ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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「こんにちはソーナです。更新が遅くなってごめんなさい。それでは、今回のゲストはこちらどうぞ!」

「よっ!クラインだ、よろしくな」

「俺はエギルだ。よろしく頼むぜ」

「今回のゲストはクラインとエギルのお二人です」

「最近本編に出てねぇからここに出れてうれしいぜ」

「まあ、仕方ねぇだろ」

「ごめんなさい二人とも。出来るだけ出番を増やしたいと思いますので待っててください」

「おうよ」

「ああ」

「それでは、問題を出します。今回の問題はこちら!」


問題『今回、キリトがエギルに頼んで購入したのはなに?』

Ⅰ:アクセサリー

Ⅱ:ログハウス

Ⅲ:ペアルック服

Ⅳ:ユイへのプレゼント


「答えは本文の最後に!」




HF編 第110話〈新しい思い出の地〉

 

~キリトside~

 

 

ホロウ・エリアの攻略が一段落したある日。

 

 

 

転移門広場

 

 

「レイン、今日ついて来て欲しいところがあるんだが、いいか?」

 

俺は転移門の近くにあるカフェでレインと一緒にいた。

以前エギルに頼んだものが昨日できたのだ。

 

「え?うん、いいよ」

 

「サンキュー」

 

「それで行くところって?」

 

「83層だ」

 

「83層?」

 

疑問符を浮かべるレインに俺は意味深の笑みを浮かべて、カフェをあとにして第83層主街区ドルパへと転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数日前~

 

 

エギルの店

 

 

「エギル」

 

「どうしたキリト?」

 

「これ買い取って欲しいんだが・・・・・・」

 

俺はアイテムストレージから以前入手した白銀の杯を取り出してエギルに見せる。

 

「・・・・・・!?おいおい・・・・・・これは俺も見たことねえアイテムだぞ。一体どこで手に入れたキリト」

 

「あー、まあある特殊クエストでなんだが、それについては俺たちの秘密ってことで」

 

「特殊クエスト・・・・・・なるほどな。俺たちの、ってことはあれか」

 

「相変わらず察しが早いな」

 

「そんで買い取るのは構わねえが。さすがに今手持ちのじゃ無理だな」

 

「即払いじゃなくて後払いでたのむ。かわりに、これを売る代わりにやって欲しいことがある」

 

「ん?」

 

俺はこれを売る代わりにやって欲しいことを言った。

その内容は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「83層にあるログハウスだぁ!?」

 

そう、第83層にあるログハウスを購入して欲しいことだ。

 

「家を一軒買えってことか?」

 

「ああ、出来るか?」

 

「あぁ、そうだなぁ・・・・・・」

 

エギルは鑑定スキルを使い、杯を見分する。

 

「確かにこれはレア中のレアだろうな。しかも特殊クエストドロップときた。今なら、かなりの値段で売れるだろうが」

 

「足りないか・・・・・・」

 

「んにゃ、まあ、なんとかしてやるさ」

 

「すまんな。それじゃ、頼むわ」

 

「おう、任せとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エギルに杯を売った数日後、ログハウスの鍵をエギルからもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現在~

 

 

第83層 ドルパ

 

 

第83層の特徴は自然豊かだと言うことだ。

景観も避ることながら辺りは自然に道溢れて、なんとなく第22層に酷似していた。

自然という構成なのでかここのモンスターは植物系統のモンスターが多く存在していた。

そして、主街区から離れた場所にあるモンスターも現れない景色のいい場所に俺とレインはいた。

 

 

「ねえキリトくん」

 

「なんだレイン?」

 

「この辺りのこと思い出さない?」

 

「俺たちの家があった22層のこと、だろ」

 

「うん♪もう22層の家に戻れないけど、あそこでキリトくんと過ごした時間はとっても充実だったよ。この辺りにもログハウスってあるのかな?」

 

レインは辺りをキョロキョロして見渡す。

 

「そう思ってな、実はもう家を買ってあるんだ」

 

「ええっ!?」

 

俺の声にレインは驚いたように振り向いてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきいた場所から歩いて数分後

 

「ここだよ」

 

俺はレインとエギルに頼んだログハウスの前に来ていた。

ログハウスの景観は22層の俺たちの家とそっくりだ。

 

「さ、中に入ろ」

 

「う、うん」

 

