ソードアート・オンライン 黒の剣士と紅の剣舞士 二人の双剣使い   作:ソーナ

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謝辞。
少し遅くなりました。ごめんなさい。

あと少しで50話を突破。




HF編 第48話〈管理区〉

「うわぁぁぁぁぁあ」

 

「キャァァァァァア」

 

「イヤァァァァァア」

 

ここ、〈ホロウ・エリア〉でクエストをしている俺たちは今、走って逃げていた。

何故なら、

 

「ブモォォォォォォオ」

 

背後には巨大な斧を持ったミノタウロスが追いかけてきているからだ。しかも、それに伴って何体かのモンスターもついてきていた。

 

「キリトくん、どうにかして~」

 

「いや、無茶言うな!あれは、無理だろ」

 

「もお、いや~」

 

 

時間は事の始まる数刻前に移る。

 

 

俺とレインは第76層攻略の最中、いきなり体が青い光に包まれたかと思うと次の瞬間には見知らぬこのエリアに転移されていた。

俺は、レインと別々に転移され俺は転移され目を開けるとフィリアと言う、オレンジプレイヤーの少女とぶつかってしまった。

出会った当初、フィリアは俺を誰かと勘違いしていたのかいきなり襲いかかってきたのだが、その突如フィリアを追い掛けてきたらしいスカルリーパーに酷似したモンスター、デモリッシュリーパー、と衝突。成り行きで協力そして、合流したレインとともに撃破した。

撃破してしばらくたった後、システムアナウンスが流れた。アナウンスが流れると俺とレインの手に不思議な紋様が現れた。

フィリアはその紋様を見たことがあるらしく俺たちはフィリアの案内のもとその紋様がある場所を目指すことにした。

そして、戦闘をこなして行くことしばらくして今に至る。

 

 

「と言うよりかレインの蹴った小石に当たってこうなったんだけど!」

 

「ごめん~。こうなるなんて思わなかったんだよ~」

 

「わたし全く関係ないじゃん!」

 

そうして逃げて行くこと数分。

 

「こうなったら殺るしかない。レイン、フィリア、殺るぞ」

 

「わかった!」

 

「了解」

 

俺たちは立ち止まり追ってくるミノタウロス達を迎撃することにした。

幸いなことにミノタウロスについてきていたモンスターたちはタゲが無くなったのかいなかった。

 

「いくぞ!」

 

俺はミノタウロスの斧をパリィで弾き≪二刀流≫ソードスキル≪カウントレス・スパイク≫4連撃を繰り出した。

 

「フィリア、スイッチ!」

 

「任せて!やあぁぁぁぁぁあ!」

 

俺とスイッチしたフィリアは、短剣ソードスキル≪インフィニット≫5連撃で追撃した。

レインは、背後に回り込み≪多刀流≫ソードスキル≪インセイン・ピアーズ≫2連撃を放った。

ミノタウロスはネームドモンスターの為、俺たちより少々レベルは高くカーソルは若干赤く表示されていた。

ミノタウロスHPゲージは2段あり、今の攻防で2段の4分の1辺りまで減っていた。

戦闘している場所は広く辺りは草花だけのため十分に間合いをとれる。

俺たちの攻防は20分かかったが、HPは2割程削れたが難なく終えた。

 

「ふぅ~、終わった」

 

「終わったね」

 

「つ、疲れた」

 

俺たちは、戦闘が終わると少しそこで休憩することにした。俺たちはポーションを取り出し飲みながら話した。

 

「ここにいる、モンスターってあんなのばかりかよ」

 

「いや、どうだろうね」

 

「少なくとも私が来たときにはいなかったモンスターよ」

 

「マジか・・・・・・」

 

「そろそろ、いこう」

 

「「わかった(わ)」」

 

俺たちは、マップを見ながら移動を始め対象モンスターのいる場所に向かった。

 

 

 

「あれか?」

 

「そうじゃない」

 

「さっきの奴よりは弱いかも」

 

俺たちは対象モンスター、『マッスルボーン』を壁の角から覗いていた。

『マッスルボーン』のHPゲージは2段に設定されていた。

 

「さっきと同じ感じで攻撃しよう」

 

「了解」

 

「わかったわ」

 

「よし、いくぞ!」

 

覗いていた角を飛び出し攻撃を仕掛けた。

 

「おぉぉぉぉぉお!」

 

片手剣ソードスキル≪ヴォーパル・ストライク≫単発重攻撃。

これにより『マッスルボーン』はノックバックが発生し仰け反り状態になった。

俺は技後硬直により動けないが、レインとフィリアはその限りではない。

まず最初に、フィリアが接近し短剣ソードスキル≪スラストフォール≫重攻撃3連撃を繰り出した。仰け反り状態が無くなろうとした所に更に、重攻撃の為スタンが発生し動かなくなった。

 

