ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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早く出来ました。
今回はかなり長いです。

HF(ホロウ・フラグメント)編か原作通りかのアンケートをとっています。どんどん送って下さい。


SAO編 第20話〈全ての真相と笑う棺桶(ラフィン・コフィン)との遭遇〉

第19層「ラーベルグ」

 

第19層に転移した俺達はヨルコさんとカインズ氏がいるであろうグリセルダさんのお墓がある丘にに向かった。

丘につくそこには、オレンジブレイヤーに襲われて動けないシュミットとカインズ氏とヨルコさんがいた。

俺とレインがオレンジブレイヤーを見ると、

 

「な、よりにもよって笑う棺桶(ラフィン・コフィン)かよ‼」

 

ここSAOの中で余多あるオレンジギルドの中でも最凶のギルドそれが殺人ギルド、笑う棺桶(ラフィン・コフィン)である。

俺は視線をシュミットに向けると麻痺毒で動けない状態だった。

 

 

後にシュミット達から聞いた話だが俺達が着く15分前、

 

~シュミットside~

 

グリセルダの丘に着いた俺はそこで正座をし、自分が行った事を告げた。

すると何処からか声が聞こえ更に目の前に黒いローブを着た人影が2つ現れた。

 

「・・・まさか、グリセルダだけじゃなく、グリムロックお前も死んでいたのか」

 

「・・・・シュミット、貴方は私に何をしたの?」

 

俺はその言葉に、

 

「俺はあの時、ベルトポーチに入っていた指示にしたがっただけなんだ!指示には「リーダーの後を付け宿屋の中に回廊結晶を設定しろ」とだけかかれていたんだ!

それでまさか本当にリーダーが死ぬとは思わなかったんだ!」

 

俺がそこまで言うと、

 

「・・・・全部録音したわよ。シュミット」

 

と声がして俺がローブの人影を見ると、

 

「・・・・ヨルコ?カインズ?・・・・それに録音って」

 

死んだはずのヨルコとカインズが録音結晶を持ってそこにいた。

 

「今回のことは全てのシュミット、貴方から指輪の事を聞き出すための演技だったのよ」

 

「・・・・演技・・・ははっ、なるほどな。そういう事か」

 

「ええ」

 

「だが、お前もリーダーに死んで欲しかった訳じゃないんだろ」

 

「当たり前だ、カインズ!俺は彼女に憧れていたんだ。それはヨルコもカインズ、お前達も同じだろう!」

 

「その通りよ」

 

「そうだな」

 

俺は正座から立ち上がって二人と話した。

 

「なら、指輪はどこに行ったんだ?俺は指示にしたがっただけなんだから」

 

「ねぇ、シュミット。貴方DDAに入るための装備のお金って何処からか手にいれたの?」

 

ヨルコからの質問に、

 

「え、それは。リーダーが死んでからしばらくしていつの間にか俺のストレージに入っていたんだ」

 

 

俺が言うとヨルコは思案顔で考えると、

 

「ねぇ、二人とも。グリセルダさんとグリムロックさんって結婚していたでしょ」

 

「「ああ」」

 

「二人とも結婚システムの事知っている?」

 

「いや、知らないな。カインズ、お前はどうだ?」

 

「俺は確か、ストレージが共通化するとだけしか知らないんだが」

 

俺とカインズがそう言うと、

 

「その通りよ。結婚すると二人のストレージが共通化するのよ。なら、離婚したらどうなると思う?」

 

ヨルコがそう言うと、

 

「「まさか・・・・」」

 

と、俺とカインズが言ったその時俺から、トン、と音がして俺がブレイヤーアーマーの継ぎ目を見ると、ナイフが着くか刺さっていた。しかも毒が塗ってあったのか俺は地面に倒れた、HPバーを見ると麻痺毒が表示されていた。

すると近くから足音がして、

 

「・・・・ワーン、ダウーン、これは驚いた。まさか本当にDDAの幹部がいるとは」

 

と声が聞こえた。声の主を見ると、

 

「な・・・・お前は‼」

 

そこにいたのは殺人ギルド笑う棺桶(ラフィン・コフィン)のリーダーであるPoHだった。さらにら側には幹部の一人であるジョニー・ブラック、ヨルコとカインズの側には同じく幹部の赤目のザザが武器を突きつけていた。

 

「さて・・・・、イッツ・ショウ・タイム、と行きたいところだが・・・・どうやって遊ぼうかね」

 

「あれ、あれやろうよヘッド」

 

ジョニー・ブラックが甲高い声で叫んだ。

 

