ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「こんにちはみなさん、パパとママの娘ユイです」
「今日は私とユイの二人が問題を出すよ~」
「ストレアさん、ソーナさんからメールは着ました?」
「あ、うん。さっき来たよ。二人とも頑張ってね~だって」
「わかりました。張切っちゃいます!」
「うんうん!私も頑張るよ~」
「それじゃあストレアさん、今回の問題をお願いします!」
「りょ~かいだよ!今回の問題はこれだよ!」
問題:『火山エリアのボス討伐後、キリトたちが休んだ場所はどこ?』
Ⅰ:管理区
Ⅱ:庭園エリア
Ⅲ:アークソフィアのエギルの店
Ⅳ:第76層街の外
「答えは本文の最後に~」
「答えは本文の最後です!」
~キリトside~
遺棄エリアの一つ目のエリア、火山エリアのボス、ガイアルド・ザ・ヴォルケーノを撃破した俺たちは、遺棄エリアにある、庭園エリアで休んでいた。
「疲れたぁ~」
「ふふ、お疲れさまキリトくん」
「おう。レインもお疲れ」
「いや~、かなり手強かったね~」
「ええ。さすがホロウ・エリアですね」
「ホロウ・エリアって言っても、ここは全く別だと思うけどな」
「アハハ。まあ、遺棄エリアだしね」
「そうだな」
「それにしてもここフィールドなのに圏内なんだね」
「ですね」
そう、この庭園エリアは街でもないのに圏内のため、モンスターが入ってきたりPOPしたり、HPが減ったりすることはない。つまり、休憩場所なのだ。
「だが、まあ、お陰でこうして横になれるんだから良いじゃないか」
「そうだよ姉ちゃん、レイン」
「アハハ、キリトくんとユウキちゃんはもう」
「私はもう見慣れましたね。昔からこうですし」
「そうなんだ」
「ええ」
俺とユウキを見て、ランとレインが笑いながら話した。
俺たちの周囲には辺り一面に広がる草花。噴水などがあり、欧州の豪華な屋敷の庭のような感じだ。
「レインとランも横になったら?気持ちいぜ」
「うん。姉ちゃんもレインも横になろうよ」
「え、え~と、じゃあ、私も・・・・・・」
「そ、そうですか?なら失礼して・・・・・・」
俺の横にレインが、ユウキの隣にランが横になり、空を見上げる。
空は端が若干、夕陽掛かって、青い空と茜色に染まる空と9:1と言う感じだ。
「あ~。確かに気持ちいいかも」
「ええ・・・。爽やかに吹く風や太陽の光が気持ちいいです」
まあ、それでもまだ時間は午後2時を過ぎたくらいだが。
「ふあ~ぁ。なんか眠くなってきた」
「ほんとだね~。私も眠くなってきたよ」
ほどよい陽光の暖かさと草花がさぁ、と揺れるなか俺たちは訪れる睡魔に抗えるはずなく、眠りについた。
「ふぁ~あ。よく寝た~」
どのくらい寝たのか空はさっきよりも少し夕陽掛かっていた。
寝っ転がりながら視界端に表示されてる時間を確認すると、午後4時近くだった。どうやら約2時間ほど寝ていたみたいだ。
「っと・・・・・・・ん、あ、あれ?」
起き上がろうとして、そこで俺は身体が動かないことに気付いた。
「(麻痺でもないよな?拘束状態はないし、というよりここは圏内だから状態異常はないか。それにここにプレイヤーは俺たちだけだし・・・・・・・ところでこの暖かい感じは一体・・・・・・・?)」
俺はそう思いながら、視線を左にずらして見た。
「はは・・・・・・なるほど、レインだったのか」
そこにはレインが俺に抱きついてやすらかな表情でぐっすりと眠っている姿があった。
「(ん?左がレインなら右は・・・・・・・)」
俺は視線を右に移した。
「ユウキとランか・・・・・・」
そこにはレインと同じように俺に抱きついて寝ている、ユウキとランの姿があった。
道理で身体が動かないわけだ。
三人にこうして抱きつかれているのだからそうなるか。
「ユウキとランは昔から変わらないな・・・・・・」
俺は幼馴染で、昔よく一緒にスグと共に寝た双子姉妹を見て言った。
俺はそれに少し苦笑が出るが、無理矢理起こすのはどうかと思い、なすままにもう一度寝ることにした。
「・・・・・・・くん。・・・きて・・・トくん・・・・・・」
「ん、んん~」
