ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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タイトルを「黒の剣士と紅の剣舞士二人の双剣使い」に変更しました。

誤字脱字があったらごめんなさい。


SAO編 第13話〈《黒の剣士》と《紅の剣舞士》〉

俺達は昨夜のいざこざがあった後それぞれ部屋に戻り、翌朝宿屋の一階で落ち合うことにした。翌朝俺達は装備を整え下に下りた。そこには既にシリカが座って待っていた。

 

「おはよう、シリカ」

 

「おはよう~シリカちゃん。準備出来てる?」

 

「おはようございます、キリトさん、レインさん。準備はとっくにできてるので大丈夫です‼」

 

「よし、それじゃ朝食を食べたら第47層に行こう」

 

「はい‼」

 

「オッケー♪」

 

俺達は宿屋の一階で落ち合った後近場のNPCレストランに行き朝食にした。その後俺達は転移門広場に行き第47層に転移しようとしたが、

 

「あの、そう言えばあたし第47層の名前知らないんですけど」

 

「大丈夫、俺達が指定するから」

 

「シリカちゃん、私の腕に掴まって」

 

「はい、分かりました」

 

「「転移・フローリア‼」」

 

第47層主街区「フローリア」

 

俺達はシリカを連れて第47層に転移した。

第47層に着くとシリカが興奮したように辺りを見渡し、

 

「わぁ。此処が第47層ですか‼キレイなところですね!」

 

「うん。ここはフロア全体が花に覆われているんだよ。第47層は通称「フラワーガーデン」って呼ばれているんだ♪」

 

「へぇ、そうなんですか」

 

「感動している所悪いが、さっそく『思い出の丘』に行こうか」

 

「あ、はい」

 

俺達は主街区を出て『思い出の丘』を目指し移動を始めた。その時シリカが俺に、

 

「そう言えばキリトさん。何で手伝ってくれるんですか?」

 

「え、え~と、その。シリカ、君が俺の妹に似ているからかな」

 

俺がそう言うと、レインが、

 

「え‼キリト君に妹がいるの‼」

 

「ああ、と言っても義理の妹だけどな」

 

「そうなんだ。今度キリト君の義妹について聞かせてね♪」

 

「分かった。今度な」

 

俺がそう言うとレインがシリカに、

 

「そう言えばシリカちゃん、昨日渡した装備着けているんだ」

 

 

「はい。折角貰った物ですしあたしが前装備していた物よりも高性能だったので」

 

シリカは今昨日着けていた装備ではなく昨夜レインが渡した装備を着けていた。今シリカが装備している短剣はレイン作の「エンシェント・ブレイカー」、防具は上層でドロップした「レッドクロス・アーマー」だ。

 

「シリカ、その装備で一応君のレベルは8くらい上がっているけどもしも俺とレインが逃げろって言ったら何処か適当な層に転移してくれ」

 

俺はシリカに転移結晶を握らせて言った。

      

「わ、分かりました」

 

そう会話をしどんどん奥に行っていった。

途中POPしてきたモンスターは基本的シリカに倒させ俺とレインはシリカがヤバそうになったらフォローに入る形にしていた。シリカがこの層のモンスター達に慣れ始めた頃にモンスターが1体POPしてきた。シリカは危なげなく戦闘をこなし後少しで倒すとした時、

 

「や、やああああ‼ちょと~なにこれ~」

 

モンスターの蔦ががシリカの足に巻き付きシリカを宙吊り状態にした。

 

「キ、キリトさ~ん助けてください~」

 

「え、え~とごめん、ムリ」

 

シリカがそう言って来ているが俺は動けなかった。理由は後ろから物凄い殺気と剣をこっちに向けているレインが原因だった。

 

「キ~リ~トく~ん。絶対に見ちゃ駄目だからね。もしも見たりしたら、どうなるかわかるかな~」

 

レインが俺に殺気を向けているのはシリカの装備がスカートで今にも見えてしまいそうだからだ。

 

「シリカちゃん、両手使って良いよ。私がキリト君に見せないようにしているから」

 

「は、はい。分かりました。この、いい加減にしろ~」

 

シリカは両手を使いモンスターの蔦から抜け出し短剣ソードスキル《インフィニット》5連撃を繰り出しモンスターをポリゴンの欠片にした。

 

「な、なあ終わったなら剣を戻してくれませんか?レインさん」

 

「ああ、忘れてた。いいよ。・・・・・・って、きゃあぁぁぁぁぁぁぁ」

 

俺は後ろを見るとレインがモンスターに捕まり先程のシリカと同じように宙吊りになっていた。

 

「キ、キリトく~ん」

 

俺はモンスターに片手剣ソードスキル《バーチカル・スクエア》4連撃を放ちモンスターをポリゴンへと変え頭上から落ちてくるレインを受けとめた。

 

「あ、ありがとうキリト君」

 

「全く、気を付けろよレイン」

 

