ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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感想やUAが全く来ない。
つまらないのでしょうか?


SAO編 第42話〈湖のヌシ〉

ニシダさんから湖のヌシ釣りのお誘いを貰った翌日、家にユウキとランの姉妹が訪ねて来た。

 

「突然お邪魔しますね。キリトさん、レインさん」

 

「大丈夫だよ、二人とも」

 

「それよりどうしたんだ、二人とも。こんな朝早くに?」

 

「二人に相談があるんだ・・・・・・・」

 

ユウキが神妙な表情で俺とレインに言った。

ユウキの隣に座っているランも同様の表情をしていた。

すると、

 

"コンコン"

 

すると扉をノックする音が聞こえた。

 

「あれ?誰かな?」

 

レインは立ち上がり玄関の方に行った。

しばらくして戻ってくるとレインと一緒にアスナが入ってきた。

 

「アスナ?どうしたんだ?」

 

「私はユウキとランさんに呼ばれてきたんだけど・・・・・・」

 

「そうなのか?」

 

俺はユウキとランに視線を向けて訪ねた。

 

「ええ。アスナさんは私達が呼びました。これから話すことをアスナさんにも話した方が良いかと思ったので」

 

ランはそう言うと口を閉ざし二人が座るのを待った。

アスナとレインがそれぞれ座ると。

 

「三人とも《紫閃剣》と《変束剣》って言うスキルって聞いたことある?」

 

ユウキがそう言ってきた。

 

「《紫閃剣》に《変束剣》?聞いたことないな。レインとアスナは何か知ってるか?」

 

俺は聞いたことないスキルを聞き首をかしげレインとアスナに聞いた。

 

「う~ん、聞いたことないな~。アスナちゃんはどう?」

 

「私も聞いたことないよ。二人ともそのスキルがどうかしたの?」

 

「実は昨日、家でスキルリストを見たらそのスキルが表示されていたんだよ。僕には《紫閃剣》姉ちゃんには《変束剣》スキル、がね」

 

「聞いたことないスキルですので、キリトさん達に相談したんですよ」

 

「なるほど・・・・・・・・それで、ユウキとラン。二人はどう思うんだ?そのスキル」

 

俺が二人に問うと二人は。

 

「「ユニークスキルだと思う(います)」」

 

同時に言った。

 

「・・・・・だと思うよな」

 

俺も二人の答えにどう意見だった。

このスキルは俺とレイン、ヒースクリフと同じくユニークスキルなのだと。

レインとアスナもその考えに至ったのか二人とも頷いていた。

 

「で、そのスキルはどうするつもりなんだ?」

 

「・・・・・・しばらくは公表しないつもりです。公になったら何かと面倒なんで」

 

「それがいいだろうな。俺も口外しないでおくよ」

 

「わたしも口外しないでおくね」

 

「私も秘密にしとくけど、団長にはどうするの?」

 

「あー・・・・・・・一応、話しておこうかなとおもってはいるけど・・・・・・」

 

「それなら、私も一緒に行くよ」

 

ユウキとラン、アスナはこのあとヒースクリフにこの事を話に行くらしい。

その後、ユウキとランは交互に新しいスキル、《紫閃剣》と《変束剣》について説明しアスナと共に第55層にある血盟騎士団本部に向かっていった。

3人が帰った後俺はレインと話をしていた。

 

「まさか、あの二人がユニークスキルを取得するとはな」

 

「驚いたね。でもこれでユニークスキル持ちは5人・・・・・ってところかな」

 

「ああ」

 

その時、俺の視界にメッセージウインドウが表示された。

 

「ん?・・・・・・・ニシダさんからだ。・・・・・・えっと、『二日後ヌシ釣りを開催いたしますので当日、ヌシの湖に来てください』だって」

 

俺がそう言うとレインは眼を輝かせて、

 

「ヤッター!二日後か~楽しみだね!」

 

興奮して言った。

 

「そうだな」

 

 

 

二日後、俺とレインはヌシのいる湖に足を運ばせていた。

ニシダさんが呼び掛けたのか、湖岸には見物客と思わしき人が大勢いた。

 

「うわ~。凄い人の数だね」

 

「ああ、予想以上だな」

 

「でも、こんなにいるとわたし達の姿をみられるかもしれないね」

 

