ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「どうもお久しぶりですみなさん。整合騎士アリス・シンセシス・サーティです」
「今回のゲストはアリスです!久しぶりですアリス」
「久しぶりですねソーナ。お元気でしたか?」
「う~ん、まあまあかな。ここ最近はなにかと忙しいんだよねぇ~。アリスの方はどう?」
「私の方は特に何もありませんよ。いつも通りです」
「アハハハ、アリスならそう言うと思ったよ」
「そうですか?なぜそう思ったのでしょう?」
「んー、なんとなく、かな」
「な、なんとなくですか」
「うん」
「凄いですねソーナは」
「ん、ありがとうアリス。さて、そろそろ今回の問題を出します」
問題:『新たに行けるようになったエリアの圏内エリアは次の内どれ?』
Ⅰ:遺跡
Ⅱ:宮殿
Ⅲ:庭園
Ⅳ:湖岸
「答えは本文の最後に!」
「本文を読めば答えはすぐにわかりますからね」
「アハハハ、そりゃそうだよ。それじゃあ私たちはここでゆっくりと観ようか」
「そうですね。そうしましょうか」
~キリトside~
遺棄エリア コルディア外苑
管理区から転移し、次に目を開けるとそこは全く違う場所だった。
「ここが、クエスト調査を行うエリアか・・・・・・」
「なんだろう・・・・・・幻想的かな・・・・・・」
「ここは管理区の真下なのか・・・・・・?今まで見たことない感じだな」
頭上に浮かぶ球体――――――管理区を見てそう言う。
「そうだね・・・・・・。あ、でも通常のRPGだと、こういった場所たとレア度の高いアイテムが手に入ったりするよね」
「あー、確かに」
俺とレインは周囲を見渡してそう言う。
「ん?」
「あ、ここにもコンソールが設置されてるね」
俺とレインは目の前の一段高いところに、管理区と同様のコンソールが置かれていることに気づいた。
「ひとまず、コンソールから調べてみるか」
俺とレインはコンソールに近づき、コンソールを起動させた。
「このコンソールからなにか、調べられればいいんだけどね・・・・・・」
「ああ・・・・・・。ええと・・・・・・この場所は遺棄エリアって名前だな」
「そういえば管理区のシステムアナウンスでもそんなこと言っていたね」
「そういえばそうだったな・・・・・・」
「えーと、ここからさらに、複数のマップが存在するみたいだね」
「おっ、他に庭園っていう《圏内》エリアもあるのか!」
「庭園エリア!?」
「《圏内》ってことはモンスターもなにもいない休息場みたいな場所なんだろうな」
「へぇー。キリトくん、後で行ってみない!」
「俺も最初からそのつもりだよ」
「ヤッター」
レインは笑顔で嬉しそうに言った。
「それで、クエストについての情報は・・・・・・」
「・・・・・・あっ、これじゃないかな?」
「ええと、このコンソールから、クエスト調査の起動が行えるみたいだな」
俺はコンソールから出た空間ウインドウに表示されている『クエストの起動を行いますか。YES/NO』のYESを押した。
『クエストの起動を行います。クエストに連動したホロウミッションが解放されました』
YESを押すと、ウインドウにそう表示された。
「うまくいったみたいだね!」
「ああ!今ので、クエスト調査が進められるようになったのだろう」
「それじゃ・・・・・」
「ああ!さっそく探索開始だ!」
「おおー!」
「まずは、ここにきてずっと気になっているあの、でかい門を調べてみるかな」
「うん♪」
俺とレインは装備を整えると、コンソールの奥にある階段を昇った先にある巨大な門に向けていった。
「うわ~~、大きいね・・・・・・・」
「ああ。デカすぎないかこの、門?扉?」
コンソールの奥にあった階段を昇った俺とレインは、目の前に佇む、巨大な華美な装飾の施された門を見てそう口走る。
「秘奥義の継承のホロウミッションの位置を考えるとこの先にそれがありそうなんだが」
「この扉、開きそうにないね・・・・・・」
「ん?なにか、嵌め込むような窪みがあるな」
「ほんとだ。窪みが二つあるから、なにかイベントアイテムが必要なのかも」
俺とレインはそこから辺りを見渡す。
マップを表示させると道があった。
「まだ道があるから、そこから調べてみる?」
「そうするか。もしかしたらその先にイベントアイテムがあるかもしれないしな」
俺とレインはコンソールから右側にある道に向かった。
ホロウエリア 火山エリア 爆炎の霊脈
「ここは・・・・・・火山の中か?」
「一気に風景が変わったね」
「ああ。そういえば、遺棄エリアはカルデラ地帯のような形をしていたな」
「確かにそうだったね。もしかして一度噴火でもしたのかな?」
「わからない。けど、一つ言えることは・・・・・・」
「うん・・・・・・」
「「とにかく、暑いってことだ(ね)」」
「あちこちで火が噴いてるから歩くだけで火傷しちゃいそうだよ」
「そうだな、気を付けて進むか」
「そうだね」
探索を進めようとしたそのとき。
'ホロウミッション'
場所:爆炎の霊脈
クエスト名:炎爆バグの大量発生調査
備考:溶岩地帯特有の爆発特性を持つバグが大量発生し火山活動に影響を及ぼしている。北西の発生源に向かい、バグの数を減らした後に発生源を調査せよ!
