ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い 作:ソーナ
テストがあるのに、投降していて良いのだろうか私は。
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誤字脱字があったらごめんなさい。
2日後、俺とレインはヒースクリフとのデュエルを行うため新たに開通された第75層主街区コリニアに転移した。
第75層主街区「コリニア」
コリニアに転移した俺達を待っていたのはお祭り騒ぎだった。コロシアムに移動すると更にお祭り騒ぎは高くなっていた。何故なら、
「火噴きコーン十コル!十コル!」
「黒エール冷えてるよ~!」
コロシアムの入り口には商人プレイヤーが特に多く露店を出していたからだ。特にKoBのプレイヤーが多く、観戦券を販売していた。
「ど、どう言うことだこれ?」
「さ、さあ?」
俺とレインは困惑気味に辺りを見渡した。すると、奥の方にアスナ達が手を振っているのが見えた。
「こんにちは、キリト君、レインちゃん」
「あ、ああ。じゃなくて、これは一体なんだ!?」
「ああ、え~と・・・・・・」
「実はあのあと、ギルド本部での会議で団長がキリトさんとデュエルすることを漏らした、と言うか話しちゃったんですよ」
ランが苦笑い気味に説明した。
「なるほどな」
すると観戦券を販売していたKoBのプレイヤーが来た。
「あ、ダイゼンさん」
アスナが声をかけるとダイゼンと呼ばれたプレイヤーは陽気に、
「いやー、おおきにおおきに。キリトはんのお陰でえろう儲けさせてもろてます!あれですなあ、毎月一回くらいやってくれると助かりますなぁ~」
「誰がやるか!!」
「ははは、それじゃおおきに」
そう言うとダイゼンさんは何処かに行ってしまった。
「アスナさん、控え室の用意が出来ました」
不意に後ろから声がして見ると、そこにいたのは。
「ご苦労様、ラムさん、リーザさん」
アスナ達の護衛役のラムとリーザだった。
「「いえ」」
「全く、もう二人は護衛役じゃないでしょ。もう少し軽くても良いのよ」
「「ですが・・・・・・・分かりました。こちらへどうぞ」」
俺達は、ラムとリーザの先導のもと控え室に移動した。
控え室に着いた俺達は、早速アスナ達からヒースクリフの《神聖剣》についてレクチャーを受けていた。
「キリト君、団長の剣技にはまだ未知数なところがあるから気を付けてね」
「ああ、わかってるって。そう易々と負けたりはしないさ」
暫くして入場のアナウンスが流れた。
「それじゃ、行ってくる」
「私達は、観客席で見てるね」
アスナ達はそう言うと観客席の方に移動していった。
「わたしは、入り口の近くにいるから気を付けてねキリト君」
レインは、闘技場の入り口のところで俺を見守るらしい。
「おう!」
そうレインに言い俺は闘技場の中に入っていった。
闘技場は円形の形をしており周囲には階段状の観客席があった。アスナ達は、見に来ていたクラインとエギルと共に着席していた。
俺は反対側から出てきたヒースクリフに視線を向けた。
ヒースクリフの装備は血盟騎士団の色が白に対して(ユウキとランを除く)逆の赤いサーコートを着用していた。俺と同様最低限の鎧だが左手に持った巨大な純白の十字盾が眼を引く。剣は盾の内側に装備されているらしく、頂点の部分から盾と同じように十字型の柄が飛び出していた。
「すまなかったなキリト君。まさかこんなことになっているとは知らなかった」
「ギャラは貰いますよ」
「・・・・いや、君は試合後から一日だけ我がギルドの一員だ。任務扱いにさせていただこう」
ヒースクリフはそう言うと、笑みを消し真鍮色の瞳から圧倒的な気合いを迸らせてきた。
俺は、それに意識を戦闘モードへと切り替え周囲の観客席からの声を遮断し視線をヒースクリフへと向けた。
俺とヒースクリフは十メートル程下がりヒースクリフが俺にデュエル申請をしてきた。
『ヒースクリフから1VS1のデュエルを申し込まれました。受諾しますか。YES / NO』と目の前に表示された。