「あー、確かに。俺は平気だろうけどレインは目立つからな」

 

「ん~。あ、そうだ」

 

レインはウインドウを表示させ操作した。

すると、レインは服の上から地味なオーバーコートを羽織った。髪は縛りそこからスカーフを巻いて顔を隠した。

 

「お、なんか農家の主婦みたいだぞレイン」

 

「キリト君、それって誉めてるの?」

 

「え、いや、あはは・・・・・・」

 

「キリト君!!」

 

「ごめんなさい」

 

「まったくもう。それで?」

 

「それでって?」

 

「もう、この格好どうなの?」

 

「え、え~と。綺麗だぞ」

 

「ありがとう」

 

「あ、ああ。ところでニシダさんはどこだ?」

 

「う~ん。あ、いた。あそこ、キリト君!」

 

俺はレインの指差した方を向くとニシダさんの姿が見えた。

俺達はやや緊張して人混みのなかを掻き分けてニシダさんのところに向かった。

 

「わ、は、は、晴れてよかったですな」

 

「こんにちはニシダさん」

 

「凄い人の数ですね」

 

「いや、なに私の釣り仲間とかを集めたらこんな人数になってしまいましたわ。それでは、はじめましょう」

 

ニシダさんは長い竿を手に持ち、

 

「それでは、本日のメインイベントを始めさせていただきます!」

 

ギャラリーに聞こえるように大声で宣言した。

ギャラリーはニシダさんの宣言を聞き大いに沸いた。

俺達は視線をニシダさんの持つ釣竿に向けた。

釣竿の先端にぶら下がっているのを見ると俺はぎょっ、とした。釣竿は大きくなんともないのだが先端にぶら下がっているのはトカゲだ。

しかも尋常じゃないほどの大きさだ。

 

"これほどのエサで釣り上げると魚って・・・・・"

 

俺が顔をひきつらせて思っていると、

 

「うわ~、お、大きいね。これで釣る魚ってどんなのだろう・・・・・」

 

隣にいるレインも同様に顔をひきつらせて言っていた。

ニシダさんは湖に身体を向け思いっきり竿を引き、綺麗なフォームで竿の先端を投げ入れた。

派手な水飛沫を上げて着水したところを俺達は固唾を飲んで見守っていた。

しばらくして数回、糸の先がピクピクと震えた。

 

「ニシダさん、来ましたよ!」

 

「なんの、まだまだ・・・・・・!」

 

ニシダさんは細かく震動する糸の先を見据える。

と、一際大きく先端が沈み込んだ。

 

「いまだ!!」

 

張られた糸はピンとなっていた。

 

「掛かりました!後はお任せします!」

 

ニシダさんは傍らにいた俺にそう言うと竿を渡した。

すると、

 

「うわっ!!」

 

猛烈な勢いで水の中に引き込まれた。

俺は慌てて体勢を立て直しながら、

 

「こ、これ、全力で引いても大丈夫ですか!?」

 

ニシダさんに聞いた。

 

「最高級品です!思いっきりやっちゃて下さい!」

 

「わかりました!」

 

俺は竿を構え直し、筋力パラメーター全開で引いた。

 

「あ、何か見えてきたよ」

 

後ろで見ているレインがそう言うとギャラリー達も湖を覗き込んだ。

俺は岸から離れ、身体をそらせているため湖の中を覗きこめないため確認できない。

俺は、好奇心を抑えきれず、全筋力を振り絞って一際強く竿をしゃくり上げた。

すると、突然俺の眼前で湖面に身を乗り出していたギャラリー達の体がビクリと震え揃って二、三歩後退した。

 

「どうしたん・・・・・・」

 

俺が聞こうとする前にギャラリー全員、一斉に振り向くと猛烈な勢いで走り始めた。

更に左右をレインとニシダさんも駆け抜けて行った。

呆気に取られ振り向こうとしたその時、

突然両手から重さが消えると、眼前で銀色に輝く湖水が丸く盛り上がった。

 

「キリトく~ん、にげないの~」

 