俺は瞼を開け、軽く伸びをして前を見た。
「おはようキリトくん。よく眠れた?」
「ああ。おはようレイン。ユウキとランは?」
「二人ならそこにいるよ」
上体を起こし右を見ると、顔を赤らめているユウキとランの姿があった。
「レイン、どうしてユウキとランの顔が赤いんだ?」
「あー、え~と、まあ、色々あったんだよ」
「???」
俺はよく分からなかったがこれ以上聞かないことにした。
「今何時だ」
「午後4時半だよ」
どうやら30分程二度寝したみたいだ。
「レインは寝れたか?」
「うん♪」
「そうか」
空はすっかり茜色に染まり夕陽が出ていた。
「よっと。それじゃ帰るか」
「うん」
「はい」
「了解」
俺たちは庭園エリアをあとにし、コンソールから管理区に転移しそこからアークソフィアへと帰った。
そして2日後
第89層のボス討伐の翌日。
俺とレインは部屋で装備を整えていた。
「装備はこれでよし、と。そっちはどうだレイン」
「こっちも終わってるよ。武器もメンテ完了だよ」
「サンキュー」
俺はレインから2本の片手剣。『ブラックローズ・ナイト』と『ホワイト・ユニヴァース』を受け取り、背中に吊るす。
レインも自分の片手剣。『スカーレット・プリンセス』と『レイン・オブ・セイント』を腰に装備する。
「ポーションや結晶も揃ってるよ」
「オッケー。それじゃあ・・・・・・・」
「うん・・・・・・・」
「「行くか(こう)!」」
俺とレインは部屋をあとにしアークソフィアの転移門に向かった。
転移門広場
ユイやアスナたちに見送られながら俺たちは転移門広場に来ていた。
「決着をつけに行こうかレイン」
「うん。そしてフィリアちゃんを助ける」
「ああ」
俺とレインは転移門に立ち。
「「転移、ホロウ・エリア管理区!」」
ホロウ・エリアへと転移した。
ホロウ・エリア
ジリオギア大空洞エリア 情報集積遺跡内部 秘匿エリア
「この先か」
アークソフィアから管理区に転移した俺とレインはそこから、ジリオギア大空洞エリアの情報集積遺跡内部秘匿エリアに転移した。
「うん」
情報集積遺跡内部秘匿エリアの風景は上層と下層と同じだが色は赤だ。上層と下層は青だったが、ここは赤に染まっていた。
「行く先には《笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》のメンバーがいるだろうな」
「そのときはどうする?」
「・・・・・・仕方ない。全員撃破する」
「それってHPを0にするってことだよね?」
「ああ・・・・・・」
「・・・・・・わかったよ」
「ごめん・・・・・・」
「ううん。キリトくんが気にすることじゃないよ」
「だが・・・・・・」
「前にも言ったでしょ?キリトくんの罪は私も背負うって。私とキリトくんは一心同体なんだから。そうでしょ♪」
「・・・・・・・・・・ああ。・・・・・・そうだな」
俺はレインの顔を見て新たに覇気の入った声で言う。
「俺も、レインの背負う罪を背負うよ。一緒にな」
「ありがとう、キリトくん」
俺とレインは軽く手を握り、笑顔を浮かべ手を離し、キッと表情を引き締めて前を見る。
「さて、さっきから隠れてる《笑う棺桶》のメンバー。いい加減出てきたらどうだ?」
俺はそう周囲に聞こえるように言う。
すると。
「出てきたね」
「ああ。数はざっと20人ってとこか?」
あちこちから、《笑う棺桶》のメンバーがヘラヘラと笑い声をあげて出てきた。
「さてと。手っ取り早く済ませるか」
「そうだねキリトくん」
俺とレインは同時に相剣の柄を握り抜き放つ。
そして。
「最初っから使うとするか。レイン!」
「うん!」
「「―――共鳴(レゾナンス)発動!」」
≪シンクロ≫スキルの《共鳴》を発動させた。
「「行くぞ(よ)!」」
その声と同時に《笑う棺桶》のメンバーがそれぞれ獲物を構えて飛び掛かってきた。それを、俺は近くにいた《笑う棺桶》のメンバーの一人を斬った。
『『『『!!?』』』』
《笑う棺桶》のメンバーは斬られたメンバーを見て、驚きの声をあげた。
そのとき俺は、幾ら本当のプレイヤーではないとは言え、人を斬るのに俺は罪悪感が生まれた。
だが、そんなことを思ってる暇はない!
