ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
ありがとうございます。
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誤字脱字があったらごめんなさい。
俺達は第50層の転移門広場でヒースクリフが来るのを待っていた。すでにヒースクリフには、アスナ経由でメッセージを送ってある。
「しかし、まさか本当に来るとはな」
俺は転移して来たヒースクリフを見るとそう口ばしっていた。ヒースクリフが来たのは、俺達が着いてから約10分後の事だった。周りのプレイヤーは、ヒースクリフを見ると驚きの声が上がっていた。
ヒースクリフが来るとアスナ、ユウキ、ランはギルドの礼をした。
「団長、お呼び立てしてすみません」
アスナが礼をしながらヒースクリフに言った。
「いや、何構わんよ」
そうヒースクリフが言うと、俺は前に出て、
「悪いな、ヒースクリフ。呼び立てて。お詫びに昼飯奢ってやるよ」
「ふむ、《黒の剣士》のキリト君にお昼をご馳走になるとは。ありがたく奢ってもらうよ、キリト君」
「それじゃ、行こうか」
俺はレイン達とヒースクリフを連れて「アルゲード」の裏路地にある怪しい店に入っていった。店内にNPCが一人いるだけで他のプレイヤーはいなかった。
ここに来たのは単にレインやアスナ、ヒースクリフ達がどういった反応をするのかが気になったからだ。
俺達は料理を注文をするとヒースクリフに事情を話した。
「すでに、アスナ達から話は聞いていると思うんだがヒースクリフ、あんたは今回の圏内事件どう見ている」
「ふむ。まずキリト君達の見解を聞かせて貰えるかな?」
「俺達は3通りあると思う。まず1つ目は正当な圏内デュエルによるもの。2つ目はシステムの抜け道。3つ目は未知のスキルやアイテムだと思う」
俺がそう言うと、
「3つ目は除外しても構わない」
と、ヒースクリフが早々と言った。
「断言するね。ヒースクリフさん」
「「「断言するね(しますね)。団長、何故です(か)?」」」
「考えてもみたまえ。もし君たちがこのゲームの開発者だったらそんなの設定するかね?」
ヒースクリフからの言葉に俺は即答で、
「・・・・いや、ないな」
と否定した。
「何故か理由を聞いても良いかね」
「それは、フェアじゃないからさ。まぁ、あんたの持つユニークスキル《神聖剣》は除いて、だかな」
俺はそう言いヒースクリフを見るとヒースクリフは俺とレインの方を向き無言の微笑を浮かべていた。
俺とレインは同時に「俺(私)達が持つユニークスキルの事がばれたのか」と思った。
「え、え~とそれじゃあ未知のスキルやアイテムじゃないって事は・・・・」
「ああ、デュエルかシステムの抜け道だろうけど・・・・」
「1つ目のデュエルはないと思うよ」
「ええ、カインズさんは直前までヨルコさんと一緒にいたみたいですからね」
「そうなると、2つ目のシステムの抜け道って事になるけど・・・・」
ここまで話すと、NPCの店員が料理を持って来た。
俺達が頼んだのは「アルゲードそば」と言う何とも珍妙なものだった。
「・・・・ね、ねぇ、キリト君?これは何?・・・・」
レインが運ばれてきた物を一口食べると聞いてきた。
「え、え~と、多分ラーメンに似ているものじゃないかな・・・・」
俺達はその後無言のまま食べた。
ドンブリの中のスープまで飲んだ俺は、
「さて、ヒースクリフはどう思う?」
と俺が聞くと、同じくスープまで飲んだヒースクリフは、
「・・・・これは、ラーメンではない。断じて違うと言える」
「「「私も同じです‼」」」
「僕もそう思うかな」
レイン達がヒースクリフに続き言った。
「では、この偽ラーメンの味の分だけ答えよう。まず第1にこのゲームの中では君らがその目で見たり、その耳で感じたりした一次情報は絶対確実だ。まずは何故今回の圏内事件が起きたのかどうかを調べるべきだ」
「・・・・・つまり原因を探れって事か?」
ヒースクリフは沈黙で肯定と返し、
「そして、君らが直接見聞きしたりしたものはすべて、デジタルデータで幻覚幻聴の入り込む余地はは皆無だ。つまりるところ己の脳がダイレクトに受け取ったデータだけを信じる事だ」
と言い俺達を見た。
「ああ、後今回の圏内事件は余り口外しない方が良いと思うよ。これが本当だったらレッドプレイヤーにとっては嬉しいものだからね。勿論我々も口外する気はないから安心したまえ」
「そうか、そうしてくれると助かる」
俺がそう言うとヒースクリフは、
「それでは、ご馳走さん。君たちが今回の圏内事件無事解決出来ることを祈っているよ」
と言いヒースクリフは店から出た行った。
