ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
けど言いたいことがあります。
何でPSVITAに無いんだよ! です。
PS4持ってないから出来ないのでかなりがっかりです。
投降遅くなりごめんなさい。
次回は早くしますね。
HF(ホロウフラグメント)編か原作通り行くかアンケート取ってます。どちらが良いかメッセージボックスか活動報告に送って下さい。
第49層「ミュージェン」主街区
俺達は、シュミットからグリムロックの情報の代わりに「ヨルコと話をさせてくれ」と言われたため俺達は彼女がいる第49層主街区に転移しシュミットを護衛する感じで移動していた。
ヨルコさんのいる宿に着き、レインが扉をノックし、
「ヨルコさん。レインです」
と、言うと中からヨルコさんから返事が返ってきた。
「どうぞ」
「お邪魔します」
俺達はヨルコさんが泊まっている宿のなかに入り、シュミットが前に出た。
二人の間に沈黙が走った。それからしばらくしてヨルコさんが口を開いた。
「・・・・久しぶり、シュミット」
「・・・・ああ」
「攻略組に入ったんだってね。おめでとう」
「っ、そんなことより何でカインズが今更殺されるんだ!?」
「それは、レインさん達から聞いているでしょ」
「ああ、勿論聞いた。だけど何で今さら、しかも何であの指輪が関係しているんだよ!?」
「わからないわ。もしかしたら私たちはあの時間違っていたのかもしれない」
「何にだよ!?」
「指輪の事よ。私、カインズ、シュミット以外は売却に賛成だったけど私たちは反対だったでしょ」
「・・・・そうだが。なら俺達以外のGAのメンバーがカインズを殺ったのか?」
GA、というのがGOLDEN ・APPLE、つまりギルド《黄金林檎》の略称なのだろう。
俺達は、二人の会話を少し離れた室内で聞いていた。俺達はシュミットの顔を見て、演技ではなく本気で恐れていることが見てとれた。
「そうなのかもしれない、けど私は今でも後悔しているわ」
そう言うとヨルコさんは部屋の窓枠に腰掛けた。
「あの時、ただ一人だけグリムロックさんだけがリーダーのグリセルダさんに任せると言ったわ。彼だけが欲を捨て、私達と違ってギルド全体のことを考えていたわ。だから、私欲を捨てられなかった私達全員に彼女の復讐する権利が彼にはあるんだわ・・・・」
「・・・・冗談じゃないぞ。今更・・・・半年も経ってからこんな・・・。ヨルコ、お前はそれでいいのかよ。今まで頑張ってここまで生き抜いてきたのに、こんな・・・、こんなわけもわからない方法で死んでいいのか!?」
シュミットと、俺、レイン、アスナ、ユウキ、ランは窓枠に腰掛けているヨルコさんに視線が行った。
ヨルコさんは、視線を宙に向けしばらく言葉を探すようだった。やがて、何か言おうとしたそのとき、とん、という乾いた音が部屋に響いた。同時にヨルコさんの眼と口が、ぽかんと見開き続いて、ヨルコさんの体が大きく揺れた。
ヨルコさんは、よろめきながら開けられた窓枠に手をついた。その時、一際大きな風が吹きヨルコさんの背中に流れる髪がなびいた。
俺達はその背中に信じがたいモノを見た。
ヨルコさんの背中には投げ短剣(スローイングダガー)が突き刺さっていた。窓の向こうから短剣を飛ばしヨルコさんの背中を貫いたのだ。
前後に揺れていたヨルコさんの体が、大きく窓の奥へと傾いた。
「くっ・・・・」
俺は急いで手を伸ばしヨルコさんの体を引き戻そうとするが、服の端を僅かに指先がかすっただけで、ヨルコさんは音もなく宿屋の外側に落下し窓枠から身を乗り出す俺の目の前で、ポリゴンの欠片へと変わっていった。
ヨルコさんが死んだ場所には背中に突き刺さっていた短剣が音をたてて転がった。
俺は周囲を見渡すと、ここから2ブロックほど離れた建物の屋根の上に黒いローブを着た人がいた。
「くっ、レイン後は頼む!」
「え、だ、ダメキリト君!」
俺はレインの言葉を無視しその人影を追いかけた。
黒いローブを着た相手とは少し離れているが俺は敏捷力補整を発揮して追いかけた。
「・・・・絶対に逃がさねぇ」
俺は背中の鞘から剣を抜き相手を見ると、相手はローブの裾から何かを取りだした。相手が取りだしたのは青く輝く結晶、転移結晶だった。俺は追いかけながら左手で腰からピックを3本取りだし人影へと投擲した。
が、相手は憎たらしいまでにも落ち着いていて転移結晶を頭上に掲げた。責めても転移した場所が分かるように俺は耳を澄ませようとした。
その時、街全体に大きな鐘の音が鳴り響き相手の転移詠唱を俺は捉えることができず、後少しのところで俺の前からローブの相手は消えていった。
俺は相手が消えていった後ヨルコさんを殺したスローイングダガーを回収しダガーを見ると、カインズを殺した短槍と同じ意匠で作られていた。
