ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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「やっ、みんな!ソーナだよ。今回もゲストと一緒に問題を出していくよ。今回のゲストはこちら、どうぞ!」

「ヨォ、オレっちはアルゴだ。みんな、よろしくナ」

「今回のゲストは情報屋、鼠のアルゴです。こんにちはアルゴ」

「今回は呼んでくれてありがとうナ、ソーたん」

「そ、ソーたん・・・・・・??ま、まあ、気にしないでおいて、アルゴさんは元βテスターという情報があるのですが・・・・・・」

「それ以上オレっちの情報がほしいなら―――――」

「い、いや、いいよ。そ、それでは今回の問題を出します!」

問題:『今回新たに行けるようになったエリアの名前は何?』

Ⅰ:遺棄エリア

Ⅱ:消失エリア

Ⅲ:天空エリア

Ⅳ:廃棄エリア

「答えは本文の最後に!」


HF編 第96話 〈遺棄エリア〉

 

~キリトside~

 

アルベリヒとの会合とデュエルを終えた俺とレインは、ホロウ・エリア管理区に来ていた。

 

「レインから見てあのアルベリヒって人どう思った?」

 

「多分、キリトくんが思っていることと同じだと思うよ」

 

「だろうな・・・・・・。アルベリヒの装備はかなりの高性能な物なんだろう。だが、プレイヤーの能力は・・・・・・」

 

「弱い、ね」

 

「ああ。アルベリヒのステータスは恐らく俺たちを凌いでいると思う。が、あのスタイルは・・・・・・・」

 

管理区に来た俺とレインはアルベリヒについて話し合っていた。

攻略組に参加したいと言うギルドのリーダーであるアルベリヒとデュエルしたのだが装備はかなりレアなものを使用しているのにも関わらず、プレイヤーの腕は素人同然だった。まるで、予め用意されていたキャラにゲーム素人が乗り、操作しているようだ。

あの後、アスナたちにアルベリヒの事を相談し、今日の夜アルゴやクラインたちと相談する事にし分かれた。

アスナたちは商業区に向かい、俺とレインは当初の予定通りホロウ・エリア管理区に来た。

 

「アルベリヒについては夜話すことにして・・・・・・」

 

「うん」

 

俺は管理区にあるコンソールに向かい、コンソールメニューを開きスクロールする。

 

「あった。これだよ」

 

「え~と・・・・・・【グランドクエスト:秘奥義継承】?」

 

俺が開いたコンソールウインドウには新たに追加項目されたのが映し出されていた。

その名前は【グランドクエスト:秘奥義継承】。

今レインがいった言葉だ。

 

「グランドクエスト、って事はキズメルの時と同じようなクエストなのかな?」

 

「多分な。しかもホロウ・エリアのグランドクエスト」

 

「ちょっと面白そうだね」

 

「ハハッ。面白そう、か。確かにな」

 

「どうするのキリトくん?これ、起動させる?」

 

「どうせならやってみようぜ。グランドクエストってことはかなりレアな物がゲットできるかもしれないからな」

 

「そうだね♪」

 

俺はコンソールに向き直り、ウインドウに表示されている『【グランドクエスト:秘奥義継承】を起動させますか?YES/NO』のYESを押した。

 

『アップデートが正常に行われました。遺棄されたクエストデータが復元されました』

 

「な、なに。なにが起きたの・・・・・・?」

 

「わからない。それに遺棄されたクエストの復元っていったい・・・・・・」

 

俺は再びコンソールに向き直った。

 

「これは・・・・・・」

 

「どうしたの?」

 

「これを見てくれ」

 

俺は点滅しているマップをウインドウ化させて表示した。

 

「なにか新しいホロウミッションが発生してるね」

 

「ああ。ミッション名は、封印された剣の女帝・・・・・・。これが隠されていたクエストなのか・・・・・・?」

 

「見てキリトくん!」

 

「ん?」

 

「このホロウミッション、『あらゆる型の剣技を継承』って書いてある」

 

「あらゆる型の剣技を継承、ってことはこれをクリアすれば、様々な武器の新たなソードスキルを習得出来るということか・・・・・・?」

 