「掛かってきな。俺たちがお前たちを―――」
「掛かってきなさい。私たちがあなたたちを―――」
「「―――一人残らず討伐してやる(あげる)!!」」
「ハアァァアアアアア!!」
「ヤアァァアアアアア!!」
俺とレインはその場にいる《笑う棺桶》のメンバーに向かって駆け、手に握る双剣を振るった。
細菌の回廊
道中俺たちに向かってくる《笑う棺桶》のメンバーを戦闘不能にさせ、俺とレインは秘匿エリアの≪細菌の回廊≫にいた。
しばらく進んで大きな広間に出た、そしてその目の前に。
「やっぱりお前たちもいたか」
「なんとなく予想はしていたけど、本当にいたんだ」
「ここから、先、には、行かせ、ない、《黒の、剣士》、キリト、《紅の、剣舞士》、レイン」
「ザザの言う通りだぜぇ~。ここで、俺らがお前たちを殺してやるよ~。ウヒャッヒャッヒャッ!」
「―――赤目のザザ、ジョニー・ブラック」
目の前に立ち塞がるのは《笑う棺桶》の幹部、赤目のザザとジョニー・ブラックだった。
アインクラッドでは二人は第一層の黒鉄宮の監獄に閉じ込められてる。だが、ホロウ・エリアではいると予想していた。
そして予想は当たり、目の前に立ち塞がった。
「ジョニー、キサマは、紅を、殺れ。俺は、黒の剣士、を殺る」
「わぁってるぜザザ。元からそのつもりだぜ。紅は俺の獲物だ、ヒャッヒャッヒャッ」
俺たちの耳にはザザとジョニー・ブラックがそう言うのが聞こえた。
「レイン、ザザは俺が相手する。ジョニー・ブラックを頼めるか」
「任せてキリトくん」
「相談は終わりかぁ~?なら、始めるぜ。partyの始まりだぜ~」
「黒の、剣士、絶対、殺す」
「殺れるものならやってみな、赤目のザザ!」
「キミの相手は私だよ、ジョニー・ブラック!」
そして、黒(俺)と赤(ザザ)、紅(レイン)と黒(ジョニー・ブラック)の戦闘が始まった。
ザザとジョニー・ブラックとの戦闘が始まってすでに数分が経った。
「はあぁあっ!」
「ぐっ・・・・・・!」
俺の双剣をザザは棘剣(エストック)でギリギリ防ぎかわしていくが、徐々にその反応が遅くなっていっていた。
「ぜあっ!」
「ぐうぅ・・・・・・!」
俺の右斜め斬りに、ザザは後退した。
「なぜ・・・・・だ。なぜ、俺の、攻撃が、通じ、ない・・・・・・!!」
「そんなの決まってるだろ。・・・・・・お前の剣には何も籠ってない。決意や確固たる意思・・・・・・。ただ、人を殺しているお前たちに俺たちは負けない!」
「うる、さい・・・・・・っ!!」
ザザは棘剣で高速の連撃を放ってきた。
ザザの持つ棘剣は細剣の派生だ。つまりそれは細剣のソードスキルが使えると言うこと。
細剣ソードスキル《スター・スプラッシュ》8連撃だ。
だが、それのソードスキルは《閃光》のアスナの剣速に比べると遅い。
「遅いっ!」
俺はそれを弾き、いなして、ザザに向かって駆け振り抜き様に一太刀浴びせる。
「グウゥゥ・・・・・!おの、れ、黒の、剣士・・・・・・!!」
「赤目のザザ。お前はその剣に何を込める」
俺は立ち位地を交替してザザに問いた。
「しる、か。剣は、剣。ただ、人を殺す、ための、道具に、過ぎない・・・・・・!」
「・・・・・・そうか。なら・・・・・・」
「ッ!?」
