ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
~キリトside~
遺棄エリア
異界エリアのボス、アメディスター・ザ・クイーンを討伐した翌日、俺、レイン、フィリア、ユウキ、ランの五人は管理区の真下にある遺棄エリアの封印され閉ざされている巨大な扉の前にいた。
「よし、火山と雪のエリアで手に入れたメダルを使って門を開けるぞ」
「次はどんなエリアが用意されているのかな・・・・・・楽しみだね」
「そうだな。取りあえず、気合いを入れていこう!」
扉にある窪みに火山と雪のエリアで手に入れたメダルを入れると、メダルが光り、扉が大きな音を立てて開いていった。
宮殿エリア オディウム宮殿エントランス
開いた扉の中に入り、俺たちを待ち受けたのは宮殿のようなエリアだった。
辺りを見渡していると。
『我が名は《剣の女帝》挑戦者よ、よくぞ封印を解き、我を解放してくれた』
何処からか声が聞こえてきた。
「この声は・・・・・・」
「ついに、クエストの最終段階か」
辺りを警戒しながら周囲を探っているとまたしても声が聞こえてきた。
『お主の前には3つの試練が立ち塞がる。見事その試練を乗り越え、実力を証明した暁には我に挑戦する機会を与えよう』
そう告げると声は聞こえなくなった。
「3つの試練・・・・・・」
「試練、ですか・・・・・・」
「一体どんな試練の内容なんだろう?」
「まだ分からないけど、いずれにせよかなりの難易度だろうな。気を引き締めていこう」
意気込みを入れていると、目の前にウインドウが現れそこにホロウ・ミッションが書かれていた。
'ホロウ・ミッション'
場所:オディウム宮殿 エントランス
クエスト名:一の試練 守護騎士の罠
備考:トラップと共に扉を守護しているガーディアンを突破し、フロアの最奥で待つ『ビッグパレスガーディアン』を撃破せよ!
討伐モンスター:ビッグパレスガーディアン
「最初の試練ってやつか」
ウインドウに書かれたホロウ・ミッションの内容に俺はそう言った。
「そうみたい」
「要は、ガーディアンを倒して扉の先に進んでいってそこにいるボスを倒せばいいんだよな」
「みたいですね。しかし、気になるのはトラップと共に扉を守護しているというところですね」
「だね。ガーディアンがいる場所はトラップが仕掛けられていないか注意しながら戦う必要がありそうだね」
ランの指摘したようにトラップと言う単語に俺たちは緊張が走った。
「とにかく気を付けて進もう」
俺はレインたちにそう言うと、装備を確認してホロウ・ミッションに記されたモンスターを討伐するために先に進んだ。
しばらく進み、一つ目の扉を開け中に入り、中にいるモンスターを見た。
モンスターの頭上にはモンスターの英名とHPバーが表示されていた。英名はそれぞれ、Hammer Of Gate GardianとBloody Masterと表示されていた。
「どうする?」
「さっさと片付けちゃいましょうか」
「だね」
「うん」
そう言うと俺とレインは『ハンマーオブゲートガーディアン』の方に、ラン、ユウキ、フィリアは『ブラッディマスター』2体の方に向かっていった。
結果を言うとすぐに終わった。
『ハンマーオブゲートガーディアン』は俺とレインの≪シンクロ≫ソードスキル《ワールドエンド・オーバーレイ》によって一瞬でHPが右から左端にまで減り、呆気なくゼロになった。『ブラッディマスター』に関しては、ランが『ブラッディマスター』の動きを≪変束剣≫最上位ソードスキル《ラスティー・ネイル》で止めて、その間にフィリアとユウキが接近してそれぞれ、上位ソードスキルを叩き込んで一撃でHPをゼロにした。
