ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
読みたい方を教えて下さると嬉しいです。
さて今回はシリカが出ます。
誤字脱字があったらごめんなさい。
「ピナ・・・・。お願いだからあたしを一人にしないでよ」
俺とレインは、ある用事で此処第35層の迷いの森に来ていたのだが何故かレインとはぐれてしまい探していたところ、この少女がモンスターに殺られそうになっていたため助けたのだか・・・どうやらその前に何かあったらそうだ。
時は数時間前の現在の最前線第58層「エンリル」の転移門広場に移る。転移門広場では一人の男が泣きながら、
「誰かお願いだ・・・・仲間の仇を討ってくれ。頼む。誰か仇を討ってくれ」
と言っていたのを俺とレインは気になりその男から事情を聞くことにした。
「なあ、あんたどうして仲間の仇を討ってくれ、って言っているんだ?」
俺が理由を聞くと、
「ああ、実は俺はギルド『シルバーフラグス』のリーダー何だがつい先日俺以外の中間全員死んだんだ」
その理由にレインが、
「死んだってことはモンスターの殺られたの?」
「いや、モンスターに確かに仲間は殺されたんだが、モンスターに殺される原因を作ったのは一緒に狩りをしようと言ってきた女プレイヤーのせいなんだ‼」
「「女プレイヤー?」」
「ああ、そいつと一緒に狩りをしていた時突然オレンジプレイヤーの団体が襲って来たんだ。その女プレイヤーも襲われるかと思ったがオレンジプレイヤーにその女は指示を出していたんだ。俺以外は全員麻痺毒に掛かって手持ちのアイテムを全て奪われて置き去りにされた所をモンスターになすすべなく殺られた。俺は命からがら逃げてきたんだ。頼む仲間の仇をあの女プレイヤー達にしてくれ。勿論殺してくれとは言わない」
そう言うと男はウィンドウから、
「これは俺の全財産をはたいて買った回廊結晶だ。行き先は第1層の黒鉄宮の牢獄に設定してある。これであいつらを全員牢獄に送ってほしい」
俺とレインはそう言われ互いの顔を見て同時に頷いた。
「ああ、勿論良いよ」
「本当か!?ありがとう」
「うん。それでその女プレイヤーとオレンジプレイヤーについて知る限りの情報を教えてくれないかな」
「ああ、女プレイヤーの名前はロザリアって名前だ。オレンジプレイヤー達の方は分からない。けどあいつらは俺達と一緒に狩りをしていた第35層にいるはずだ」
俺達はそう聞くと、
「分かった」
「任せて、仲間の仇を討ってくるよ」
と言って男から回廊結晶を受け取り第35層に移動した。
第35層迷いの森
「引き受けたは良いけど何処にいるんだ、ロザリアって奴は?」
「うーん。とにかく辺りを移動する?」
「そうだな」
こうして俺達は迷いの森の中で探索しPOPしたモンスター
は全て倒した。
「にしても全然いないな」
「・・・・・・・」
「あれ?レイン?レイン何処に行ったんだ」
俺はレインからの返答がなく後ろを向くと一緒にいたはずの相棒がいなくなっていた。
「まさか迷ったのか?仕方ない捜すか」
俺はそう言いレインを捜し回り『索敵』スキルで辺りを検索すると、すぐ近くで一人のプレイヤーと3体のモンスターが戦闘していた。俺は気になりそこに行くことにした。
~シリカside~
何でこうなったんだろ。あたしは自身にそう言いきかせていた。あたしは今使い魔のピナと一緒にこの森をさ迷っていた。
今日あたしはパーティーを組んでいる人たちと狩りをしていた。その戦利品の分配である女性プレイヤーと口論になり単独行動をしてしまった。単独行動をしたのは良いがこの迷いの森は転移結晶を使っても何処か別の場所に移動してしまったりしてこの場所の地図が無ければ出られなかった。
「次でこの森から出られますように」
あたしはそう念じたが次の場所に移動した途端、迷いの森の中で最強クラスの《ドラゴンクエイプ》3体と出会ってしまった。
あたしはすぐに腰に装備していた短剣『イーボン・タガー』を抜いて戦闘を開始した。
「はぁっ‼」