「恐らくね・・・・・・」

 

「これは・・・・・・みんなにも話した方が良さそうだね」

 

「そうだな・・・・・・一回みんなに集まってもらって、説明してから攻略するか」

 

「そうだね」

 

俺とレインはすぐさまメッセージウインドウを表示させエギルの店に集まってほしい旨を送った。

 

「俺たちも一回戻ろう」

 

「うん」

 

俺とレインはすぐにエギルの店に向かうため転移門に移動し、

 

「「転移!アークソフィア!」」

 

アークソフィアへと転移していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルの店

 

「あ!キリトさ~ん、レインさ~ん」

 

店内にいたシリカが相竜のピナとともに駆け寄ってきた。が、

 

「お帰りなさいパパ、ママ」

 

割り込んできたユイにより軌道がずれこけた。

 

「ただいまユイ」

 

「ただいま~ユイちゃん」

 

レインは抱き付いてきたユイの頭を優しく撫でて言った。

 

「はふぅ、ユイちゃんは本当にキリトさんたちが好きですね」

 

シリカは倒れていた上体を起こし、ユイを見て苦笑ぎみに言った。

それには俺も苦笑で返した。

 

「二人ともこっちこっち」

 

「お帰りキリトくん、レインさん」

 

「呼び出しておいて遅くないキリト、レイン」

 

「ヤッホー、キリト、レイン」

 

「やっと来たなキー坊、レーちゃん」

 

「お疲れ様ですキリトさん、レインさん」

 

「もぉー、遅いよ二人ともー」

 

「大変ね二人とも」

 

上からアスナ、リーファ、リズ、ストレア、アルゴ、ラン、ユウキ、シノンの順だ。

 

「悪い、少し遅れちまった」

 

「ごめんねみんな」

 

「あ、でもまだラムとリーザ、クラインが来てないよ?」

 

ストレアがそう言うのと同時に―――

 

「すまねぇ。風林火山の用事で遅れちまった」

 

「ごめんなさい、買い物に手間取ってしまって」

 

「すいません、遅れました」

 

クラインとラム、リーザが帰ってきた。

みんながいるのを確認すると、俺はみんなに集まってもらったわけを説明する。

 

「突然集まってもらって悪いな。実はさっき《ホロウ・エリア》で気になるのを発見してさ・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は管理区のコンソールに表示されていたグランドクエストを説明した。

 

「なるほどねぇ・・・・・・・。強力なソードスキルの継承か」

 

「それも、いろんな武器のソードスキルが手に入る可能性があるんですよね」

 

「確かに、気になるね」

 

「はい。しかも《ホロウ・エリア》ですからね」

 

「もしかしたらとんでもない威力を秘めてるかもしれないね」

 

「私も、そのクエストってやつを試してみる価値はあると思う」

 

「俺もそう思うぜキリの字」

 

「オレっちもクラインに賛成だヨ」

 

「うんうん!なんかワクワクする!」

 

「ボクもだよ!ワクワクしてきた!」

 

「もし、本当にそんなソードスキルが手に入ったら攻略速度が上がるかもしれませんね」

 

「はい!本当に強力なソードスキルが使えるようになればきっと、この先でも役立ちます」

 

「ああ、その通りだ。だから俺は、このクエストの調査を進めてみようと思う」

 

 

 

「アスナちゃんたちはどうかな?」

 

「うん、わたしも調査に賛成だよ二人とも」

 

「もし、本当にそんなソードスキルが手に入ったら攻略速度が上がるかもしれませんね」

 

「ええ。・・・・・・ただ、なんていうか」

 

「「・・・・・・うん?」」

 

「キリト君とレインちゃん、すっごく楽しそう。ゲーマー魂に火が付いちゃったみたいな」

 

「「「「「「「「「「「「「「「確かに」」」」」」」」」」」」」」」

 

「「うっ・・・・・・」

 

「やっぱり言われたね、キリトくん」

 

「ああ、まさかレインの予想通りとは・・・・・・・」

 