レインを促して、エギルから渡されたログハウスの鍵をオブジェクト化させログハウスの鍵差し込み口に入れ、左に回してログハウスの中に入る。

 

「・・・・・・・・・・」

 

「どう、かな?」

 

中に入ると辺りを見回すレインに俺は尋ねた。

レインはしばらく辺りを見回していると。

 

「キリトくん」

 

「ん?」

 

「ありがとうキリトくん!とっても嬉しいよ!」

 

そう言いながら抱き付いてきた。

 

「良かった。家具は基本的に同じのを用意したけど・・・・・・・」

 

まあ、実際用意してくれたのはエギルだ。

エギルから家財の配置場所や種類、色などを聞かれたから教えたが全く同じにするとは思ってもいなかった。

 

「(こりゃあとでエギルに礼を言っとかないとな)」

 

中を見てエギルにそう思っていると。

 

「そう言えば22層でキリトくんとここで過ごしたのってたったの2週間なんだよね~」

 

不意に思い出したかのようにレインが言った。

 

「そう言えばそうだったな」

 

「うぅぅ。こんなことならもっと前から来てれば良かったよ」

 

レインは恨みがましく言う。

俺はそれに苦笑いをして答えた。

 

「あはは。なら、新しく思い出を作ればいいと思うぞ」

 

「新しく作るか~・・・・・・。そうだね、そうしよう♪」

 

一気に表情を明るくするレインに俺も表情を柔らかくして浮かべる。

 

「で、なにしようか?」

 

「う~む、いざ言われると悩むな」

 

ソファーに座ったレインは疑問顔で聞いてきた。

急に言われてもさすがに悩むしかない。

しばらく悩み倦ねていると。

 

「う~ん・・・・・・あ!」

 

レインが頭上に豆電球マークを浮かべるような表情になった。

 

「ん?何かあった?」

 

「えっとね、その・・・・・・」

 

「?」

 

顔を赤らめてモジモジとするレインに俺は疑問符を浮かべる。

 

「は・・・・・・裸エプロン・・・・・・ってのはどう・・・かな」

 

「はい?」

 

レインの言った意味が理解できず間の抜けた返事を返してしまった。

 

「は、裸エプロンって、あの裸エプロン?」

 

「う、うん」

 

「あ、あの、だな・・・・・・その・・・・・・」

 

「キリトくんはちょっとだけ眼を閉じてて」

 

「え、あ、いや・・・・・・」

 

「いいから!」

 

「は、はい」

 

顔を赤くなりながら言うレインの剣幕に圧され、俺はレインの言う通りに眼を閉じた。

眼を閉じると。

 

「うぅ。思い切り言っちゃったけどいざ着てみると・・・・・・」

 

ウインドウの操作音と小さくレインの言う声が耳に入ってきた。

それからしばらくして。

 

「め、眼を開けてもいいよキリトくん」

 

そう言うレインの声が聞こえてきた。眼を開けると目の前にレインが頬を赤くして立っていた。

裸エプロンの状態で。

 

「うぅぅ・・・・・・。ど、どうかなキリトくん・・・・・・」

 

紅と白が織り混ざった何時ものエプロンを着て、エプロンの裾を押さえて聞いてきた。

 

「・・・・・・・・・」

 

「な、なにか言ってよ」

 

思わず見とれていた俺にレインがさらに顔を赤くして聞いてきた。

 

「に、似合ってるよレイン」

 

俺はただそれだけしか言えなかった。それだけ今のレインに見惚れていたのだ。

実際今のレインはいつもと違う色香を出していて、正直可愛いというより大人びて見える。

以前メイド服を着ていたレインとはまた違う感じだ。

 

「あ、ありがとうキリトくん」

 

「お、おう」

 

そう俺とレインに再び沈黙が走った。

そしてしばらくして。

 

「そ、それでなんだけど・・・・・・なにしたらいいかな」

 

「そ、そうだな。・・・・・・料理とかか?」

 

「りょ、料理!?」

 

「あ、ああ」

 

「い、いいけど・・・・・・恥ずかしいよ」

 

「じゃ、じゃあ他のにするか」

 

「う、ううん。ちょ、ちょっと待ってて」

 

レインはそう言うと更に顔を赤くして台所にむかった。

 

「(まさかその状態で料理するとか・・・・・・大丈夫かレイン・・・・・・)」

 

