H 182→F 386

魔力:G 235→E479

魔術:A

魔力放出『赤雷・風』:A

戦闘続行:B

直感:B

天眼:A

【魔法】

約束された勝利の剣(エクスカリバー)

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)

【魔術】

無限の剣製(アンリミテッド・ロスト・ワークス)

【スキル】

不貞殺しの兜(シークレット・オブ・ペティグリー)

悪竜の血鎧(アーマー・オブ・ファヴニール)

英傑の守護者(サーヴァント)

・早熟

・刀、片手剣、双剣、大剣装備時経験値(エクセリア)更に増量

・理性を削り全ステイタスに行動的(アクティブトリガー)超高補正

最速の青(ソニック・ザ・ヘッジホッグ)

《■■の■■》

 

 

「この調子ならランクアップも早いかもね」

 

「だねぇ...にしてもレアスキル、レア魔法のオンパレードだねアルトリア君は。それにこの文字化けしたスキルも・・・」

 

「ステイタスの表記に文字化けなんて本来起こらないはずなんですよね?」

 

「うん・・・だからこそ戸惑ってるんだけど。こんなこと他の()にバレたら・・・」

 

下界に降り立った神々は日々娯楽を求めている

その中でレアスキルを複数個発現させたなんて知られたら間違いなく玩具にされそうだ

 

「ともかくだ!無理しないでくれよ?」

 

「もちろん早く強くなってヘスティア様に楽をさせたいのもありますけど。死んじゃったら元も子もありませんからね」

 

「んー、でもアルトリア君はどうやったらランクアップ出来るかねぇ...このスキルとかだと普通にやっても出来なそうだよ...」

 

「ですねぇ.....」

 

『はぁ...』

 

 

 

こうしてヘスティア・ファミリアの夜は過ぎていく.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オッタル...」

 

「はい」

 

「ちょっとお願いがあるのだけど」

 

「貴方様のご命令ならば何なりと...」

 

「ありがと...さぁ、金色と漆黒の魂をもっと輝かせてちょうだい...ふふふ...」

 

 

嵐は近い...

 

 

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