目の前に空間ウインドウでホロウミッションが表示された。
「爆発特性を持つ虫か・・・・・・」
ウインドウに表示されている文を見て不意にそう言う。
「もし火がついたら大変だね。大事になる前に倒しておこうか」
「そうだな」
行き先を決め、俺とレインはその場所へと向かった。
俺たちはマップの北西に表示されている地点まで行くことにし、進んでいった。道中、そんなに敵は強くなかったのだが――――
「キリトくん、スイッチ!」
「了解!スイッチ!」
「ハアッ!」
俺とスイッチしたレインが、対峙しているモンスター。
『NM:トライヘッドボルケーノ』に片手剣ソードスキル《バーチカル・スクエア》4連撃を放った。
「グギャァァァア!」
トライヘッドボルケーノが悲鳴を上げ、仰け反り効果が出る。
「キリトくん!」
「ああ!ハアァァァァァア!!」
俺はレインと交代し、片手剣ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》単発重攻撃を繰り出す。
「ギャアァァァア!」
トライヘッドボルケーノは俺の放った《ヴォーパル・ストライク》をもろに受け、《ヴォーパル・ストライク》はトライヘッドボルケーノの二割五分残っていたHPを余さず奪い、トライヘッドボルケーノをポリゴンの欠片へと変えた。
「ふぅ、終わったか」
「うん。それにしてもまさかNMがいるなんてね」
「ああ。やはりここは他のエリアとは違うようだな。さっきのモンスター、視たことないタイプだった」
「確かに・・・・・・。でも動きは基本単調的だったから殺りやすかったね」
「まあな。・・・・・・さて、先に進むか」
「うん」
俺たちは先程のNMが立ち塞がっていた扉を開け、奥へと進んでいった。
「ついたね」
「ああ。ホロウミッションのボルケーノバグも規定数倒したしな」
俺とレインはミッションの指示にあった北西の地点まで来ており、その付近にいた10体のボルケーノバグを倒した。
そして、案内の場所に立つと。
"Hollow Mission Completed!! "
目の前に現れた空間ウインドウに表示れていた。
「レイン、この敵・・・・・・死んだものが石化して地面に埋まっているみたいだ」
「ホントだね。視たところ、爆発特性はそのままみたいだから近寄るのは危険だね。注意して先に進もうか」
「そうした方がよさそうだな・・・・・・ん?」
「どうしたの?」
「別のマップでホロウミッションが発生したみたい」
「ホントだ」
「なにか関連性があるのかもしれないな。調べてみるか」
次に現れたホロウミッションの発生場所をマップで確認すると、場所は≪炎尽の隘路≫と呼ばれる場所らしい。
俺たちはその場所に向かってマップを頼りに進んでいった。
炎尽の隘路
次のホロウミッションを受注するため、≪爆炎の霊脈≫から≪闇騎士の誓約所≫を通り、≪炎尽の隘路≫に来た俺とレインは、さっそくミッションを受ける地点に来ていた。
'ホロウミッション'
場所:炎尽の隘路
クエスト名:噴火の祈りを妨害せよ!