「あ、あはははは。ごめんね」

 

そのやり取りを見ていたシリカは、

 

「キリトさんとレインさんって本当に仲が良いですね」

 

「「そうか(な)?」」

 

「ええ」

 

「まぁ、こいつとは第1層からの長い付き合いだからな」

 

「そうだね。最初からずっと一緒にいたからね~」

 

「そ、そうなんですか」

 

シリカはその答えに少し戸惑った。その後はたいして苦労することなく『思い出の丘』にたどり着く事ができた。

 

「ここが『思い出の丘』ですか?」

 

「うん。あそこにある石の祭壇に行くと使い魔を蘇生させる事の出来るアイテムが出るんだよ」

 

「そうなんですか」

 

そうして俺達は『思い出の丘』の頂上にある祭壇にやって来たが、

 

「あれ、キリトさん、レインさん何もないよ」

 

「「え、そんなはずは。あ、シリカ(ちゃん)アレ」」

 

祭壇に着くとしばらくして真ん中から花形のアイテムが出てきた。

 

「さあ、シリカ」

 

「はい」

 

シリカは花形のアイテムに触り採取した。

アイテム名『プネウマの花』

 

「よし。アイテムもゲットしたし早く宿屋に戻ってシリカの友達を蘇生させてあげよう」

 

「はい‼」

 

アイテムを採取した俺達は丘を下りて「フローリア」に向かった。

橋に差し掛かったその途中、

 

「・・・・レイン」

 

「うん。キリト君」

 

「キリトさん?レインさん?どうしたんですか?」

 

俺とレインは目配せをしてレインはシリカの側に俺は前に出た。

 

「おい‼そこに隠れている奴出てこい‼」

 

俺は橋の奥にある木々に向かって声を出した。

すると木々の影から一人のプレイヤーが出てきた。その姿にシリカが、

 

「え、ロザリアさん・・・・!?」

 

「アタシのハイディングを見破るなんて、なかなか高い索敵スキルね、そこの二人の剣士サン。この間見たとき少し侮っていたわ」

 

レインはシリカを守るように少し後退した。

 

「さて、それじゃさっそくその花を渡してちょうだい」

 

その言葉にシリカが、

 

「・・・・な・・・・何を言っているの・・・・」

 

「そうは行かないな、ロザリアさん。いや、犯罪者(オレンジ)ギルド《タイタンズハンド》のリーダーさん、と言ったほうが言いかな」

 

俺の言葉にシリカが、

 

「え、ロザリアさんがオレンジプレイヤー?。でもロザリアさんのカーソルはグリーン・・・・」

 

シリカの言葉にレインが説明した。

 

「シリカちゃん、オレンジギルドと言っても全員がオレンジって訳じゃ無いんだよ。グリーンカーソルのメンバーが街で獲物を探し、パーティーに潜りこんで自分の仲間の所に誘導する。昨夜私達の話を盗み聞きしていたのは彼女の仲間だよ」

 

「正解よ。今回の獲物はあんただったんだけど何かレアアイテムを取りに行こうとしているかららしいからそっちにすることにしたのよ。それにしてもそれが分かっていて一緒にいるなんて馬鹿なの貴方達二人は」

 

「いや、俺達もあんたを探していたんだよ」

 

「どういうことかしら?」

 

「貴方この間《シルバーフラグス》ってギルドを襲ったでしょ。メンバーはリーダー以外死んだ。私達はそのリーダーに頼まれて貴方を捜していたんだよ」

 

「へぇ、何で?」

 

「そのリーダーの男はな、最前線で泣きながら仇討ちをしてくれるやつを探してたんだよ。でもなその男は引き受けた俺達にあんた達を殺してくれではなく、黒鉄宮の牢獄に入れてくれと言っていたよ。あんたに仲間を失った彼の気持ちが解るか?」

 

俺は怒気をはらんだ声でそう言った。

 

「解んないわよ、そんなの。此処で死んだって必ずしも現実で死ぬとは限らないでしょ。別にどうでもいいじゃない。それでその男に頼まれてのこのことやって来た訳だけどあんた達3人でなんとかなると思ってるの」

 

すると橋渡った先の木々から次々とプレイヤーが出てきた。その数全部で十。その中に一人だけカーソルがグリーンのプレイヤーがいた。恐らくそいつが昨日俺達の会話を聞いていたやつだろう。それ以外のプレイヤーはオレンジカーソルだ。

 

「キ、キリトさん、レインさん。人が多すぎますこのままでは・・・・」

 

怯えるシリカにレインは、

 

「ふふ。大丈夫だよ、シリカちゃん。キリト君に任せて置けば大丈夫。私が逃げろ、って言うまでは結晶を用意してそこで見ていて」

 

「キリト・・・・?レイン・・・・?」

 

その言葉を聞いたオレンジプレイヤーの一人が顔をしかめ記憶を探るように視線を前に向けた。

 