俺は、デュエルモードを初撃決着モードにしてYESのボタンを押した。
カウントダウンが始まり俺は背中から『エリュシデータ』と『ダークりパルサー』を抜き出し構えた。対してヒースクリフも同様に盾の内側に装備している片手剣を抜き出して構えた。ヒースクリフの片手剣はやや細身の剣だった。
カウントダウンが0になり《DUEL‼》と同時に俺は地を蹴り地面すれすれから攻撃を開始した。
地面すれすれを滑空するように突き進んだ俺は、ヒースクリフの直前で体を捻り、右手の剣を左斜め下から叩きつけた。だがそれは十字盾に防がれ火花を散らした。が俺の攻撃は二段構えだ。右手にコンマ一秒遅れて左手の剣がヒースクリフの胴に吸い込まれた。《二刀流》突進ソードスキル『ダブルサーキュラー』だ。
が、それはヒースクリフの剣に防がれて締まった。
すると今度はヒースクリフが仕掛けてきた。だが、
「チッ!」
俺の位置からは盾に邪魔されて剣が見えず横に避けようとした。
「ぬん!」
するとヒースクリフは、盾を水平にし重い声とともに盾の尖った先端で突き技を放ってきた。
俺は両手剣で防いだが遠く吹き飛ばされてしまった。更にあの攻撃にもダメージ判定があったようでほんの少しだけ俺のHPは減っていた。
そこにヒースクリフは《閃光》アスナに迫るほどのスピードで迫ってきて、《神聖剣》中位ソードスキル『リファレイン・エグゼム』8連撃を繰り出してきた。
ヒースクリフの《神聖剣》についてはアスナ達からレクチャーを受けているが付け焼き刃なので俺は意識を全開にして防いだ。
8連撃最後の攻撃を弾くとすぐさま俺は片手剣ソードスキル『ヴォーパル・ストライク』単発重攻撃を繰り出した。
だがそれも、ヒースクリフに盾で防がれたが多少のダメージは《抜けた》感覚があった。
「フム。中々素晴らしい反応速度だな」
「そっちこそ、堅すぎるぜ‼」
俺とヒースクリフは再度距離を積め攻撃の応酬が始まった。強攻撃は防がれたり弾かれたりするが幾分かの弱攻撃は通っている。だがそれは俺も同じだった。俺とヒースクリフは互いにHPを削り続け俺のギアは更に上がっていった。
"まだだ、まだ上がれる!ついてこいヒースクリフ‼"
俺は、更に攻撃を速くした。すると、ヒースクリフの表情に焦りが生まれた。それにともないヒースクリフの奏でる攻撃のテンポが遅くなってきた。
「らああああ‼」
その瞬間俺は、防御を捨て去り両手の剣での攻撃を開始した。《二刀流》上位ソードスキル『スターバースト・ストリーム』16連撃、恒星から噴き出すプロミネンスの如くの奔流がヒースクリフに殺到した。
「ぬおっ・・・・・・!!」
ヒースクリフは、十字盾を掲げて防御するが次第に反応が遅くなった。
"抜ける‼"
俺は、最後の一撃がヒースクリフのガードを超えることを確信した。最後の左からの攻撃がヒースクリフに吸い込まれていった。
その時、世界がブレた。
「っ!?」
ヒースクリフ以外のプレイヤーが動きを止めたような感覚に陥りヒースクリフの盾が俺の必殺の一撃を弾き返した。
「な‼」
大技を防がれた俺は致命的な技後硬直に陥りヒースクリフからの攻撃を防げなかった。
憎たらしいまでにデュエルを終らせる丁度の攻撃を放ってきた。俺は、それを受けその場に無様に倒れた。
視界の端でデュエル終了のシステムメッセージが現れた。
俺は、戦闘モードを解除し周囲の声が聞こえるようになっても動けずにいた。
「キリト君‼」
駆け寄ってきたレインからポーションを受け取りレインの手を借りて立ち上がった。
「すまない。大丈夫だレイン」
レインは、心配そうな表情で俺を見ていた。
"俺は、負けたのか"
俺は、それに信じられなかった。攻防の最後ヒースクリフが見せた動きはプレイヤーの否システムの許容範囲を超えていたのだ。俺は、ヒースクリフの方を見ると、ヒースクリフの表情は険しく無言のまま身を翻して控え室に戻っていった。
「キリト君、戻ろう」
「ああ、すまないレイン」
俺は、ヒースクリフの消えた方を見ながら"あの反応速度は一体なんだった"のか考えていた。
次回も速く投降出来るようにします。
アンケート、感想等待っています。