俺はカクカクと台所に行くレインにそんなことを思った。というかレインの姿が扇情的でこっちまで恥ずかしくなる。

台所に立ったレインが料理しようとしたその時。

 

「ふにゃぁ~・・・・・・」

 

「れ、レイン!?」

 

レインがそんな声を出して倒れた。

慌てて抱き抱えると目が回っていて気絶していた。

さすがにこれ以上は耐えられなかった、というより羞恥心が許容限界を超えたのだろう。

俺は取り敢えずレインを抱き抱え、寝室にあるベットに運び寝かせるとその上に毛布を掛けリビングに戻った。

 

「・・・・・・コーヒーでも飲むか」

 

そう呟くと台所でコーヒーを用意しストレージから軽食を出して、レインが目覚めるまで待つことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後

 

 

「お、おはようキリトくん・・・・・・」

 

起きたらしいレインが寝室から元の服装で戻ってきたが、その顔はまだ赤かった。

 

「お、おう、おはようレイン」

 

「え、えっと、ごめんね」

 

「いや、さすがにあれはレインでもああなるよ」

 

「そ、そうだね」

 

気まずそうに話していると。

 

「ん?」

 

「え?」

 

着けていた儀式の指輪が光始めたのだ。

やがて光が収まると視界のフォントに『「貴重品」儀式の指輪(緑色)』を取得しました、と表示された。

 

「指輪の色が・・・・・・・!」

 

「水色から緑色に変わった・・・・・・!?」

 

「も、もしかしてさっきの裸エプロンで!?」

 

「《思い出の地》が俺とレインの家で、そこで思い出に残るようなことをしたからクエストが進んだ・・・・・・のか!?」

 

「そ、そんなのありなの!?」

 

「さ、さあ」

 

「うぅぅ・・・・・・まさか裸エプロンでクエストが進むなんて思わなかったよ~」

 

「同じく・・・・・・・」

 

俺とレインはなんとも言えない表情で互いの顔を見会う。

 

「でも、キリトくんと新しい思い出になったから良かったかな?私が提案してあれなんだけどね」

 

「そ、そうだな」

 

「言っておくけどキリトくんの前以外であんなことしないからね」

 

「わ、わかってるよ」

 

「ウフフ。さて、それじゃ、軽くお昼作っちゃうね」

 

「ああ」

 

レインは気分を向上して台所に向かい、料理を始めた。

このログハウスを買って良かったなと思ったのと、エギルに礼を言っておかないと、と思った瞬間でもあった。

そのあとはレインの作ったお昼を食べ、周囲の探索した。さすがに22層のような感じじゃなかったが、大きな湖に桟橋など、所々似ているオブジェクトがあった。

 

「んー・・・・・・あぁ・・・気持ちいいな」

 

「そうだね~」

 

俺とレインは人気のない湖の岸辺の芝に寝転がって次層の天井空を見てそう呟く。

風が緩やかになびき吹き、心地よい風だ。

 

「今度ユイも連れてピクニックに来るか」

 

「うん!いいかも!ユイちゃんも喜ぶよ!」

 

「よし!じゃあ明日辺りにでも来るか!」

 

「うん!」

 

明日ここでピクニックをする予定を立て、芝に横になりながら互いの手を握る。

 

「アインクラッドの階層もあと残り10層か」

 

「ホロウ・エリアは大空洞エリアを攻略したから次は異界エリアだね」

 

「ああ。そしてあとは管理区の地下にある迷宮を攻略するだけだ」

 

「早くクリアしないとね」

 

「そうだな。と言ってもまだ、遺棄エリアも攻略終わってないけどな」

 

「アハハ、そうだね。そっちも攻略しないとね」

 

俺とレインはクスッと笑って今の攻略状況を思う。

レインがこっちを向き、それにつられて俺もレインの方に視線を移して見る

 

「それに・・・・・・」

 

「ん?」

 

「この『祝福の儀式』もクリアして早くキリトくんと結婚状態に戻さないと」

 

「そうだな・・・・・・」

 

「そうじゃないとキリトくんが浮気しちゃうかもしれないし」

 

「だ、誰がするか!!」

 

「ウフフ、冗談だよ。でも、キリトくん」

 

「ん?」

 

「ユウキちゃんとランちゃんとはちゃんと話した方がいいよ」

 

「え?ユウキとランと?」

 

「うん。まあ、詳しくは二人から聞いた方がいいよ」

 

