ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
「今回の問題はこれだよ!キリトくん!」
「おう!」
問題『今回のボスの特殊攻撃はどんな攻撃?』
Ⅰ:音
Ⅱ:氷
Ⅲ:影
Ⅳ:毒
「答えは本文の最後に!」
~キリトside~
雪山エリア 生け贄を捧げた樹霜広場
「これで周囲にあのボスの超音波みたいな音は響き渡らないね」
「そうだな。あのときは鼓膜が破れるかと思ったぜ」
「あれ、SAOの中に鼓膜ってあるの?」
「そこは言うなよユウキ・・・・・・」
「やれやれ・・・・・・」
俺たちは今遺棄エリアの雪山エリアにいた。パーティーメンバーは俺、レイン、フィリア、ユウキ、ランの5人だ。目的はここのボスを倒すこと。このエリアは雪山エリアと表示されている通り、辺り一面雪に覆われていて、火山エリアの熱いと比べるとこっちは寒いが付く。
雪山エリアの攻略は二日ほどで終わったがエリアボスが厄介だった。何故なら、ここのエリアボスはコウモリのような超音波を左右の羽らしき翼から発するからだ。そしてそれは当然、雪が舞い散るこの中で反響して、耳を抑えるのが精一杯で、とてもじゃないが戦闘できる余裕がなかったのだ。
だが、それもふたつのアイテム。『氷樹の音叉【煌】』と『氷樹の音叉【輝】』をフィールドの中央にあった祭壇に差し込み、それにより雪が止み、音が反響しなくなり今に至る。
「さてと、それじゃあ行くか」
「うん!」
「ええ!」
「オー!」
「はい!」
俺たちは準備を整え、祭壇の奥にいるエリアボスの場所へと向かった。
'ホロウ・ミッション'
場所:生け贄を捧げた樹霜広場
クエスト名:波動の暴君
討伐ボス:ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイター
ボスのいる広場に付くと視界にウインドウが現れそう表示された。
そして目の前にいるボスの頭上に表示されているボスの名前は―――
「Boss:"Vaber The Vibrator"―――」
と表示されていた。
「ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイター・・・・・・」
「高速の振動者・・・ですか・・・」
「見た通りだね・・・・・・」
「手強そう・・・・・・」
順に俺、レイン、ラン、ユウキ、フィリアが目の前のボス。ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターを見て言う。
「そんじゃ・・・・・・行くぞ!」
「「「「了解!」」」」
俺たちはそれぞれ鞘から剣を抜刀し、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに向けて駆ける。
レインを除いて。
「行くよ!―――サウザンド・レイン!」
走る俺たちの頭上をレインのサウザンド・レインが駆け抜け、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに迫る。
「ギシャアアアア!」
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは甲高い声を発して左右の羽らしきものを羽ばたかせて直線上に進むサウザンド・レインを素早く横にかわす。
だが、これは予測通り。
「ラン!ユウキ!」
「ええ!」
「うん!」
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターが避けた場所には既にランとユウキの姉妹がいる。
そしてその反対側には俺とフィリアがいた。
「ヤアアアアアアッ!」
「セヤアアアアアッ!」
二人の声とともに、二人の握る片手剣がヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの身体を切り裂いた。
「キシャアアアア!」
「まだです!ハアアアアッ!」
ランは自身の片手剣。『クラウィス・プロミッシ』を上段に構え≪変束剣≫ソードスキル《ナイトレス・クラウド》8連撃を繰り出す。
「セリャアアアア!」
そしてランのソードスキルと同時にユウキが≪紫閃剣≫ソードスキル《ノクティス・ラージュ》6連撃を放った。
「シャアアアアア!」
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは甲高い断末魔を上げ二人のソードスキルが終わるとその場から素早く離れ、黒い球体を出して俺たちに向けてきた。
「待避!」
俺の声に全員その場から大きく避け、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターが繰り出した黒い球体を避ける。
「今度はこっちの番だ!」
両手に持つ双剣を構え、≪二刀流≫ソードスキル《ダブルサーキュラー》突進2連撃を放つ。
だが、《ダブルサーキュラー》が当たる直前ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターはその身を後ろにバックし下がりながらさっきと同じ球体を飛ばしてきた。だが、今度はさっきのより数が多いが球体は小さい。
「くっ!」
《ダブルサーキュラー》の技後硬直が解けた俺は直ぐ様その場を離れる。
「なっ!?」
だが、今度の球体は避けても避けても追い掛けてきた。
「くっ!追尾弾かよ!」
俺は直ぐ様避けるのを止め地面の雪に足を踏みしめて迫り来る球体を凝視する。
「一か八か・・・・・・」
迫ってくる球体の数は7。
なら・・・・・・
「ハアアアア!」
俺は右手の『ブラックローズ・ナイト』を肩に担ぎ、片手剣にペールブルーのライトエフェクトを輝かせる。
「キリトくん!?なにを!?」
「キリトさん!?」
「キリト!?」
「キリト、なにを!?」
俺の光景にヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターを追い掛けて攻撃してる四人が視てくる。