あたしは《ドラゴンクエイプ》の一体に狙いを定め短剣ソードスキル《ラピッドバイト》中距離突進技を命中させ更に《ファッド・エッジ》8連撃を繰り出し《ドラゴンクエイプ》のHPをイエローまで減らしたが他の《ドラゴン・クエイプ》とスイッチしてきた。あたしは直ぐにスイッチしてきた《ドラゴンクエイプ》に新たに狙いを定めHPを削りにかかった。すると最初に相手した《ドラゴンクエイプ》は左手に持っていた壺を煽っていた。
あたしは《ドラゴンクエイプ》のHPゲージを見るとかなりの速さでHPが回復していたのを見てとれた。あたしは瞬時に今相手している《ドラゴンクエイプ》に止めを刺そうとするとまたしても他の《ドラゴンクエイプ》がスイッチしてきた。
あたしは徐々に追い詰められて行き遂に《ドラゴンクエイプ》のクリティカルでHPが一気に残り7割になった。ピナは時々あたしのHPゲージを回復させてくれる回復(ヒール)ブレスを放ってくれるがそれは1割程でそう頻繁に使えるものじゃない。あたしは『死』と言う恐怖に立ち竦みそこに《ドラゴンクエイプ》の攻撃を喰らい残りHPが2割を切った。そこに《ドラゴンクエイプ》が攻撃を加えて来るのを私は見つめることしか出来なかった。あたしは『死』を覚悟したがそこにピナが割って入り変わりに攻撃を受け「きゅる・・・・」と鳴いてポリゴンの欠片になって消えてしまった。
あたしはピナが消えたことで動けなくなってしまった。そこに攻撃を加えようと《ドラゴンクエイプ》が棍棒を振り上げるが背後からの攻撃によって3体まとめてポリゴンとなって消えた。その背後から一人の男性プレイヤーが立っていた。相手は右手に握っていた片手剣を背中の鞘にしまい、こっちに来て口を開いた。
「・・・・すまなかった。君の友達を助けられなかった」
あたしはその声を聞いた途端次々と涙が出てきた。
あたしは嗚咽を漏らしながら、
「ピナ・・・・。お願いだからあたしを一人にしないでよ」
~シリカside out~
時は今に至る。
俺は泣いている少女に、
「なあ、そのアイテム何か名前付いているか?」
俺は泣いている少女にそう聞いた。
「え、えっとアイテム名『ピナの心』」
少女はそれを言ったとたんまたしても泣いてしまった。
「ま、待った。『心』が残っているなら蘇生出来る可能性がある」
俺がそう言うと、
「えっ?」
「実は最近になって分かった事なんだけど、第47層の思い出の丘って場所に使い魔を蘇生させることができる花があるらしいんだ」
俺は泣いている少女にそう伝えると、
「本当ですか‼。あ、でも第47層ですか。情報ありがとうございます。今はムリでも何時かは・・・」
「いや、使い魔を蘇生させることが出来るのは死んでから3日以内何だ。それが過ぎると『心』から『形見』に変わってしまって2度と蘇生出来ないんだ。しかも使い魔を亡くしたビーストテイマー本人が行かないと肝心の花が咲かないらしいんだ」
少女はまたしても泣きそうになってしまい俺はどうしたら良いんだと思った。
~レインside~
「あれ~またしても違う場所だ。早くキリト君と合流しないとな~」
私はキリト君と一緒に歩いていたが幾度かの転移ではぐれてしまった。
そしてキリト君を探していたところ《ドラゴンクエイプ》が6体出てきた。
私は片手剣を構え片手剣ソードスキル《ホリゾンタル》を繰り出し全ての《ドラゴンクエイプ》を一撃でポリゴンの欠片にした。
そして辺りを見渡すとキリト君が知らない女の子と話し女の子が突然鳴き始めた。
「キ、キリト君?何女の子泣かしてんの」
私は少し動揺しながらキリト君の方へ向かった。
~レインside out~
俺は泣いている少女を見ながらどうしようかと悩んでいると後ろから、
「キ~リ~ト君?何女の子を泣かしてんのかな?」
「レイン!?いや違うぞ。この子が泣いたのは俺のせいじゃ無いからな」
俺はレインからの殺気に怯みながら、レインの方を向いて事情を話した。
「そういう訳なんだよ。手伝ってくれないか?」
「私は勿論良いよ。最初からそのつもりだったし」
「そうか、サンキューな」
そうして俺達は少女の方に向いて話した。
