ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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「プリヴィベートみんな!ついに家庭用ゲーム【ソードアート・オンライン アリシゼーションリコリス】が発売!そして、【ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 2ndクール】が放送!どちらの音楽最高だった!感動したよ!みんなはどうかな?これからどうなるのか楽しみだね!こっちも負けてられないね。みんな、これからもよろしくね〜!」



LS編 第152話〈ボスへの鍵〉

 

〜キリトside〜

 

 

浮遊草原の攻略に必要とされる『古びた鍵』と『古びた書物』をダンジョンで入手したあと、空都ラインに戻った俺達。街に戻った俺達はクラインの手伝いでとあるダンジョンに向かったのだが・・・・・・。

まあ、それについてはクラインに呆れただけと言っておこう。

とまあ、そんな訳で攻略について悩んでいる中、シルフの領主サクヤさんとケットシーの領主であるアリシャ・ルーの助けもあり、『古びた書物』を解読し解読でき、アルゴから貰った『シンドリの木槌』を使って、リズが『古びた鍵』を『グリダヴォルの鍵』へと変化させ俺達は先に進めるようになった。

 

「―――さて、これで先に進めるようになったな」

 

「うん。ユイちゃん、確か未攻略のダンジョンがあとふたつあったよね?」

 

「はい。転移門から北の方にある飛行到達限界ギリギリのダンジョンと、北西の方にあるダンジョンですね」

 

「おそらく、残りのダンジョンにあの気流装置を起動させるアイテムがあるんでしょう」

 

「だね」

 

「じゃあ、さっそく手分けしてダンジョン攻略をしましょうか

 

ポーションなどを揃え、俺達は残りふたつのダンジョンへ向けて転移門から浮遊草原へと転移した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浮遊草原ヴォークリンデ

 

 

「―――それじゃ、まずは北の方にあるダンジョンへ向かうか」

 

鍵は一本しかないため、順に回って鍵を開けなくてはならない。

やや、面倒だが俺達はユイの言った、北にあるダンジョンへと向かい。

 

「―――これで・・・・・・!」

 

『グリダヴォルの鍵』を使用し扉を開け、

 

「私たちのダンジョンがここね」

 

「気をつけてね、姉ちゃん、アスナ」

 

「ええ」

 

「ユウも気をつけてくださいね」

 

アスナとランが率いるパーティ。メンバーは、アスナ、ラン、シリカ、フィリア、リーザ、ラム、クラインの七人だ。

アスナ達は俺達、残りのメンバーに声を掛けて、みんなと共にダンジョンの中へと入っていった。

アスナ達がダンジョンに入ってから、俺達残りのメンバーは、ふたつめのダンジョンへと向かっていった。

ふたつめのダンジョンも、やはり扉に鍵が掛かっていたが『グリダヴォルの鍵』を使用し、扉のロックを解除し、ダンジョンへと入っていった。

ちなみにこっちの。俺達のパーティメンバーは、俺、レイン、ユウキ、リーファ、リズ、ストレア、シノン、エギルの八人だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンジョンに入ってから約一時間後―――

 

 

「やっと戻って来られたわねー!」

 

ダンジョンからようやく、俺達は気流装置の場所へと戻ってこれた。気流装置のある地上の、はるか頭上には島の中央に浮かぶ浮遊島があった。

アスナ達のダンジョンでは『風の魔力結晶』。俺達のダンジョンでは『風の紋章』を入手した。

 

「あとはアイテムをセットするだけですね!」

 

「ああ」

 

ランから『風の魔力結晶』を受け取り、『風の紋章』と一緒に、気流装置にふたつのアイテムをセットする。

アイテムをセットすると―――。

 

「きゃああっ!?」

 

「いきなりモンスターがポップしたわ!」

 

気流装置を囲むように飛竜型のモンスターが数体ポップした。

 

「さしずめ装置の番人ってところね!」

 

「しかも六体も・・・・・・!」

 

現れたモンスター・・・・・・ムシュフシュを見て、それぞれの武器を抜刀する。

 

「強いのかなあ〜」

 

