ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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現在HF(ホロウ・フラグメント)編が多いいです。

誤字脱字があったらごめんなさい。


SAO編 第31話〈決戦後〉

「・・・・・・・・ト、・・・・・・・リト君、・・・・・・・キリト君!」

 

俺は、レインからの言葉に眼を覚まし辺りを見渡した。

辺りを見渡し俺は、ここが第74層ボス部屋だと分かった。辺りにはボスが消えたときに起こるポリゴンが余韻として漂っていた。

 

「大丈夫キリト君!?」

 

「レイン?・・・・・・ああ、大丈夫だ」

 

俺は、そうレインに言い上体を起こした。するとレインは余程心配したのか抱き付いてきた。

 

「ちょ、レイン!?今、ここには他の人もいるんですけど」

 

「キリト君は、黙ってて」

 

そうレインが言い、俺はレイン頭を優しく撫でて聞いた。

 

「レイン、俺どのくらい気絶してた?」

 

「ほんの十数秒程だよ。全く無茶して心配したんだよ」

 

「すまない。レインは大丈夫か?」

 

「わたしは大丈夫だよ。それより、はい、これ」

 

そう言うとレインは俺にグランポーションを渡した。

俺は、渡されたグランポーションを飲んだ。これで数分のうちにHPは全回復するだろうが疲労までは消えなさそうだった。

 

「大丈夫か、キリト」

 

「クライン。アスナ、ユウキ、ランお疲れ」

 

「お疲れ、じゃないよキリト君。また君は無茶をして」

 

「今回は僕も心配したんだよ」

 

「まぁまぁ、二人とも。キリトさんが無事ならいいじゃないですか。それにキリトさんなんですから、無茶は当然だと思いますよ」

 

「あっははは」

 

アスナ達から言葉をかれられた俺は、クラインに今回の犠牲者数を聞いた。

 

「クライン・・・・・・」

 

だが、クラインは俺がその事を聞くことを予想していたかのように答えた。

 

「生き残った『軍』の連中の回復は済ませたが・・・・・・・コーバッツと後二人『軍』のプレイヤーが死んだ」

 

「そうか。・・・・・ボス戦で犠牲者が出たのは第65層のボス戦以来だな」

 

「ちくしょ。コーバッツの野郎死んじまったらもともこもないだろが」

 

クラインは、顔をしかめて言った。

 

「ところで、オメエとレインちゃんが使ったスキル。何だよアレ!?」

 

「「・・・・・ええと、言わなきゃダメか(かな)?」」

 

「ったりめぇだ!見たことないねぇぞあんなの!」

 

「・・・・・・エクストラスキルだよ。《二刀流》」

 

「わたしのは同じくエクストラスキル《多刀流》だよ」

 

俺とレインが言った言葉に既に知っているアスナ、ユウキ、ラン以外は予想通り"おお・・・・・・・"とどよめきの声がクライン達と『軍』の連中から上がった。

 

「しゅ、出現条件は!?」

 

クラインが俺とレインに聞いてきた。

 

「解ってりゃもう公開してる」

 

「だろうな~」

 

クラインは、俺が言った言葉に納得したように首を縦に降った。

 

「ん?なあ、アスナ達はキリトとレインちゃんのスキルの事知っていたのか?」

 

クラインが、先程驚いた表情を浮かべていなかったアスナ達3人に聞いた。

 

「ええ、知っていたわよ。キリト君とレインちゃんから実際に聞かされていたから」

 

「クライン、アスナ達を責めないでやってほしい。口止めをしたのは俺とレインなんだから」

 

「解ってるって。こんなのが露見したらヤバイからな」

 

「ああ」

 

だが、今回の事で俺とレインが新たなユニークスキル持ちとして騒がれることになるだろう。今までは隠していたがこんなおおっぴらに使用しては隠せない。

 

「俺達はこのまま第75層の転移門をアクティベートしてくるけどどうする?今回の立役者はキリトとレインちゃんだからな二人がやるか?」

 

クラインは、一緒に第75層に行き転移門をアクティベートしないか、と聞いているのが分かった。

 

「いや、止めとくよ。もうヘトヘトだ」

 

「わたしも止めとくよ」

 

俺とレインがクラインにそう伝えるとクラインは分かったように首を降り、生き残っている『軍』のプレイヤーのところに向かった。

 

「お前達、本部まで戻れるか?」

 

クラインが聞くと『軍』の一人のプレイヤーが頷いた。

 

「よし。それなら今回起こったことを包み隠さず上に伝えるんだ。もう二度とこういう無謀な真似はしないようにな」

 

「・・・・・はい。・・・・・あの、ありがとうございました」

 

「礼なら、あの二人に言え」

 

クラインは、俺とレインに親指を指して言った。生き残った『軍』のプレイヤーはヨロヨロと立ち上がり俺とレイン達に深々と頭を下げボス部屋から出て次々と転移結晶を使い本部へと帰って行った。『軍』が全員転移したのを見届けるとクラインが。

 

「まあ、二人にはこれから様々な事が有るだろうけど頑張りたまえ」

 

「「??」」

 

クラインは俺とレインに意味不明な事を言い仲間と共に第75層へと移動していった。

ボス部屋に残った俺達は。

 

「アスナ達は、どうするんだ?」

 

「私は、今回の事を団長に報告しに行くわ」

 

「そうだね。色々と対策を建てないといけないかも知れないからね、これからのボス戦は」

 

「そう言うわけなので、私たちは至急ギルド本部に向かいます」

 

「そうか。分かった、気を付けてな」

 

「「「はい」」」

 

そう言うとアスナ達も部屋から出て転移結晶を使用し転移していった。

俺は、先程からずっと抱き付いて黙っているレインに視線を向けた。

 