はっきり言うと手応えがなかった。
「・・・・・・・・」
「弱い?」
「いえ、たぶんキリトさんとレインさんが強すぎるのだと」
「あはは」
「確かに」
俺とレインの言葉にランたちから苦笑いと呆れの混じった声が返ってきた。
そんなこんなで次の部屋にいた、Sord Of Gate GardianとポップしたBloody Master2体もほぼ瞬殺の勢いで倒したのだった。
それから少しして。
「あれかな?」
目の前には恐らく討伐モンスターであるNM"Big Palace Gardian"が佇んでいた。
「ねえ、あの四角にある魔法陣みたいな紋章ってさっきのモンスターが出てたやつに似てない?」
ユウキの視線の先には、魔法陣のような紋章が怪しく青く光輝いていた。
そしてそれは、さっきの部屋でモンスター2体が現れたものと同じ紋章だった。
「と言うことは何らかの条件であそこからモンスターがポップするということですね」
「考えられることとしては時間経過か、モンスターのHPが減ってポップするかだな」
「どういう風にいく、キリト、ラン?」
フィリアが俺とランに訪ねた。
俺とランは少しの間考え、答えた。
「すぐに討伐出きればいいんだけど相手はNMだからな。そこら辺にいるモンスターとは違って一筋縄でいかない。ってことは、だ」
「モンスターが出現し次第、私とユウキ、フィリアさんとレインさんで排除。キリトさんはその間一人でモンスターの相手をしてもらってもいいですか?」
「ああ。見る限りそんなに強くはないみたいだからな。少しの間なら俺一人で対処できる」
「じゃあそのように・・・・・・」
ランのその言葉で締め括られ、俺たちはそれぞれ武器を抜刀し部屋の中に入った。
「先手必勝!―――サウザンド・レイン!」
俺とラン、ユウキ、フィリアが先行するところに、後ろからレインの≪多刀流≫最上位ソードスキル《サウザンド・レイン》による攻撃。目の前の『ビッグパレスガーディアン』に《サウザンド・レイン》が突き刺さり、その一秒後に俺たちによる攻撃で『ビッグパレスガーディアン』のHPは大きく削り取られていた。
HPが二段目の7割ほどにまで削り取られたその瞬間。
「「「「「!?」」」」」
部屋の四角に浮かぶ紋章から、『ハンマーオブゲートガーディアン』と『ソードオブゲートガーディアン』が2体ずつ現れた。
「どうやらHPを減らすと護衛のモンスターを召喚するらしいな」
俺は戦闘前に言った予想が当たったと護衛のモンスターを見て言った。
「みたいだね。護衛のモンスター4体はあの青い魔方陣みたいな紋様の上に出現するみたい・・・・・・」
「ボスと護衛のモンスターを引き離しての、戦闘開始はMMOの常套手段。・・・・・・・普通ならそうなんだけど」
「私たちにかかれば」
「問題ないわ!」
俺たちはそれぞれの武器を握り直して、自信に満ち溢れた言葉を紡いだ。
「ユウキ!レインさん!フィリアさん!」
「うん!」
「ええ!」
「まかせて!」
「キリトさん!」
「ああ!そっちは任せたぞラン!」
「はい!」
俺は一人で目の前のNM『ビッグパレスガーディアン』を。レイン、ユウキ、ラン、フィリアは四角の『ソードオブゲートガーディアン』と『ハンマーオブゲートガーディアン』に向かっていった。
「んじゃ、やるか!」
そう一言呟くと、俺は再度『ビッグパレスガーディアン』と対峙する。動き出したのはほぼ同時だった。