後ろからレインの声が聞こえた。

その直後、盛大な水音が響くと背後に、ドシンッ、と音が鳴った。

俺は嫌な予感がし振り向くとそこには。

・・・・・・・・魚が立っていた。地面を。しかも6本の足で草を踏みしめて。

こいつは、魚なんてものじゃない。これは、ある意味モンスターだ。

俺は、数歩後退しクルリと後ろを向き、脱兎のごとくレイン達がいる場所まで駆け出した。

 

「ず、ずずずずるいぞ!自分だけ逃げるなよ‼」

 

レインのところまで行くと俺は最初にそう言った。

 

いや、そんなこといってる場合じゃないんだけど!?」

 

レインは歩く魚を見て慌てていった。

だがその表情は楽しそうだった。

 

「お~、すごいな。陸を歩けるってことは肺魚なのかな」

 

「キリトさん、そんなことよりはよ逃げんと」

 

ニシダさんもめっちゃ慌てていた。

するとレインが近づいてきて、

 

「キリト君、武器って持ってる?」

 

と聞いてきた。

 

「・・・・・・・いや、持ってない」

 

「しょうがないな~、それじゃわたしが殺っちゃてもいいかな」

 

「頼む」

 

「オッケー」

 

レインは素早くウインドウを操作し片手剣『キャバルリー・ナイト』を取り出し剣を構えた。剣を構えると魚の方に走って行った。

 

「ちょ、キリトさん!?奧さんが危ないですよ!」

 

ニシダさんが慌てて俺にそう言った。

 

「大丈夫ですよ。彼女に任せておけば安心です」

 

「何をいってるんですか~!こうなったら私が・・・・・・・」

 

俺はレインを助けに入ろうとしたニシダさんを止め、

 

「まぁ、見ててください」

 

そう言いニシダさんと一緒にレインの戦闘を見た。

俺は内心、

 

"多分、すぐに終わるだろうな"

 

と考えていた。

 

~レインside~

 

「よーし、いっちょ殺っちゃいますか~」

 

わたしはそう言うと巨大魚に素早く接近し片手剣ソードスキル《ホリゾンタル・スクエア》4連撃を放った。

流石イベントボス?(釣りなのに)HPゲージは2段あったが今ので8割ほど削り取れた。

巨大魚はわたしに攻撃をしてくるが全て避けたり、パリィしたりして余裕で防いだ。

 

「やあぁぁぁぁぁあ!」

 

わたしは防いだ後、止めに片手剣ソードスキル《ヴォーパル・ストライク》を繰り出した。

巨大魚はHPを0にしポリゴンとなって四散した。

剣を腰の鞘に納めるとキリト君の方に向かっていった。

 

~レインside out~

 

ほんの1分ほどで巨大魚を倒したレインを俺は"流石だな"と思いながら見ていた。

隣にいるニシダさんは、口を開けてぱくぱくして驚いていた。

 

「お疲れ、レイン。楽しかったか?」

 

「うん!久しぶりの戦闘だったから楽しかったよ!」

 

俺とレインがそうやり取りをしていると正気に戻ったニシダさんが、

 

「はっ・・・・・・・お強いですね、奥さん。失礼ですがレベルは幾つほど・・・・・」

 

と聞いてきた。

俺とレインはこのやり取りは不味いと思った。すると、

 

「あ、それよりこれ。さっきのお魚からドロップしましたよ」

 

レインがウインドウを操作し白銀に輝く釣竿をニシダさんに渡した。

 

「おお!こ、これは!?」

 

ニシダさんは白銀の釣竿を見て歓喜していた。

俺はこの場から早々と立ち去るためニシダさんに。

 

「それじゃ、俺達はこれで」

 

「あ、はい。今日はありがとうございました」

 

ニシダさんは満面の笑みで返した。

 

「それじゃ、失礼します」

 

俺とレインはニシダさんに挨拶をして離れた。

幸いにも追いかけてくるギャラリーはいなかったので安心した。

そのまま、俺とレイン家に帰宅することにした。

 

 

家に着いた俺とレインは突如届いたヒースクリフからのメールに衝撃を受けたのと同時に前線に戻らなくてはならないと感じた。

ヒースクリフからのメールには・・・・

 

『休暇中に大変申し訳なく思っている。だがそうもいってられない事態が発生した。

第75層ボス攻略に出て欲しい。すでに被害が出ている。

詳細は明日、血盟騎士団本部にて話す』

 

と書かれていた。




次回、VSスカルリーパー戦
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