が俺はヒースクリフが立ち去る前に言っていた「何故こんな店が存在するのだ・・・・・」と言っていたのが気になった。
「ん~、レイン達は分かった?」
と俺が聞くと、
「・・・・・これ何か足りないんだよね。こうなったら絶対お醤油を作ってみせるよ‼」
「レインちゃん、私も手伝います‼」
「私もですよ」
「うん。僕も協力するよ‼」
何故か女子達は真剣な眼差しで話し合っていた。
「あの~、レインさん達。聞こえてましたか?」
「え、うん。聞こえていたよ。キリト君」
「何を話していたんだ?」
「ううん。何でもないよ。それでアスナちゃん、ヒースクリフさんが言っていた事って」
「うん。団長は、恐らく伝言の二次情報を鵜呑みにするな、って言いたいんだと思うよ」
「ええ、恐らく今回の件で言うと、ギルド黄金林檎の、レア指輪事件の事でしょう」
「うん。恐らくそれが今回の圏内事件の要であり謎を解くカギだと思うな」
「それじゃ、もう一人の関係者に話を聞きに行くとするか。指輪の事を話せば何か出すだろうし」
俺がそう言うとレインは頭に疑問符を浮かべていた。
「もう一人の関係者?」
「ほら、俺からあの凶器の槍を持って行った人」
と、俺が言うとレインを含め全員納得したような顔で「ああ~」と言って頷いた。
第56層「トゥルーライ」主街区 聖竜連合本部前
俺達はあのあと、シュミットから話を聞くため第56層にある聖竜連合の本部前に来ていた。
「ほんと、デカイな」
「うん。これ城じゃなくて要塞だと思うよ」
「だろうな」
「ところでキリト君。ここに来たのは良いけど、肝心のシュミットさんがいなかったらどうするの?」
とアスナが不安げに聞いたきた。
「いや、その心配はないと思う」
「どうしてそう思うんです?」
「なるほど。アスナ、姉ちゃん多分シュミットさんはここにいるんじゃないかな。だって謎のレッドに狙われているんだよ」
とユウキが言うと、
「なるほど、安全を確保するために宿屋に籠るか、あるいは・・・・」
「・・・・『籠城』するか、って事ね」
「そう言うこと」
その後シュミットを呼び出すため、アスナが門にいる守衛のプレイヤーにシュミットを呼んでもらいユウキとランは辺りを警戒して見ていた。俺とレインは近くにある木に寄りかかりアスナ達がシュミットを連れてくるのを待っていた。しばらくしてアスナ達がシュミットを連れてこっちにやって来た。
「・・・・・誰から、指輪の事を聞いた」
「ギルド《黄金林檎》のメンバーの一人からだけど」
「・・・・・名前は」
「ヨルコさんだよ。シュミットさん」
「ヨルコか・・・・」
シュミットは放心した顔になりそう呟いた。
そこにアスナが、
「シュミットさん、キリト君から持って行った槍の作成者であるグリムロックさんの居場所を知らないかしら?」
「・・・・し、知らん。俺はギルド《黄金林檎》を抜け出た後、誰一人として会っていないんだ。勿論グリムロックの居場所もわからない」
「なら、よくグリムロックさんがいる場所とか知らない?」
とレインが聞くとシュミットは思案顔になり、
「1つだけ、心当たりがある」
「ほんとか!?」
「あ、ああ。だが今も通っているかはわからないが、当時グリムロックが異常に通っていたNPCレストランがある。グリムロックは、当時毎日のように通っていたから、もしくは・・・・」
「そこは何層で何処にあるNPCレストラン何だ?」
俺がそうシュミットに聞くと、
「教えても構わないが、1つだけ条件がある」
「条件?」
「・・・ヨルコと話をさせて欲しい」
俺達はシュミットが出した条件に少し相談した。
「どうする、キリト君」
「う~ん。まぁ、俺達も一緒に行けば問題ないだろ」
「分かった。それじゃ、私はヨルコさんに聞いてみるね」
「ああ、頼むぞレイン」
俺達はレインがヨルコさんにメッセージを送っている間、アスナ達にシュミットとヨルコさんの護衛を任せることにした。
「アスナはシュミットに、ランはヨルコさんに護衛としてついてくれ。ユウキは周囲を確認して怪しいプレイヤーがいないか確認してほしい」
「「了解」」
「わかりました」
「キリト君。ヨルコさんから返信きたよ。大丈夫、だって」
俺はレインからそう聞き、
「分かった。それじゃヨルコさんの所に行くとするか」
その後俺達はシュミットにヨルコさんからのメッセージを伝えシュミットを挟み護衛する感じでヨルコさんのいる第49層「ミュージェン」に転移した。
第56層主街区「トゥルーライ」はオリジナルです。
次回も早く投稿出来るようにします。
アンケート、感想等お待ちしてます。
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