「???」

 

レインの言葉の意味が分からず俺は疑問符を浮かべた。

俺の表情を見て分かったのかレインは少し呆れた表情になって俺を見た。

 

「ホント、キリトくんって唐変木だね」

 

「???」

 

「私から言うのは場違いだと思うから、自分で二人に聞いてね」

 

「あ、ああ」

 

戻ったらユウキとランと話した方が良さそうだな、と俺は判断した。

 

「それにしても気持ちいいな・・・・・・眠くなってきたかも」

 

「そうだね~。私も眠くなってきたよ」

 

「そう・・・ふぁ~・・・だな」

 

「ちょっとだけ寝ようかな?」

 

「いいかもな」

 

「うん」

 

俺は索敵スキルを全開にして人が近づいてきたら起きられるようにして、レインの手を握りながら眼を閉じた。

すると直ぐ様睡魔が来て俺を眠りへと誘った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、んん~・・・・・・」

 

起きて眼を開けるとすでに夕陽が登って辺りを茜色に染め始めていた。

上を見るとレインの笑顔が俺の方を向いていた。

 

「おはようキリトくん。よく眠れた?」

 

「あ、ああ。ん?なんでレインが俺の上にいるんだ?」

 

そう言うと同時に俺の頭に芝生の感触ではない温かく柔らかい感触が伝わってきた。

 

「もしかしてレインの膝の上、か?」

 

「正解、私の膝の上だよ。気持ちいい、かな?」

 

「あ、ああ」

 

気持ちいいとかの以前に少し気恥ずかしかったりする俺である。

 

「寝なかったのか?」

 

「ううん、寝たよ。起きたのはキリトくんが起きる15分くらい前、かな?」

 

「そうか。よっ、と」

 

レインの膝枕から上体を上げ芝生の上に座る。

 

「そろそろ帰るか」

 

「うん」

 

俺とレインは立ち上り、その場をあとにしログハウスではなく主街区に向かった。75層のアークソフィアに戻るからだ。

転移門からアークソフィアに転移した俺とレインはそのまま商業区で買い物を済ませ、エギルの店に戻った。

エギルの店に入るとユイがエギルの手伝いをしている姿があった。

 

「ただいまユイ」

 

「ただいまユイちゃん」

 

「お帰りなさいパパ、ママ」

 

「おう、お帰りお二人さん」

 

「ログハウス、サンキューなエギル」

 

「なに、良いってことよ。気にすんな」

 

「すまん」

 

「それより、せっかくログハウス買ったんだユイちゃんと家族3人で向こうにいなくていいのか?」

 

「まあ、時々向こうに行くよ」

 

「そうかい。まっ、攻略もそうだが家族の時間も作れよキリト」

 

「分かってるさ。クラインにもさんざん言われてるからな」

 

「ハハハ、さすがクラインだな」

 

エギルと軽く会話を交わし、俺はレインとユイと部屋に戻った。

 

「ユイ、明日ピクニックに行かないか?」

 

「ピクニック、ですか?」

 

「うん。ユイちゃんに見せたい場所があるの」

 

「本当ですか!やったー!パパとママと三人でピクニックです!」

 

ユイの嬉しそうにはしゃぐ姿に、俺とレインはつい笑顔が漏れ出た。

 

「(あの家はこれからの俺たちの思いでの場所になるな。出来るだけ家族3人で過ごせればいいな)」

 

俺はユイとレインを見ながらそう脳裏に考え思ったのは秘密だ。




「みんな答えは分かったかな?今回の答えの発表はクラインにお願いするよ。クライン、よろしく!」

「おうよ!今回の問題の答えはⅡ:ログハウスだぜ」

「これでキリトのやつも家族3人でいられる時間が増えるといいんだけどな」

「全くだな。もう少しユイちゃんと一緒に居ろっつんだ」

「ハハハ、さすが大人の二人は違うね」

「まあな」

「俺たちにとっちゃあキリの字たちはまだ子供だからな。大人の俺たちが見てあげねぇとな」

「さすがだね。これからもキリトたちを支えて上げてね」

「おうよ!任せとけって!」

「ああ!もちろんだ!」

「それでは時間になりましたので今回はこの辺で。また次回、お会いしましょう」

「そんじゃまたなみんな!」

「また会おうぜ!」


「「「また次回!!Don't miss it.!!」」」

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