「初めまして、私は名前はレインだよ。よろしくね。そして此方の人はキリト君だよ」
「すまない。自己紹介が遅れたな、俺の名前はキリトだ。よろしくな」
「え、あ、はい。あたしの名前はシリカです」
「うん♪シリカちゃんかよろしくね。私達が君の友達の使い魔の蘇生に手伝ってあげるよ」
レインがそう言うと、
「え、いいんですか?」
「ああ、勿論」
「ありがとうございます」
「よし。それじゃこの森を出ようか。シリカ君のホームは何層?」
「え、えっと第8層です」
「そうなんだ。それじゃシリカちゃんのホームで明日について話そうか」
「そうだな。よし、行くか」
俺とレイン、シリカは第8層に移動するため行動を開始して森を抜け出た。
第8層主街区「フリーベン」
「それじゃ、シリカちゃんのホームに行こうか」
俺達は第8層に転移して明日の事を話すためシリカのホームに移動した。
すると移動してしばらくすると一人の女性プレイヤーがこっちに来た。
「あっれ~シリカじゃない。あの森抜けられたのね。あら、あのトカゲはどうしたのかしら?」
「く・・・・ピナは・・・死にました。でも必ず生き返らせて見せます‼」
「ふーん。つまり思い出の丘に行くつもりなのね。でも一人で行けるの~」
女性プレイヤーはシリカを小馬鹿にするように言ってきた。
「別に彼女一人で行くんじゃないよ。俺達も一緒に行くんだよ」
「あら。貴方誰かしら?見ない顔だけど本当に強いのかしら?」
「うるさいよ、そこのおばさん。貴方には関係無いことだと私は思うけどな?」
「レイン落ち着け。二人供行こう」
俺はそう言い二人を連れ添って移動してシリカのホームに着いた。
「そう言えば、お二人は何時も何処にホームを構えているんですか?」
「俺達は何時も第50層だけど、今日はここで良いか。レインもそれで良いか?」
俺はシリカの問いに答えレインに確認した。
「うん。私は構わないよ。キリト君と一緒なら」
「OK。シリカそんな訳で俺達も今日は此処に泊まるよ」
「そうですか」
「それじゃ、俺達の部屋で明日について話そうか。少ししたら部屋に来てくれ」
「分かりました」
俺とレインはシリカと一旦別れ部屋に行き入るとレインが、
「ねぇ、キリト君。さっきの女性プレイヤーがもしかしたら私達が探しているロザリアって人なんじゃないかな?」
「ああ、多分そうだろ。シリカには悪いけど囮になってしまうかもしれないな」
「そうだね。でも大丈夫だよ。私がシリカちゃんの護衛に付くから」
「悪いが、頼む。所でレイン、鍛冶スキルはどのくらいになった?」
「えっとね~後少しで熟練度が950に到達するよ」
「そうか。レイン、短剣ってあるか?」
「鍛冶スキルで造ったやつがあるよ。それをシリカちゃんにあげとくよ」
「流石だな。防具類はこれ等で良いか。一応今シリカが装備しているやつよりは高いはずだ」
二人で話していると扉がノックされシリカの声が聞こえ俺はシリカを部屋の中に入れた。
「お、お邪魔します」
「いらっしゃい、シリカちゃん。それじゃ明日について話そうか。何処か適当な所に腰掛けて」
「あ、はい」
俺はレインとシリカのやり取りをしている間に話しの準備をしていた。俺はテーブルの上に一つのアイテムを載っけた。
「あ、キレイですねこれ。何て言うアイテム何ですか?」
「これは『ミラージュ・スフィア』ってアイテムだ。これを使えばフロア全体が見えるんだ」
「へー」
こうしてしばらくの間明日の説明をしていたとき俺とレインは誰かに聞かれている気配を感じた。
俺とレインは目配せをして、
「キリトさん?。レインさん?どうしたんですか?」
シリカがそう言った途端に俺達は、
「「誰(だ)」」
と言い扉を開けたが誰も居なかった。どうやら逃げられたようだった。
「く、聞かれていたな。レインこれは多分明日」
「うん。多分そうだろうね」
俺とレインは明日絶対何かが起こると言うことを予感しシリカに防具と武器を渡し各自それぞれ明日に備えた。
どうでしたか。
次回もお楽しみにしててください。
感想等お待ちしてます。