「それじゃ、各個撃破ですかね?」

 

ユウキやラム、リーザはうずうずとしていた。

まあ、それは俺もだが。

そんな俺達を見て、アスナ達は苦笑して。

 

「あはは。それじゃあ、各自やりますか」

 

『『『了解!』』』

 

アスナの言葉に俺達は勢いよく返事をして、それぞれムシュフシュへと向かっていった。

ムシュフシュの数は六体。俺達の数は十五。となると、俺達は二人ペア三組、三人組が三組となる。俺達は自然にそれぞれ分かれ、俺とラム。ストレアとリーザ。ユウキとリーファ。アスナとクライン、シリカ。ランとリズ、シノン。レインとフィリア、エギルで分かれる。

 

「いけるなラム!」

 

「もちろん!」

 

まず最初に、俺が先行しムシュフシュの胴体をすれ違いざまに切り裂く。

 

「グルァァァァァァ!!」

 

「ラム!」

 

「ええ!」

 

俺にタゲ入ったところで、ムシュフシュの視覚外からラムが神速の一撃を見舞う。

 

「グギァァァァァ!」

 

「今度はこっちだ!」

 

ラムに視線が行ったところに、今度は俺がムシュフシュを攻撃する。

俺の剣は、回避しようとしたムシュフシュの羽を切りつけ、ムシュフシュの動きを遅くした。羽翼型のモンスターには、まず羽を攻撃し、移動能力を損なわせるが基本だ。でなければこちら側の攻撃は当たらず、相手の攻撃を逆に喰らってしまうからだ。だが、相手の移動能力を損なえさえすれば、戦況は一気に変わってくる。相手の攻撃の命中率は低下し、かわしやすくなり、こちらの攻撃は当たりやすくなる。

つまり―――

 

「キリト!」

 

「ああ!はあああー!」

 

「グギャァァァァァ!!」

 

ラムと同時に動きを止めたムシュフシュにソードスキルを放ち、HPをゼロにする。

 

「ふぅ」

 

「あまり歯ごたえがありませんでしたね」

 

「だな」

 

ムシュフシュを倒した俺とラムはあまり強くなかったことに不完全燃焼な感じだった。そう思っているところに。

 

「なぁ〜んか物足りないなあー」

 

「ほんとだよー!」

 

「戦闘した感じがしないわね」

 

「うんうん」

 

残ったムシュフシュを倒したレイン達が飛んできた。

 

「さてと、門番も倒したことだし・・・・・・ん?」

 

気流装置の所に降り、起動させようとした所に複数のプレイヤーの集団―――パーティがやってきた。

 

「今の戦闘、なかなか見事なものだったな」

 

「あんた達は・・・・・・」

 

「シャムロック!」

 

「ほお、俺達を知っているのか」

 

やって来たパーティはシャムロックの攻略パーティだった。

 

「ああ。セブンが率いてるギルドだよな」

 

「ああ、そうだ。お前も興味があるのか?」

 

「まあな」

 

シャムロックのプレイヤーの言葉にうなずいて答える。

実際、セブンというプレイヤーにも、セブンが率いるシャムロックにも興味はある。もっとも、それは俺を含む俺達全員が思っていることだが。

 

「それで、あんたちは何しに来たんだ?」

 

「それはあの中央の島に行くためだ」

 

「なるほど・・・・・・」

 

シャムロックのプレイヤーの言葉に納得していると。

 

「む?」

 

シャムロックのプレイヤーがウインドウを開いた。どうやら、メッセージが届いたようだ。

 

「なにっ!?セブンのイベント準備の為緊急招集だと・・・・・・?俺達は一度ギルド本部に戻らねばならなくなった。先に中央の島に上陸する上陸する権利はお前達に譲ってやる」

 

「そう」

 

「シャムロックとしてはそれでいいの?」

 

上から目線な言葉に俺とユウキが聞く。

 

「この程度、我々シャムロックの攻略において支障はないからな。よし、撤退だ!」

 