俺とレインはちょっとへこんだが気を取り直すようにしてみんなを見る。

 

「ま、まあ、そんなわけでみんなにも協力を頼みたいんだ」

 

「手伝ってくれるかな?」

 

「ふふ、オッケーよ二人とも!必要なときはいつでも声をかけてね」

 

「困ったときは、遠慮なくあたしたちを頼りなさい」

 

「ありがとう!アスナちゃん、リズっち」

 

「ありがとう助かるよみんな」

 

「それじゃ、みんな。協力してこのクエストの調査を進めていこう~!」

 

「「「「「「「「「「「「「「「おーっ!!」」」」」」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなに話終えた俺とレインは再び転移門広場へと向かっていた。

 

「みんな協力してくれるみたいでよかったね」

 

「ああ。攻略を進めつつも、時間を見つけてこのクエストの調査をしよう」

 

「それじゃ、このあとはそのままグランドクエストを攻略でいいのかな?」

 

「ああ」

 

「それじゃあ早く行こうよ」

 

「わかってるよ」

 

レインの駆け足に、俺は苦笑いを浮かべながらもレインについていった。

転移門にたどり着き、

 

「「転移!ホロウ・エリア管理区!」」

 

ホロウ・エリアへ転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホロウ・エリア 管理区

 

 

「それじゃ、グランドクエストの調査を続けよう」

 

「それはいいんだけど・・・・・・・。キリトくん、この対象のホロウミッションが発生していた場所、ちょっと座標がおかしくない?」

 

「ああ、それは俺も思った。座標がちょうど、この管理区の真下にあてる場所なんだよな。うーん・・・・・・」

 

「もう少し、アップデートのログってやつを調べてみる?」

 

「・・・・・・そうした方が良さそうだな」

 

俺とレインは手分けをしてコンソールを調べ手がかりを探した。

そして10分後

 

「あ!キリトくん!もしかしてこれじゃないかな?」

 

レインが見せたウインドウに『復元されたクエストへのアクセス承認 YES/NO』と書かれていた。

 

「『復元されたクエストへのアクセス』・・・・・・これか!」

 

俺は表示されているウインドウのYESボタンをタップする。

すると。

 

『権限者のアクセスを確認。遺棄エリアへのアクセス制限が、解除されました』

 

と、アナウンスされた。

そして、

 

「「!!」」

 

俺たちの後ろ、転移門の少し後ろに先程までなかった転移碑が現れた。

 

「アクセス制限が完全に解除されました』

 

再びアナウンスが流れ出る。

 

「なるほど、あそこからこのクエストが存在するエリアに行けるんだな」

 

「そうみたいだね・・・・・・・」

 

「未知のエリア・・・・・・そして剣技を継承するクエスト・・・・・・」

 

「みんなと協力すれば、必ず攻略できるはずだよキリトくん」

 

「そうだな・・・・・・。よし、行こう!レイン!」

 

「うん!行こう、キリトくん!」

 

俺とレインはコンソールから離れ、新たに現れた転移碑の前に立ち。

 

「これで・・・・・・」

 

『アクセス制限の最終解除を確認。遺棄エリアへの転移システムを起動します』

 

再び流れたアナウンスとともに俺は管理区から転移した。

 

 




「ヤッホー、みんな。答えはわかったかな?それじゃあアルゴ、よろしく!」

「ニャハハ、お姉さんにお任せあれ!答えはⅠ:遺棄エリアだヨ」

「今回から新たに解放された遺棄エリア・・・・・どんなストーリーがあるんでしょうかね」

「オレっちも気になってるヨ」

「これからのキリトとレインの動きに注目ですね」

「そうだナ。キー坊とレーちゃんは頑張ってほしいヨ」

「ですね。おっと、時間になってしまいましたので今回はここまで」

「もう、そんな時間なんだネ。それじゃあオレっちもこれで。出来たらまた呼んでくれるとうれしいヨ、ソーたん」

「アハハ、検討しておくね」

「それじゃあみなさん・・・・・・」

「みんな」

「「また次回にお会いしましょう!Don't miss it.!」」
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