備考:溶岩地帯を根城にするリザードマン達が、火山を噴火させるための祈りの儀式を行っている。儀式中のリザードマン達を討伐し噴火を阻止せよ!
「今度はリザードマンか・・・・・・」
「噴火でもしたら攻略どころじゃなくなるよ。一刻も早く止めないと」
「そうだな。索敵スキルで調べたところ、NMが一体とモンスターが十体って感じかな?」
「う~ん・・・・・・どうしようか?」
「そうだなぁ。取り敢えず、取り巻きのモンスターを倒してNMを撃破するかな?モンスターはそんなにレベルは高くないようだし」
「じゃあ、最初に私の《サウザンド・レイン》で牽制してモンスターを各個撃破。そしてNMを撃破、って感じでいいかな?」
「そうした方がよさそうだな。それじゃあ、早速・・・・・・」
「うん」
俺とレインはリザードマン達が徘徊している広場の入り口に立ち、剣を抜刀し構え、
「ハアッ!」
俺はリザードマン達に向かって走る。
そしてその横を、
「ヤアァァァァァァアッ!《サウザンド・レイン》!」
レインの≪多刀流≫最上位ソードスキル《サウザンド・レイン》が追い抜いていき、リザードマン達に突き刺さった。
突き刺さったリザードマン達から悲鳴が上がってくる。
「ハアッ!!」
その隙をついての、俺はリザードマン数体の真ん中に入り≪二刀流≫ソードスキル《エンド・リボルバー 》全方位範囲技2連撃を繰り出して、数体のリザードマンを吹き飛ばす、又はポリゴンの欠片へと変えた。
「セリャア!」
近くでは、俺と同じように数体のリザードマンを相手取っているレインが闘っていた。
これで残りのモンスターの数は六体。その全てのモンスターのHPはイエローにまで減っていた。
「セアッ!」
「ヤアッ!」
それから4分後、十体全てのモンスターを撃破しポリゴンの欠片へと変え、残ったのは『NM:クレーターリザードマン』だけとなった。
「いくぞレイン!」
「うん!」
俺とレインは左右からクレーターリザードマンに攻撃を仕掛ける。クレーターリザードマンの武器は両手剣だ。一撃一撃が重いが、動きは素早くないため対処は簡単だ。
クレーターリザードマンは左から迫るレインの剣を、両手剣の腹でガードする。が、その為右から迫る俺の剣は防げなかった。
「グオオオオオッ!」
クレーターリザードマンの脇腹を双剣で横薙ぎに切り裂く。
クレーターリザードマンはレインを吹き飛ばし、俺を両手剣で薙ぎ裂いてきた。
それを俺はバックステップでかわし、振り切り体勢が崩れたクレーターリザードマンに、片手剣ソードスキル《ホリゾンタル・スクエア》4連撃を放つ。
「グギャァァァア!」
「私もいるよ!」
タゲが俺に向き、両手剣を俺に向かって振り下ろそうとしたところに、クレーターリザードマンの背後からレインが片手剣ソードスキル《シャープネイル》3連撃を放ち、クレーターリザードマンの背中に獣の爪で切り裂かれたような縦傷3本を深く残し、その場を離れる。
クレーターリザードマンは、レインの方に両手剣を薙ぎ払って来るが、ただ空振りをするだけだった。
クレーターリザードマンがレインのいた場所を空振りするときには既に、レインはその横にステップで避けていた。
そして、大振りで体勢が崩れているところにレインは連続で交互に斬りつけていった。
「グオオオオッ!!」
それにより、クレーターリザードマンの残りHPは五割を下回った。
「ハッ!」
体勢を戻し、上段から来る両手剣をレインは双剣をクロスガードで防ぎ、弾き飛ばす。
「ヤアッ!」
両手剣を弾き飛ばし、再度ブレイクポイントが出来たところを、強攻撃でスタンさせ、
「キリトくん、スイッチ!」
「了解!スイッチ!ハアッ!」
俺とスイッチし立ち位置を入れ換わらせ、≪二刀流≫ソードスキル《デブス・インパクト》5連撃をクレーターリザードマンの胴体にぶちこみ、仰け反り状態にさせるのと同時に、《デブス・インパクト》の追加効果、防御力低下のデバフがクレーターリザードマンのHPゲージに表示された。