そして、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの放った球体が俺に当たった。
いや・・・・・・
「ハアアアア!」
当たる直前に迫ってきた7つの球体、全てを片手剣ソードスキル《デットリー・シンズ》7連撃で斬り裂いた。
「「「「え・・・・・・えぇぇぇえええええっ!?」」」」
俺の今の光景にレインたちはあまりの絶叫を出した。
よく見てみると気のせいかボスのヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターも動きを止めて唖然としているような感じが取れた。
「ふむ。あの時のレインのサウザンド・レインのを参考にして見たがうまくいったな」
レインのサウザンド・レインは追尾式ではないが速度が尋常じゃないほどに早い。それに比べたら今の球体なぞ遅く感じられる。
「今度はこっちから行くぞ!」
俺は動きを止めてるヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに近づき、片手剣ソードスキル《ハウリング・オクターブ》8連撃を繰り出す。
高速の突き5回、切り下ろしからの切り上げ、そして切り下ろし。この攻撃でヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの残りHPは一番上の3段目の6割まで減った。
火山エリアのガイアルド・ザ・ヴォルケーノに比べると防御力はそんなに高くない。
「キリトくんだけに良いとこばっかりさせないんだから!フィリアちゃん!」
「うん!」
《ハウリング・オクターブ》が終わると直ぐ様、レインの片手剣ソードスキル《エヴァーティング・ストライク》7連撃が。フィリアは短剣ソードスキル《インフィニット》5連撃を。それぞれ追撃してさらにヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPを減らす。
「キシャアアアア!!」
甲高い断末魔を上げて、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは左右の羽をばたつかせて俺たちを振り払う。
「くっ!」
振り払われた俺たちはヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターから離れた場所に跳ばされた。この場所は開けたエリアで、辺りには木々があるだけの見渡しがいい場所だ。
「ギシャアアアア!」
上空に舞い上がったヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは俺たちに向けて作り出した幾つもの球体を飛ばしてきた。
俺たちはその球体をギリギリのところで避ける。球体が当たった場所は少し雪が抉られていた。
「ラン、あいつを地面に落とせないか?!」
俺は隣に避けてきたランに聞く。
「多分出来ると思います!」
「じゃあ頼む!レインはランの援護を!ユウキとフィリアは墜ちてきたあいつをソードスキルで攻撃するぞ!」
「うん!」
「わかった!」
「了解!」
「カウント3でいく。頼むぞラン」
「まかせてください!」
俺は降り注がれる球体を避けながらカウンダウンする。
「3・・・2・・・1・・・今!」
「いきます!―――ラスティー・ネイル!」
ランは剣の射程を延ばして攻撃する唯一のソードスキル、≪変束剣≫最上位ソードスキル《ラスティー・ネイル》を繰り出した。
ランの《ラスティー・ネイル》は鞭のようにヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに纏わりつき、動きを止める。そしてそこへ。
「ヤアアアアアアッ!―――サウザンド・レイン!」
レインの《サウザンド・レイン》がヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの左右の羽を攻撃する。
「キシャアアアア!!」
左右の羽を攻撃されヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターが地面に墜ちてきた。
「ウオオオオオオ!」
「ハアアアアアア!」
「セエェェイ!」
墜ちてきたヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに連携でソードスキルを叩き込んでHPを減らしていく。
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPが3段目の残り2割にまで減った途端、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターが身体を縮込めたかと思うと身体から甲高い音を出して俺、ユウキ、フィリアを離れた場所に飛ばした。
「なっ!?今のは・・・・・・!」
「うっ・・・・・・!」
「くっ・・・・・・!」
俺たちは三方に跳ばされるがHPはたいして減っていなかった。
地面に雪が積もっているというのもあるだろうが、あれは攻撃というよりは相手を近づけさせないための攻撃だと思った。
「今の音の衝撃波か・・・?」
「音?」
「ああ、恐らくあの左右の羽の中央が音を出すスピーカーなんだと思う」
「音・・・・・・なるほどね」
「どうするのキリト?」
「戦い方はさっきの戦法がいいと思う。空に飛んだらランの《ラスティー・ネイル》で攻撃してもらいたいけど・・・・・・・」
「《ラスティー・ネイル》は≪変束剣≫の最上位ソードスキルなので技後硬直が通常より少し長いです。それにクールタイムも入れないと・・・・・・」
「私の《サウザンド・レイン》も同じかな」
「ん~・・・・・・・」
今一上手くいく攻略法が思い付かない俺たちにヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは遠距離から攻撃をしてくる。