「《殺し会って、生き残った奴だけ助けたやる》ゲーム」

 

「それ、前にやって結局生き残った奴も殺したろうがよ」

 

「あーっ!それ言っちゃゲームにならないっすよヘッドぉ‼」

 

その光景に一人ザザがシュウシュウと笑った。

全く緊張感もない、ただ殺すのが楽しいただそれだけの感じだった。

PoHの持つ大型ダガー《友切包丁》(メイトチョッパー)は現時点で手にはいる最高レベルのモンスタードロップ品だ。いわゆる《魔剣》だ。それは恐らく俺のプレートアーマーの装甲さえも容易く貫くはずだ。

俺はここで死ぬことを覚悟すると、別の足音が聞こえた。

 

「そこまでだ!PoH ‼」

 

~シュミットside out~

 

そして今に至る。

俺は走りながら背中の剣《エリュシデータ》を抜きPoHの前に立った。ヨルコさんとカインズ氏のところには同じく片手剣《ブルートガング》を抜いたレインがいた。

 

「よう、久しぶりだなPoH。まだその趣味の悪い格好してんのか」

 

「・・・・貴様にだけは言われたくないな。《黒の剣士》キリト‼」

 

俺とPoHのやり取りにレインが、

 

「ねぇ、キリト君。何でラフコフのリーダーPoHを知ってんの?」

 

「・・・・いや、・・・・それは、また今度話すから」

 

「まぁ、それなら今は聞かないけど。絶対に後で聞かせてよ」

 

「分かったよ」

 

俺は後で説明するとレインに言いPoHの方へと向いた。

すると、

 

「ンの野郎・・・・!余裕かましてんじゃねーぞ!この状況解ってんのか!」

 

「コイツの言う通りだぜ、《黒の剣士》キリト、《紅の剣舞士》レイン。お前達二人だけでどうにか出来るとでも思ってるのか?」

 

「さあな。でも10分ぐらいなら俺達二人でも余裕だぜ」

 

「勿論、私達二人とも対毒potを飲んでいるよ。それに貴方達も後から来る私達と同レベルの人達を3人で相手できるの?」

 

レインに全く同じ言葉を返されたPoHが、フードの奥で軽く舌打ちをしたのが聞こえた。他の二人を見ると、やや不安そうに視線を暗闇に泳がせる。

 

「・・・・・suck 」

 

やがて、短く罵り声を発したPoHが、配下の二人に指示をして構えていた武器を下ろした。

PoHは右手に構えた《友切包丁》(メイトチョッパー)を俺に向け、低く吐き捨てた。

 

「・・・・・《黒の剣士》。貴様だけは、いつか必ず地面に這わせてやる。てめえの大事な仲間を目の前で殺してやってから貴様も殺してやる」

 

そう言うとPoHは《友切包丁》を腰のホルスターに収め配下の二人と共に丘を降りていった。

だが赤目のザザだけは俺の側を通りすぎると、

 

「《黒の剣士》お前は、《紅の剣舞士》の、目の前で殺してやる。絶対にな」

 

そう言うとザザは仲間を追って消えていった。

ラフコフが消えると俺は倒れているシュミットに解毒ポーションを飲ませた。

以前PoHとは言葉を交わし剣を交えたがその配下の二人は情報で聞いただけだった。

俺は視線をローブを着ている二人に声をかけた。

 

「また会えて嬉しいよ、ヨルコさん。そして初めましてと言うべきかな、カインズさん」

 

「・・・・全てが終わったら謝りに行こうとしていたんですけどね。信じては貰えないかも知れませんが」

 

「そんなことないよ、ヨルコさん。私は貴女が生きていてくれて嬉しいよ」

 

「レインさん。・・・・・ありがとうございます」

 

「初めましてじゃないですよ、キリトさん。あの時、僕が転移するとき眼が会いましたね。あの時、貴方には今回のことがバレると思いました」

 

「いや、すっかり騙されたよ。カインズさん」

 

するとシュミットが麻痺毒が抜けたのか立ち上がり俺達に聞いてきた。

 

「キリト、レイン礼を言う。だが何でここにいると?」

 

「レイン達は、ヨルコさんとフレンド登録していたからなそれでたどってここに来た。だがまさか、ラフィン・コフィンがいるとは思わなかったがな」 

 

「そうだね」

 

俺とレインはシュミットに説明すると、

 

「だが何で此処にラフィン・コフィンのトップスリーが此処に?」

 

シュミットがそう聞いてきた。

 

「ラフコフが此処にいたのは偶然じゃない。ヨルコさん、カインズさん貴方達二人は今回のことをグリムロックに全部話したんだろ」

 