「レイン!」
「うん!ヤアァァァァァァア!」
仰け反り状態のクレーターリザードマンに、技後硬直で動けない俺の代わりに、レインが≪多刀流≫ソードスキル《ラウンド・スクエア》4連撃を放った。レインの放った《ラウンド・スクエア》はクレーターリザードマンのHPゲージをレッドゾーンまで減らし、そこに留まることせずゲージを削り取り、クレーターリザードマンをポリゴンの欠片へと変えた。
クレーターリザードマンを倒し、その場にいた全てのリザードマンを倒した俺たちの目の前に、
"Hollow Mission Completed!! "
先程と同じウインドウが表示された。
「ふぅ。これでミッションクリアっと」
「お疲れ様キリトくん」
「レインもお疲れ」
「うん♪・・・・・・ん?これは・・・・・・」
「ん?どうした?」
「キリトくん、これ・・・・・・」
「・・・・・・宝石?リザードマン達が祀っていたのか?」
レインが見せた宝石をタップすると、
『【貴重品】火蜥蜴のジェム』
と、表示が現れた。
「【貴重品】ってことは攻略に必要なものかもしれないな」
「そうかもね・・・・・・。うわっ!?」
「どうした?」
「これ、こすると火が出るみたいだよ」
「え?」
俺はレインが言ったように、『火蜥蜴のジェム』を二つ持ち擦りあわせる。
すると、レインが言ったように火が出た。
「変わったアイテムで面白いな。まあ、爆発物とかの近くでは気を付けないとな。引火したら大変だし」
俺はそう言うと、『【貴重品】火蜥蜴のジェム』をストレージに収納した。どうやらレインも同じように『【貴重品】火蜥蜴のジェム』をストレージに収納したみたいだ。
「おっと、またホロウミッションが発生したな」
「ホントだね。もしかしてこの赤く色分けされたホロウミッション。クリアすることで次のホロウミッションが起動するみたいだね・・・・・・」
「みたいだな。なにか仕掛けがあるのかもしれない。取り敢えず次もクリアしてみるか」
「了解。それで次のホロウミッションの場所はどこ?」
「え~と、≪沸騰する小道≫って場所みたいだな」
「それじゃあ早速行こうよ」
「そうだな」
俺とレインは次なるホロウミッションをクリアするため、≪炎尽の隘路≫を後にし、≪沸騰する小道≫へと進路を進めた。
「ふぅ~。さて、みなさん答えはわかったかな?アリス、答え合わせをお願い」
「わかりました。今回の問題の答えはⅢ:庭園です」
「みんな合っていたかな?」
「新たに行けるようになったエリアで何故この場所だけ圏内なのでしょう?」
「さぁ。庭園だからじゃないかな?庭園って休憩所って感じだから」
「確かにそうですね。庭園という安らかな場所での戦闘など言語道断です」
「アハハハ。それじゃあ今度この庭園に行ってみますか?」
「ええ。私は構いません」
「どうせならユージオやキリト、レインも呼んで行きましょうか」
「そうですね。何時になるかはわかりませんが、是非とも行きたいですね」
「ええ。おっと、そろそろ時間になってしまいましたので今回はこの辺で」
「もうそんな時間ですか、早いですね」
「そうだね。それじゃあみなさんまた次回!」
「またお会い出来ることを楽しみにしてます」
「「ではまた!Don't miss it.!」」
「あ、ところで今ある企画をしているんだけど」
「ある企画、ですか?それはどんな?」
「えーとね。各々云々――――――――――――なんだけど」
「――――――――ですか。いいかもしれませんね。それなら――――――の方や――――――の方も呼べますね」
「でしょ。それにらこっちがそろそろ―――――――だからこんな企画もいいかなってね」
「なるほど。では私もお手伝い致します」
「え、ホント?」
「はい」
「ありがとうアリス、助かるよ」
「では次は――――――――――これでですね」
「うん。よろしくね」
「ええ」