俺はザザに近づき手に持つ棘剣を狙って剣を振るった。
「グッ・・・・・・!」
右手の剣と棘剣がぶつかり火花が散った。
「ぜあっ!」
「グフッ・・・・・・!」
「りゃあああ!」
「ガハッ・・・・・・!」
左手で体術スキル《閃打》を放ち、ザザの身体がくの字に曲がり、そこから一回転して右の剣を真一文字に振るう。
「ごの、やろ・・・・・・!」
ザザはそこからバックステップで距離を離れ回復ポーションを使いHPを回復させた。
現にザザは何度もポーションや結晶アイテムを使ってるが、俺は全く使ってない。
「キリト・・・・・キサマだけ、は、俺が・・・・・殺す!」
「殺れるもんならやってみな!返り討ちにしてやるよ!」
「くらえ・・・・・!」
ザザは細剣ソードスキル《シューティングスター》単発突進技を放ってきた。
「ふっ!」
俺はそれを剣の腹を使い、軌道をずらす。
「・・・・・・ッ!」
ソードスキル終了後、ザザは投擲ピックを俺に投げてくる。
俺はそれを、全て叩き落とし片手剣ソードスキル《ソニック・リープ》単発突進技で迫る。
「ハァアッ!」
「シッ・・・・・・!」
ザザは《ソニック・リープ》を受け止めるが、体勢を崩す。
「ゼリャアアアアア!」
《ソニック・リープ》の技後硬直は短い。技後硬直終了後、俺は両の剣を交互に振るい、ザザを斬り裂いてく。
「グッ・・・・・・!この・・・・・・!」
ザザは棘剣で迫りくる剣を防ごうとするが遅い。
「グッ・・・・・・!」
徐々に剣が抜け、俺の剣はザザの棘剣を捉え、棘剣を粉々に破壊した。
「な、なん、だと・・・・・!?」
「これで終わりだザザ!ハアァァアアアアア!」
棘剣が破壊されたことに動揺するザザを前に、俺は双剣を構えると、双剣は青白いライトエフェクトを纏わせた。
「―――スターバースト・―――ストリーム!!」
俺は≪二刀流≫上位ソードスキル《スターバースト・ストリーム》16連撃を覇気の入った声とともに繰り出す。
「ば、バカ、な・・・・・・。この、俺が、殺られる・・・・・・だと!?」
「ゼリャアアアアアッ!!」
俺の16連撃目の左突きはザザの心臓の部分に突き刺さった。
「・・・・・・っ!ちくしょお"お"お"お"・・・・・・」
ザザは断末魔の声を上げ、ポリゴンの欠片となって消えた。
「終ったか・・・・・・・」
ポリゴンの欠片となり、消えたザザの場所を見てそう呟いた。
「レインの方は・・・・・・」
~キリトside out~
~レインside~
「ヒャッハー!」
「せいッ!」
ジョニー・ブラックの持つ毒剣。短剣を私は双剣でいなして、弾いたりして避ける。
「さっさっと死ねよ、紅~」
「そうはいかないよ!」
ジョニー・ブラックは甲高い声で話しかけてくる。だけど正直、あまり聞きたくない。
「やあぁあッ!」
「ハッ!人を殺したことないヤツが俺を殺せると思ってるのかぁ~?」
「ええぇいッ!」
「甘ぇんだよ、アマぁあ。人を殺す覚悟すらねぇアマが――――」
「覚悟ならもうとっくのとうに出来てるよ!」
「あぁん?」
私はジョニー・ブラックの持つ短剣と片手剣を交差させていい放つ。
覚悟なんてとっくのとうに・・・・・。キリトくんが自分を責めて・・・サチちゃんたちが亡くなったときから出来てる!