『ビッグパレスガーディアン』の攻撃をステップで避け、懐に潜り込んで片手剣ソードスキル《シャープネイル》3連撃を放つ。淡い赤色のライトエフェクトを輝かせ、縦に三本。獣が爪で攻撃した痕のような傷を付ける。そこから、横から迫ってくる腕を宙返りで後ろに下がり、地面に着地したと同時に片手剣ソードスキル《ソニックリープ》単発突進技を仕掛ける。身体の捻りと腕の動き、そして加速による3ブーストを同時に行って瞬時に『ビッグパレスガーディアン』との間の間合いに入り、《シャープネイル》の傷跡が僅かに残るその場所に、右斜めからの切り下ろしをペールグリーンのライトエフェクトを煌めかせながら実行する。『ビッグパレスガーディアン』は《ソニックリープ》による《シャープネイル》の上から付けられた斜めの斬り痕を刻まれながらも一瞬動きを鈍らせただけで、両腕を上から振り下ろしてきた。
「はあっ!」
両腕による攻撃を双剣のクロスブロックで受け止め、そのまま勢いに乗せて、両腕を跳ね返上げさせる。そしてそのがら空きの胴体に向かって、≪二刀流≫ソードスキル《クリムゾン・スプラッシュ》重攻撃8連撃をすべて叩き込む。クリムゾンのライトエフェクトをチラつかせながら『ビッグパレスガーディアン』の巨体を貫いていき、HPを削る。
HPが削れていき、残りHPが一段目の半分にまで落ち、レッドゾーンになったその瞬間、レインたちのいる四角の紋章から蒼白い光が同時に立ち上ぼり、そこからまたしても護衛のモンスターが4体ポップしてきた。
「ラン!」
「こっちは私たちで対処します!キリトさんは目の前のボスを!」
「頼む!」
現れた4体のモンスターをレインとラン、ユウキ、フィリアが瞬時に相対して対応した。
「ぜぁあっ!」
『ビッグパレスガーディアン』の単調的な動きを見切り、ステップで左右に避けて残りのHPを少しずつ削る。
「はあっ!」
横薙ぎに切り払いと同時に、四角からポリゴンの破砕音が盛大に響き渡った。
「キリトくん!」
「ああ!」
レインの呼び声と同時に『ビッグパレスガーディアン』との距離を取り、右手の黒い剣『ブラックローズ・ナイト』を肩の高さまでに持ち上げ、腕を引き絞りクリムゾンレッドのライトエフェクトを輝かせ宮殿の床を蹴って思いっきり突き穿つ。
「うおおっ!」
片手剣ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》単発重攻撃の輝かせるクリムゾンレッドのライトエフェクトを煌めかせながら『ビッグパレスガーディアン』の巨体に剣が突き刺さり、残ったHPを余さず奪い尽くした。
『ビッグパレスガーディアン』の動きが止まったかと思うと、一瞬ぶれポリゴンへと爆散して散った。
「終わったか・・・・・・」
目の前に浮かぶCongratulationsの文字を見ながら剣を背中の鞘にしまいながら呟く。
「お疲れさまキリトくん」
「ああ。そっちもお疲れレイン」
レインの渡してきたポーションを飲んでそう言う。
「ふぅ。それじゃ、次のエリアに行くか」
「うん」
「おお~」
「そうですね」
「りょ~かい」
先にあった扉を開き俺たち五人は、次のエリアへと進んだ。
オディウム宮殿 中央回廊
'ホロウ・ミッション'
場所:オディウム宮殿 中央回廊
クエスト名:二の試練 四門に閉ざされし部屋
備考:通路を塞ぐ強力な四体の門番を倒し、閉ざされている中央の扉を開いてその奥で待つ『フォースオブエンプレス』を撃破せよ!
