ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「やあ、みんな久しぶり、ユージオだよ」
「おひさー、ユージオ!happy new year 以来だね」
「うん。あのときはアリスから手伝ってほしいって言われて驚いたよ。まさか、コラボレーション作品とは思わなかったからね」
「まあ、サプライズだからね」
「はは。それもそうだね」
「さて、今回の問題はこちらだよ!」
問題『キリトが今回岩壁を壊した方法はなに?』
Ⅰ:爆破
Ⅱ:斬撃波
Ⅲ:凍結
Ⅳ:ソードスキル
「答えは本文の最後に!」」
~キリトside~
沸騰する小道
「噴火の次は有毒ガスなの・・・・・・」
「しかもそれでモンスターが大量発生って・・・・・・」
《沸騰する小道》に来た俺とレインは、早々に現れたホロウミッションの空間ウインドウに表示されてる内容を見てそう言う。
'ホロウミッション'
場所:沸騰する小道
クエスト名:有毒ガスの発生を止めよ!
備考:火山の活性化に伴いモンスターが大量発生し有毒ガスまで発生し始めてる。モンスターの数を減らしつつ、北西にあるガス噴出孔に向かえ!
「取り敢えず早くクリアしようか」
「そうするか」
ウインドウを見て、俺とレインは互いにそう発する。
「ヤアァァァア!」
レインの攻撃が目の前にいる討伐対象モンスター、ヒートスネークを斬り裂く。
今、俺とレインは指定されたモンスター、ヒートスネーク四体がいる場所にいた。
そして既に二体は討伐していた。
「ハアァァァアッ!」
俺は目の前にいる同じくヒートスネークを≪二刀流≫ソードスキル《デット・インターセクション》5連撃を繰り出して攻撃した。
「ゼアッ!」
「セイヤッ!」
俺のすぐ近くではレインがもう一体のヒートスネークを相手してる。俺の相手しているヒートスネークのHPゲージは既にレッドゾーンまで入っていた。それはレインが相手しているヒートスネークも同様だ。
「ゼリャァァアッ!」
俺はヒートスネークをスタンして動けなくさせ片手剣ソードスキル《スラント》単発技を放ち、ヒートスネークのHPゲージを0にまで減らした。
そして、ポリゴンの破砕音とともにヒートスネークは消えた。それと同時にレインの相手していまヒートスネークもポリゴンへと変わって消えた。
「お疲れ」
「うん。キリトくんもお疲れさま」
「サンキュー」
「討伐対象は倒したから後は目的地まで行くだけだね」
「そうだな」
「じゃあ早く行こうよ」
「ハハッ。わかってるよレイン」
俺とレインは戦闘の余韻が残るその場を後にし、北西にある指定地点に向かっていった。
「・・・・・・ここだな」
俺とレインは指定された地点にまで来ていた。
すると。
"Hollow Mission Completed!!"
と、視界に表示された。
「目的地に着いたはいいけど・・・・・・。このガス、どうやって止めるんだろう?」
「さあ・・・・・・ん」
「どうしたの?」
「いや、この岩、あの揮発性の敵が石化した状態で埋まってないか?」
「・・・・・・ホントだ。ん・・・・・・?ってことはもしかして・・・・・」
「ああ、これが使えるかもしれない」
俺はそう言うとアイテムリストから『【貴重品】火蜥蜴のジェム』を取り出した。
「これを・・・・・・こうして・・・・・・」
俺は『火蜥蜴のジェム』を擦り合わせ、石化した状態で埋まっている敵に火をつけた。
すると。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
「マズイ!!逃げるぞレイン!」
「う、うん!!」
地鳴の音を感じ、すぐさまそこから距離とった。
距離をとった途端。
ズガガガガガガガガ!!