「私の覚悟は昔から・・・・・・キリトくんと一緒になったときから出来てる!だから私は・・・・・・」
私は鍔迫り合いから後退し、右に装備している紅の剣。『スカーレット・プリンセス』の切っ先をジョニー・ブラックに向けて言う。
「貴方を倒すよ!」
そう言い放つや否や私は全速力で、ジョニー・ブラックに剣を振るった。
「何をごちゃごちゃと抜かしてんだよこのアマァァァ!!」
「遅いよ!」
ジョニー・ブラックの攻撃が当たる直前、私は左手に装備する『レイン・オブ・セイント』で軌道をずらし、『スカーレット・プリンセス』で斬り払う。
「ガアッ!クソがぁぁぁぁ!!」
「続けていくよ!」
「なっ、なにぃ!?」
ジョニー・ブラックが短剣を振るった場所に私はもういない。いるのはジョニー・ブラックの背後だ。
一瞬で三撃浴びせてジョニー・ブラックの背後に移動したのだ。
「キリトくんの罪は私の罪でもあるの!ただ人を殺したいだけの貴方たちと一緒にしないで!」
「このアマァァァァ!!ぜってぇ殺してやるよ!」
ジョニー・ブラックは甲高い声でいい放ち短剣ソードスキル《シャドウ・ステッチ》7連撃を放つ。
「どこを狙ってるの?私はこっちだよ!」
「クソがぁぁぁ!殺す!殺してやるよこのクソアマァァァァ!」
「ふっ!今度はこっちから行くよ!」
私は双剣を振るい≪多刀流≫ソードスキル《ウインド・ストライク》2連撃突進技を放ちジョニー・ブラックを攻撃する。
「やあぁああっ!」
そしてそこから片手剣ソードスキル《バーチカル・スクエア》4連撃をジョニー・ブラックの胴体に喰らわせる。
「ガアッ!なめんじゃねぇぇええ!!」
ジョニー・ブラックは《バーチカル・スクエア》の4撃目で背後に吹き飛ばされるが、地面を転がりそこから短剣ソードスキル《ラピッド・バイト》単発突進技を放ってきた。
「せぇええいッ!」
私はそれを片手剣ソードスキル《スラント》単発技で受け止める。
するとそこへ。
『これで終わりだザザ!ハアァァアアアアア!』
少し離れたところからキリトくんの声が聞こえてきた。
そして。
『―――スターバースト・―――ストリーム!!』
キリトくんの≪二刀流≫ソードスキル《スターバースト・ストリーム》16連撃がザザに命中し
『・・・・・・っ!ちくしょお"お"お"お"・・・・・・』
ザザは断末魔の声を上げてポリゴンの欠片となって消えていった。
「なっ!?ザザが殺られただと!?」
「いま!」
「ッ!?グウゥゥッ!」
私は相方のザザが殺られたことに動揺したジョニー・ブラックに近づいた。
「ヤアァァアアアアアッ!!」
私の左右の双剣に純白のライトエフェクトが煌めいた。
「―――ディバイン・―――エンプレス!!」
そして≪多刀流≫上位ソードスキル《ディバイン・エンプレス》15連撃を繰り出す。
「このアマァァァァ!!調子に・・・のるなぁあああ!!」
ジョニー・ブラックは短剣で《ディバイン・エンプレス》を防ごうとするが、
「テリャアアアアアア!」
双剣はジョニー・ブラックの身体を斬り裂いていき、
「ッ!!?」
「ハッアアアっ!」
最後の15連撃目、中心点からの斬り下ろしで短剣とジョニー・ブラックの身体が左右に分かれた。
「この・・・人殺しの・・・アマが・・・・・・」
ジョニー・ブラックはそう最後に言うと、短剣と共にポリゴンの欠片となって消えていった。
「終わったよ・・・キリトくん」
私は自分の手で人を殺したことに震えながらも、両の剣を腰の鞘にしまい、キリトくんの方を向いた。
「お疲れさまレイン」
~レインside out~
~キリトside~
「終ったよ・・・キリトくん」
剣を鞘にしまい、俺の方を向いたレインに俺は一言、
「お疲れさまレイン」
そう言った。
「うん・・・・・・」
「レイン・・・・・・」
「あはは、行こキリトくん。フィリアちゃんが待ってるよ」
「レイン・・・!」
「なに、キリ・・・・・・!?」
俺は先に行くレインを呼び止め、抱き締めた。
「き、キリトくん!?」
「我慢しないでいいから。俺を頼ってくれレイン」
「うん・・・・・・わかったよ、キリトくん。・・・・・・・・・・もう少しだけこうしていてくれる?」
「ああ・・・もちろんだよ」
それから約数分俺はレインを抱き締め続けていた。
「ありがとうキリトくん。もう大丈夫だよ」
「ああ」
「それじゃ先に進もう」
「そうだな」
俺とレインはその広間をあとにし、フィリアとPoHのいるであろう場所を探しに行った。
「みんなお待たせ~答えは分かったかな?それじゃあユイちゃん、お願いね♪」
「はい!今回の問題の答えはⅡ:庭園エリアです」
「いや~、わたしも行ってみたいな~、庭園エリア」
「私も行きたいです♪今度パパとママにお願いしてみようと思います!」
「いいね~。ならわたしも~」
「はい!ストレアさんも一緒に行きましょう!」
「うん♪それじゃあ今回はここまで」
「みなさん、また次回でお会いしましょう」
「「また次回!!Don't miss it.!!」」