俺が言うと、二人は頷き返した。

 

「3人とも結婚システムの事は知っているな?」

 

俺が聞くと、

 

「はい、先程話していました。結婚するとお互いのストレージが共通化するんですよね」

 

ヨルコさんが答えた。

 

「そうだ。なら離婚したらどうなる?」

 

「離婚したら共通化は無くなりますが、死別の場合は異なると・・・・」

 

「その通りだ。死別したら相手のストレージに入っているアイテムは、全て自分のストレージに入るんだよ。ここまでで分かったか?まぁ俺も知ったのはレインから聞いたからなんだかな」

 

俺はレインの方を向き苦笑いを浮かべシュミット達の方を向いた。

 

「さて、詳しいことは・・・・」

 

俺が言うと、

 

「キリト君」

 

レインが丘の西側に視線を向けた。

丘の西側斜面を登ってくる足音が4つ聞こえ、俺達が見ると、

 

「・・・・直接彼に聞こう」

 

一人の男性プレイヤーが3人の女性プレイヤーに連れられて来た。

女性プレイヤーは、アスナ、ユウキ、ランで3人とも男性プレイヤーに視線を釘付け逃さない感じだった。

俺達のところに来ると、男性プレイヤーが、

 

「・・・・久しぶりだね。みんな」

 

ヨルコさん、カインズ氏、シュミットに向けて言った。

 

「グリムロック・・・さん。貴方は、本当に」

 

「誤解だ。私はことの顛末を見守るために此処にいるだけだよ」

 

と、グリムロックが言うと、

 

「嘘つきなさい!貴方ブッシュの中で隠蔽スキル使っていたじゃない私達が看破しなければずっとそこにいたはずだよ」

 

アスナが鋭く反発した。

 

「仕方ないでしょう、私はしがない鍛冶屋だよ。丸腰なのに、あの恐ろしいオレンジブレイヤー達の前にいかなかっただけで何故責められなければならないのかな?」

 

シュミット達は無言でグリムロックの話を聞いていた。

再度何かを言い返そうとするアスナ達を手で制して、

 

「初めまして、グリムロックさん。俺はキリト、こっちはレインだ。あなたが今此処にいたとしてもラフコフの襲撃を結びつける材料はないけど・・・」

 

「半年前にあったギルド《黄金林檎》解散の原因の指輪の

事はあなたが関わっているんじゃないかな?グリムロックさん」

 

俺の言葉にレインが続きグリムロックに言った。

 

「ほう?何故かね」

 

「あんたは、グリセルダさんと結婚状態だった、つまりグリセルダさんが死んだ時点であんたのストレージには問題の指輪が自動的に収納されるか足元に落ちるはずなんだよ」

 

「なるほど、だがもしグリセルダが指輪を装備していたらどうかね」

 

俺の言葉にグリムロックは口角を少しあげ言った。

だがそこに、

 

「そんなことないわ、グリムロックさん。いや、グリムロック‼」 

 

ヨルコさんがグリムロックに投げ掛けた。

 

「あなた今こう言ったわね。リーダーが指輪を装備していたらって、でもね、そんなはずないのよ‼」

 

ヨルコさんはグリムロックに苛烈な声を浴びせた。

 

「どんな根拠でかな?」 

 

「あの時、カインズがリーダーに『《黄金林檎》で一番強い剣士はリーダーだ。だからこれはリーダーが装備したら良い』って。そのあとリーダーが言った言葉を私は今でも一字一句思い返せるわ。あの人は『SAOでは、指輪アイテムは左右の手に一つずつしか装備出来ない。右手にはギルドリーダーの印章、そして左手の結婚指輪は外せないから私には使えない』ってね。いい?その二つのどちらかを解除して、あの指輪をこっそり装備するなんて事、あるはずがないのよ‼」

 

ヨルコさんの鋭い声に俺達は息を飲んだ。

 

「そして、私はここに彼女の剣ともうひとつ誰にも言わなかったけど、遺品を埋めたのよ」

 

そう言うと、ヨルコさんは墓標の裏に膝まずき土を掘り起こした。しばらくして右手に乗る小さな銀色の箱を取り出した。

 

「「「「それは・・・・《永久保存トリンケット》(ですね)」」」」

 

レインとアスナ、ユウキ、ランの言葉にヨルコさんは大きく頷き中から二つの指輪を取り出した。

 

「これはリーダーが死んだ時に装備していたら指輪よ。よく見てみなさい、片方はリーダーが右手に何時も装備していたギルドリーダーの印章、そしてこっちは、いつだって着けていたあなたとの結婚指輪よ、グリムロック‼これでも何か違うと言える?違うなら何か反論して見なさいよ‼」