爆発が発生し落石がおきた。
「ま、まあ・・・・・・割りと上手く塞げたかな」
「塞げたかな、じゃないよキリトくん!危なかったよ!」
「ご、ごめん!それにしてすごい爆発だったな」
「うん。キリトくんのせいで危うく生き埋めになるところだったけど」
「うぐっ!そ、それは・・・・・・ごめんなさい」
「お詫びにキリトくんは、後で私の言うことなんでも聞いてね♪」
「ま、まあ、いいけど」
「うん♪」
「(まあ、今回は俺が悪いしな)」
俺は言葉に出さずそう判断し、甘んじて受けることにした。
「そういえばこの敵の化石、あちこちで見かけなかった?」
「ん?・・・・・・ああ、そういえば」
「ひょっとしたら、爆破することで先に進める場所があるのかもしれないよ」
「確かにありそうだな。あちこちに埋まってるんだ、隠しルートがあるかもしれないな」
「それに、こうやってボスへの道が開けるのかもしれないね」
「そうだな。よし、もう少し探索してみるか」
「うん♪」
俺とレインはその場を後にし、マップを表示させ先へと進んだ。
琥珀色の深淵
「ここが火山エリアの南の地点か・・・・・・」
俺とレインは≪沸騰する小道≫から≪琥珀色の深淵≫へと来ていた。
「キリトくん、なんかさっきより暑くない?」
「ああ。それは俺も思った」
何故か知らないがここのエリアだけは他のエリアと違い気温が高いため、ものすごく暑い。
「もぉー、暑すぎるよ~」
「ホントだぜ全く・・・・・・。アークソフィアに戻ったら早く風呂に入りたいな」
「そうだね~。・・・・・・というか暑すぎるよ~。もお、いっそのこと脱いじゃおうかな?」
「それは危険だがら止めてくれレイン」
「冗談だよ~」
レインはほんわかに手を振って言うが、俺はレインならやりかねないと考えていた。
「キリトくん、今失礼なこと考えなかった?」
「そ、そんなことないぞ」
「そう?ならいいよ」
「(相変わらずレインの勘は鋭いな)」
俺は苦笑しながらレインを見てそう思った。
そんなこと思っていると、またしてもレインがじっと見てきたので、なんでもない、と答えた。
そんなこんなでモンスターたちと戦闘したりしてさらに進み、俺とレインの前には――――――
「暑い・・・・・・」
「暑いね・・・・・・」
巨大な穴とその下にマグマがあった。
「暑い。火山だからか?あれマグマだろ」
「落ちないようにしないとね」
「そうだな」
「ところでキリトくん、HPが減ってるのってこの暑さの影響かな」
レインが言ったとおり、俺とレインのHPゲージは10秒に1000づつ減っていた。まあ、戦闘時回復(バトルヒーリング)スキルで10秒に600回復してるから微少だが。
「そうだろうな。取り敢えず早くここから離れよう。暑すぎてたまったもんじゃない」
「賛成~」
レインの声にもいつもの覇気が無かった。
正直暑すぎる、ここは。
俺とレインは足早に来た道の反対側へと向かい、その場から離れた。
そしてさらに進み。
「行き止まり?」
「だが、マップにはこの先に道があるみたいだぞ?」
俺とレインはある一角で立ち止まっていた。
「だよね。でも・・・・・・」
レインは周囲を見渡す。
「道なんてないよ?」
「なんだよな~」
「そしかしてこの奥にあったり・・・・・・」
「だがどうやってこの奥に行くんだ?」
「う~ん・・・・・・」
俺とレインは周囲を見渡した。
周囲には回りと同じような岩壁ばかり。
そして、目の前の岩には幾つかの石化した虫が埋まっていた。
「ん?石化した虫・・・・・・?」
俺はその石化した虫を見た。
「どうしたのキリトくん?」
「この石化した虫・・・・・・起爆できるかもしれないな」
俺はストレージから『火蜥蜴のジェム』を取り出し、石化して埋まっている虫の一つにセットした。
「よし。レイン、危ないから離れよう」
「う、うん」
俺とレインは物陰になっている場所まで下がった。
すると、爆発が生じ岩壁が吹っ飛んで瓦礫とかした。