「その格好・・・・盾なしの片手剣使い・・・・。そして、同じく盾なしの片手剣使いの女性プレイヤー・・・・。まさか《黒の剣士》と《紅の剣舞士》?や、ヤバイよ、ロザリアさん。こいつ元βテスター上がりの、こ、攻略組だ‼」

 

男の言葉を聞いて残りのメンバーの表情が強張った。シリカも勿論驚愕の顔をしていた。

 

「こ、攻略組がこんな低層にいるわけないじゃない!どうせ名前を騙った偽物に決まっている。それに本当に攻略組だとしても、この人数でかかれば余裕だろ‼」

 

その声にオレンジプレイヤー達は次々と抜剣しこちらに向かって来た。

 

「そ、そうだ。もし攻略組ならレアアイテムとか持っているかも知れないぜ。良い獲物じゃないか」

 

オレンジプレイヤーが次々と俺に剣や槍を叩き込んだ。

その光景にシリカが、

 

「レ、レインさん。このままじゃキリトさんが」

 

「大丈夫。キリト君のHPゲージを見てごらん」

 

レインは余裕でキリトを見ていたのに気付きキリトの方へ視線を向けると、シリカはキリトのHPゲージが減ってもすぐに回復してしまうのに気付いた。

その光景に襲っていた男達も動きを止め戸惑いの表情を浮かべた。

 

「なるほど。10秒間に受けるダメージは約400、これがお前達が俺に与えるダメージだ。そして俺のレベルは78、更に戦闘時回復(バトルヒーリング)により10秒で600回復するから何時までやっても俺は殺せないよ」

 

俺の言葉に襲って来たメンバーの一人が掠れ声で、

 

「そんなのアリかよ。そんなのムチャクチャじゃねぇかよ・・・・・」

 

「ああ、そうだ。たかが数字が増えるだけで、そこまでムチャな差が付くんだ。これがレベル制MMORPGの理不尽と言うものだ‼」

 

俺は怒気を含む冷たい声で言った。

 

「チッ・・・・」

 

ロザリアは舌打ちをし、腰のポーチから転移結晶を取りだし、

 

「転移・・・・」

 

だが俺は瞬時に距離を詰めロザリアの手を掴み転移結晶を奪い取った。

 

「これは、俺達に依頼した男が全財産を使って購入した回廊結晶だ。行き先は黒鉄宮の牢獄に設定されてある。お前達にはこれに入ってもらい牢獄に飛んでもらう。もしも嫌だと言うなら」

 

俺は懐に入れていたナイフを取り出した。そのナイフには薄緑色の粘液で濡れていた。

 

「これを使う。レベル5の毒だから10分は動けないぞ。自分で入るか俺に投げ入れられるか決めな」

 

俺はそう言うと、

 

「コリドー・オープン‼」

 

回廊を開くとロザリアを除くメンバーが次々と中に入って行った。

 

「やれるものならやってみな、もしアタシを攻撃すると言うなら・・・「もう、キリト君さっさと入れちゃいなよ」」

 

レインはロザリアの服の襟を掴みポーンと回廊に投げ入れた。

 

「レ、レインやり過ぎじゃないか」

 

「そんなことないよ~」

 

そう言うやり取りをしてシリカのいる所に向かった。

 

「ごめんな、シリカ。君を囮使うような真似をして。攻略組だと話したら怖がられると思って」

 

「ごめんね、シリカちゃん」

 

「いえ、大丈夫です」

 

「それじゃ、ホームに戻ってシリカ、君の友達を蘇生させようか」

 

「はい‼」

 

こうして俺達は主街区に戻り第8層に転移した。

 

第8層主街区「フリーベン」宿屋

 

「お二人はもう行くんですか?」

 

「うん。早く最前線に戻らないといけないんだ」

 

「そうですか」

 

「ふふ。大丈夫だよシリカちゃん。また会えるよ。そうだフレンド登録しようよ」

 

「はい‼良いですよ」

 

俺とレインはシリカとフレンド登録した。

 

「それじゃ、シリカ、君の友達を蘇生させよう。アイテムの中にある雫を『羽』に掛けると蘇生するはずだよ」

 

「解りました」

 

シリカはアイテムストレージから『プネウマの花』を選びだしその中身をピナの『羽』にかけた。

俺達はシリカがピナを蘇生させたのを見た後シリカに声をかけて俺達のホームがある第50層「アルゲード」に転移した。

 

第50層主街区「アルゲード」

 

「良かったねキリト君。シリカちゃんの友達のピナちゃんが生き返って」

 

「ああ、そうだな。さて明日からまた最前線の攻略をしようとするか‼」

 

「うん」

 

俺達は翌日予定通り最前線である第58層の攻略に取り掛かった。




次回はオリジナル回の予定です。

感想等お待ちしてます。
HFか原作通り進めるかアンケートを取っていますのでよろしくお願いします。
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