どこか自信満々な様子でシャムロックのパーティはこの場を大急ぎで去っていった。

その去っていく後ろ姿を見て、

 

「・・・・・・行っちゃいましたね。本当に、いいんでしょうか?」

 

シリカが不安げに言った。

シリカの言葉にランが、

 

「いいも何も、彼らは私たちより先に中央の島に上陸する権利はありません」

 

と、憤慨したような感じで言った。

 

「まあ、そうね。あとからやってわたし達より来て先に行くだなんて、あまりにも図々しわ」

 

「そうね。しかも、あの上から目線・・・・・・気に入らないわね」

 

「あ、それアタシも思った」

 

ランに続いて、アスナ達も次々言う。

俺自信、あのシャムロックのプレイヤーの言動はどこか気に入らなかった。

 

「とにかく、あたし達がシャムロックより先に攻略するとしたら今がチャンスよ!」

 

「はい。シャムロックはどうやら、攻略そっちのけでセブンのイベントの準備をギルドメンバー総出で総出で行っているみたいですしね」

 

リーザの言う通り、今シャムロックはギルドメンバー総出でセブンのイベントの準備にかかっているらしい。空都ラインでも、あちこちでシャムロックのメンバーをみかけるのだ。

 

「そんじゃ、シャムロックに先越される前に、中央の島に行こうぜ!」

 

『『『おおー!!』』』

 

アイテムをセットした気流装置を起動させ、俺達は順に、地上よりはるか上空にある中央島に向かって気流装置を使って吹き上がって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中央の島に到達したな!」

 

「うん、あっという間だったね!」

 

地上の気流装置の吹上場から到着場に降り、螺旋回廊を通って最上階に着いた俺達の前に、巨大な神殿のような遺跡ダンジョンが姿を見せた。

 

「それにしてもすごい装置だったな!」

 

「ぶわーって一気に上がって、すっごく面白かったー!」

 

アトラクション感覚の人もいれば、

 

「ううっ・・・・・・。怖かったです・・・・・・」

 

怖かったと言う人もいる。

 

「あはは、シリカちゃんは絶叫系苦手なんだよね」

 

「ユイちゃんはだいじょうぶだった?」

 

「はい!大丈夫ですママ!」

 

「ジェットコースターみたいに落ちるわけじゃないのにダメなの?」

 

「はい・・・・・・」

 

「俺達もいるし、大丈夫だよ。怖かったら支えるからさ」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

「あんた、キリトに励まされていきなり元気になったわね」

 

「もう、リズさん!からかわないでください!」

 

「はは・・・・・・それじゃあ、この浮島の攻略に取りかかろうか」

 

「はいっ!」

 

勢いにさらに意気込みをつけて、俺達は攻略に取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンジョンに入った瞬間、俺はどこか雰囲気が違う気が感じた。そして、なぜか感じたような空気を想った。

 

「このダンジョン・・・・・・。気流装置を起動するためのアイテム集めで入った所とは違う雰囲気がするな」

 

「そう?見た感じそんなに変わらないような気がするけど。索敵スキルが高くないとわからないのかな?」

 

リーファと同じ感じなのか、シノンやリズ達も同じ様子だった。

が、

 

「いや、キリトの言った通りだぜこれは」

 

「はい・・・・・・」

 

クラインやラン達、元攻略組は俺と同じ雰囲気を感じたみたいだった。

 

「旧アインクラッドの迷宮区と似た感じがするわね」

 

「うん。ホロウ・エリアで何度も感じた空気と同じ感じがこのダンジョンから感じるね」

 

「キリト君だけじゃなくて、アスナさん達も!?」

 

「ああ。といっても、これはスキルというか、ゲーマーとしての勘だけどな」

 

「えー」

 

「いや、これが結構当たるんだって!」

 

「うーん・・・・・・キリト君だけじゃなくてアスナさんやランさんたちもなら・・・・・・」

 

「とにかく、いつも以上に慎重に攻略していこうよ」

 

「ああ。そうだな」

 

俺達は、気を引き締めて警戒を怠らないようにしてダンジョンの攻略を始めた。

 

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