「キリトくん、フィリアちゃん避けて!いくよ!・・・・・・≪サウザンド・レイン≫・・・・・・!」

 

続けて俺たちが飛び退いたところにレインの≪多刀流≫最上位ソードスキル≪サウザンド・レイン≫で追撃。

この連続ソードスキルにより『マッスルボーン』のHPゲージは残り1段の半分になっていた。

 

"相変わらずレインの≪サウザンド・レイン≫って便利だよな・・・・・。遠距離から攻撃もできるし近距離でも有効だからな~・・・・・"

 

俺は、そう思っていると『マッスルボーン』のスタンが無くなり攻撃してきた。

威力は高そうだったがスピードはたいしてなさそうなため余裕でかわせた。

スイッチをしながら『マッスルボーン』を切り刻んでいき残りのHPゲージが1割になったところで、

 

「これで、終わりだ!」

 

俺は≪二刀流≫ソードスキル≪シャイン・サーキュラー≫15連撃を叩き込んだ。

『マッスルボーン』はポリゴンの欠片となって爆散し消滅した。

 

 

 

 

 

『マッスルボーン』を倒した俺たちは奥にある洞窟付近に近づくと視界にクエストログが表示された。

そして、

 

『クリアを確認しました。承認フェイズを終了します』

 

と、アナウンスが流れた。

 

「ん?これで終わりか?」

 

「みたいだね」

 

「フィリア。この先か?」

 

「うん」

 

俺たちは洞窟を進み、

 

「あれよ・・・・・」

 

と、フィリアが指差したところを見た。

そこには、俺とレインの手に浮かんでいる紋様と同じ紋様が描かれている石碑が浮かんでいた。

 

「これは・・・・・転移装置・・・・・・か?」

 

「見たところそうみたいだね」

 

「二人とも、これに触れて見てくれない?」

 

「「わかった」」

 

俺とレインは、石碑の紋様に手のひらを触れさせた。

すると、石碑の紋様が光輝いた。

 

「おお・・・・・」

 

「これで、あの球体の中に行けるはずよ」

 

「行ってみるか」

 

「あのさ・・・・・・私も一緒に行ってもいいかな・・・・・?」

 

「もちろんだ」

 

「もちろんだよ、フィリアちゃん」

 

「それじゃあ・・・・・・転移!」

 

俺は石碑に触れ「転移」と言うと俺とレイン、フィリアの体が光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

管理区

 

シュイーン!

 

転移音とともに俺たちは球体内部に転移していた。

 

「ここが、球体の中」

 

「なんか、すごいところだね」

 

「はじめて来てみたけど・・・・・ここ『圏外』みたいね」

 

「ほんとだ。あれ?でも何でガーディアンが来ないんだろう?」

 

「わからない。とにかく辺りを調べてみよう」

 

球体の中には黒鉄宮の地下迷宮で見たコンソールに似た物体と文字が書かれた不明な石版みたいなものが鎮座していた。

俺はコンソールらしきものを調べ始めた。

 

「ここは、管理区、と言うのか。あとは・・・・・・ん?これは・・・・・・実装・・・・・エレメント・・・・・?」

 

「キリトくん!ちょっとこっちに来て!」

 

レインな呼ばれた俺はもうひとつある文字が書かれた石版を調べているレインとフィリアのところに向かった。

 

「ねぇこれ、転移門、じゃない?形は違うけど」

 

俺はフィリアの問いに、

 

「確かに・・・・・転移門、だな」

 

肯定した。

 

「それじゃ、これを使えば出られるってことかな?」

 

「恐らくそうだろう。それと、ここは管理区、と呼ばれているらしい」

 

「へぇー」

 

「俺たちは一回戻るけど、フィリア。君はどうする?」

 

「私は・・・・・ここに残るわ」

 

「そうなの。それじゃフィリアちゃん、わたしとフレンド登録しよう」

 

レインはウインドウを操作してフィリアとフレンド登録をした。ついでに俺もフィリアと、フレンド登録はした。

 

「わかったわ」

 

「それと、フィリア。さっきの転移碑とここをアクティベートしといた。たがら、何時でも転移できるはずだ」

 

「準備が出来しだい、すぐに戻ってくるからね」

 

「わかった・・・・・待ってるわ」

 

俺とレインは転移門にたち、

 

「「転移!アークソフィア!」」

 

と言った。

俺とレインは光に包まれて転移していった。

 

 

 

~フィリアside~

 

「行っちゃったか。・・・・・面白い二人だな」

 

私はキリトとレインのことを思い出して転移門の上に立った。

 

「転移・・・・アークソフィア」

 

だが、

 

『〈ホロウ・エリア〉から転移できません』

 

システムアナウンスが流れ、私はキリトとレインと同じように転移出来なかった。

 

「・・・・・私って、一体・・・・」

 




次回は彼女たちが登場。

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