 

ヨルコさんは涙声にもなりながらグリムロックに指輪を突きつけた。

しばらくしてグリムロックはストレージから大きな袋を取り出した。中身は金貨だった。

 

「これは、あの時の指輪を売却したときのお金だ。勿論金貨一枚だって使っちゃいない」

 

「認めるのね、グリムロック」

 

ヨルコさんの問いに、グリムロックは頷き返した。

俺は、

 

「何故こんなことをしたんだ・・・・」

 

グリムロックに聞いた。

 

「グリセルダとグリムロック、似たような名前なのは偶然ではない。彼女と私は現実世界でも夫婦なのだよ」

 

グリムロックの言葉に俺達は息を飲み、ヨルコさん達は驚きの色が出た。

 

「この世界で私は怯え、恐れ怯んだ、だが彼女《ユウコ》は違った。それを見て私は私が愛したユウコは消えてしまったのだとわかった。私は恐れたんだよ。君達にこの屈辱に耐えられるかね?・・・・私は、そんな屈辱に耐えることは出来ない。だから、彼女がまだ私の妻でいる間にこの世界の中でいっそのこと、と思いやったのだ」

 

俺は、その言葉に激しく怒りを覚えた。レイン達を見ると、レイン達も俺と同じ表情だった。

 

「屈辱・・・・屈辱だと?ふざけるな‼そんな理由であんたは自分の奥さんを殺したのか、冗談じゃない‼」

 

「そんな理由?私には充分過ぎる理由だ。君達にも何時かわかるときが来る。愛情が失われようとしたときににね」

 

「ううん、間違っているのは、あなたの方よグリムロックさん‼」

 

「レインちゃんの言う通りよ。あなたがグリセルダさんに抱いていたのは愛情ではなく、所有欲よ」

 

「そうだね。もしもあなたがまだグリセルダさんの事を思っているのなら・・・」

 

「今ここで、その右手の手袋を脱いで見せなさい。あなたは、グリセルダさんとの結婚指輪をすでに捨ててしまっているでしょう。違いますか?」

 

アスナの言葉にユウキ、ランが続けてグリムロックに言った。グリムロックは押し黙ったまま右手を左手で押さえつけ静寂が走った。

すると、シュミットが、

 

「・・・・キリト、後の事は俺達に任せて貰えないか?この男の罪は必ず償わせる、決して私刑にかけたりはしないから安心して欲しい」

 

「わかった。なら後の事はシュミット、お前に任せた」

 

「ああ、勿論だ」

 

そう言いシュミットは項垂れているグリムロックの右腕をカインズは左手を掴み立ち上がらせ俺達に「世話になったな」と言い丘から降りて行った。

 

「キリトさん。レインさん。アスナさん。ユウキさん。ランさん。今回は本当にありがとうございました。あなた方がいなければ私達はグリムロックの悪事を暴けず殺されていましたから」

 

不意にヨルコさんが俺達にそう言ってきた。

 

「いや、大丈夫だよ」

 

「うん。ヨルコさん達が無事なら私は嬉しいよ。これからも私の友達でいて欲しいな」

 

「「「私(僕)もです(よ)」」」

 

「はい。勿論です」

 

レイン達の言葉にヨルコさんは頷きシュミットとカインズを追いかけて丘から降りて行った。

 

「これで圏内事件も無事解決出来たな」

 

「うん。・・・ねぇ、キリト君。もしもキリト君が誰かと結婚してその人の隠れた一面を見たらどう思う?」

 

「う~ん、その時はラッキーだなって思うかな。そうすればその人の事をより好きになれるから」

 

「・・・・そうなんだ」

 

俺は、アスナ達の方を見るとアスナ達は何故か微笑ましい顔をして俺達の方を向いていた。何故だ?

不意にユウキが、

 

「さっ、帰ろ。明日からまた攻略だよ」

 

「ええ、そうですね。明日からまた頑張りますか」

 

「出来たら今週中に今の最前線を攻略したいね」

 

「あはは、そうだねアスナちゃん」

 

「よし、それじゃ、明日からもまた攻略頑張るとしますか」

 

「「「「オー‼」」」」

 

俺の言葉にレイン達は元気よく言い次の日からまた攻略を開始した。

結果三日後ボス部屋が見つかりボス討伐が行われて死者0で第62層の攻略が完了した。




疲れました。
次回楽しみにお願いいたします。

アンケート、感想お待ちしてます。
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