ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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「みんなお久しぶり!覚えてるかな?ソーナだよ!しばらくここにいなくてごめんなさい!それじゃさっそく今回の問題をだすよ!―――――の前に本日のゲストはこちら!」

「こんにちはアリス・シンセシス・サーティです」

「はじめまして!アリス姉さまの妹のセルカ・ツーベルクです」

「今回は、アニメ【ソードアート・オンライン アリシゼーション Warof Underworld】の放送開始を記念してアリスとセルカの姉妹二人に来てもらいました!今日は来てくれてありがとう二人とも」

「いえ」

「こちらこそ呼んでくださりありがとうございます」

「あはは、セルカそう緊張しなくても大丈夫だよ」

「そうですよセルカ。普段通りでいいと思います」

「そ、そう?ならそうするわね」

「セルカの緊張も解れたところで今回の問題はこちら!」


問題:『キリトが≪二刀流≫で獲得した秘奥義の名はなに?』

Ⅰ:トワイライト・リザレクション

Ⅱ:ネビュライド・エンプレス

Ⅲ:サウザンド・レイン

Ⅳ:シャドウ・エクスプロージョン


「答えは本文の最後に!」




HF編 第124話〈秘奥義〉

 

~キリトside~

 

「倒した・・・・・・」

 

「うん・・・・・・倒したよね」

 

剣を振り切ったままの姿勢で、俺とレインはたった今HPが0になり消えた、ここ、宮殿エリアのボスにしてこのグランドクエストのボス、ヴァルナギア・ジ・エンプレスのいた場所を見る。

目の前の空間に金色のフォントでcongratulations!!と浮かび上がった。

 

「よし!」

 

「やったぁ!」

 

「やったよ姉ちゃん!」

 

「ええ!やりましたねユウキ!」

 

「やったねキリト!」

 

フォントが浮かび上がりクリアしたことに、俺たちは武器を鞘にしまって歓声を上げた。

するとそこに。

 

 

『お主の力はこの我を凌駕した。その力に応じて、我が剣技を授けよう。神の力をも凌駕する、剣技を!』

 

 

何処からかそんな声が聞こえてきた。

その声がそう言うと、突然目の前の視界に空間ウインドウが開き。

 

 

 

【各武器種の秘奥義がアップデートされました。秘奥義の使用が可能となります。使用条件:秘奥義使用各武器種の熟練度をマスタリーにまで達成していること】

 

 

 

と表示された。

 

「秘奥義・・・・・・」

 

「秘奥義ってことは最上位ソードスキルよりも強いのかな」

 

「恐らくな。取り敢えずアスナたちに連絡して報告した方がいいな」

 

「そうだね」

 

そう言って、俺たちは部屋の主が倒された場所を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理区

 

 

遺棄エリアから管理区に戻ってきた俺、レイン、ラン、ユウキはそのまま管理区にあるアークソフィアへと繋がる転移門の上に立っていた。

 

「じゃあまたなフィリア」

 

「ダスヴィダーニャ、フィリアちゃん」

 

「またねフィリア」

 

「ではまた、フィリアさん」

 

「うん。またねキリト、レイン、ユウキ、ラン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アークソフィア 

 

管理区からアークソフィアに帰ってきた俺たちは、アークソフィアにあるエギルの店にいた。

 

「それでキリト君、秘奥義ってどういうのなの?」

 

全員揃い、アスナが聞いてきた。

 

「いや、まだ試してないんだよな」

 

「じゃあ今試してみたらどうかな?」

 

俺の言葉にレインが面白そうに言った。

するとそこに。

 

「試すならここでしたらどうだ?」

 

エギルがそう言ってきた。

 

「どれほどの威力なのかわかんねぇが、秘奥義ってつくほどだからな。破壊不能(イモータル)オブジェクトのここなら問題ねぇだろ」

 

「・・・・・・エギルがいいなかまわないが・・・・・・・」

 

俺はそう言って立ち上がり、二刀流を装備してレインたちが片付けた壁際の方に壁に向かってたつ。

 

「それじゃさっそく・・・・・・・」

 

俺は抜刀し握りしめているレインが作製した愛剣の二振り『ブラックローズ・ナイト』と『ホワイト・ユニヴァース』を構える。

左手と左足を前に右手を少しあげて右足を下げ腰を下ろす。秘奥義の発動準備に入ると、俺から虹色のオーラが溢れ出て円錐状に徐々に中央に集まっていき、3秒ほど溜め、一気に放った。

右振り下ろしからの左下ろし、目にも止まらない速さで左右の剣を振る。十数撃放ち、左右の剣を左に薙ぎ払い膝をつき、さらに少し溜めて、右にクロスを描いて払い続けて下からの切り上げ、ラストに切り上げた右手の剣で縦に二分割するように思いっきり切り下ろした。その瞬間、とんでもない威力の衝撃と音が鳴り響いた。

 

「―――これが秘奥義、らしい」

 