討伐モンスター:フォースオブエンプレス
「入るなりいきなりホロウ・ミッションですか・・・・・・」
「たぶん、エリア全体がミッション領域なんだろうね」
次のエリア、オディウム宮殿の中央回廊に進んだ俺たちは、部屋に入るなりいきなり表示されたホロウ・ミッションのウインドウを見やった。
「四体の門番すべてを倒して中央の部屋にいるボスを倒すのが二つ目の試練って訳だな」
「強力なってことは《
「《NM》だと通常のモンスターに比べてはるかに強敵です。一体ずつ、慎重に確実に戦って進みましょう」
「だな」
要警戒と言うことで、俺たちはまず手始めに4体の門番を倒しに向かった。
「あれが1つ目の門番か・・・・・・」
ある部屋に入った俺たちは、部屋の中で徘徊しているモンスター、Flesh CollecterとNM"Ax Of Quartet"と表示されてるモンスターを見る。
「取り巻きのモンスターは私とユウキで対処するわ」
「姉ちゃんとキリト、レインはNMをお願いね」
「わかった。それじゃ―――」
俺の言葉にそれぞれの武器を抜刀し。
「―――戦闘開始だ!」
俺とレイン、ランはNMの『アックスオブカルテット』をユウキとフィリアは『フレッシュコレクター』2体を相手に行った。
結果的に言うと、さすがNMだけあって他とはけた違いだったが、今までの戦闘経験が発揮され、ほぼノーダメージで討伐することができた。
それは他の3体の門番のNMもしかり。
『アックスオブカルテット』を倒した次の部屋の2番目の門番はNM"Scythe Of Quartet"と表示されたモンスターだった。『サイスオブカルテット』はその名の通り死神のような姿をしていた。素早さが高く、『アックスオブカルテット』ほどの攻撃力は無かったが出血デバフを与えてきたため『サイスオブカルテット』の攻撃には注意して攻略した。最後はフィリアの《ダークネス・カーニバル》で止めをさし討伐した。
『サイスオブカルテット』を倒した俺たちの次の撃破対象は、NM"Blade Of Quartet"だった。
反対側の部屋にいたNM『ブレードオブカルテット』は巨大な両手剣を携えた騎士型モンスターだった。両手剣によるソードスキルを放ち攻撃範囲が広く、距離を取りつつ、無防備な背面に回ったりして少しずつHPを削り、最後はユウキの《インフィニット・ゼロ》で撃破した。
そして最後の4番目の門番は『ブレードオブカルテット』の上の部屋にいたNM"Club Of Quartet"とFlesh Collecterだ。
NMの『クラブオブカルテット』の取り巻きのモンスターである『フレッシュコレクター』2体は最初に倒したNMの『アックスオブカルテット』のところで倒したモンスターだった。今回は『アックスオブカルテット』の時と同じようにして『フレッシュコレクター』2体をフィリアとユウキが相手をし、『クラブオブカルテット』を俺とレイン、ランが相手をした。『クラブオブカルテット』はその名の通り両手棍を持った、ゴブリンキングのようなモンスターだった。『クラブオブカルテット』は他の3体の門番と比べると微妙に倒しやすかった。『フレッシュコレクター』を同時に倒したユウキとフィリアも入れて、次々とスイッチしていき攻撃をさせるを与えず、HPを削り最後はランの《シュヴァルツィエ・ブレイド》で切り刻まれてポリゴンの欠片へとなって散った。
4体の門番すべてを倒し、撃破した俺たちは最後の討伐指令のモンスター、NM"Force Of Empress"。NM『フォースオブエンプレス』と対面していた。
「あれがフォースオブエンプレスか」
俺は目の前にいる『フォースオブエンプレス』を見てそう呟いた。さすがに今はまだ戦闘に入ってない。
俺たちのいる場所は部屋の入り口付近で『フォースオブエンプレス』の陣取っている場所は、部屋の中央だ。どうやらこの辺りは『フォースオブエンプレス』の
「剣を二本持ってるね」
「二刀流・・・・・・キリトさんとレインさんみたいですね」
「ああ。恐らくだがかなり攻撃力が高いだろうな・・・・・・」
「見た目からは移動速度が遅いように見えるけど・・・・・・」
「油断できないね」
俺たちは最大限の警戒をして、視界の先の『フォースオブエンプレス』を見据える。
「とにかく、ここに居たってなんも変わらないし闘わないと」
「ですね。タゲ取りはキリトさんとユウキに任せます」