岩壁がなくなったそこには―――――
「あ!道があるよ!」
「どうやら、さっきの岩壁で塞がっていたのが開けたみたいだな」
新たに、奥へと続く道が開かれていた。
「よし、先に進んでみよう」
「うん」
岩壁の奥から現れた道を進んでしばらくすると―――――
「なんか、遺跡みたいな建物があるよ」
「ああ。・・・・・・おっと、落ちるなよレイン」
「うん」
周囲には遺跡のような柱が幾つもあり、半壊している石橋は手摺がなく、下は溶岩があった。
さして、そこを通り抜けると――――――
「これは・・・・・・」
俺たちの目の前に、巨大な石の扉が現れた。
「もしかしてこの先にボスが・・・・・・?」
その扉は、今まで倒してきたエリアボスの部屋の前にあった扉と酷似していた。
「恐らくそうだろう。見たところ、ロックはされてないみたいだな。普通に開く」
「・・・・・・どうする?」
「んーーー・・・・・・。一度アークソフィアに戻ってアイテムを調達するか。そのあとに倒せばいいかな」
「了解」
俺とレインはその場に回廊結晶をセットし、場所を登録させ。
「このまま転移結晶で帰ろ」
「そうするか」
「「転移!」」
転移結晶を持ち、その場から転移した。
管理区
視界が開けると、目の前には管理区の光景が広がっていた。
「さてと、どうする?今日はこのまま戻る?」
「そうしよ~。もう服が汗で張り付いたりしてなんかやだ」
「俺もだ」
俺とレインは互いに顔を見合せ、くすり、と笑いエギルの店へと帰った。
エギルの店
「「ただいま~」」
「おう、お帰・・・・・・・・・って、二人ともなんでそんなにやつれてるんだ」
店の中に入ると、カウンターでエギルがそう言った。
「ちょっとな・・・・・・・」
「うんうん。さすがにあそこは疲れた・・・・・・」
「な、なんか知らんが大変だったようだな」
「ああ。ところで、ユイはどこだ?」
「ユイちゃんならシリカたちと街に出掛けてるぞ」
「そうなんだ」
「それより二人は早く着替えてきた方が良さそうだな。その格好だと風邪引くぞ」
俺とレインの服装を見てエギルは苦笑して言う。
実際、俺らの服は汗とかですごいことになってる。
まあ、服はストレージに入れておけば時間経過で乾くんだが。
「それと、しばらく部屋で休むといいだろう。アイツらが帰ってくるまで寝てたらどうだ?」
「すまんエギル。悪いがそうさせてもらうわ」
「うん。そうするよエギルさん」
「おうをアイツらが帰ってきたら呼ぶから、それまでゆっくりしてな」
エギルのその言葉を聞き、俺とレインは自室へと向かった。その足取りは少し重い。
そして部屋にたどり着いた俺とレインは。
「「つ、疲れた~」」
部屋に入るなり、ベットに崩れ落ちた。
「このまま寝たいかも」
「同感」
「けど、そのまえにお風呂入りたい」
「だな。先にレインが入れよ、俺は後で入るから」
「ええ~、キリトくんも入ろうよ」
「い、いや、だがな」
「お詫びになんでも言うこと聞くんじゃなかった?」
「うぐっ・・・・・・」
「そう言うわけだからキリトくんも一緒に入るよ!」
レインのキラキラと輝く瞳に俺は断れるわけもなく、
「了解・・・・・・・」
レインの言葉にうなずき返した。
そのあとはレインのお願いに翻弄されたりして、まあ、いろいろあって疲れた。別の意味で。
「みんな、答えはわかったかな?それじゃあユージオ、答え合わせお願い!」
「了解。答えはⅠ:爆破、だよ」
「いやー、まさかあれで岩壁を破壊するなんてね」
「うん。それにしてもキリトはホント危なかっしいね」
「まあ、キリトはいつも他の人が思い付きそうもないことをするからね~」
「あはは、キリトらしいや」
「おっと、時間になってしまったので今回はここまで」
「ホントだ。早いね時間がすぎるの」
「ホントだね。それではまた次回!」
「また、会おうね」
「ではまた!Don't miss it.!」