≪二刀流≫秘奥義ソードスキル《ネビュライド・エンプレス》22連撃を放ち終えた俺は剣を背中の鞘にしまって、見ていたレインたちに言った。

 

「おいおい・・・・・・今の本当にソードスキルなのか・・・・・・」

 

「ありえねぇだろ今のは・・・・・・」

 

「秘奥義・・・・・・最上位ソードスキルを大きく凌駕してるわね」

 

「すごいソードスキルね。お店がビリビリ震えていたわ」

 

「はい。今のにピナが驚いちゃってます」

 

「あたし、今の目で捉えきれなかったです・・・・・・。アスナさんはどうでした?」

 

「私も・・・・・・初速は辛うじて見れたんだけど、だんだん速くなって最終的には見えなかったわ」

 

「ボクもアスナよりは見えてたと思うけど・・・・・・速すぎて何連撃までかは分からなかったよ」

 

「今の秘奥義、振り切った剣の軌跡が見えましたね・・・・・・。20連撃は往ってると思いますけど・・・・・・ユウキはどう?」

 

「ボクも姉ちゃんと同じかな。20連撃は往ってると思うよ」

 

「どうラム。キリトさんの放った秘奥義」

 

「正直に言うと、ゲームバランスが崩壊するかも。リーザはどう思ったの?」

 

「私も同じよ。破壊不能なのに壊れないか心配したもの」

 

俺が放った秘奥義に、エギルたちはそれぞれ感想を言った。

 

「パパ、スゴいです!」

 

ユイがスゴいとはしゃいでいるレインが少し考えるようにして言ってきた。

 

「キリトくん、今の秘奥義の連撃数って22連撃・・・・・だよね?」

 

『『『え!?』』』

 

「よくわかったなレイン。その通りだ」

 

連撃数を当てたレインにそう言うと。

 

「ちょっ、ちょっと待ってレインちゃん。レインちゃん、今の秘奥義見えたの!?」

 

「え?うん。初剣から最後の方まで速かったけど見えなくもなかったよ。ユウキちゃんとランちゃんも見えてたよね?」

 

「ええ。見えなくもありませんでしたけど、私やユウキでは何連撃かまでは分からなかったです」

 

「20連撃は往ってるのは見えたけどね」

 

レインとユウキ、ランの言葉にアスナたちは目を見開いて驚愕の眼差しをした。

 

「にしても今のソードスキル、秘奥義ってだけあって威力が半端ねぇな。店が壊れるかと思ったぜ」

 

「その秘奥義を俺たちも使えんだろ?つうことはこれ攻略速度が上がるんじゃねぇか?」

 

「そうね・・・・・・特にユニークスキルが8つもあるし残り少しだけど速くなりそう」

 

「ですが今の秘奥義、見たところ発動するまで3秒ほど溜め(チャージ)時間が必要みたいですね」

 

「そこが弱点なんだよなぁ・・・・・・」

 

ランの言葉に店内の家具をもとに戻して武器をストレージにしまい椅子に座った俺は同意した。

 

「あの3秒くらいの時間に攻撃を受けるとキャンセルされるんだよな」

 

「それって、メリットもあるけどデメリットもあるってこと?」

 

「ああ。強力な反面、防御は弱いんだよ」

 

ウインドウを開き、秘奥義のスキル欄を見る。

そこには俺がマスタリーしている片手剣、二刀流、そしてシンクロの秘奥義の名が表示されていた。

 

「あの威力なら一度当たればノックバックが発生するからあとはシステムが自動でモーションをするってことかな」

 

「ところでキリトくん、武器の耐久値はどう?」

 

レインが思い出したかのように聞いてきた。

 

「それについては俺のは問題ないよ。でも、武器によっては一度放っただけで耐久値が一気に減る可能性もある」

 

「やっぱりね。あれほどの威力なら武器の耐久値が減るのは目に見えてるわ」

 

リズが予測していたと言わんばかりに言った。

 

「さすがだなリズ」

 

「これくらいマスタースミスなら当然よ。それより、この秘奥義って習得条件ってなんなの?」

 

「秘奥義の習得条件は秘奥義を使用する武器種のスキル熟練度をMAX。マスタリーしていることだよリズっち」

 

「ってことは攻略組は全員この秘奥義が使えるってことなのかしら?」

 

「いや、それはどうなんだろうな・・・・・・アスナたちは秘奥義、習得してるか?」

 

「ええっと・・・・・・ちょっと待ってて・・・・・・」

 

俺の言葉にアスナがウインドウを開くとエギルたちも立て続けにウインドウを開いた。

 

「ユウキとランは秘奥義使えるんだったよな」

 

「ええ」

 

「うん!これでどんなモンスターだって倒しちゃうから!」

 

「そう上手くいくわけないでしょユウキ」

 

「うぐっ・・・・・・。け、けど姉ちゃんとボクにかかったら大抵の相手じゃ意味ないじゃん」

 