「ふっ!」
俺たちは散開してそのショット攻撃をかわす。
「ん?」
だが、その途中ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの動きがさっきより遅くなっているのに気付いた。
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPゲージを見てみると、そこには鈍足のデバフアイコンが付いていた。
「(あのデバフ・・・もしかしてランの《ラスティー・ネイル》の追加効果でか?ってことは動きさえ止められれば・・・・・・)」
迫り来る球体をステップで避け、ランの位置を確認する。ランの位置はヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの右後方だった。
「レイン」
「どうしたのキリトくん?」
俺はいつの間にか隣にいたレインに声を掛ける。
「あいつの攻略法が見えたかもしれない」
「えっ!?」
「多分その鍵はランだ。リーザがいたらもしかしたら変わるかも知れなかったけど・・・・・・」
「もしかしてラムちゃんのソードスキル?」
「さすがだなレイン」
「じゃあ私がボスを引き付けるからその間にお願い」
「頼む」
「えへへ、このレインちゃんにお任せあれ♪」
そう言うとレインはヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに向かっていった。
「ユウキちゃん!フィリアちゃん!いくよ!」
「うん!」
「ええ!」
レインの左右からフィリアとユウキが駆け抜けていく。
そしてその間に俺はランに近づく。
「ラン!」
「キリトさん!?どうしたんですか?」
「あいつを倒すにはランのソードスキルが必要だ!」
「???・・・・・・!・・・なるほど・・・そう言うことですか・・・・・・」
ランは当初俺の言った意味に首をかしげていたが、レインたちが相手しているヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの状態を見てハッと気付いたみたいだ。
「出来るか?」
「ええ・・・任せてください!」
「それじゃ、頼む」
「はい!」
俺とランは軽くうなずき同時にレインたちが相手しているヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに近付いていく。
「レイン!」
「!うん!」
「スイッチ!」
レインの攻撃でスタンさせその間に俺が≪二刀流≫ソードスキル《デブス・インパクト》重攻撃5連撃を放つ。
「ラン!」
「はい!」
そして反対側からランが≪変束剣≫ソードスキル《エルネイト》5連撃を繰り出す。
「キシャアアアア!」
甲高い悲鳴を出すヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPゲージには鎖で絡められたようなデバフアイコンが表示される。
「よし!全員、ソードスキルで攻撃!」
俺はそう言うと≪二刀流≫ソードスキル《ナイトメア・レイン》16連撃を。レインは≪多刀流≫ソードスキル《ディバイン・エンプレス》15連撃を。ユウキは≪紫閃剣≫ソードスキル《インフィニット・ゼロ》10連撃を。ランは≪変束剣≫ソードスキル《シュヴァルツィエ・ブレイド》11連撃を。フィリアは短剣ソードスキル《アクセル・レイド》12連撃を立て続けにヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに放つ。
「ギシャアアアア!!」
《デブス・インパクト》の追加効果で防御力低下のデブスが掛けられているに加え、ランの《エルネイト》の追加効果の拘束で動けないヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは甲高い断末魔を上げながら、次々と俺たち5人の多段ソードスキルを喰らい、HPゲージをみるみる削られていった。
「よし!これで残り約6割まで削れた!」
ソードスキルの多段攻撃を受けたヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPゲージを見て俺はそう言った。
多段ソードスキルを受けたヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの残りHPは2段目の半分ぐらいにまで削られていて、ゲージの色がイエローに入っていた。
「パターンが変わると思うがボスの動きを見極めれば避けられるはずだ!続けていくよ!」
「「「「了解!」」」」
俺たちは気合の入った声で会話し拘束が解け空中に浮かぶヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに向かっていった。
1時間後
「ハア、ハア、ハア・・・」
「ヤバいな、状態異常系の攻撃を連発してくる」
俺とレインは戦闘中のラン、ユウキ、フィリアを見てそう言った。
俺たちが下がっている理由はポーションでHPの回復と出血状態を回復させるためだ。
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPゲージをイエローにまで削った後、幾つか攻撃パターンが変わったり増えたりしたがなんとか対処できた。
だが、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターのHPが残り1段にまで削れたときにそれは変わった。何故なら、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは他のエリアボスと同じように身体に紫色のオーラらしきものを纏うと動きや攻撃が速くなったのだ。しかも、繰り出してくる遠距離からの球体は毒や出血など状態異常や鈍足やスタンなどのデバフも追加効果されていたのだ。