俺は宿屋に着き部屋の前でノックして名乗った後ノブを回しドアを開けて中に入ると、
「「「「キリト(君)(さん)‼‼」」」」
剣を俺に向けた鬼(女子)がいた。
「な、何かな、みんな」
「「「「何かなじゃない(ありません)そこに正座(です)」」」」
「・・・・はい」
俺はおとなしく正座をし女子達からのお説教を受けていた。
その光景を見てシュミットは呆然から立ち直ったようだ。
俺のお説教は約30分くらい続いてVR世界の中なのに足が痺れたような感覚に陥った。
「・・・・あの、良いか?」
シュミットが俺達に向けて声をかけてきた。
「ん、ああ。どうした?」
「ああ、あれは恐らくGAのリーダーの亡霊だと思う。リーダーは何時も街に出掛けるときはあんな地味なローブを来ていたしグリムロックにしては背が低かった」
シュミットは少し怯えたように話した。
「・・・いや。あれはブレイヤーだよ。亡霊何かじゃない、決してな」
「そうか。これは返す」
シュミットはメニューウィンドウのストレージから俺から持ち去ったカインズの凶器を渡してきた。
「・・・・後、すまないが俺をDDAの本部まで送ってくれ」
俺はシュミットから凶器を受けとりレイン達を連れてシュミットを第56層「トゥルーライ」にあるDDA本部まで送りその後俺達は主街区にあるNPCレストランで今回のことを協議した。
「・・・・悔しいね、ヨルコさんのこと」
「ああ」
レインの言葉に俺が頷くとアスナが、
「キリト君、犯人はどの層に転移していったの」
「すまない、ちょうど鐘の音鳴ってわからなかった」
「そうなんだ」
「にしても今回のことはかなりおかしいんだよな」
と言う俺の疑問に、
「「確かに」」
アスナとランが言った。
「まず最初にどうやって宿屋の中までこれを投げヨルコさんの背中を貫いたんだ?」
俺はそう言いながらストレージからヨルコさんを殺したスローイングダガーをとりだした。
「ええ、基本宿屋の中には入らないはずなんですけど」
「確かに、今までそんなこと聞いたこと無いわね」
そう話しあっていると、
「ねぇ、ちょっと良いかな?」
「ん、どうしたレイン?」
「実はユウキちゃんと相談していたんだけどカインズさんがポリゴンの欠片になったの時なんだけどアイテムの耐久値が切れるときにでるポリゴンと似ている用な気がするんだ」
「アイテムの耐久値?」
「うん。前に耐久値が切れちゃったアイテムがポリゴンの欠片になるのを見てねその時のポリゴンが似ているんだよ」
俺達はユウキの言葉を聞きある仮説を立てた。
「なあ、もしも今回の事件が全部仕組まれていたとしら?それに何でカインズ氏はご飯を食べに来るのにあんな分厚いプレートアーマーを来ていたんだ?」
「「「「・・・・・まさか」」」」
「ああ、恐らくポリゴンの暴散エフェクトを派手にして自分が転移したのを分からなくさせるためだろう」
「え、じゃあもしかして」
「ああ、恐らくカインズ氏は生きている」
「ちょっと待ってキリト君。君も確認したでしょ生命の碑にカインズさんの死亡が載っていたのが」
アスナの問いに、俺はメニューウィンドウを操作しながら、
「ああ、勿論見た、けど・・・・・・これは俺がシュミットからさっき別れる前に聞いておいた事だ」
一枚の紙を置いたそこにはGAのメンバーの名前が載っていた。そしてカインズ氏のところに止まると、
「えっ・・・・このスペル生命の碑で見たスペルと違う!?」
「ああ、生命の碑に書かれたカインズ氏は別のカインズ氏だったんだろう。しかも去年に亡くなったな」
俺がそこまで言うと、
「じゃあ、ヨルコさんはどうなの?」
アスナが聞いてきた。
「ヨルコさんも勿論生きている。彼女は初めから服の上にこれを刺していたんだよ。そしてタイミングを見計らって宿屋から落ち転移したんだろう」
「なら、あの黒いローブの人って、カインズさんだったんですか!?」
「だろうな。恐らく今回の事件はカインズ氏とヨルコさんが協力して行ったんだろう。目的はシュミットから指輪の事を聞き出すためだろうな」
俺が言うとレイン達女子はヨルコさんとフレンド登録をしていたのを思い出したのか確認していた。
「キリト君。ヨルコさん、第19層の外れにある丘にいるみたいだよ」
「恐らくそこが、グリセルダさんのお墓なんだろう」
俺達はその後、第19層「ラーベルグ」に転移しヨルコさん達がいる場所に移動した。
俺達が第19層に転移する約15分前DDAのシュミットの自室で、全身プレートアーマーに身を包んだシュミットが、
「・・・・もうこうなったら」
そう呟き腰のポーチから転移結晶を取りだし、
「転移ラーベルグ」
第19層に転移していった。
目的地はGAのリーダーであるグリセルダのお墓がある丘にだった。
感想、アンケート等お待ちしてます。
次回もお楽しみにお願いします。