「それはそうですけど、ヒースクリフ団長。・・・・・・いえ、茅場さんの言っていたこと忘れたんですか?元々血盟騎士団は95層以上のモンスター群に対抗するために茅場さんが集めたギルドですよ。つまり、モンスターのアルゴリズムが95層からは巧く読み取れないと言うことです。油断大敵ですよユウキ。あなたは昔からそうですけど、もう少し体より頭を使ってください。そもそもですね、いつもいつもあなたに振り回されてる私の身にもなってください。だいたいあなたはですね・・・・・・・・・・」

 

「ううっ・・・・・・」

 

突如始まったランによるユウキへのお説教にレインたちは呆気にとられているが、俺とリーファは懐かしい光景に苦笑を浮かべた。

 

「おーいラン。ユウキへのお説教はあとにしたらどうだ。レインたち退いてるぞ」

 

「ッ!」

 

いつもの落ち着いた彼女と今の彼女は比べ物にならないと言う感じなのか、この光景を見たことないレインたちはランのユウキへのお説教にかなり退いていた。アスナに限っては眼をパチクリさせていた。

 

「ランのお説教は一度始まると長いからな」

 

「そう言えば昔はキリト君とユウキちゃんがしょっちゅうランちゃんに怒られていたね」

 

「あ、いや、それはだな・・・・・・」

 

リーファの言葉に口を濁す。

 

「そ、それよりアスナ秘奥義の方はどうだった?」

 

「あ、話題ずらしてる」

 

リーファの声が聞こえたが聞こえない振りをする。

 

「あはは・・・・・・。秘奥義よね。秘奥義ならあったわ」

 

「あたしのところにもあったよ」

 

「オレのところにもあったぜキリの字」

 

アスナ、リーファ、クラインの言葉にみんなが頷いたことからどうやら全員に秘奥義がいっているみたいだ。

 

「みんなにもいっているんだね」

 

「一応他のプレイヤーは知らないけどボクたちは使えるってことがわかったね」

 

「ええ」

 

「それじゃ秘奥義についてはこれで終わりでいいかしら?」

 

「ああ」

 

アスナの言葉に俺はうなずいて返した。

 

「それじゃあ階層攻略についてね。今92層を攻略してる最中なのだけど、みんな神隠しって知ってる?」

 

「神隠し?」

 

「あ、聞いたことあります。ここ最近プレイヤーがどこかに消えてしまうんですよね」

 

「それって亡くなったってことじゃなくてかラム?」

 

「はい。亡くなったのではなく本当にどこかに消えてしまってるらしいんです」

 

「始まりの街の黒鉄宮にある生命の碑を下の層の人に確認してもらったんですけど横線は引かれてなかったそうです」

 

「つまり亡くなったわけじゃない・・・・・・なのにどこかに消えた、か」

 

「確かに、神隠しね」

 

「不気味ですね・・・・・・」

 

ラムの言葉にリズとシリカが不安がるように言う。

 

「それとあのアルベリヒって人の事なんだけど」

 

「アルベリヒがどうかしたのか?」

 

「どうも怪しいのよね・・・・・・」

 

「怪しい?」

 

「ええ。アルゴさんに調べてもらってるんだけど全く情報がないの。まるで急に現れたみたいで・・・・・・」

 

「オレも聞いてみたけどアルベリヒって名前下層でも聞いたことねぇらしいぜ」

 

「それにアルベリヒってやつの仲間の連中について良くない噂ばかり耳にはいるな」

 

「取り敢えずみんな気を付けてね」

 

アスナのその言葉に俺たちは重々しく頷いた。

 

「(アルベリヒ・・・・・・あいつの装備とステータスは俺たちより恐らく上だと思うがどうもおかしい。装備とステータスがプレイヤーの経験値と比例してる・・・・・・。初心者が扱ってるみたいだったが・・・・・・こういうときにヒースクリフがいたら助かったんだがな)」

 

ゲームマスターの茅場ならアルベリヒを見て何かわかったと思うがいないものは仕方ない。

アルベリヒへの懸念が残りながら俺はレインと店の外に出た。

 

 

 

 

 




「みんな答えは分かったかな?今回の答えの発表はセルカにお願いするね」

「はい。今回の問題の答えはⅡ:ネビュライド・エンプレスです」

「みんなあってたかな?」

「それにしても秘奥義とは・・・・・・我らの世界の秘奥義とは違うんですね」

「まあね。そっちの秘奥義はソードスキルで言うところの下位ソードスキルだから。こっちの秘奥義はそっちだと記憶解放術や武装解放術に匹敵するのかな?」

「なるほど」

「それにしてもキリトってスゴいのね」

「あはは、セルカは初めてだからそう思うよね」

「ええ」

「あ、もうこんな時間」

「時間が進むのは早いですね」

「そうだね。アリス、セルカ、今日は来てくれてありがとう」

「いえ、こちらこそ」

「うん。また呼んでくれるとうれしいな」

「了解♪それではまた次回!」


「「「Don't miss it.!!」」」


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