「レイン?」

 

「なに?キリト君」

 

「俺達も帰ろうか」

 

「うん」

 

俺とレインは、そのまま転移結晶は使わず歩いて第74層の主街区に行き転移門を経由してホームのある第50層に移動した。

道中俺とレインは、PoPしてきたモンスターに対して《二刀流》と《多刀流》スキルを全開にして倒していった。

 

翌日、レインと共に起床した俺は昨日のボス戦等のドロップアイテムを鑑定してもらうためエギルの店に出掛けようとした。だが、俺達はあるひとつの事を忘れていた。それは、

 

「「「「「出てきたぞーーーー!!!!」」」」」

 

「「「「「スキルの習得条件教えろーーーー!!!!」」」」」

 

「「「「「この二人結婚してるらしいぞーーー。この、リア充どもめーー!!!」」」」」

 

攻略プレイヤーや、他のプレイヤーが集まるということだ。案の定どうやって調べたのか俺とレインの家の前に陣取っていた。

 

「な、なんだこれ!?」

 

「キリト君、とにかく逃げよう」

 

俺とレインは、敏捷力を全開にしてエギルの店まで走っていった。

 

「「エギル(さん)匿ってくれ(ください)」」

 

「え、ああ、上に行け」

 

エギルの店に着いた俺とレインは、着いて早々エギルに頼み込んだ。エギルも、俺とレインが来ることを予想していたのかすんなりと上に通してくれた。

 

「ふう~、何とかなったな」

 

「うん。アスナちゃん達に居場所を連絡しないとね」

 

そう言うと、レインはメッセージウインドウを開きアスナ達にメッセージを送信した。俺は、その間机に置いてあったアインクラッドで発行している新聞に眼を通した。

新聞の見出しには大きく『新たなるユニークスキル持ち現れる!『軍』の大部隊を壊滅させた悪魔!それを撃破した《二刀流》使いの50連撃と《多刀流》使いの45連撃!二人は結婚して夫婦だった!?』と書いてあった。

 

「あ、アスナちゃんから返信きたよ・・・・・・えっ!?」

 

「ん?どうしたんだ、レイン」

 

俺は、アスナからのメッセージを読んでいるレインに聞いた。

 

「ええと、今アスナちゃんからのメッセージにヒースクリフさんが一緒に来るみたい」

 

「はい?アイツが?何でだ」

 

「さあ、何かわたしとキリト君に何か用があるみたいだよ」

 

アスナからのメッセージから10分後、ヒースクリフがアスナ達と共に来た。

 

「やあ、キリト君、レイン君。ひさしぶりだね」

 

「ああ」

 

「こんにちは、ヒースクリフさん。あ、そうだ、ヒースクリフさん、これ」

 

レインはヒースクリフに挨拶をするとウインドウを操作し1つのアイテムを取り出してヒースクリフに渡した。

 

「む?レイン君これは?」

 

「これは、わたしが作った醤油だよ」

 

「醤油だと!?」

 

俺とレイン、アスナ達はヒースクリフが取り乱すところを初めて見て驚きを隠せなかった。

 

「ありがとう、レイン君」

 

「イエイエ」

 

「あー、ところでヒースクリフ、何か用があったんじゃないのか」

 

「うむ。では本題に入ろう。キリト君、レイン君、君たち二人は私と同じくユニークスキルの持ち主とアスナ君達から聞いている。それでなのだが君たち二人とも我々のギルドに入る気はないかね?」

 

「いや、ないよ」

 

「理由を聞いても言いかね」

 

「俺は、今までコンビで攻略していたからギルドには馴染めないのに加え、アンタは余り信用できないからだ。まあ、ボス戦の時は助かっているが」

 

「フム、レイン君はどうかね」

 

「わたしも遠慮しとくよ」

 

「そうかね。では、どちらか私とデュエルしないかね?それで君たちが勝てたら何か1つ欲しいものをあげよう。だが負けたら一日我々のギルドに入ってもらいたい。どうかね?」

 

俺とレインは、ヒースクリフの言葉に互いの顔を見合わせ。

 

「良いぜ。そのデュエル俺が承けて立つ」

 

「よかろう。では、2日後第75層コリニアの闘技場で待っている。では失礼するよ。ああ、レイン君、醤油ありがとう」

 

そう言うとヒースクリフはアスナ達を引き連れて帰って行った。

そして、2日後第75層コリニアの闘技場で俺はヒースクリフとデュエルを行うことになった。

 

 

その夜第55層グランザムにある血盟騎士団ヒースクリフの執務室で

 

「これが、レイン君の作った醤油か」

 

私はレイン君から貰った醤油を使い醤油ラーメンを食べていた。

 

「む、上手い。これほどまでに上手いとは。にしても私の予想通りあの2つのスキル保持者がキリト君とレイン君になったな。《二刀流》スキルは全プレイヤー中最高の反応速度を持っているものに《多刀流》スキルは反応速度と反射速度、そして鍛冶スキルを持っているものに与えられるからね。2日後のキリト君とのデュエルが楽しみだな」

 

そう言うと私は"左手を降って"ユニークスキルのウインドウを開いた。画面には私の《神聖剣》キリト君とレイン君の《二刀流》《多刀流》がグレーに埋まっていた。残りのユニークスキルは7つ《神速》《紫閃剣》《変束剣》《射撃》《抜刀術》《無限槍》《暗黒剣》が白く表示されていた。

 

「もしかしたら、アスナ君達もユニークスキルを取得できるかも知れないね」

 

そう言うと私はウインドウを消し食べ掛けのラーメンを食べ始めた。




次回、ヒースクリフとキリトのデュエル。

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