「わかった」
「オッケー姉ちゃん」
「レインさんは先制にいつもの《サウザンド・レイン》をお願いします」
「うん」
「私とフィリアさんは、側面から攻撃します」
「まかせて」
ランの指示が終わり、俺たちは無言でそれぞれの武器を抜刀し構える。
「それじゃ、戦闘開始だ!」
俺の声と同時に、レインを除く俺たち4人が前に駆け出す。
「いくよ!―――サウザンド・レイン!」
後ろからの《サウザンド・レイン》が一直線に『フォースオブエンプレス』へと翔んでいく。
「ユウキ!」
「うん!」
《サウザンド・レイン》が俺たちを追い越して行くのと同時に、フィリアとランは左右に散開して、俺とユウキは同時にソードスキルを放つ。
「はああっ!」
「やああっ!」
俺は≪二刀流≫ソードスキル《ダブルサーキュラー》突進2連撃を。ユウキは≪紫閃剣≫ソードスキル《レジステリアス》単発突進技を放つ。
俺たちのソードスキルが当たるその直前にレインの《サウザンド・レイン》が当たるはずだった。しかし。
「なっ!」
「グオォォォオオオオオ!」
レインの《サウザンド・レイン》は『フォースオブエンプレス』の握る巨大な二本の剣にほとんど防がれ、無傷とはいかないが、少ししか二段あるHPを削れられなかった。俺とユウキはそれに面食いながらもソードスキルを発動する。
放たれた二つのソードスキルは『フォースオブエンプレス』の巨体の胴に辺りわずかにHPを減らす。
その瞬間。
「くっ!」
「うわっ!」
巨大な二本ある剣の片方に薙ぎ払われた。
とっさに剣で防御したが後ろに吹き飛ばされた。
「キリトくん!ユウキちゃん!」
「大丈夫だ!」
吹き飛ばされながら身体に捻りを入れてバランスをとり、地面に脚が着いたのと同時に勢いよく踏み出す。
「うおおおっ!」
片手剣ソードスキル《ソニックリープ》を3ブーストを掛けて繰り出す。
《ソニックリープ》は『フォースオブエンプレス』の剣で受け止められたが、側面からはフィリアとランによるソードスキルのライトエフェクトが見える。
「ぜりゃああ!」
《ソニックリープ》のシステムアシストが終了し、地面に脚が着く。それと同時に頭上から『フォースオブエンプレス』の剣が振り下ろされてくる。
俺はそれをクロスブロックで受け止め。
「ユウキ!レイン!」
後ろの二人に声をかける。
「うん!レイン!」
「オッケーユウキちゃん!」
ユウキが素早く接近して、俺と『フォースオブエンプレス』との間に入り至近距離の胴体に片手剣ソードスキル《ファントム・レイブ》6連撃を放つ。
《ファントム・レイブ》は重攻撃では無いが、威力が高くやや重攻撃に似ているためノックバックが確率で発生する。
そして《ファントム・レイブ》で発生したノックバックにより『フォースオブエンプレス』の振り下ろしてくる剣の重みが緩和になりそれを思いっきり跳ね上げ。
「レイン!」
「うん!いくよ―――サウザンド・レイン!」
俺とユウキが左右に避け、レインの《サウザンド・レイン》が車線上にいる胴体ががら空きの『フォースオブエンプレス』に突き刺さる。
「グギャアアアアアアアアア!」
どこからこんな声を出しているのか分からない甲高い絶叫が周囲に響く。
そしてそんな『フォースオブエンプレス』に。
「ハアアアッ!」
「やあああっ!」
「テイヤアァァッ!」
ユウキの≪紫閃剣≫ソードスキル《インフィニット・ゼロ》10連撃とランの≪変束剣≫ソードスキル《シュヴァルツィエ・ブレイド》11連撃、そしてフィリアの短剣ソードスキル《アクセル・レイド》12連撃と、それぞれの上位ソードスキルが命中し、瞬く間にHPが削られていく。
「レイン!」
「うんキリトくん!」
俺とレインは素早く『フォースオブエンプレス』に近づき、ノックバックが解除され迫り来る二本の巨大な剣を巧みに避け≪シンクロ≫ソードスキル《ワールドエンド・オーバーレイ》重攻撃14連撃を仕掛ける。
これで『フォースオブエンプレス』の二段あるHPの二段目が消し飛び一段目の6割弱で止まり一気にレッドゾーンにまで入った。
その後も、左右の剣による連続攻撃や薙ぎ払いなど剣による攻撃も多かったがそのすべてを見切り、余波でわずかにHPは減ったがスイッチをしていき15分後、『フォースオブエンプレス』のHPがすべて消えゼロになり、『フォースオブエンプレス』はその巨体をポリゴンの欠片へと変え、爆散して虚空へと消えた。