さらに厄介なのが大きな球体を近距離から爆発させることだ。音の攻撃なため後方に吹き飛ばされる他スタンや出血、鈍足などのデバフ効果もある。残り1段になったときにいきなりその攻撃を俺とユウキ、ランは喰らい回復するまでレインとフィリアの二人がタゲを取らなくてはならなくなったのだ。そのため、残り3割のHPゲージを見ながらも俺たちは慎重に攻撃しなくてはならないのだ。だが、このままでは不利にしかならない。ボスは空を飛んでいるのだ。ランの《ラスティー・ネイル》やレインの《サウザンド・レイン》で遠距離攻撃や《ソニックリープ》など上空に向けて放てるソードスキルがあるからと言っても基本は地に足を付けての戦闘だ。
前に
「あの動きに対応するならあれしかないな」
「そうだね・・・・・・使う?」
「ああ。やるしかないな。いけるかレイン?」
「うん、もちろんだよ。キリトくんは?」
「俺も大丈夫だ」
「わかった」
「ああ、それじゃあ・・・・・・」
「うん・・・・・・」
俺とレインは同時に声を揃えて言う。
「「
≪シンクロ≫スキル《共鳴》を発動させると、俺とレインのHPゲージに様々なバフが付けられた。
「「―――いくよ!」」
そして同時にユウキたちか相手するヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに掛けていった。
「キリト!」
「ッ!」
ユウキの声と同時にヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは幾つもの球体を浮かべ、それを俺たちに向けて放ってきた。
《共鳴》を発動する前の俺とレインだったら危なかったかもしれないが、今は《共鳴》を発動している。
そして、それはレインもだ。
俺とレインは素早く目線でうなずき左右に散開する。
追尾式の球体なのか俺とレインに5つずつ付いてくる。俺は途中で立ち止まり、迫り来る球体をその場で動かず待つ。
「「キリト!」」
「キリトさん!」
ユウキ、フィリア、ランの声が聞こえるなか俺はその場で動かず待ち続ける。そして5つの球体が俺に向かってギリギリのところで俺は素早く動き、球体を同士討ちにして相殺させ、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターに向かう。
「ハアアアアアア!」
そして振り抜き様に一閃。いや、ニ閃を浴びせる。
「キシャアアアア!」
「こっちもいるよ!」
声を上げて俺の方を向いたヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの後ろをレインが一閃して斬り裂く。
「ギシャアアアア!」
苛立ったように声を上げるヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは俺とレインを吹き飛ばそうと、音の衝撃波を出してきた。だが、衝撃波を喰らう前に俺とレインは下がってその衝撃波を避ける。
そして、衝撃波を出し終えたのと同時に、
「ハアアアアアアッ!」
「ヤアアアアアアッ!」
≪シンクロ≫ソードスキル《スカイ・ストライザー》突進12連撃を放ちHPを削る。
「キシャアアアア!」
「いるのはキリトとレインだけじゃないよ!」
ユウキの声とともに更に3つのライトエフェクトがヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターを襲う。
これで残りHPは2割以下にまで減った。
ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは地面に倒れ付し起き上がるのに精一杯の感じだった。
「これで決めるぞ!」
「うん!」
「わかった!」
「はい!」
「了解!」
「私からいきます!・・・ヤアアアアアアッ!―――ラスティー・ネイル!」
まず先行してランが≪変束剣≫最上位ソードスキル《ラスティー・ネイル》でヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターを攻撃する。
「次はわたしと!」
「僕の、番だよ!」
ランが《ラスティー・ネイル》でヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターの動きを止めている隙に、フィリアとユウキの二人がソードスキルで攻撃する。
「ハアアアアアアッ!」
「ヤアアアアアアッ!」
フィリアは短剣ソードスキル《シャドウ・ステッチ》7連撃を、ユウキは≪紫閃剣≫最上位ソードスキル《マザーズ・ロザリオ》11連撃を放つ。
「ギシャアアアア!!」
これで残りHPは1割以下にまで削れた。
「いくぞレイン!」
「うん、キリトくん!」
《ラスティー・ネイル》から解放されたヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターは衝撃波や球体を飛ばしてくるが俺とレインはステップで避け、接近する。
「これで終わらせる!セアアアアアアアアッ!」
「ヤアアアアアアッ!」
「「―――インフィニティ・モーメント!」」
≪シンクロ≫最上位ソードスキル《インフィニティ・モーメント》30連撃を放ち、HPを削る。
「キシャアアアアアアアア!!」
「「ハアアアアアアッ!」」
俺とレインは交互に放ちラスト2擊を同時に放ち十字に斬り裂いた。
「キシャアアアア!」
甲高い断末魔を上げながら雪山エリアボス、ヴェイパー・ザ・ヴァイブレイターはポリゴンの欠片となって爆散して消え去った。
「みんな答えはわかったかな?今回の問題の答えはレインにお願いするよ!」
「うん!今回の問題の答えはⅠ:音だよ」
「いや~、今回のボスは厄介だったな」
「ホントだね。さすがに宙に浮かぶボス相手は大変だったよ」
「お疲れ様二人とも。次回もまた頑張って」
「ああ!」
「もちろん!」
「それじゃあ今回はここまで!」
「「「また次回!!Don't miss it.!!」」」